富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

師走

2008年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

昨朝未明、業界団体の忘年会があったので、東京から寝台特急「北陸」で帰ってきた。恒例の「鰤シャブ」会で、準備をしなければならないからだ。ソラと散歩して、部屋の掃除をしたら、もう昼になってしまった。

昼、行きつけの「アラキ」で昼食がてら、年越し蕎麦の注文をした。何時もながら、不味いスープだが美味しい麺だ。

夕方、橋屋さんの所へ顔を出して「阿武隈のきのこ」とMycoscienceに掲載された浅井さんご夫妻著「New records of two Tulostoma species from Japan」と日菌報に掲載された名部さんご夫妻著「First report of Marasmiellus foetidus in Japan」を頂いてきた。2報とも良く書けている…科学誌に載るからには当たり前か^^;

取って返して、大和でワインとチーズを仕入れて、近所の量販店でその他のアルコール類を仕入れた。夜、親戚9人が集まって「ブリシャブ」会の始まり。今年は天然物を仕入れることができた…とても美味しかった…と言っても、ブリアレルギーなので一切れしか味わえないのだが…。

今朝、起きたら右手首と肩が痛い…どこかでぶつけたようだ。じっとしていても不快。ソラと散歩していてもリードがうまく握れない。

夕方、妻と日赤病院へよってから、癒しの温泉「越中ユートリア」で入浴。Dscn0881 帰りに永瀬さん宅へ年末のご挨拶に伺った。柚子・鮎(一夜干し)・ススタケの瓶詰めそして採ってきたばかりのフキノトウを頂いてきた。何が美味しいかといって、このフキノトウの天婦羅ほど美味しいものはない。永瀬さん来年もよろしくv(^^)

そんな訳で、今年もいろいろあったけれど…良い一年だったと思う。


INAXの「考えるきのこ展」に行ってきました

2008年12月16日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
昨日、大阪市中央区の伊藤忠ビル1階にあるINAXギャラリーで行われている「考えるきのこ展」に行って来ました。平日の朝一番に入ったため、居られたのは3人連れの1組だけで非常に静かでした。中の1人はどこかで見た顔だな?と思っていたら、幼菌の会の方でした。世の中は狭いものです。

展示は大阪自然史博物館(佐久間さんのところ)や西尾製作所のきのこの標本やきのこ切手の本を出された飯沢さんのきのこ切手と文献、また千葉県立中央博物館(吹春さんのところ)所蔵の古い菌類図譜、小寺さんの撮られた顕微鏡写真、青木さんの遺品やスケッチ、池田先生の描かれた「北陸のきのこ図版」の原画など、会場はコンパクトですが非常に中身の濃い展示です。

この展示は来年2月まで大阪で開催され、その後、名古屋、東京へ移動し長く開催されますので、ご都合さえ合えばぜひ一度は足を運んでください。行っただけの価値はある展示でした(INAXのHPで調べると休館日や会場の地図もすぐにわかります)。

展示で見ていただきたいものには、池田先生の描かれたきのこの絵など多数ありますが、私の一押しは青木さんが使っておられた顕微鏡です。青木さんはこの顕微鏡で素晴らしい検鏡図を描かれました(一部はいっしょに展示してあります)。そう思うと私には顕微鏡が光り輝いて見えました。そして私たちはこの偉業を、兵庫の名部さんが今年にまとめられた「日本きのこ図版」で目にすることができるのです。1人の研究者の活動は、池に落とした石によってできた波のように、全国のアマチュアに大きく影響を与えつつあります。
この顕微鏡をぜひご覧になってください。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園   橋屋 誠 _/_/_/_/_/


INAXキノコ展について

2008年12月12日 | きのこ

INAXギャラリーのキノコ展の案内が下記のアドレスで紹介されています。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001325.html

[企 画] INAXギャラリー企画委員会
[制 作] 株式会社INAX
[協 力] 
飯沢耕太郎、池田良幸、大阪市立自然史博物館、小寺祐三、佐野書店、仙台市科学館、千葉菌類談話会、千葉県立中央博物館、西尾製作所

ギャラリー1(東京):
  2009年6月4日(木)~8月8日(土) 
  休館日:日祝日
ギャラリー大阪:
  2008年12月11日(木)~2009年2月19日(木) 
  休館日:水曜日、12/27-1/4
ギャラリー名古屋:
  2009年3月6日(金)~5月21日(木) 
  休館日:水曜日、5/17

_/_/_/_/_/ 栗林 義弘 _/_/_/_/_/


カキシメジを食う?

2008年12月10日 | きのこ

大学OBの飲み会があった。
同じ職場に居る後輩のK田君の歓送会だ(これで2回目)。彼は、SLS(セカンドライフサポートシステム)に手をあげ、早期退職し、何か商売をやりたいらしい。
遺恨の残らぬ円満退社と言うので一安心だが、これほど金融市場が混乱するとは思ってもみなかった事だろう。

宴席上、今年退職された魚津在住の先輩が、毎年自分のシロにきのこ狩りに行くという。
「大黒シメジ・アミタケ・イッポンシメジ・カキシメジ…なんかを毎年採るよ」
「カキシメジ…って毒きのこでしょ?」
「なぁ~んも、普通に食べてるよ」
「それはカキシメジじゃないと思うけど…」
「カキシメジながやっちゃ!」
「…」

最後に恒例の都ぞ弥生を歌ってお開きとなった。

明日は東京出張、明後日は会社の忘年会、翌日はK田君の送別マージャン大会だ。なかなか忙しい。


薬勝寺池公園12月のデータ

2008年12月10日 | きのこ

薬勝寺池公園の定点観察会参加の皆様へ

植物園の橋屋です。
先週末に行いました観察会の標本データを添付ファイルでお送りします。

当日、現地ではわかりませんでしたが、採集品の中にニオイアシナガタケが2点もありました。
このきのこはヨードホルムの匂いがするもので、野外ではわかりにくいですが、紙袋やフィルムケースの中にしばらく置くと匂いが溜まって、わかりやすいです。

1月の観察会は、第1週目は松の内ですので、第2週目の1月10日(土)です。
どうぞよろしく。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/