ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

きょうだい児さんのこと

2017-12-17 | 障がい児教育

(昨日の続きです。一昨日の続きでもあります。)

次男もミワちゃんも、無事に高校を卒業し、ミワちゃんも東京の大学に進学したと聞きました。

ミワちゃんの進学先は、偶然にも、長男の大学でした。

私は嬉しくなって、中1の時の名簿を見て、ミワちゃんのお母様に電話をしました。

ちょうどその頃、その大学関係者のイベントが、市内で催されることになっていましたので、
ミワちゃんのお母様・Kさんをお誘いしたのでした。

Kさんは快く承諾してくださって、私達は、そのイベントに一緒に行きました。

Kさんは、ほぼ初対面の私に
「ミワの妹は自閉症で、支援学校に通っているの。」と話してくださいました。

なので私も、自閉症のお子さん達にピアノを教えていること、
それがとても楽しいので、ライフワークにしようと思っていること~等をお伝えしました。

そんなことが切っ掛けになり、私はミワちゃんのお母様 Kさんと仲良くなりました。
(12月15日の記事)

 

そして、何度かご一緒するうちに、Kさんは、ミワちゃんのことも話してくださいました。

ミワちゃんは、今頃になって、小学校の頃の話をするのだそうです。

妹のことで、からかわれたりしたら、こんな言葉で返してきたんだよ~とか、
からかわれたら、聞こえないふりをして、無視してきたんだよ~とか。

そして、
「ミワが小学生の頃、そんな風に対処して過ごしていたなんて。
私、全然知らなかった。」と、Kさんは言うのです。

私はその時、6年前の出来事を思い出し、納得しました。

ミワちゃんから醸し出される気高さは、ミワちゃんの、魂の気高さだったのです。

妹が自閉症であれば、どうしても、気配りする場面、気遣いする場面が多いことでしょう。

もしかしたら、我慢する場面も多かったかもしれません。

勿論、我慢や気遣いばかりの日々だったわけではなく、
聡明で可愛いミワちゃんには、楽しいことや、充実した毎日も沢山あったと思います。

そのような様々な経験を通して、ミワちゃんは成長し、今に至ったのです。

おそらく、ミワちゃんの魂は、元々清らかで気高かったのでしょう。

魂と云う表現が大袈裟ならば、人となり~と言う言葉に置き換えてもよいかもしれません。

それが、そのような環境で、益々磨かれたのだと思います。

私が6年前に感じた衝撃は、
そんなミワちゃんの、気高い魂に触れたからなのだな~と思ったのでした。

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