岩崎宏美 ♪聖母たちのララバイ♪
なぜ
現代人は
メンタルが不安定で
いろんな病に罹るのかについて
不断に研究を続けてきました。
ぼくの今の仮説は
胎児期の栄養や
乳幼児の母乳や離乳食や食事のあり様が
以後の長い人生の健康をも左右しているのではないかという説です。
故甲田光雄医師は
赤ちゃんがお母さんのお腹にいたときの
宿便(胎便)を乳児期に出すか否かが
人の健康を決定づけるといいます。
ぼくのイメージでは
胎児から乳児までは
固形物を摂らないリキッダリアン(液体食)で
現代人は
その期間が短く母乳をあまり飲まないので腸内細菌のバランスが悪くなるのではないかということです。
つまり
メイバランスのような栄養ドリンクを
飲み続けていたあと
急に大人のディナーを頂いて
腹を壊している感じです。
断食明けは
飲み物から復食し
徐々にお粥から軟食になります。
そして
もし腸内細菌のバランスが悪いまま
大きくなる子は
癇の虫を腹に宿し
短気で夜泣きする子になるのではないでしょうか。
そこで
腸内細菌を革命的に
善玉菌の天下にするには
「毒を以て毒を制す」吉益東洞
か
善玉菌を直接増やすか(ヨーグルトなど)
環境を良くするか(動物・植物・鉱物の生薬)しかありません。
ぼくの革命的断食法は
母乳に近い乳酸菌のヨーグルトかピルクルかカルピスのようなものを飲み
一定期間を乳児のように過ごすことです。
これは
リアルでありメタファーです。
高橋記(母胎回帰)
Frank Sinatra - As Time Goes By (Casablanca)
ぼくが好きな晏嬰(晏子春秋)のことが
でていました。
ぼくは
どちらかと言えば
孔子より老子が好みです。
孔子が好きになれない理由が
判然としました。
孔子と晏嬰は
同時代のひとでした。
実際に3代の斉の王に仕えた
晏嬰からみれば
孔子は見かけ倒しで(容姿端麗)
冠婚葬祭を華美にし過ぎるきらいがあったので
現実のまつりごとには
使えないと思ったようです。
晏嬰は小柄なひとであったようです。
「名声はこれを君に帰し、災禍はこれを身に帰す」という名臣の生きざまが
簫何のような渋い感じで
座右の銘に加えたいと
思いました。
高橋記(自ら管仲・晏嬰に譬ふ)