(昨日の続きです)
そして、1週間経った先日のレッスンの時~
「ペダルの練習は如何でしたか?」と聞いてみました。
Iさんは、「後踏みが難しかったのですが、なんとか出来たと思います。」
と言って、弾き始めました。
すると、後踏みが甘くて、音が濁ってしまっています。
「Iさん、もう少し後に踏んでみてくださいね。」
「えっ? これ以上ですか?」
「はい、御自身が思っている以上に、後に踏まないと濁るのですよ。」
「自分では、随分後に踏んでいるつもりなのですが。」
「では、私の足を見てくださいね。」と言って、私は同じ箇所を
ペダルを付けて弾きました。
「ああ、そんなに後に踏むのですね。」
「そうなのですよ。
でも、後踏みが甘くて、音が濁っている人は、結構いるのです。」
「どうやって練習すればよいですか?」
「そうですね、インテンポでペダルを付けて弾くのは非常に難しいので、
半分位のテンポに落として、ゆっくり練習されたらいかがでしょうか。」
「私、速いテンポでばかり弾いていました。
手も足も、意識が中途半端になっていたと思います。」
「ゆっくり弾いて、音が鳴ったと云うことを充分に確認してから
おもむろにペダルを踏む~と云う、地道な練習をしてみてくださいね。」
そして、Iさんは、私と一緒に、何度もゆっくり練習してみました。
Iさんは、「少し、コツが分かりました。」と笑顔で言ってくださいました。
果たして次のレッスンでは? 楽しみです