(昨日の続きです)
次男が中学に入って、初めてのオープンスクールの日のことです。
その日は、一日中、学校の様子が見られる日なので、
私は少し緊張しながら、次男のクラスに入りました。
ちょうどその時は休憩時間だったらしく、教室に、半分位しか生徒はいませんでした。
私はまず最初に、次男の席はどこかな~と探しました。
見慣れた筆箱とリュックは、すぐに見つけることができました。
すると、次男の机の隣に、可愛らしい女の子が座って、次の時間の準備をしていました。
次の時間は、自分で調べた地域のことを、1人1人発表する時間だったのです。
子どもを見ると、すぐに話しかけたくなる私は、その女の子に話しかけました。
「コウタ(仮名)の母です。こんにちは。」と言うと、
その女の子は、はっきりした声で「こんにちは。」と答えてくれました。
その佇まいは、中1ながらしっかりとしていて、
いかにも躾の行き届いた、聡明なお嬢さんだとお見受けしました。
名札を見ると、ミワ(仮名)と書いてありました。
ところで、ウチの次男は小学生の頃、小学生男子の典型として?
よく、女の子をからかって遊んでいたようでした
なので、隣の席のミワさんをからかって、困らせていないかな~と思い、
「コウタって、悪戯好きでしょ? ミワさん、コウタに何か悪戯されてないかしら。」
と聞いてみました。
すると、ミワさんは、私をしっかりと見て「大丈夫です」と、答えてくれました。
えっ? 大丈夫?
~と云うことは、悪戯されているけど、私は我慢するから大丈夫~ということかな?
と、一瞬思いましたが、深く考えるのはやめよう、と思いました(笑)
私はそれよりも、ミワさんから醸し出される気高い雰囲気に圧倒されて、
少し衝撃を受けました。
この衝撃は、いったい何なのだろう。。。
職業柄、中学生の女の子に慣れている私にとっても、
何故かミワさんの印象は、衝撃的だったのです。
その後、次男とミワちゃんは、同じクラスになることはなく、6年間が過ぎました。
それでも時々、私はミワちゃんのことを思い出し、
どんなお嬢さんに成長しているかしら~と、想像していたのでした。
(長くなったので、明日に続きます)