舞台は中国・宋の時代。
全国を行脚しながら地方役人の不正を監察する
「巡按御史(じゅんあんぎょし)」の趙希舜(ちょうきしゅん)が
お供と旅して当地の事件を解決する中篇連作。
歴史上の中国といえば三国志やら水滸伝やら何やら、
ともかく「鬼畜の所業!」的なエピソードに事欠かないですが。
グロさやエグさはなく、とはいえ古代中国らしい摩訶不思議感があり
良い雰囲気です。
童顔・小柄の趙希舜(ちょうきしゅん)と、
良い声で器用貧乏感あふれる傅伯淵(ふはくえん)と
護衛役の怪力オッサン賈由育(かゆいく)の三人の、珍道中。
皇帝の名代という身分を隠し持ちつつ、
地方で起きた謎やら事件やらに首を突っ込むというフォーマット。
この作者は古代中国がお得意らしく、
古き良きって感じの中華な街並みや文化、暮らしぶりなども楽しめます。
希舜の求める「正しさ」が、ちょっと正論すぎるというか、
現実的ではない気もしましたが、彼には意味深な過去もありそうなので
続編があるなら読んでみたいところです。
と思ったら出てました。
第2弾は『肉屏風の密室』…って、すごいタイトルだな。
フリーダムだった時代の志村けんのバカ殿さまを思い出すな。
文庫化はしてないんですね。
単行本は電車で読むと疲れるんだよなあ、うーむ…。
全国を行脚しながら地方役人の不正を監察する
「巡按御史(じゅんあんぎょし)」の趙希舜(ちょうきしゅん)が
お供と旅して当地の事件を解決する中篇連作。
歴史上の中国といえば三国志やら水滸伝やら何やら、
ともかく「鬼畜の所業!」的なエピソードに事欠かないですが。
グロさやエグさはなく、とはいえ古代中国らしい摩訶不思議感があり
良い雰囲気です。
童顔・小柄の趙希舜(ちょうきしゅん)と、
良い声で器用貧乏感あふれる傅伯淵(ふはくえん)と
護衛役の怪力オッサン賈由育(かゆいく)の三人の、珍道中。
皇帝の名代という身分を隠し持ちつつ、
地方で起きた謎やら事件やらに首を突っ込むというフォーマット。
この作者は古代中国がお得意らしく、
古き良きって感じの中華な街並みや文化、暮らしぶりなども楽しめます。
希舜の求める「正しさ」が、ちょっと正論すぎるというか、
現実的ではない気もしましたが、彼には意味深な過去もありそうなので
続編があるなら読んでみたいところです。
と思ったら出てました。
第2弾は『肉屏風の密室』…って、すごいタイトルだな。
フリーダムだった時代の志村けんのバカ殿さまを思い出すな。
文庫化はしてないんですね。
単行本は電車で読むと疲れるんだよなあ、うーむ…。