ロリン・ピアノ・コース~レパートリー2の、ソナチネCメジャー第1楽章は、
初心者の教材に最適~と、昨日の記事に書きました。
今日は、その続きです。
第2楽章は、ハ長調の属調であるト長調の、美しい小品です。
楽譜の下に、「フィンガーペダルを使って弾いてみましょう」と書いてありますが、
ダンパーペダルの練習にも使えると思います。
左手を控えめに、メロディーを美しく弾く~と云う訓練にもなります。
第3楽章は、再びハ長調の【ロンド】です。
右手のアーティキュレーションが細かいので、逆に弾きやすいと思います。
手首を柔軟にして、タタタン と軽やかに弾けるようになるまで、
何回も右手だけの練習をすると、すぐに弾けるようになります。
3小節目、4小節目等の、指のチェンジの箇所も、右手だけの練習を何回もしましょう。
チェンジする時に、ドスンとした音にならないように、
注意深く耳を澄ませて、何回も練習することが大切です。
27小節目から28小節目にかけての、poco rit.~フェルマータの箇所は
この曲の聴かせ処です。
でも、あまり早くから rit せずに、ミファ♯ソ~の処を丁寧に弾く~位の方が、
ロンドらしく素敵かな~と思います。
これは私の主観なので、色々と試してみるのも楽しいかもしれません。
この第3楽章は演奏効果が高いので、小さな集まり等で、
さりげなく披露するにも最適な曲だと思います。