幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

スケソウダラは利用効率のよいタンパク質 アミノ酸スコア高く、腎臓の負担も少ない

2021-06-23 | 食品の安全、料理

スケソウダラは利用効率のよいタンパク質 アミノ酸スコア高く、腎臓の負担も少ない(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

 筋肉をつくる主原料はタンパク質だ。1回の食事で成人男性は20グラム以上、女性は15グラム以上を摂取すると、筋肉の合成が最大になる。そして、筋肉を増大・維持するためにはタンパク質の“質”も考えた摂取が大切。その点からもスケソウダラの「速筋タンパク」がよい理由を愛媛大学大学院農学研究科生命機能学専攻の岸田太郎教授に聞いた。  タンパク質の“質”を示す指標のうち、有名なものが2つある。1つは「アミノ酸スコア」。タンパク質は、アミノ酸が多数つながって構成されている。そのアミノ酸には、ヒトが体内で生成できず食べ物から摂る必要のある「必須アミノ酸」と、体内で生成できる「非必須アミノ酸」がある。必須アミノ酸は9種類あり、一つでも不足すると筋肉量が減少するだけでなく、心身にさまざまな不調を引き起こす。  アミノ酸スコアとは、食べ物に含まれるタンパク質のうち、必須アミノ酸のバランスから評価される指標だ。最大が100と評価されており、バランスがよい(=質がよい)、卵や牛乳、畜肉、大豆は100になる。  アミノ酸スコアは、必須アミノ酸のバランスのみで評価する簡易の評価方法である。正式なタンパク質の質の評価指標は「正味タンパク質利用率(NPU)」。摂取したタンパク質のうち、どのくらいが体内でタンパク質として保持されたかを示した値だ。100%に近いほど利用率が高い(=質がよい)。卵は94%、牛乳は82%と好成績で、牛肉は67%、大豆は61%と落ちてくる。  学術の世界では、一番質のよいタンパク質と評価されている卵はNPUも他の素材と比較して抜きん出てよく、理想的なタンパク源であることがわかる。しかし、卵には水分が多く、100グラム中12グラムしかタンパク量が含まれていない。畜肉や魚肉などと比べると、3分の2~2分の1程度だ。卵だけで1食に必要なたんぱく量(20グラム)を摂るとしたら、3個も食べなければならない。  そこで登場するのが、スケソウダラだ。2017年のアミノ酸学会での京都府立大学の報告によると、卵と同等以上の利用効率のよさがある。スケソウダラの速筋タンパクをIAAO法(呼気に排出される二酸化炭素量から摂取したアミノ酸がどれくらい体内のタンパク質合成に利用されたかの指標)を用いて評価・比較すると、卵が100に対し、スケソウダラは104となったという。  「タンパク質の利用効率がよいと、利用されずに体内に残ったタンパク質が脂肪となってたまってしまうリスクや、老廃物として排出する腎臓の負担が低減されるメリットがあります」  確定値ではないが、スケソウダラの速筋タンパクをNPUに換算すると、97%くらいになるといわれている。そして、利用効率以上に重要なのは、タンパク質が利用されない割合だと岸田教授は話す。  「たとえば卵だったら6%、スケソウダラだったら3%くらいが体内で利用されないことになります。簡単にいうと、それが体に、とくに腎臓に負担をかける割合になります」

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九州・阿蘇山で空振を伴う地震 新たな噴気孔も確認される

2021-06-23 | 地震

九州・阿蘇山で空振を伴う地震 新たな噴気孔も確認される(ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース

火山性微動の振幅は小さい状態が続く

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受動喫煙で関節リウマチ発症リスク上昇

2021-06-23 | 医療、健康

受動喫煙で関節リウマチ発症リスク上昇(時事通信) - Yahoo!ニュース

 ◇小児期の受動喫煙でRAリスクが24%上昇

 ◇小児期の受動喫煙でRA発症年齢が低下

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大阪の民間病院で患者ら89人感染で11人死亡 精神科の作業療法で「カラオケ」も

2021-06-23 | 医療、健康

大阪の民間病院で患者ら89人感染で11人死亡 精神科の作業療法で「カラオケ」も(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

大阪府箕面市にある民間病院で、入院患者ら89人が新型コロナウイルスに感染するクラスターが発生して、11人が死亡していたことがわかりました。  箕面市の「ためなが温泉病院」によりますと、今年5月7日に精神科病棟の看護師の感染が判明してから院内で感染が広がり、入院患者70人と看護師ら19人の計89人のクラスターが発生。入院患者11人が死亡しました。死亡者の大半は70代~80代で、現在は感染者は出ていないということです。  当時病院は、保健所に入院患者の転院を打診しましたが見つからず、転院できたのは患者の半数以下の約30人だったということです。  また病院では、精神科の作業療法として「カラオケ」をしていたということですが、院内での感染が判明してからは中止していたということで、感染拡大との関連は不明です。

