私が所属する緩和ケア病棟では、残念ながら、まだボランティア組織は十分に機能しておりません。
昨年から、ボランティアさんに来ていただこうと、試行錯誤しております。
そこで、以前からポンが考えていた、ボランティアにぴったりの人材…、ぴったりの「お方」がいらっしゃいました。
それは、以前にうちの緩和ケア病棟で患者さんを看取られた方…、ご家族さんでした。
そのお方は、病院に泊まり込んで、患者さん(=奥さん)の介護をされておりました。
私はその患者さんの受け持ち看護師をさせていただいておりました。
自分でいうのも何ですが、患者さん・家族さんの看護はがんばれていた、と思っていて…。
患者さんもそうですが、ご家族みんなと、「仲良し」であったと思います。
そのお方、花田さん(仮称)の奥さんへの介護ときたら。
とっても素敵でね。
奥さんである患者さんに対する姿勢だけでなく、病棟に入院しているほかの患者さんにまで、さりげなく配慮をしてくださっていました。
そんな姿をみておりましたので、もしや…、と思い、思い切って連絡をとってみました。
(それまでにも何度かお会いしてお話を聴かせていただく機会があったのですが、正式にボランティアのお願いをするには至っておりませんでした。)
もじもじしつつ、ボランティアのお願いをしてみると…。
「おおっ、ポンっ!(←花田さんは私を呼び捨てにします、愛情をもって、ですよ!)やっときたか、僕は前から言ってただろー、待ってたんだよー。」









なんとー。
快諾してくださいました。
まだ、病棟にボランティア組織というちゃんとしたものはありませんが、少しずつ、ボランティアさんがぽつぽつとお手伝いに来てくださるようになってきています。
今、来てくださっているボランティアさんを、何とか組織化できれば…。
そう願いつつ、様子をみておるところであります。
で。
花田さん。
今月から、ある試みでもって、活動を開始してくださる予定です。
私もその試みをわくわくして待っています。
また、ぼちぼちとご報告したいと思います。
ボランティアさんは、募集して来ていただくというきっかけもありかもしれませんが、今は、草の根的に人材を探そう…といろんな方との出会いを大切にするようにしております。
