宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

アガパンサス

2018-06-20 16:40:10 | 茶道

庭のアガパンサスを茶花として使いました。洋花なので、何となく床の間では馴染まないかしらと思いつつ・・・
しかし涼しげな薄紫が美しいですし、小さいラッパ状の花が、けなげに20個ほど集まって一つの花を構成していて美しいです。

生徒さんの一人が「アガパンサスは縁起の良い花、ギリシャの美術にもあるよう」と、またある方が「ミュシャの絵にもあったよう?」と言われました。何とも高尚な会話!!ですね。
小花が沢山あるのできっと繁栄を表す縁起の良い花なのでしょう。
そういえばモネの絵にもあったような・・

先日裏千家東京地区大会に行かれた方が「そういえばカーラーが入れられたお席がありました。和名で水芭蕉とされていました」とおっしゃいました。

私は「アガパンサスも和名があると良いわね」と言うと、すかさず先程の方が「むらさき君子蘭でした。」と言われました。
あーそういえば確かに君子蘭ですね。オレンジ色の君子蘭はよく見ていたのに色が紫だったので、別物と思ってしまいました。

むらさき君子蘭なら堂々と茶花として使ってもよいですね。
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