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ファイザー製は累計355人死亡 モデルナ接種後で初、高齢男性が死亡

2021-06-23 | 医療、健康

モデルナ接種後で初、高齢男性が死亡…ファイザー製は累計355人に(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

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「傷心」で人間が死亡する?新研究で「たこつぼ心筋症」の引き金説

2021-06-23 | 医療、健康

「傷心」で人間が死亡する?新研究で「たこつぼ心筋症」の引き金説(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース

傷心で人間が死亡する原因について新たな研究が、このほど発表された。愛する人の死などトラウマ的経験をする前に長期に渡ってストレス下にあることが「たこつぼ心筋症(Takotsubo syndrome)」発症の引き金となりえるという。  90年代に日本で初めて発見された同病は左心室の収縮が弱まる症状で知られている。今回の研究で、マイクロRNA16、-26aがストレスレベルに関係があることが判明。研究を指導したロンドンのインペリアルカレッジの心血管薬理学教授、シアン・ハーディング氏はこう話す。  「たこつぼ心筋症は深刻な症状ですが、その原因については謎に包まれていました。突然の精神的ショックに対する反応としてかかる人々がいる一方、多くの人はそうなりません。今回の研究は過去のストレスとマイクロRNAが関連し合うことで、将来のストレスが生まれた際にたこつぼ心筋症にかかりやすくなることを示しています」

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静岡の川勝知事、リニアルートの変更を正式要請へ!JR東日本に拒否の意向 環境や住民生活などへの影響懸念

2021-06-23 | 徒然なるままに

リニアルート変更正式要請へ 静岡・川勝知事、JR東海に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC226XG0S1A620C2000000/

静岡県知事選で4選を果たした川勝平太知事は22日の記者会見で、リニア中央新幹線の静岡工区のルート変更をJR東海に正式要請する意向を示した。要請の時期は工事の環境への影響を議論する国の有識者会議の報告などをみて判断するとし、明言を避けた。

 
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ジャイアントパンダ「シンシン」が2頭の子を出産!

2021-06-23 | 猫うさぎ犬、動物

ジャイアントパンダ「シンシン」が2頭の子を出産しました!https://t.co/JQsfzDzdsn

【速報】上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が双子の赤ちゃんを出産https://t.co/thR32iDcU8

東京都の上野動物園でジャイアントパンダの「シンシン」が2頭の赤ちゃんを出産しました。

上野動物園では6月4日からシンシンの展示を中止して出産準備を行い、それから出産に備えて万全な体制を維持していました。

1頭目は6月23日1時3分頃に出産が確認され、2頭目は同じ日の2時32分頃に出産したと報告されています。
上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生したのは4年ぶり

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コロナのデルタ株は「非常に危険」、わかり始めた深刻度 死者激増の恐れも

2021-06-23 | 医療、健康

コロナのデルタ株は「非常に危険」、わかり始めた深刻度 死者激増の恐れも(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

伝播しやすいうえ、入院リスクはアルファ株の2倍の報告も、警戒強める専門家ら

デルタ株はなぜ恐ろしいのか

「封じ込めるのは非常に難しい」

「ワクチン接種後も社会的距離を」

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病院に”サイバー攻撃”か…患者のCT画像など一時「閲覧不可」に 院内サーバーに外部から不正アクセス

2021-06-23 | 徒然なるままに

病院に”サイバー攻撃”か…患者のCT画像など一時「閲覧不可」に 院内サーバーに外部から不正アクセス(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

東大阪市の病院で患者のCT画像などが閲覧できなくなるトラブルがあり、サイバー攻撃の影響とみられています。 一時診療に影響が出たということで、警察が捜査する方針です。 「市立東大阪医療センター」によると5月31日、CT検査やエコー検査で撮影された患者の画像が見られなくなっていることに放射線担当の医師が気付きました。 病院やセキュリティー会社が調べたところ、院内のサーバーに保存されていた患者の画像が、外部からの不正アクセスを受けていたことがわかりました。 病院では、当初患者30人が診察日を変更するなどの影響がでましたが、23日現在は、仮サーバーで運用し通常の診療を行っています。 これまでに「身代金の要求」などはなく、外部へのデータ流出なども確認されていないということです。 警察は不正アクセス禁止法違反などの疑いで捜査を進める方針です。

