Chopin - Prelude e minor - op. 28/4
最近の日本や世界の現状を見るにつけ
人々の
哀愁や悲嘆
怨嗟の声が聞こえてくるようです。
テレビニュースも
ヤフーニュースも
ろくなニュースがないです。
しかし
生きねばなりません。
メメントモリとは
現世の儚さを肝に命じ
常世から現世を観る視点だと思います。
この世は
酔狂だという達観(曽野綾子先生)や
五感の節欲をするストイック生活も
メメントモリな人生でありましょう。
ぼくが
最近編み出したライフスタイルは
貧乏でも
現世が過酷でも
全てをロマンチックにし
芸術的
音楽的
文学的な世界観に
全てを放擲して惑溺し
そのエッセンスが沈潜するのを
楽しむという
シュールなリアリズムであります。
いつの時代も
現世は困難であり
懊悩の連続です。
だからこそ
美学と
崇高にして聖なるものへの渇望が
生まれるのです。
但し。
鴨長明や西行
竹林の七賢の如き
現実逃避な生き方は
参照できません。
あくまで
この世において
王座と祭壇において
顕現するのが
美であり
永遠の相の下に
有限な世界の矮小を示し
形而上学の智慧と光に依って
自然学の仄かな灯の陰影を露わにする方便が
メメントモリです。
これは
ぼくの
私説です。
アーメン
高橋(美学評論)
今回
初めて洞杉を観察し
あまりの巨大さと
生命の激烈なる執念を
目の当たりにし
冷静なる自然学的な調査の趣旨から
逸脱し
芸術的な文学世界に
惑溺することになりました。
それは
致し方ないことです。
ときに
新たな研究視点が判明しました。
岩の上にコケ類が生えており
そこにスギが1000年ぐらい
の時間を掛けて
今の巨木群が
形成されたようなので
やはり
コケ類を調査したいと思います。
何れに致しましても
写真では伝わりにくいものがありますので
一度
洞杉及び岩上植物群落を
観察して頂きたく候う。
高橋記
スズメバチの巣
ノコンギクが咲いていました。
先日、庭で発見した野菊のようなものを
採取して先生に見せますと
「ノコンギクです」(野菊)
と申されました。
今回
洞杉周辺に咲いていたものと
同じであり
嬉しく思いました。
高橋記
洞杉の林床にオオフジシダが生えていました。
先生によれば、富山県の絶滅危惧種であり南方系のものだそうです。
高橋記
環境測定中の札の下にある細長いシダが
オオフジシダ