弦が切れた………

銀座CHANELの四階。

午後のコンサートへ出かける。

若く美しいバイオリニスト。

ところが ２曲目の フォーレのソナタ。 難しい旋律～～～と思ったら、弦が切れ、 あっ！

暫くしたら もう１本の弦……………バイオリン本体の弦ではなく 右に持つ方の。


華奢な美しい方の首筋に小さな汗を浮かべ………………佳い時間でした。

シャネルのショーウインドーはもう秋服！

店内も、さあっ～～～と歩きましたが、やはりステキ。

映画「終戦のエンペラー」

終戦直後の日本の真実をハリウッドが描くーーーーーーーと副題にある。

1945 年 8 月 6 日から話は始まる。

（はい、私は生まれております。 赤ん坊ですが）

天皇の戦争責任をどのようにまとめるか～～～と、いうことを マッカーサー元帥の指示のもとに フェラーズ准将というヒトが極秘に行動する、 そのヒトはかつて、日本女性と恋をしていた。


陸軍の暴走で太平洋戦争は敗戦まっしぐら、と 、そう単純ではない様だが、天皇に対する「信奉」が日本を強くしていること等、きちんと描かれてはいる。

それにしても、あの焼け野原から よく復興したものだなあ～～～～と。
本日封切りで、初回。丸の内ピカデリ。

夏八木勲さんが 出演。天皇側近の関谷という役。


さて、 今から銀座待ち合わせ。

朝ごはん

昨夜、週刊文春を見ながら作った、塩豆腐 と 薬味醤油の冷奴にグレープフルーツ。

主食は いつも、おから。

塩豆腐、確かに チーズみたい！

美味。 チーズと違いヘルシー。

さて お出かけに、何を着る？？

先日
知人が お下がり～～～といって、麻のワンピースを下さった。 感謝して愛用。

有楽町の映画館へ、向かっている。

「本当のことしかいってない」

長嶋 有 著
書評。

71冊か 72 冊か いろんな分野の本を取り上げてあるので ピックアップして読んだ。


１週間くらい 毎晩読んでいた。

佐野洋子さんの私信まで登場している。
それなので～～～手元の佐野さんの本をパチリ！


長嶋 有さん 41歳。 社会の中堅。

ヒトは「心」がなまるのを予防するために本を読む～～～～腹筋するみたいにって。
なるほど。


私は 「面白い！」それだけで読んでいるのだが。
余生短き 私には 「面白く」ナイことをする時間が ナイのだ。

「海も暮れきる」

吉村 昭 著

流浪の俳人 ・尾崎 放哉の小豆島で亡くなるときの様子を描いている。


咳をしても一人
が
代表句 と云われるが、

句碑は


いれものがない 両手でうける


はるの山の うしろからけむりが出だした


と、二つある 由。

44歳という若さでの非業な死。
金の無心に 肺結核 という絵に描いたような 人生。
自由律俳句。


もう いつのことであったか～～～放哉のことが、テレビドラマになり 小豆島の四季が美しかった記憶がある。

しかし、実際はかなり悲惨。

酒癖が悪いのだ。 働かずに酒を飲む人生では、厄介者でしかない。

酒しか 自分を癒してくれるモノがない～～～と、いうのも辛い。


「海も暮れきる」という題名に 吉村昭氏の思い入れがあるのでしょう。