いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

国画会と棟方志功

2006年06月07日 09時36分49秒 | 兎に角書きたいの!
日本民藝館創設70周年記念特別展として「棟方志功と柳宗謁悦展」が、そご
う美術館で6月11日まで開催されている。                       そのパンフレットによれば
『1963年(昭和11年)、国画会の展示会場で出会った棟方志功と柳宗悦。
 当時無名の画家にすぎなかった棟方の運命は、この柳との出会いによって大
きくかわっていきます。彼らを引き合わせた棟方の会心作(大和し美し)は、
その年開館予定であった東京、駒場の日本民藝館によって買い上げられ、以
後棟方は柳をはじめ、浜田庄司、河井寛次郎といった民藝の人々と深い親交
を結ぶようになり……』と紹介されている。

 展示品の中には、柳宗悦によって表装され、浜田庄司、河井寛次郎らによる
陶軸を用いた作品があった。多くの版画と共に絵画に優しい雰囲気を私は感じ
た。
 ところで、5月19日に刊紙に盗作疑惑で報道された、洋画家和田義彦氏の
作品「ダンス」に目が止まった。イタリアの画家、アルベルト・スギ氏の「ザ・
ボール、ノクターン」と構図が全く同じなのである。
 驚くことに、和田氏は前記の美術団体『国画会』に所属していた。そして、
芸術選奨文部科学大臣賞受賞を取り消され、挙句には名古屋芸術大学を退職
せざるを得なかったことまで報道された。
 所属団体の「国画会」にとって眞に不名誉なことであるが、文化庁のていた
らくには恐れ入った。大臣賞を取り消したことですむ問題ではなかろう。スギ
氏の出方によっては日本自体が問われることになる。
 棟方志功氏が『国画会』を基点として「世界のムナカタ」と呼ばれるように
なったのに、方や同じ国画会所属の洋画家は、盗作による絵画が芸術作品とし
てのお墨付きを日本国から受けていた。日本国の品格が問われる問題である。

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横浜市の”印籠”

2006年06月06日 08時06分57秒 | 兎に角書きたいの!
 昨日、『敬老特別乗車証』をいただいた。通称「敬老パス」の交付目的は、
「高齢者の外出支援を目的として、70歳以上の市民に交付」される。その交
付に伴う自己負担金は、所得により4段階に区分されている。
 負担金額
   ① 無料
   ② 2,500円
   ③ 5,000円
   ④15,000円となっている。
 現在、八個のシルバー社交ダンスサークルに所属して毎日外出している私に
とっては、まさに水戸黄門のような「印籠」である。医療費の軽減に寄与しな
がら末永く「印籠」をかざしていきたい、と思っている。最初に提示できる日
は、さて何時になるだろうか。提示が何となく恥ずかしいのである。
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