自閉症の作家 東田直樹さんのブログを拝見するのを、日課にしています。
東田さんは、ご存知の通り、会話の出来ない重度の自閉症ですが、
簡潔な文章を書く、聡明な作家さんです。
ただ、喋ることは苦手らしく、文字盤を使わないと会話が出来ないのだそうです。
そんな東田さんですが、昨日のブログによると~
【ウサギかわいい】
先日、僕は牧場でウサギを見ました。
穴の中に隠れる時のウサギは、
お尻だけ最後に残して、
ふりふり一生懸命に振っている様子が、
とてもかわいかったです。
僕は、それを見て思わず
「ウサギ、かわいい」と叫んでいました。
文字盤を使わずに、僕がそう言えたのは、
生まれて初めてです。
自分でびっくりしました。
それからは、ウサギを見ると、
とりあえず「ウサギ、かわいい」と言うことはできます。
だからと言って「ネコ、かわいい」と言えるわけでも、
「ウサギ、小さい」と言えるわけでもありません。
どちらかと言うと、反射のようにウサギを見ると
「ウサギ、かわいい」というフレーズが、口から出るという感じです。
「ウサギ」だけ言えていた時と、どちらがいいのかわかりません。
穴の中に隠れる時のウサギは、
お尻だけ最後に残して、
ふりふり一生懸命に振っている様子が、
とてもかわいかったです。
僕は、それを見て思わず
「ウサギ、かわいい」と叫んでいました。
文字盤を使わずに、僕がそう言えたのは、
生まれて初めてです。
自分でびっくりしました。
それからは、ウサギを見ると、
とりあえず「ウサギ、かわいい」と言うことはできます。
だからと言って「ネコ、かわいい」と言えるわけでも、
「ウサギ、小さい」と言えるわけでもありません。
どちらかと言うと、反射のようにウサギを見ると
「ウサギ、かわいい」というフレーズが、口から出るという感じです。
「ウサギ」だけ言えていた時と、どちらがいいのかわかりません。
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これは、本当に素晴らしいことだと思います。
この経験をきっかけに、何かが変わるかもしれませんし、何も変わらないかもしれません。
でも、何かが初めて出来る様になる~と云うことは、やはり、素直に嬉しいものです。
私のところに通ってくれる、障がいを持った生徒さん達も、
初めてピアノが弾けた時の嬉しさは、非常にダイレクトに伝わってきます。
ピアノが弾けた
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そんな喜びが、ヒシヒシと伝わってきて、私も本当に感動します。
何かが、初めて出来た
と云う喜びを、
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出来るだけ多くの生徒さんと共有したいな~と、改めて思うのでした。