Ingrid Bergman - Can't take my eyes off of you
最近
人々の争いが頻発している。
ぼくは
看過できないので
その原因について
深く考察してみた。
世界観の問題と
母性愛の問題がある。
まず
喧嘩やいじめや虐待をする人の
深奥には
愛情の枯渇があり
愛情を確認する
粗野で原初的で
不合理な感情が
横たわっている。
だが
人間に完璧な愛情を
求めても
満たされることはない。
人間は
あってあるものでも
阿弥陀如来でもないからだ。
すなわち
神仏に求めるべき
愛情と
全幅の信頼を
人に求め
かってに
逆恨みしているのではないか。
最近の人々の
意味不明な
争いの根源には
結局
近代の無神論と
人間中心主義があるのだ。
そして
もう1つは
母性愛に全てを委ねる
原初的な経験の欠落である。
母ないし女性が
観音菩薩だとする。
しかし
最近の人々は
乳児期が短く
さらに
大人になっても
母性に全託の信頼を持って
甘える人は少ない。
そのため
人に全てを委ねるという
ある種
完璧な委託や
信頼や
脱力を経験していない。
よって
常に力んでいるし
緊張している。
解決策はある。
誰かに
全てを委ね
甘えることである。
それは
天国の予兆であり
浄土への予行演習である。
アーメン
高橋(混と沌)