夕暮れになると、レッスン室の窓から差す光が、だんだんと深みを増し、
あたり一面を赤く染めます。
ああ、今日も1日が終わるのだな~と、西の空を眺めます。
西の空は、時々、ハッとする程美しく、そんな時はレッスンの手を休めて、
生徒さんと一緒に、夕焼けを観賞することもあります。
一緒に夕焼けを観賞しながら、この子は、レッスンの合間に見た夕焼けを
いつか思い出すことがあるのかしら~と、未来に思いを馳せたりするのです。
【明日】
お日様が沈んでいく風景を見ていると、
今日も一日が終わったことを
自覚させられます。
どれだけ辛くても、明日という日は
やってきます。
元気を出して生きなくてはなりません。
明日は、いい日になりますように。
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これは、自閉症の作家・東田直樹さんが11月1日に、
御自身のブログで発表されたエッセイです。
悩みが深すぎて、お日様の光がうっとうしい時も、
そして、明るい未来が想像出来ない程辛い時にも、
明日という日は、必ずやってきます。
明日が巡って来るということは、試練でもあり、恵みでもあります。
明日は、きっと良い日になりますように~と思いつつ、
今日も明日も生きていこうと思います。