宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

茶箱点前

2018-09-01 16:42:14 | 茶道
9月の稽古は茶箱の稽古。
今日は1カ月ぶりの稽古です。猛暑の夏も皆様元気に過ごされたようで久し振りの顔合わせです。
《雪》《月》《花》のほか、《色紙点》の稽古ができました。

玄々斎考案の茶箱点前…よく考えられたと改めて思います。
縦22cm,横15cm,高さ12cmほどの箱に茶を点てる諸々の道具を入れて、それぞれの道具を仕覆に入れて、茶筅・茶巾は筒に入れます。お菓子を入れる「振り出し」も入っています。

また茶箱に掛け合を付けたことも素晴らしいアイディアだと思います。
《雪》の時は掛け合の上で点茶しますし、《月》の時は器据を使い、《花》ではお盆を使います。

御所籠を茶箱として使う《色紙点》は,円能齋が好まれた御所籠を茶箱として使う《色紙点》を淡々斎が考案されました。

4枚の古帛紗と茶巾箱を色紙のように散らして、とても雅なお姫様のおままごとのような点前です。


茶箱の時のお菓子は振り出しに入れます。よく金平糖を入れますが、金平糖は歯でポリポリ咬まなくてはならないので我が家では麦チョコを入れました。

茶箱点前は薄茶点前にもかかわらず、仕覆扱い等あるので結構点前に時間がかかります。

1ケ月ぶりの稽古で、正座が皆様辛そうでした。
コメント
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