「ある殺人者の回想」

勝目 梓 著

話の構成 が 巧みで おしまいの頁まで 一気に読ませる。


人生で 二度もヒトを殺してしまう主人公なのだが 純情な性格で 読者としては惹かれる。


今、80歳の主人公の社会背景は そのまま日本の戦後で懐かしい。永山則夫に関する感想も、確かに～～～～、と、頷いた。

本の中で「宇根島」というのも 多分「宇久島」のことだろう。少し、縁のある島。

緑陰の読書にお薦め。

ルンルン本

旅屋 おかえり


原田マハ著



主人公は丘 えりか で 「おかえり」！

もう一歩で 比嘉えりか ひがえりか 「ひがえり」！

に、なりそうだった、主人公。


様々な旅の要望を叶える「旅屋」です。


読者としては 自分ならどのような旅をリクエストするだろうか～～～と、考える。


まっ 楽しい本でした！


若いって素晴らしい～～。

エレガントには程遠い～～～

たまに こういう本をめくると オノレを反省でき いいものだ。


なるほど～～～型から入るの、ね。

エレガントな手紙に向かうにはフリル付きのブラウス、パール・イヤリング。


到底、私は無理！（笑）


……………………………

本日、受けた封筒。

ニースで三週間のバカンスを終え、帰宅したばかり～～～～の 方から。

封を開けると、一筆箋 に 「まだ 時差 調整中」とだけ。

シャガールの栞、同封。パチリ！


………………………


ありきたりの時候の挨拶やら なんやら 全て省略。

こんな手紙が 好み！


それに対し、返信。
「時差の身を
青田の風に 曝しけり」

とだけ。


…………

多分 来週あたり落ち着いたら ニースの様子が届くことだろう。


……………


人生も手紙も


簡略・簡素・ 清貧があらまほしきこと！

…………

エレガンスの対極！！

うわっタイヘン！

400頁もある、厚い、海外旅の秘訣を読了。

喜多川リュウ著


この本の内容をきちんと理解できるのには 相当な旅の経験と 何回もの失敗を体験していることが 必須。


旅行初心者が読むのは 相応しくない。（笑）

つまりは 添乗員体験で得た 豊富な事例集。

つらつら思うに～～～～～～～～海外旅行ってテレビで見ている位が １番いいかもしれない。（笑）（笑）（笑）


トラベル（旅）は

トラブル（事故）に通ず、ですから。