コメントから

電子カルテに限りませんが、クローズドと言われるコンピュータシステムの多くは、実はインターネットにつながっています。
たいていの場合、メーカーが保守をするためにルーターをつないでいますからね。
そして電子カルテなどのクラウド化も進行しています。これだと必ずインターネットにつなぎます。
ちょっと前だと確実にクローズドになっていましたが、最近はどんどんあいまいになってきています。

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「熱湯NG」の理由とは…意外と知らない『まな板の正しいお手入れ』3つの手順 油断すると雑菌の温床に

2021-06-23 | 食品の安全、料理

「熱湯NG」の理由とは…意外と知らない『まな板の正しいお手入れ』3つの手順 油断すると雑菌の温床に(東海テレビ) - Yahoo!ニュース

気温が上がり湿気も増すこれからの季節は、雑菌が増えやすくなるため食中毒に注意が必要です。  家のキッチンで雑菌の温床になりやすいのが「まな板」です。まな板の正しい手入れの方法は…。 (1)中性洗剤で傷目に添ってブラシで汚れを落とす (2)塩素系除菌漂白剤で除菌・漂白する。まな板を覆った布巾の上から漂白剤をかけて、30分置く (3)水で洗い流し、ふき取って乾燥。風通しのよい場所で乾燥・保存する 「まな板の側面」は見落としがちになるため、注意が必要です。また肉や魚のたんぱく質は、60度以上のお湯で固まる性質があります。  たんぱく質の汚れが板の傷の中に入り込み、腐敗して雑菌を繁殖させることがあるため、必ずぬるま湯や水を使いましょう。

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アストラ製接種を容認へ 60歳以上対象、厚労省

2021-06-23 | 医療、健康

アストラ製接種を容認へ 60歳以上対象、厚労省(共同通信) - Yahoo!ニュース

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新型コロナ変異株 短時間の会話でもリスク急上昇 スパコン富岳分析

2021-06-23 | 医療、健康

横に座る100%、正面23%、斜めに座る12%で、食事の時は斜めに座る

モーニングショーから

 

動画⇩

飲食ポイント「富岳」が試算 “2人飲み”の感染リスクは?(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

東京都で23日、新たに確認された感染者は、619人。 1日の感染者数が600人を超えるのは、5月28日以来で、22日から100人以上増加。 4日連続で、前の週の同じ曜日を上回った。 こうした中、スーパーコンピューター「富岳」による、ウイルス飛沫(ひまつ)拡散の新たなシミュレーション結果が発表された。 その1つが、16人ほどが入る店に、感染者が1人いた場合の感染リスク。 室内のエアコンや厨房のダクトを作動させたケースでは、パーティションがない4人がけの席に、時間の経過とともに、飛沫が滞留していくのが確認できる。 一方、カウンター席では、客の前に飛沫が集まっているのがわかる。 その一方、客同士の距離をさらに取ることで、感染のリスクをある程度まで減らすことができるという。 4人がけの席を見てみると、距離を取らない場合に比べ、1カ所にとどまる飛沫の量が少なくなっているのがわかる。 また、カウンター席では、1人ひとりが距離を取ることで、客の前に集まる飛沫の集まり方が変わっている。 理化学研究所チームリーダー 神戸大学・坪倉誠教授「距離を置くことで部屋全体がきれいに(飛沫が)薄まっていく。感染リスクが2.48%あったものが、0.64%まで下がります。部屋全体でリスクを75%まで削減できます」 今回の研究結果を受けて、チームリーダーの坪倉氏は... 理化学研究所チームリーダー 神戸大学・坪倉教授「大事なことは、どこが安全なのかを考えることではない。安全でないところを、できるだけなくすことが重要」

新型コロナ変異株 短時間の会話でもリスク急上昇 スパコン富岳分析(産経新聞) - Yahoo!ニュース

2メートルの距離で会話したときの新型コロナウイルスへの感染リスクを比較したところ、変異株は従来株の約半分の時間で感染確率が上昇することが分かった。スーパーコンピューター「富岳」を使った分析を基に、理化学研究所などの研究チームが23日、発表した。感染予防には距離と会話時間の両方を考慮する必要性が浮き彫りになった。 チームは、変異株の感染力の強さを従来株の2・5倍と仮定し、インドで最初に確認された変異株「デルタ株」を想定して計算を行った。すると、マスクをせずに2メートルの距離で対面して会話をした際、感染確率が10%に到達するまでに、従来株では約45分かかっていたものが、変異株では20分弱と半分以下の時間でリスクが上昇することが分かった。アルファ株(英国型)に相当する感染力1・25倍で計算すると、35分程度だった。 チームを率いる理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏は、感染予防のために相手と距離を置くだけでなく、「時間についても注意していく必要がある」と話した。 また、感染者との距離によって感染確率がどのように変化するか調べ、変異株では相対的にリスクが高いことも確かめた。例えば距離1メートルで15分にわたって対面で会話すると、デルタ株相当の感染確率は30%を超え、従来株の倍以上であることが示された。 坪倉氏は、「従来考えられてきた距離の取り方を見直す必要があるかもしれない」と指摘した。 感染確率の計算には、どのくらいのウイルス数が侵入すると感染に至るのか、過去に実際に発生したクラスター(集団感染)の事例から推定した先行研究の値を参考にした。チームは、通常の呼吸で一定時間内に吸い込む飛沫(ひまつ)の総量をシミュレーションし、さまざまな条件下で体内に侵入するウイルスの数を推定して、それぞれの確率を算出した。

