森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

日記:ISEK

2010年06月18日 12時45分41秒 | 日記
月曜日に関空を出発し、北欧に来ています。
新潟でかぜをひいたらしく、体調がよくないなか、乾燥地帯に入るために、
喉関係のものは多く持ってきましたが、唾を飲み込むのも痛く、来月のライブまでに間に合わない心配がでてきました。

渡航はというと、今回は畿央大学の同僚と4名によるものですが、
ストックホルム経由でデンマーク・オールボーに入りましたが、
ストックホルムでは私以外の3名が、荷物が出てこなく、
急きょ、カウンターで手続きをしました。
ヘルシンキで荷物が迷子になったようです。
大阪からでしたが、大阪らの荷物はすべて迷子になっているという珍事態でした。
無事に夜にはホテルに荷物が届きました。
私は、いつも持ち込み程度しかありませんので、この心配はないです。
私は、機内持ち込みサイズで十分です。
トランジットが1時間未満だと、こういうことがよくあります。
以前は新婚旅行で真っ青になったカップルもみました。
今回も新婚さんかなという者が数名いました。
初海外であるならば、そうとうパニックになっていたことでしょう。
これも経験です。
強い絆が生まれるか、そうでないか・・・
前頭葉がこういう経験をどう活かすか、人間はそのように成長するはずです。

ストックホルムは14年ぶり、14年前にはカロリンスカで2週間研修をしました。
カロリンスカと言えば、PTの友人が研究所で3年間留学し、
先日、日本へ帰国し、大学機関に着任しました。
ポスドクで海外へ、
そんなのが当たり前になればいいのですが。
国内だけで研究しているのはしょせんファッションのような気がしますから。

前回のストックホルム入りは、ヘルシキンキからシリアラインを利用し、
海から入った記憶が蘇ります。

ストックホルム空港から、デンマークに入る予定で、空港に向かいましたが、
なんと、パイロットのストライキが発生したために、スカンジナビア便が大幅にキャンセルに、自分たちが乗る便ももちろんキャンセル。
空港は大パニックになっていました。
新しいチケットを求めるカウンターには長蛇の列。
確認をすると、13時には解除の予定なので、とりあえず並ぶ。
朝の8時半から並び始めました。

しかし、列は一向に動かず。
これはやばいと思い、昼ぐらいにPCをネットにつなぎ、
インターネット上から、チケットを買うというとび技をしました。
そうすると、もうコペンハーゲン経由オールボー行きは、
20時30分発の便しか座席がなく、
これは今日中にオールボーに入らないと自分たちの発表の時間に間に合わない可能性が出てきたと思い、ネット上で席を確保し、そのままセルフで発券できる場所に向かい、発券する・・・とりあえず、助かったと思い、キャンセルになった航空券のペイバックを求めるためにそのまま並び続けました。

この時点でもう15時、ここから18時まで並び、すぐさまペイバックにはならず、ストライキで便が欠航になった証明書を発行してもらいました。

やっと機内に入れたのは20時。
朝の8時半から、実に12時間弱。
飛び立ったのは20時半だから、12時間は空港にいたことに。
トムハンクスの顔が出てきました。
寝泊まりして仕事か・・・とか、先日のアイスランド噴火のみなさんの気持ちとか・・・
けれど、なんとか直前で回避できました。
他の人たちはストックホルムに泊まることになった人たちもいます。
コペンハーゲン便はもちろん満席でした。

一難、そして、一難、これで何もないかなと思いましたが、
もう一難がオールボーで。
オールボー到着は0時。もう夜中ですが、
北欧は日が長いため、うす明るいのです。
明け方のようです。
10時ぐらいまでは全然明るい状態でした。

さて、オールボーでは、なんとまたもや荷物が。
今度は同僚1人の荷物だけが出てこない。。。

最終便なので、オールボー便はすいていたのですが、
そのなかで荷物が出てこない・・・
最終便ということなので、タクシーがすぐにでないと、いなくなる可能性があるので、
先にタクシーを確保しました。
田舎町はとんでもないことになるので。

分担して、手続きカウンターにその同僚ともう一人が手続きをして、
とりあえず、ホテルに。
一人だけというのはまさに運命としかいいようがないのですが、
同僚が複数いたことで、この難題をとりあえず、ペンディングにして、
夜中にホテルにチェックインしました。

その日は寝ることにして、翌日、フロントに確認して、
荷物が届く手続きを同僚がしました。

無事に昼には届き、、、なんとロンドンまでいっていた形跡が。
バックにカメラを取り付けたかった・・・という笑い話になりましたが、
そのまま迷子になる確率もあるので、みなさんトランジットには気をつけましょう。
トランジットが1時間以内はやばいのです・・・

みなさん、無事にISEKで発表し、
私はオランダ、オーストリア、カナダ、UK、(イラン?)、そして日本の人たちに質問をいただき内容に関して説明しました。
擬態語を英語で表現するのに苦労しました。

その日の夜はみんなで乾杯し、田舎町を徘徊しました。

ISEKには日本のリハビリテーション関係者が多く、
顔なじみの人たちと交流しました。
私は現在カナダにいる政二 慶先生とお会いできたことにうれしかったです。
バイオメカニクスをやっていたころはよく論文を参考にさせていただきました。

もうしばらくデンマークにいます。
締切原稿を横目に見ながら・・・