治癒 Part1

# 京都市心の健康増進施設内 X月X日
　カウンセリング室でのA氏診断カルテより・・

カウンセラー「Aさん宜しいですか、これから幾つかの質問をします
　　　　　　　　答えられないものは答えなくて結構です
　　　　　　　　今の貴方が感じてる事を教えてくだされば良いだけですから」

A「はい」

質問者「貴方は自己のブログでオカルトを扱っていますね　それは何故ですか」

A「昔オカシナ夢を観たんです それがきっかけです」

質問者「その夢のせいで 貴方はその超自然的なものを信じていると・・」

A「そうです　でも理由の詳細は言葉で表現できません」

質問者「あなたは神を視たんですか」

A「生物の寿命という仕組みや単純な数式が成り立つ理由
　 それが神の存在の一部だと思います」

A「だから全ては初めから揃っているんです それを
　 使う気が無いならそこで完結する世界だと考えています」

質問者「Aさん 私の質問と答えが違います 答えたくないという事ですね」

A「はい」

A「僕には、カウンセラーさんが３次元の存在が
　２次元の物を捉える事の逆を訊いてる様に思えます」

質問者「なるほどそういう考え方も出来ますね」

A「私が自己のブログに置いている物はフィクションとチープな体験談です
　　閲覧者が拒めば成立しない物なので軽く読んで貰えればと思ってます」

質問者「今日はこの辺で止めましょう
　　　 　またこんどAさんお話して下さいますね？」

A「はぁ・・」

ファー美さん

# ここは京都のはずれに在るsoop邸

soopがウーロン茶を２つのグラスに注ぎテーブルにつく
ファーファ「わぁ 僕の好きな黒ウーロンだっ！」
soop「うふふ(" さぁ冷めないうちにどうゾ」

soop「そういえばファーファ ファー美さんから連絡あったかい？」
ファーファ「うん あったよsoopの件もちゃんと言っといたから」
soop「なんだ・・隠れて逢ってたのかｗ」

ファーファ「彼女僕ら以外の人たちも取材をしていて、大変だけどやり甲斐が
　　　　　　あるし、海外のファーファ(スナッグル)にも取材できないか会社に相談してるんだって」

soop「僕はファー美さんが色々なファーファ使い＆ファーファに取材していく
　　　ドキュメント的な本をだすだろうと思うんだけど そこの所どう言ってた？」

ファーファ「それは訊いてないネ だって面白味減るもんｗ」
soop「なるほど」

外貨獲得

女「この人また写ってる 変な人ｗ」

ここはとある請負会社 社長を除き
スタッフのほぼ全員がアジア系外国人 人員を10人前後で班分けさせ
年単位のルーティンワークを行う

@ ルーティンワークについて
10人未満の実行班は依頼終了後、海外に出国(帰郷)上からの指示待ち状態になる
それと入れ替わりに同じように指示を待ってた班が入国する
(その間に人員の補充やアクシデントの調整があると予想される)

請け負う依頼の内容は"対象者の暗殺"
やり方は簡単で対象者を意識不明にさせ 拉致後工場で処分

請求金額は場合により異なる(250万から)

処理現場は鉄鋼工場
依頼者は口コミか夜の人 　

soop「この話は東京公司さんの本から抜いたものだけど どうかなぁ」
ファーファ「本の出版が90年代後半だから ありえるネ」
soop「現在の日本の社会ではこういう会社はあり得ないと思うよ」
ファーファ「でも 現在でも実際 失踪者は沢山いるのが不気味だよね」