居酒屋の感染リスク、場所に偏り スパコン富岳分析(産経新聞) - Yahoo!ニュース

小規模な居酒屋のような飲食店で、座席の位置によって新型コロナウイルスへの感染リスクが異なることが、スーパーコンピューター「富岳」を使った分析で明らかになった。理化学研究所などの研究チームが23日発表した。パーティションやエアコンなどの対策を講じて、店舗全体のリスクを下げることが感染拡大の予防には重要だという。 チームは、4人掛けのテーブル席とカウンターがあり、16人程度が入る小型店舗で、室内のどこかに1人の感染者がいる想定でシミュレーションを行った。飲酒中を想定し、マスクをせずに通常より飛沫(ひまつ)が飛ぶ大声で話しているとした。 こうした店舗には機械換気設備の設置が義務付けられており、給気ダクトから排気ダクトに向かって風が流れている。このため、空中を長時間漂う、粒が小さな飛沫は、風下側の席に集まりやすく、感染リスクが高まることが分かった。 風上の席を選択した場合でも、もし自分が感染者だったら、人に感染させる危険性が増大する。研究を率いる理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏は、「自分は感染していないと仮定してどこが安全か考えがちだが、それは間違いだ」として、自らも含めて誰が感染しているか分からない状況では、店舗全体のリスクを低減することが重要だと指摘した。 チームは、店舗に1時間滞在し、そのうち30分間、大声で話している場合の感染リスクをさまざまな条件で計算し、対策によってどのように変わるか探った。すると、エアコンと調理場の排気ダクトを動かし、さらに座席にパーティションを設けると、対策なしの場合に比べて部屋全体のリスクが約8割下がった。 ただ、パーティションに風がさえぎられて飛沫が滞留しやすい場所ができたり、エアコンの強い風の風下に飛沫が集まったりなど、局所的にリスクが高まる場合もあった。状況に合わせて対策を組み合わせ、「リスクの偏りを小さくするのが大事」(坪倉氏)という。 チームはさらに、全員がワクチンを接種済みの場合を分析した。有効率95%のワクチンを接種し、感染者が1人いるがワクチンの効果で唾液中のウイルスが4分の1に減少していると仮定して計算したところ、対策なしに比べて約98%リスクが低下した。

