SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ニコのごはんの変更点

2018-11-09 23:36:10 | 食餌・健康
先日から書いているニコの腎臓の件。
今日は毎日の食餌で、変更したことを記録しておきます。

腎臓サポートの療法食フードと言えば、タンパク質を低く抑えていることがよく知られています。
なので「腎臓が悪い=タンパク質を摂ってはいけない」と考えがちなのですが
良質なタンパク質は犬にとって必要不可欠な栄養素ですから、むやみに減らすわけには行きません。

むしろステージがまだ低いうちはタンパク質そのものは減らすことなく必要量を摂取することが大切です。
気をつけなくてはいけないのは、タンパク質ではなく『リン』です。

とは言え、タンパク質は食事から摂る量で管理しておきたいので、オヤツにタンパク質は極力止めることにしました。

ニコ、そういうわけで新しいオヤツを買ってきたよ!

「えーなにそれー?」

フリーズドライのイチゴだよ!
熱は通していないので、ビタミン類も壊れずに残っているのも魅力。
糖分の摂り過ぎにならないよう、気をつけないといけないけどね。


ニコの食べっぷりはこの通り!



腎臓の機能が低下すると、リンが腎臓から尿に排出されなくなり、血液中のリンの濃度が上がります。
血中リン濃度上昇は腎機能の低下リスクや死亡リスクを高くするそうなので、リンの管理は大切。

タンパク質量を減らさず、リンだけを減らす方法のひとつは、肉や魚を卵白に置き換えます。

そんな時の強い味方。こんな牛乳みたいなパックで売っている卵白!

病院の先生からは食餌は今まで通りで良いと言われたんですが
お肉の量を少し減らして、卵白オムレツをブラスしました。

ちょっとわかりにくいけれどこんな感じ。

「早く食べたーい!」

器の中の左側の白っぽいのが卵白オムレツ。
他には骨付きの鶏モモドラムスティック3分の2くらい。
これはハサミで骨ごと小さめに切っています。
今までは1本与えていたところを3分の2にしました。

今まで多用していたオートミールもリンがやや多めなので、白ごはんに置き換えました。
鶏肉を調理した時のスープでオクラとサヤインゲンをサッと炊いたものをスープごとかけます。
てっぺんに乗っているのは、黄色がターメリック、黒っぽい緑色のがネトル、茶色っぽいのがミルクシスルです。
見えないけれど、ケルプパウダー(コンブ粉)もかかっています。
黒っぽい粒はブルーベリーです。

豆腐や納豆などの大豆製品、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、カツオ節や干しエビなど乾物もリンが多いので避けます。

リンとカルシウム、ナトリウムとカリウムなどの注意点もあるのですが
それは近いうちにまた改めて書きます。長くなるしややこしいので。


「ニコちゃんのお肉減らした分はあたしにくれるんでしょ?」

君の内臓だって万全なわけではないんだから無理無理!


アメリカのスーパーならどこにでもあるパック入り卵白ですが
日本ではお目にかかる機会があまりないですよね。
普通の卵でもいいんですが、黄身ばかり残るのも困るしねえ。

製菓用なんですが、冷凍で届く卵白です。
中沢乳業 ヴィエンヌ(殺菌冷凍卵白・1kg) ×4セット
中沢乳業



本日のリンの制限などのことは、おなじみWholly Vetを参照しました。
詳しくはこちらのリンクからどうぞ。
Wholly Vet「リンを制限する」


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