宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

茶筅供養で稽古納め

2016-12-21 14:29:45 | 茶道

今日が今年最後の稽古です。

年越しそばをお出しして、茶筅荘で茶筅供養をしました。



そばのおつゆは、茅乃舎のだしを初めて使い京風の鰊そばにしました。
白菜の漬物とリンゴを添えて。



茶筅供養には赤い糸を結んだ茶筅を使います。
この頃生徒の皆さまは濃茶を練るのがとても上手になり、大変おいしい濃茶を頂きました。



それから後炭に入ります。普段と違って格調高く、炭台に奉書を載せて炭をセット。
点炭の代わりに茶筅をくべて燃やすのです。
もちろん茶筅全体を燃やすと部屋中大変な煙となるので、茶筅を細く崩したものを燃やします。
燃えている間に「般若心経」を皆さまで唱えて供養します。この日のために、写経をしてきてくださった方もいました。



後炭の後は薄茶を頂き、稽古納めは終了です。

茶道で目立たないけれども一番大事な道具は茶筅!
この一年何本もシャカシャカと使わせてもらいましたので大感謝です。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かれん)
2016-12-21 21:46:47
一番酷使していますので感謝ですね。
お弟子さんにとっても貴重な体験ではないでしょうか
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Unknown (そうこう)
2016-12-23 15:01:28
茶筅は消耗品・・・にしては一本の竹を細かく裂いて内側と外側に振り分けて糸で綴じる・・・作るのが大変そうです。職人芸です。
最近は中国製のもありますね。
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