新型コロナ変異株は2m離れても感染リスク高。飲食店での有効策は?スパコン富岳が解析(Impress Watch) - Yahoo!ニュース

理化学研究所(理研)は、スーパーコンピュータ「富岳」を活用した新たなウイルス飛沫感染のシミュレーション結果を発表した。 【この記事に関する別の画像を見る】  室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測について明らかにしたもので、今回は、感染力が高いとされる変異株を含めた「15分会話における感染リスク」、距離を取ったり、パーティション使用したりといったシーンを想定した「飲食店における感染」、焼き肉店などの卓上排煙ダクトが設置された場合の「テーブルでの感染リスク」を予測。その対策についても示した。  理化学研究所 計算科学研究センター 複雑現象統一的解法研究チームの坪倉誠チームリーダー(神戸大学システム情報学研究科教授)は、「2mの距離で対面した際にも、時間が経過すれば感染リスクが高まる。マスクをせずに通常会話をしている場合、従来株では10%の感染確率に到達するまでに45分間だったものが、インド株(デルタ株)では20分弱で到達する」としたほか、「焼き肉店での排煙ダクトは感染リスク低減に効果がある」などとした。  富岳は、2020年4月から、整備を進める一方で、文部科学省と連携して、新型コロナウイルス対策に貢献する研究開発に対して、一部の計算資源を供出し、世界最高性能を生かして、シミュレーションや予測などを行なってきた。2021年3月9日からは、学術および産業分野における共用を開始している。  今回発表したのは、内閣官房の「スマートライフ実現のためのAI 等を活用したシミュレーション調査研究」、文部科学省および理研「新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ富岳の優先的な試行的利用について」などの支援を受けて実施してきた研究成果となる。  理化学研究所 計算科学研究センターの松岡聡センター長は、「富岳は共用開始以降、Society5.0に関わる様々なプロジェクトなどを進めており、とても忙しく利用されている。だが、共用開始前から行なわれている新型コロナウイルス対策に関わる研究は、継続的に行ない、その成果を出しており、感染防止にもつながっている。変異種によって、感染が広がる懸念もあり、新型コロナウイルス対策は、富岳の大きなミッションである。研究開発を強化して、成果を国民のみなさんにそれを提示したい。ワクチンが広がっても、油断してはならない。飲食店でも、しっかりとした感染対策を取る必要がある。今回は、6月22日に、西村康稔経済再生担当大臣が発表したデータの詳細を示す内容になる」などとした。 ■ 感変異株は2m離れても感染リスクあり  今回の発表では、新たに「感染確率」という指標を示した。  坪倉チームリーダーは、「これまでは飛沫量に関する状況しか出していなかったが、感染力が高い変異株の影響や、ワクチンの効果などは、飛沫の到達量だけでは評価できない。もう1つ踏み込んで感染確率を出した」と説明した。  感染確率は、通常呼吸を想定し、ある時間内に吸引する飛沫の総量(ml)をシミュレーションにより予測。飛沫に含まれるウイルス数を仮定し、呼吸によって体内に侵入するウイルス数を算出。感染に至るウイルス数を、過去のクラスターイベントから仮定して、計算式から感染確率を推定した。  感染者の飛沫に含まれるピーク時のウイルス数をもとに算出しており、「ウイルス数は患者により大きく異なる。感染リスクについては、パラメータの設定で結果が大きく変化する。相対比較としては利用できるものだが、あくまで参考値としてほしい」とした。  その上で、感染者と15分間に渡って対面した時の感染リスクを、感染確率として示した。シミュレーションでは、感染に至るウイルス量を、900viral copiesと定めている。  マスクをしていない感染者と、15分間、大声あるいは通常会話をした場合、吸引する飛沫は距離が近くなるほど多くなり、感染確率も高まることがわかった。  「従来株の場合、大声でも、通常会話でも、感染者から2mの距離を取っておけば、感染リスクは10%以下になる。一方で、2m以内になると飛沫感染のリスクは急激に高くなる。25cmにまで近づき、15分いると、ほぼ100%感染に至る」とした。  また、従来株よりも2.5倍感染力が強いウイルス(インド株を想定)、1.25倍と想定したウイルス(英国株)のシミュレーションでは、15分間、対面で会話した場合には、通常株に比べて、約2倍に感染リスクがあがることがわかった。  