ITpro SkillUPというサイトに同じ題で、次のような記事が掲載されていたのでご紹介します。
サイト名が表すとおり、SEなどIT関係者向けに書かれたものですが、プロのアスリートにも使われている手法ということで、面白いかも知れません。
『苦手意識は捨てられる』の著者で、ストレス対処法のセミナーなどを数多く手がける梅本和比己氏によると、「苦手意識を消し去ることはできないが、拒絶反応を起こさないような“対応力”を身に付けることはできる」とのこと。
梅本氏はNLP(神経言語プログラミング)というストレス・コントロール技法のトレーナーで、NLPの基本的な考え方は、苦手と感じる脳の神経回路をプログラミングし直す、つまり「こうありたい」と思う望ましい状況に上書きするというもの。
この記事では、NLPの手法として次の2つを紹介しています。
■分離法
これは、悩める自分を客体化する技法の一つです。
そもそも苦手意識は、上司にひどく怒られたとか、試合でボロ負けしたとか、悪い体験によって作られていることがく、それでひどく自信を失い、「次もきっとうまくいかない」と思い込んでしまいます。
苦手意識に対処するための「分離」法では、失敗体験と成功体験の両方の記憶を使います。手順は次のとおり。
①まず、目の前に映画のスクリーンをイメージし、悪い状況を映し出してみる。
その状況を冷静に観察し、なぜ自分が困っているのか、上司はなぜ怒っているのかなどを分析する。
その上で自分なりの改善点を考える。
②次に、スクリーンの中で、改善点を導入しながら、自分がうまくいっている状況をイメージする。
③最後に、悪いイメージのスクリーンを意識的に遠くに追い出し(分離)、良いイメージのスクリーンを自分の中に取り込んで完全に自分のものにしてしまう。こうすれば、実際に苦手なこともスムーズにできるようになる。
この「分離法」はテクニックなので、最初はうまくいかなくても繰り返し練習することで効果を高めていくことができるそうです。
■ストローク・シャワー
語感がいいですね!
この手法は、看護の現場などで広く活用されているそうです。
看護はストレスの多い職場で、看護士たちは自分のエネルギーを出しつづけ、やがて干上がってしまうことも多い。そんな時、苦手な患者さんの検診に行くのは本当につらいことのようで、エネルギーを蓄えるためにストローク・シャワーが使われている」とのことです。 ストローク・シャワーの手順は次のとおり。
①まず、これから苦手な患者さんのところに行くので緊張している看護士(被験者)が中央に座り、その周りをぐるっと取り囲むように他の看護士たちが座る。そして周りの看護士たちが1人ずつ、被験者に向かって、被験者の長所をほめていく。「あなたは本当によく働くわ」「いつも気が利くよね」「明るい性格が魅力的よ」などなど、何でもいい。
②一周したら、今度は一斉に、今話したほめことばをまるでシャワーのように被験者に浴びせかける。
ストローク・シャワーを浴びた被験者は、体温が上昇し、苦手な相手に対する拒絶反応を抑える効果があるそうです。ただし、対応力を高める効果は数十分ほどなので、実施するタイミングを計ることがポイントのようです。
どうですか?
普段の練習前後には分離法、そして試合直前にはストローク・シャワー!
私が知らないだけで、活用している強豪チームは少なくないかも知れませんね。
サイト名が表すとおり、SEなどIT関係者向けに書かれたものですが、プロのアスリートにも使われている手法ということで、面白いかも知れません。
『苦手意識は捨てられる』の著者で、ストレス対処法のセミナーなどを数多く手がける梅本和比己氏によると、「苦手意識を消し去ることはできないが、拒絶反応を起こさないような“対応力”を身に付けることはできる」とのこと。
梅本氏はNLP(神経言語プログラミング)というストレス・コントロール技法のトレーナーで、NLPの基本的な考え方は、苦手と感じる脳の神経回路をプログラミングし直す、つまり「こうありたい」と思う望ましい状況に上書きするというもの。
この記事では、NLPの手法として次の2つを紹介しています。
■分離法
これは、悩める自分を客体化する技法の一つです。
そもそも苦手意識は、上司にひどく怒られたとか、試合でボロ負けしたとか、悪い体験によって作られていることがく、それでひどく自信を失い、「次もきっとうまくいかない」と思い込んでしまいます。
苦手意識に対処するための「分離」法では、失敗体験と成功体験の両方の記憶を使います。手順は次のとおり。
①まず、目の前に映画のスクリーンをイメージし、悪い状況を映し出してみる。
その状況を冷静に観察し、なぜ自分が困っているのか、上司はなぜ怒っているのかなどを分析する。
その上で自分なりの改善点を考える。
②次に、スクリーンの中で、改善点を導入しながら、自分がうまくいっている状況をイメージする。
③最後に、悪いイメージのスクリーンを意識的に遠くに追い出し(分離)、良いイメージのスクリーンを自分の中に取り込んで完全に自分のものにしてしまう。こうすれば、実際に苦手なこともスムーズにできるようになる。
この「分離法」はテクニックなので、最初はうまくいかなくても繰り返し練習することで効果を高めていくことができるそうです。
■ストローク・シャワー
語感がいいですね!
この手法は、看護の現場などで広く活用されているそうです。
看護はストレスの多い職場で、看護士たちは自分のエネルギーを出しつづけ、やがて干上がってしまうことも多い。そんな時、苦手な患者さんの検診に行くのは本当につらいことのようで、エネルギーを蓄えるためにストローク・シャワーが使われている」とのことです。 ストローク・シャワーの手順は次のとおり。
①まず、これから苦手な患者さんのところに行くので緊張している看護士(被験者)が中央に座り、その周りをぐるっと取り囲むように他の看護士たちが座る。そして周りの看護士たちが1人ずつ、被験者に向かって、被験者の長所をほめていく。「あなたは本当によく働くわ」「いつも気が利くよね」「明るい性格が魅力的よ」などなど、何でもいい。
②一周したら、今度は一斉に、今話したほめことばをまるでシャワーのように被験者に浴びせかける。
ストローク・シャワーを浴びた被験者は、体温が上昇し、苦手な相手に対する拒絶反応を抑える効果があるそうです。ただし、対応力を高める効果は数十分ほどなので、実施するタイミングを計ることがポイントのようです。
どうですか?
普段の練習前後には分離法、そして試合直前にはストローク・シャワー!
私が知らないだけで、活用している強豪チームは少なくないかも知れませんね。