NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を見ています。
その中の帰蝶の座り方が「立膝」座り。戦国時代は部屋が板敷きだったので男の方は「胡坐」、女の方は「立膝」であったようです。
そのころは着物もゆったりとしていて膝を立てても見苦しくなりません。ドラマの帰蝶役の女優さん、とてもきれいな立膝すわりをしています。
その女優さん曰く、実際にしてみると結構この立膝すわり大変だったとか、ネットにありました。
現代では立膝すわりや胡坐はなんだかお行儀が悪いイメージですが、戦国時代はそれが正式の座り方だったのです。
ちなみに昔の偉い方の肖像画を見ると上の家康のような座り方をしています。これは「貴人座り」と言って、膝を大きく開いて脚を組まない座り方だそうです。ちょっと大変そう・・な感じ。
正座が始まったのは江戸時代以降、畳の部屋が出来てからです。
住居環境の変化で座り方も変化してきたことを思うと、畳がないフローリングの家が多くなった現代、正座が出来ないようになる方が増えるのでは・・・・そういえばもはや女性でも平気に胡坐をかく時代です。
韓国も畳はないので立膝すわりが正式だったのですね。洋服もたっぷりしているので立膝すわりでも大丈夫そう・・
もっとも現代は床に座ることはあまりないでしょうね。椅子の生活ですから。
ちなみに朝鮮女性は立膝が正式だったようです。
昭和に日本の家元から習っているお茶の稽古の写真を見たことがありますが、もちろんあちらの服ですが立膝でやってました。
あれ、どうなったのでしょうか?
座り方のお話、テレビの時代劇をそう言う視点で見たら面白いですね。勉強になりました。
色々な姿勢でお点前チャレンジしてみようかな。