「2mという距離が、これまでのソーシャルディスタンスの指標となっていたが、インド株では2m離れていても、10%程度の感染リスクがある。大声でしゃべっていると2m離れていても感染リスクは10%を超える。感染力が強いウイルスが広がれば、従来からの距離の取り方を見直していく必要が出てくる」と指摘した。  今回のシミュレーションでは、時間による影響も研究した。  坪倉チームリーダーは、「声を大きくして言いたいのは、どんなに感染リスクが低くても、その状態を長時間保つと、リスクはどんどんあがっていくことである」とし、安全と言われている2mの距離を取って、通常会話をしていても、従来株では45分間で、10%の感染確率に達することを示したほか、インド株の場合には、従来株の半分以下となる20分弱で10%に達するという。「距離だけでなく、時間というファクターにも注意する必要がある」と警鐘を鳴らした。 ■ 飲食店における飛沫感染リスクもシミュレーション  飲食店における飛沫感染リスクについても新たなシミュレーションを行なった。  今回は、16人程度が入る小型の店舗を想定し、室内に1人の感染者がおり、ここに1時間滞在した際の感染確率を算出した。感染者は1時間のうち、30分間大声で話をしていることを想定。法令で定められている店舗内の外気給気および排気装置を設置し、さらに、エアコンや厨房排気ダクトを設置していることを前提としている。「居酒屋で、アルコールを飲んで、声が大きくなっているという状況を想定した」という。  エアコンや厨房排気を止めて、給気ダクトから排気ダクトに向けて弱い風が流れている状況で、感染者が座っている場所の変化と、自分が座った場所による感染リスクの差をシミュレーションすると、感染者が1人いる店舗に、1時間滞在した場合には、1人あたりの平均感染確率は2.48%であるが、位置関係によって、感染確率は最大で78.9%にまで拡大するという。  「感染者が座る場所と、自分が座る場所の組み合わせによっては、非常に高い感染リスクが生まれる。感染者がどこにいるのかといったことが最も影響するが、相対的に換気ダクトによる風の流れの風下側が、感染リスクが高く、室内の空気の流れの風上側が、感染リスクが少ない。距離や時間だけでなく、風が吹くことによって感染リスクが変化することも知っておいて欲しい。店舗設計においては、場所による極端なリスクの差異を作らないことが大切である」とした。  シミュレーションでは、カウンターの端(図の9番)に、感染者が座っていた場合に、カウンターの隣の席に座った人への感染リスクがもっとも高いという結果が出ているほか、感染者が風上側(図の8番)に座った場合に、店全体への感染リスクが高まることがわかった。  ただし、カウンターの端(図の9番)に感染者が座った場合には、店内全員への感染リスクがかなり高まるが、そこに感染していない人が座った場合には、その人が感染するリスクがもっとも低いという結果も出ている。  また、エアコンと厨房ダクトを稼働させた場合には、より広い範囲に飛沫が飛ぶことになる。「飛沫が広く飛ぶということは危険ではないかと言われるが、広がって、薄められることで、影響範囲は広がるが、全体の感染リスクは下がることになる。一カ所に高い濃度の飛沫が留まるのではなく、かき混ぜることが大切である」と説明。1人あたりの平均感染確率は2.48%だったものが、2.07%にまで下がるという。  ただし、エアコンの強い風の風下にいる人たち(図の3番、5番、7番)の感染リスクが高まったり、2m以上離れた人でも感染リスクが高まるという変化も見られている。  坪倉チームリーダーは、「室内の風をコントールする必要がある」と提言し、その対策として、パーティションの有効性を示した。  高さ60cmのパーティションをカウンターやテーブルに設置したシミュレーションでは、飛沫の飛び方が分断され、全体の感染確率は0.53%にまで減少。「部屋全体でリスクを80%削減することができた。不特定多数の人が集まる場所では、全体の感染リスクを下げることが大切である」とした。だが、隣同士に横並びに座り、横にはパーティションがない場合には関連リスクが高まる結果が出ている。  また、距離を取るという対策も効果的だという。  パーティションは設置していないものの、人と人との距離を広げ、カウンター席では55cmだった隣の人との幅を100cmに、テーブル席では88cmだった前の人との距離を172cmにした場合、感染リスクが減少し、部屋全体の感染リスクは0.64%となった。  