他のブログの記事のリンクが続いて恐縮なのですが、これを貼っておきます。
週末から天気が悪くて肌寒い日が続いています。
来週もずっと雨模様の予報で、暖かかった2月がウソのよう。
雨が降るのはありがたいことなんですが、気温が下がるとニコの関節がこわばっているのがわかります。

「あしがカクカクするからおうちにいるよ」
痛みを制御する薬は飲んでいるので、痛そうな感じはしないのですがこわばって動きにくい感じ。
しばらく歩くと普通になるんですけれどね。
ニコの場合痛みがある時は不機嫌になるし、前後の脚の関節をやたらと舐めます。
脚を舐める時、最初に痒みを疑うことが多いかと思いますが、痛くて舐める場合もあります。
体を冷やさないよう気をつけているのですが、洋服は嫌い、毛布をかけるのも好きじゃない、
ホットパックなんて絶対体に乗せたくないと主張するので色々苦労しています😓

「今は痛くないよ」
知ってるよ。毎日薬飲んでるもんね。
ニコのお薬はこれ

ガリプラント(商品名)と言います。 成分名はグラピプラント。
関節炎をはじめとする体内の炎症はプロスタグランジンという生理活性物質が体内の受容体に結合することで起こります。
従来の非ステロイド性抗炎症薬(鎮痛剤)はこのプロスタグランジンの合成酵素を阻害することで作用します。
しかし薬が阻害する酵素には他にも重要な働きがあるため、長期的に阻害することで弊害が出てきます。
そのため、非ステロイド性抗炎症薬を長期的に使用する場合は半年ごとに血液検査をしてモニターする必要があります。
一方ガリプラントはプロスタグランジンの受容体に先回りして結合し、痛みに関与する受容体を遮断することで作用します。
非ステロイド性抗炎症薬のように体の他のシステムに影響しないので、より安全だと考えられています。
非ステロイド性抗炎症薬のように体の他のシステムに影響しないので、より安全だと考えられています。
そのためガリプラントは半年に一度の血液検査などは必要ありません。
ニヤの関節炎はごく軽いようなので、ニコのように毎日必ずは飲ませていません。
胃腸の不調なども起こらないし、効果は確実に感じられるのでこの薬は気に入っています。
でも残念ながら日本ではまだ認可されていないようで発売されていません。
認可された時のために覚えておいてね、ガリプラント。
関節炎と言えばグルコサミン&コンドロイチンのサプリメントが定番ですね。
グルコサミンが関節炎に効くなんてウソ、そんな学説はないって言う人は少なくないんですが
実際に効果を実感していると言う声は犬のことでも人間のことでも沢山あります。
ニコの場合もたまにグルコサミンのサプリを切らしてしまうと、こわばりが強くなっているように思います。
効果があると言う論文も見たことがあった気がするんだけど、それはまた今度改めて。
で、沢山あるサプリメントの中でも定番はこれですね。 コセクイン!
私もいくつかの製品を試しましたが、コセクインが一番効果がある気がします。
タブレットはビール酵母がベースになっていて、そのまんまトリーツみたいに食べられます。
ニコの腎臓が悪くなってからは、リンを多く含むビール酵母は避けたいので
コセクインはこちらのカプセルの中に粉末が入ったタイプに変えました。
(もしかして画像が出ていなかったらすみません。でもクリックでAmazonに飛べます。)
他に関節炎サプリの代表はユッカという植物性のものがあります。
フードにもユッカシジゲラとかユッカエキスという名前で配合されていることが多いですね。
抗炎症作用の強いリュウゼツラン科の植物の根のエキスです。
でもこれもニコの腎臓に微妙なので、うちではターメリックをごはんに混ぜています。
ターメリックは抗炎症作用の他に肝臓の働きをサポートしてくれます。
スパイスのターメリックでも良いのですが、分量がわかりやすいのは錠剤ですね。
これは人間用ですが一粒の容量が小さいので使いやすそうです。
小型犬なら1日に1/2粒、中〜大型犬なら1粒を目安にします。
ターメリックは粉末だと口の周りが黄色くなってしまうので、特に毛色の薄い子には
こういう粒タイプのものが使いやすいと思います。
ニコのケアとして書きましたが、サプリメントなどはすべてニヤにも使っています。

「あらそうだったの?」
そうだよ、最初に関節炎と言われたのはニヤの方だったからね。
ウイルスのことなどで気が滅入りがちになりますが、そんな時には犬のケアのことを考えると
雑念が入り込む余地がなくなって、ストレスの解消になりますのでご参考まで〜😙