1月2日昭憲皇太后御歌
迎年言志 はつ国をしらしし御代のすがたにも たちかえりゆく年のゆたけさ (はじめてこの国を治めあそばした天皇の御代の、すがすがしい姿にたちかえる思いがして心ゆたかな新年です 明治7年 歌御会始め御歌)
1月3日明治天皇御製
神祇 ちはやふる神のまもりによりてこそ わが葦原のくにはやすけれ (すばらしい神々のご加護があればこそ、わが日本の国は安泰を保っていられるのである。
明治天皇御製 一月一日 新年祝 あしはらの国のさかえを祈るかな 神代ながらの年をむかえて (古くから「葦原の中つ国」とたたえた、この日本の国の永遠の栄えを神に祈ることだ。神代のままにかわることのない新年を迎えて。(明治37年)
正月の風物詩として親しまれている凧。大空に舞い上がっていく姿は、見ていて実に気持ちの言いものです。「凧は向かい風の時にこそ最も高く上がる」と言ったのは、ウインストン・チャーチル。第2次世界大戦中、ナチスドイツに徹底抗戦で臨んだ、イギリスの政治家です。向かい風は進行を妨げる不利なものに思いますが、スキージャンプにおいても、飛距離を伸せられるのは、実は向かい風のときです。人生の逆風も同じ。逆境や障害に立ち向かってこそ、人は成長し飛躍できる。チャーチルは、そんなことを言いたかったのでしょう。
新しい年が始まりました。今年訪れるかもそれない困難は、自分を高みに上げてくれるものととらえ、より高く遠くに飛べる、飛躍のとしにしましょう。