「距離を取ることによって、飛沫が部屋全体で薄めることができる。感染リスクは約75%削減できる。距離を取ることは、パーティションを設置するのと同じような効果がある。店舗内で距離が取れるようであれば距離を取り、それができないのであれば、適切にパーティションを設置することがいい」とした。  さらに、すべての人がワクチンを接種済みとした場合のシミュレーションも実施した。ワクチンの従来株への効果が95%、感染者もワクチン接種済みであれ、唾液中のウイルスが4分の1に低下していると仮定。その場合には、全体の感染リスクは0.04%にまで下がるという。「感染リスクは非常に低いところまで持っていける。できるだけ早くこうした状況にすることが重要である」と提言した。  なお、飲食店における滞在時間の違いによる感染リスクについても示した。先に触れたように、従来株の感染者が1人いる場合、1時間の滞在時間における全体の感染リスクは2.48%であったが、120分では約4%、180分では約6%となった。また、インド株では感染リスクが高まるため、約4%の感染リスクにするためには、120分だったものを50分にまで下げないといけないことも指摘した。 ■ 卓上排煙ダクトやシーリングファンも効果あり  「テーブルでの感染リスク」については、焼き肉店などの卓上排煙ダクトが設置されたテーブルに4人が着席し、1時間滞在。そのうち一人が感染者であり、前、横、斜めの3人に対して、10分ずつ、大声で話しかけるといったシーンを想定した。  「卓上排煙ダクトを作動させると飛沫の方向が変化し、人が吸引する飛沫の量が下がることになる。最もリスクが高い横の人の場合にも、感染リスクが下がっていることがわかった。卓上排煙ダクトにより、感染リスクを半分程度に下げることができる」とした。  卓上排煙ダストが作動している場合、正面の人に対する感染確率は15.1%から5.3%に減少し、斜め前の人の感染確率は12.1%から5.3%に減少、横の人の感染確率は43.8%から24.8%に減少した。  また、排煙ダクトを作動していない状況では感染確率が10%に到達するまでの時間は30分強だったが、排煙ダクトを作動していると約2時間かかるという。  「ポストコロナ時代を考えると、局所的に排気装置をつけることで、感染リスクに強い室内設計を考えることが必要である」と提案した。  新たな取り組みとして、ポストコロナ時代の室内設計として、シーリングファンの効果をシミュレーションした。  これは、鹿島建設およびシンガポール国立大学との連携によって行なったもので、部屋の天井に4つのシーリングファンを設置したシーンを想定した。シーリングファンを止めていると、感染者の周りに濃度の高い飛沫が漂うが、シーリングファンを作動させていると部屋全体に飛沫が拡散され、感染者から1.5m以内の感染リスクが大幅に減少していることがわかった。  シーリングファンを止めていると、感染者から50cmの位置で15分間いると感染確率は40%に達するが、作動させていると20%にまで下がる。1m離れたところでは作動させていれば、感染確率はほぼゼロになるという。  坪倉チームリーダーは、「空気の流れは,風下や風上の関係を生み、飛沫を水平方向に運び、それが吸引されることから、局所的な感染リスクの増大を生むことになる。シーリングファンは、換気能力はないが、上下方向に空気の流れを生み出すことから、飛沫を拡散、希釈させるとともに、居住者間で、水平方向で生まれる風下や風上の関係を減らせることができる。飛沫の濃度が薄まり、少々吸い込んでも感染しにくい状況になる。シーリングファンを作動させていれば、感染者から70cm離れていれば感染リスクはほぼゼロになる。ポストコロナ時代では、こうした状況を作り、感染症に強い部屋を実現することが大切である」と述べた。 ■ 市販マスクの性能も評価  今回の発表では、市販マスクの性能についても説明した。  飛沫の捕集率についても、吸い込み時、吐き出し時で数値化した。  ウレタン、布マスク、不織布マスク、ダブルマスク、ナノフィルターマスク、医療用のN95マスクを比較。不織布マスクは、フィットさせれば吸い込み時で25%、吐き出し時で18%の性能を発揮する。「TPOに応じて使い分けてほしい。人が集まるような危険なところに行くときには不織布マスク、人があまりいないところではウレタンマスクでもいい」とした。  なお、理化学研究所などでは、マスク着用に関する啓発ビデオを新たに制作したことにも触れた。

