散歩者goo 

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昨日記20210516 日 (家計簿作成予定と自己破産の顛末)

2021年05月17日 14時53分09秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
8時過ぎに起床。
前日からプチ断食実施を決めていたので、朝から何もすることはなくTVを見て過ごした。
実はするべきことはたくさんあるのだが、さぼっていたといったほうが正確だろう。
例えば、会計簿を作る予定だが、現在の自分の財政状態がわからない。
預金通帳と、財布からある程度の収支を知っているだけだ。

5-6年前は、企業用の複式会計ソフトを購入し自分で科目を変更し、1円単位まで私的な財務状況が分かった。
10年以上前に自己破産し、再び自己破産しないためにそうしたことを行った。
以前に何度も書いたが、自己破産前は、本当にホームレスを覚悟し大阪城公園を下見したりもした。
水道、電気、ガス、家賃の滞納催促や停止警告は、毎月のことだった。
月に10日程度は金融機関のATMに行き、借入と返却を繰り返した。
友人や、公的機関からも借入した。
生活保護を受けようとして役所に相談に行くと、借金があると受けられないと断られた。
その時は、文字通り目先が真っ暗になった。
職安にも、足しげく通いたまに、契約社員や雇用対策のアルバイト等で食いつないだが、借金は減らず月に10日以上のATM通いは続いた。
そもそも、当時は50歳を過ぎると、求人はほとんどなかった。
職安でとりあえずシルバー人材センターへの登録を促され登録した。
登録し会員になったものの、職業紹介の話はなかった。
ATMによる限度額が政府の方針か、限界に近くなると融資枠が増え救われたが借金は増大し400万円余りになった。
このままでは、ホームレスしかないと思い、直接シルバー人材センターに行くと、たまたま空きの出た、大阪城公園の清掃の仕事があった。
朝6時ごろから昼2時までの仕事だった。
実際は公園清掃グループのしきたりで、6時前の出勤だった。
仕事は、多種多様だが便所掃除は過酷だった。
以前にも書いたが、ゴム手袋をはめて糞尿で詰まった和式便器に手を突っ込み、奥の異物をとる作業を何度も行った。
冬でも、凍える寒さを我慢し水を使い洗い流す作業を行う。
厳しい体力仕事で、歩く速度も多分時速6km程度で、ごみを拾いながら担当したトイレ6-8か所を掃除して歩いた。
時には別ルートで河川敷の清掃も行うが、そこには大量の持ち込まれた大型ごみ(布団 タイヤ 家電製品 家具・・)があり整理し台車で運ぶのには、何往復もし、非常に体力を消耗した。
意外と、過酷な作業は草むしりだ。
照りつける直射日光に耐えながら、石垣やセメントの隙間の雑草をヘラや金具を使って引き抜く作業だ。
同じ姿勢のまま、ほとんどが背を丸めしゃがみこんだ姿勢や同じ姿勢のまま作業することが多く、背中や足腰が、疲労した。
参加者はほとんどが65歳以上だが、そんな作業のため人の入れ替わりは激しい。
経歴も様々だが、特徴的なのは大企業を定年退職した人は、数日から1か月程度でやめてしまう。
あいさつでは、元気よく頑張りますを言っていた人が、本当に数日でやめる人を何人も見た。
就業期間は4年が限度だが、私は、ほぼ1年間我慢して簡単な送別会も開いてもらい、円満にやめた。

清掃作業をしている間に、当時から流行りだした、ローンの過払い請求返還に興味を持ち、広告が出ていた西天満近くの司法書士事務所にコンタクトをとった。
当初は過払い請求で行き、そのための準備作業として、すべての関係書類や取引先の明細を要求されて驚いたが、ホームレスにならずにすむならやるしかないと腹をくくり、机や書類の塊の隅々まで調べ整理して、司法書士事務所に持ち込んだ。
司法書士事務所の作業が手間取っているうちに、新たに事務所側から私の年齢で、求人があるとも思えない。
したがって返済能力がないので自己破産するべきだ、との提案があった。
はじめは拒否したが、司法書士の先生の話を聞くうちに納得し自己破産をすることに承諾した。
債権者はすべて、大手金融機関と大手・中堅の消費者金融だった。
大阪城公園の清掃作業をしている間に、過払い請求に端を発した借金問題は、自己破産へと移り手続きが進行した。
最初に驚いたのは、過払い請求の手続き開始直後から、メインバンクのキャッシュカードを除きカード類はすべて鋏を入れられ、銀行の預貯金を除き、一切のATMでの借り入れ返済作業を禁止されたことだった。
そのため、それまで月10回以上行っていた地獄のような入出金の作業がなくなり、気持ちが楽になった。
それまでは、四六時中寝ても覚めても入出金日と返済金額のことで頭がいっぱいだった。
借金地獄とよく言うが、これは体験した人でなければ分からないし、寿命はストレスで確実に短くなる。
特に個人にお金を借りに行く時には、親しい友達であっても極限のストレスがかかる。
もう一つ驚いたことは、自己破産には裁判所の厳しい審査があり、遊興費や賭博その他不正行為で借金した場合は自己破産が認められないということだった。
私の場合、借金の原因は民芸雑貨店及びギャラリー経営の失敗がすべてであるので、まったく問題なかった。

家計簿の話から、自己破産の思い出話になった。
以前使っていた複式簿記は、ソフト側の方針で消費税変更を機に新しいソフトへのバージョンアップが要求されるようになり、やめた。
その時点で独自の家計簿を作る予定だったが、そのままできずに今に至っている。
今のところ預金通帳と現金の有り高と、カードローンの大きな出費だけを頭の中で管理しているが、問題はないが、できるだけ家計簿か、自分仕様の会計簿を作ろうと思っている。

さて、昨日は会計簿のことも考えたり、昨日記を書いたりした。
午後からはとりあえず必要な副食を作り、夜になって気晴らしにファストフードに出かけ読書した。
この日は、タブレットを持っていかなかったが、今後タブレットを持ち込んで読書しながら、キーワードや、概要や疑問・調査事項といったことをノートしたいと思っている。

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