今日は、大人のレッスン生 Sさん(50代 女性)のレッスンでした。
Sさんは、重要なお仕事を任されている、キャリアウーマンです。
そして、高校生と受験生の2人のお子さんのお母さんでもあります。
それにも拘わらず、ピアノに対しても一生懸命なので、
以前から気になっていたことを聞いてみました。
「Sさんはお忙しいのに、いつ練習しているのですか?」
「会社に行く前に1回、帰ってからも1回か2回弾いています。」
「まあ、それは素晴らしいですね
時間を作って練習してくださって、ありがとうございます。」
「私がピアノを練習していると、主人が言うのです。
もう少し、君は練習のプロセスを楽しんだ方がいいよって。」
「ご主人様は。良いことをいいますね。」
「主人は、毎日、習字の練習をしているのですが、
『僕は、そのプロセスを楽しんでいるよ。でも、君は結果を急いでいるような練習をしているね。』
と、いつも言われてしまいます。
確かに私は、すぐに結果を出したいタイプなので。」
「素晴らしいです ご主人様のお言葉は、確かに一理あると思います。
でも、Sさんの、強い向上心も大事なことですよ。
最近、本当に上手になられたのは、その向上心と練習の賜物ですね。」
「ありがとうございます。頑張ります。」と、Sさんは仰いました。
それにしても、ピアノの練習をめぐって、御夫妻でこのような会話が出来るなんて
Sさん御夫妻の、仲の良さが伝わってきたのでした