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12月16日に《ニューヨークセントラルパークでの野外公演》、17日にパリの《シャンゼリゼ劇場公演》をテレビBS8で見ました。
NY野外公演では、ベートーベンの《皇帝》を、指揮者はいない小さなオーケストラと共に演奏されました。
観客は何百人も、椅子も用意されていましたが立っている人や地面に坐っている方など とにかく大勢でした。
全楽章を一気に演奏。私の大好きな曲です。
辻井さんの一生懸命に演奏される姿に感動・・・楽譜をどう頭に入れられたのか、正しく鍵盤をおさえてしかも早く弾くことができるか本当に感動。神の手のようでした。
終わっても拍手は鳴りやみません。そしてアンコール曲としてなんと難曲、リストの「ラ・カンパネラ」を弾かれました。
ただただ驚きと感動です。私も思わずTV前で拍手。
次の日はやはりBS8で、フランスでの公演を放映していました。
フランスゆかりのショパンにまつわるいろいろな場所も訪問。ショパンが使っていたピアノに触れたり、、古いピアノを修復する工房ではリストの時代のピアノで「ラ・カンパネラ」を弾かれました。今のピアノとは音色が違いましたが、工房のおじさんはびっくり感動されていました。
そして本番の公演ではショパン《12曲のエチュード》を一気に弾かれました。
その中には「別れの曲」や「黒鍵のエチュード」「革命」も含まれています。見事な演奏でした。
どれもこれも難しい曲。優しい音色になったり、力強い音になったり両手がひっきりなしに複雑に鍵盤上を動き、交差もありますます。
ここでもアンコール曲はリストの「ラ・カンパネラ」。
この日も家にいながら standing Ovation したくなりました。
テレビでゆっくり演奏を楽しみましたが、辻井さんはピアノの神様、否、もしかしてAIなのではと私は思ってしまいました。
本当に信じられないほどの素晴らしい感動的な心を揺さぶる演奏でした。
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