一日一生(酒井雄哉・天台宗の僧侶1926~2013)
「解説」比叡山延暦寺では、創建以来厳しい修行が行われています。中でも最も厳しいとされるのが、7年にわたって比叡山山中などを歩き続ける「千日回峰行」行ですです。続けられなければ命を絶つのが決まりという究極の荒行で、2度もやり遂げた酒井雄哉さんは「現代の生き仏」と言われました。酒井さんは、一日を一生のように大切に生きろ、失敗しても焦らず、腐らず、その日を懸命に生きろ、明日はまた違った人生の始まりだと言いました。
私たちはつい、明日は当たり前にやってくるものと考えてしまいがちです。でも、一日が一生だとしたら、やってみたかったあのことも、行きたかったあの場所も、伝えたかったあの言葉も、決して先延ばしにはできないものです。
「人生で一番大切にしなければいけないのは『今』です。その積み重ねが、充実した人生を作ってくれます。」今日は千葉方面へのバス旅行。