今夜の献立は～～いわしの塩焼き

両親は既に10年位 前から弁当配達を利用している

地域限定の 食事配達。夜１食570円だが 栄養計算もできているし 薄味で申し分　ない。

私には少し物足りないが～～。

昼も利用することが多いらしい。 同じく570円。

買い物に行く楽しみがない訳だが～～～家から出掛けたくないマイ両親にとってはグー。

1ヶ月分、入院費用は30万円であった。
これに母のタクシー代金6万円がプラス。

後期高齢者は医療費が安いのかと～～～思っていたが～～～。
手術もせずに ただベッドで寝ていただけで～～～。

入浴介護は週に1回 あるらしい。

自宅介護はいくら要するのか？
誰も費用の話に触れない。

お金の話をするのは みっともない～～～と思っている、両親。
調べることもしない。



何か質問すると、「だって百まで生きるつもりだったから～～～病気になるなんて～～～考えたこともないもん！」

私ひとり、10年分の 銀行や諸々の通知証をシュレッダーにかけ、 溜まりにたまっている 新聞雑誌に紐をかけ～～～～おさんどんをしている。

モノの溢れているこの家の片付けは～～～結局私がしないといけない運命。

ヘルパーさんはしてくれない。
母は家事一切をする気がない！
「老いたもん勝ち！」

あじさい忌とはならず～～

おととい 自宅に戻ったマイ父だが～～～喪服持参で来た私を見事に裏切って！今朝は顔色もよくなり、食事も ヨーグルトをカップ半分食べた。

昨日は赤福のアンをおいしいな～～と。


自宅介護に切り替え、本当に良かった。
もう いつ父が亡くなっても 私は悔いない。

車もそのままガレージにあるので 早くよくなってドライブしましょう～～～と声をかける。



さて私は 国営ひたち海浜公園に来ている。
駅で ネモフィラ瑠璃唐草の丘一面の写真を見たのでやってきたのだか 残念ながらおととい 刈り取ってしまったんですって。

しかし薔薇を始め ポピーも 広大な敷地に素晴らしい公園が展開。

遠足の子らをパチリ！


ゆっくり遊んでいこう～～。
私は何にもする仕事がないんだもん～～～

明易の父と語りし波郷の生

５時からの 日めくり万葉集をNHK教育テレビで見る。

私が休む座敷にもテレビはあるが～～～何しろ父の最期が近いと思えるので 恐々（こわごわ） リビングに置かれたベッドを覗きに行く～～～

マイ64年の人生で 「最期が近い人」と接するのは初体験なので、正直怖い！

父は目を明けていた。母は横の寝椅子。

リビングで三人一緒にテレビを見る。 万葉の後はたまたま俳人石田波郷の再放送であった。
「今生は 病む生なりき 鳥頭」から始まり 肺結核に苦しみ 妻あき子の俳句集「見舞い籠」の装丁を最後に、 56歳で亡くなった人生を
俳句で綴っていた。
25分位？

波郷が生きていれば96歳。
マイ父は俳句はしないが 肺結核で長期入院療養していた経験がある。

どのような思いでテレビを見ているのかな～～～と、どきどき心配してしまう私。

俳句は勿論、文学に無関心な母の「あらぁ この人も結核なの？」なんて素っ頓狂な声に安心する私。

うぐいすがしきりに鳴いている。