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治療法なし、救命率ほぼゼロ!?人体蝕む謎の寄生虫「芽殖孤虫」に挑む研究者「恐ろしくも驚きに満ちたモンスター」

2021-06-23 | 医療、健康

治療法なし、救命率ほぼゼロ!?人体蝕む謎の寄生虫「芽殖孤虫」に挑む研究者「恐ろしくも驚きに満ちたモンスター」(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース

いつの間にか人体は侵入した“それ”は、分岐増殖を繰り返してヒトの体を喰いつくし、皮膚から湧き出して宿主を死に至らしめる。ホラー映画ばりの恐ろしい寄生虫が自然界に存在することをご存じでしょうか。宮崎大学の菊地泰生准教授(ゲノム生物学)を中心とするグループが全ゲノムを解読した「芽殖孤虫」(がしょくこちゅう)という寄生虫です。治療法なし、救命率ほぼゼロ、全世界の報告数は疑い例も含めわずか18(うち日本国内は6)という恐怖と謎に包まれた芽殖孤虫とは―。  【写真】これが恐怖の寄生虫…「芽殖孤虫」の姿です(※閲覧注意) この寄生虫による感染症が最初に見いだされたのは1904(明治37)年、東京大学病院皮膚科を受診した 33 歳の女性でした。顔や頭などを除く全身の皮膚で長さ 3~12ミリほどの糸くず状の寄生虫が分岐増殖しているという見たこともない症状を示していました。 以降、この奇病の報告数は全世界でわずか18。幼虫は卵を産まず、皮膚をはじめとする臓器で無分別に分裂して増殖します。感染経路は不明、知られているのは幼虫のみ、これまでにどんな動物からも成虫は見つかっていません。日本では1987年以降、患者は確認されていませんが、今も効果的な治療薬はなく、外科的に取り除く以外、対処方法はありません。なお、芽殖孤虫をモチーフにしたサスペンス漫画「蝕人孤蟲」(芳明慧、講談社)があります。  症例数が少なすぎるため、研究はほとんど進んでいませんでしたが、1981年のベネズエラの症例から分離された芽殖孤虫は、40年間生きたマウスに感染させ続けることで国内で保存されてきました。菊地准教授によると、芽殖孤虫は基本、細長い形状で、活発に分岐を繰り返しているものは、「メデューサの頭」のような形態に見えるそうです。大きさも不定ですが、小さいもので数ミリ、大きいもので10センチくらいのものが継代しているマウスからとれるそうです。  宮崎大学、国立科学博物館、東京慈恵会医学大学らの研究者たちは、最新設備でゲノムを分析し正体を探りました。芽殖孤虫のゲノムをマンソン裂頭条虫やこれまでに発表されている他の条虫のそれと比較したところ、(1)マンソン裂頭条虫とは別種の裂頭条虫目条虫である(2)成虫段階が存在しない可能性が濃厚(3)二つのタイプがあり増殖が速い「メデューサ型」は未知のタンパク質を分泌している―ことが明らかになりました。  今後、ゲノム情報に基づいた研究により、新規薬剤の開発も視野に入ってきます。芽殖孤虫という不思議な生物がどのような進化を経て生じたのかという謎も解明されるかもしれません。菊地准教授に聞きました。 ―国内最初の症例は、当時どれほどの驚きをもって医学界で共有されたのでしょうか 「最初の症例の1904年の虫の標本を調べた東京帝国大学の飯島魁(いさお)博士が翌年に東大理学部紀要に英文で発表し、芽殖孤虫と命名しています。世界第2例目は1907年のアメリカ・フロリダで、この症例報告(1908年)に既に飯島博士の論文が引用されていました。いくら英文で書かれているとはいえ、日本で出版されたローカルな論文が2年ほどで北米の研究者に届いていたわけです。情報のほとんどが紙で伝わっていた時代にこの速度ですから、相当なインパクトがあったのでしょう」  ―人間以外の感染例はあるのですか  「ヒト以外ですと、イヌからの芽殖孤虫のような虫体の分離報告がありますが、確定かどうかは定かでありません。また、過去の報告では、実験的に感染させるとイヌ、マウス、ウサギなどで感染が確認され、幼虫として体内で維持されるようです」  ―恐ろしくも謎多き芽殖孤虫を探るということは 「ドラマの「X-ファイル」や東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」のようなミステリーを解明していく心境です。寄生虫には、寄生をしない生物にはない特徴的な進化がみられます。例えば、深海にすむ生物たちが我々の想像を上回るような姿をしていたり、特殊な能力を持っていたりするように、寄生虫は特殊な環境に適応するために私たちとは違う特殊な進化をしていています。身近なモンスターといえるでしょう」  ―モンスター相手の研究から何が見えるのでしょうか 「この進化や能力の仕組みを解明することで、私たちは新しい知識、アイデア、技術を手に入れられると思っています。寄生虫は宿主がいないと生きることができない、という事実も興味深く、洗練された寄生虫は宿主をうまく活かして自身も繁栄するという戦略をとっています。寄生は実は高等な生活スタイルなのです」  ―他の寄生虫も戦略的ですか 「カマキリに寄生するハリガネムシはすごい。宿主であるカマキリよりも大きいと思われる寄生虫がおなかから出てきます。お尻から長い虫が出てくる様子は圧巻です。カマキリの行動を操ることも知られており、ハリガネムシに寄生されたカマキリは、ある時期に水辺に近づき最終的には水の中に落ちてしまいますが、それはハリガネムシが水中で繁殖するためです。このように宿主を操る寄生虫は珍しくなく、カタツムリの行動をコントロールして、あえて野鳥に食べられるようにし仕向けるロイコクロリディウムが有名です」 

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「妊娠中の大豆・イソフラボン摂取は幼児の多動問題などに予防的」愛媛大らの共同研究、学術誌に掲載

2021-06-23 | 医療、健康

「妊娠中の大豆・イソフラボン摂取は幼児の多動問題などに予防的」愛媛大らの共同研究、学術誌に掲載(食品産業新聞社ニュースWEB) - Yahoo!ニュース

愛媛大が主導する、東京大、琉球大との共同研究チームはこのほど、妊娠中の大豆摂取が生まれた子の多動問題と仲間関係問題に予防的であり、さらに妊娠中の納豆、イソフラボン摂取は子の多動問題に予防的であることを示すとする研究成果を発表し、学術誌「International Journal of Food Sciences and Nutrition」(4月1日)電子版に公表されたとした。 これまで、妊娠中の大豆・イソフラボン摂取と生まれた子の行動的問題との関連を調べた疫学研究はなかった。今回、妊娠中から母親と生まれた子を追跡調査した「九州・沖縄母子保健研究」のデータを活用し、妊娠中の大豆・イソフラボン摂取と子の5歳時における行動的問題との関連を調べた。 その結果、妊娠中の総大豆摂取が多いほど、5歳児における多動問題・仲間関係問題のリスクが低下しており、大豆製品ごとの解析では、妊娠中の納豆摂取が多いほど、多動問題のリスクが低下した。同様に、妊娠中のイソフラボン摂取が多いほど、多動問題のリスクが低下した。一方、豆腐、大豆の煮物、みそ汁の摂取は情緒問題、行為問題、多動問題、仲間関係問題、低い向社会的行動とも関連がなかったとしている。同大学は、今回の結果を確認するためには今後の更なる研究が必要としている。

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