今日は先ほどまで大学院の必修授業を行っていました.科目名は「美しく生きるための健康科学総合特論」です.今日はオリエンテーション,今後の研究の流れ,そして,簡単な科学論文の仕上げ方についてレクチャーしました.看護学分野の方々にも平易に紹介しないといけませんが,PubMedなどを通じて英語にどのように慣れていくか,そして自分にとってのアイドル(研究者)をつくることの意味性を伝えました.その後,科学,そして科学性とは何かということを少しだけ話しました.
そのしめには,うちの大学の建学の精神を説明し,これをどのように使うかということを私なりのことばで紹介しました.
畿央大学の建学の精神は,
徳をのばす
知をみがく
美をつくる
徳というものは,他者を思いやる心のことでもありますが,研究というものは,つねに他者を意識し,「他者のために」という社会性をもっていないといけない.すなわち,使われないと話すとともに,「伸ばす」という述部の意味を語りました.すなわち,伸ばすということは,人間にはすでに人間(子育てする動物)として生まれてきた以上,徳を持っている.あとは,それを伸ばすだけなんだ.と話しました.まあ,大脳辺縁系を作動させ,人,人類のためと思い,行動を起こすことの大切さなわけです.
一方,知とは知性そのものであり,それは知恵であったり,知識であったりします.人間はたゆまなき探究心によって,これまでの文化・文明を築いてきました.知は人間社会を豊かにするものですが,ここでは「みがく」という述部になっています.研究者としてスタートした修士課程の院生たちは原石です.原石は磨かれます.それは石が磨かれるように.自然の流れに従えば,例えば石は他の石や川底に衝突(相互作用)することで磨かれます.つまり,それは他者であったり物(書物や文献)であたり,良き師,良き書物と自己を相互作用させることで磨きあげられるわけで,自分だけでは磨くことができない.他人に生かされているんだと話しました.まあ,前頭葉を作動させ,思考し続けることの大切さなわけです.
最後の美は,これは美しいもの,そして美しき心を指示しています.自然界で美しいと思うもの,そして人工的に美しいと思うもの,それは人それぞれの感性によって生まれます.感性を大切にするのと同時に,科学的にも文化的にもシンプルなものは美しいと話しました.E=mc2に代表されるような,その数式,そして普遍的なものはサイエンスとして最も美しい象徴であることを伝え,服装に代表されるように,ごちゃごちゃしたものは美しくはないことを伝え,科学論文はシンプルにわかりやすく表現するものを創造したものと話しました.そして述部の「つくる」は,まさに白紙,ゼロからのスタート.自らが動き,創造し,オリジナルなものを追求することの大切さを伝えました.まあ,頭頂葉を作動させ,いろんなものを結びあわせつつ,創造をつくることの大切さなわけです.
いずれにても,研究生活を「楽しみ」から「楽しむ」に変えていってもらいたい.そこで来週は学びのストラテジーと題して,意欲を継続させるためのヒケツを脳の科学から話します.そして再来週は科学論文を書くためにと題して,科学とは,から論文を書くための細かな手続きについて話します.みなさんの研究生活のスタートを援助するために.
そのしめには,うちの大学の建学の精神を説明し,これをどのように使うかということを私なりのことばで紹介しました.
畿央大学の建学の精神は,
徳をのばす
知をみがく
美をつくる
徳というものは,他者を思いやる心のことでもありますが,研究というものは,つねに他者を意識し,「他者のために」という社会性をもっていないといけない.すなわち,使われないと話すとともに,「伸ばす」という述部の意味を語りました.すなわち,伸ばすということは,人間にはすでに人間(子育てする動物)として生まれてきた以上,徳を持っている.あとは,それを伸ばすだけなんだ.と話しました.まあ,大脳辺縁系を作動させ,人,人類のためと思い,行動を起こすことの大切さなわけです.
一方,知とは知性そのものであり,それは知恵であったり,知識であったりします.人間はたゆまなき探究心によって,これまでの文化・文明を築いてきました.知は人間社会を豊かにするものですが,ここでは「みがく」という述部になっています.研究者としてスタートした修士課程の院生たちは原石です.原石は磨かれます.それは石が磨かれるように.自然の流れに従えば,例えば石は他の石や川底に衝突(相互作用)することで磨かれます.つまり,それは他者であったり物(書物や文献)であたり,良き師,良き書物と自己を相互作用させることで磨きあげられるわけで,自分だけでは磨くことができない.他人に生かされているんだと話しました.まあ,前頭葉を作動させ,思考し続けることの大切さなわけです.
最後の美は,これは美しいもの,そして美しき心を指示しています.自然界で美しいと思うもの,そして人工的に美しいと思うもの,それは人それぞれの感性によって生まれます.感性を大切にするのと同時に,科学的にも文化的にもシンプルなものは美しいと話しました.E=mc2に代表されるような,その数式,そして普遍的なものはサイエンスとして最も美しい象徴であることを伝え,服装に代表されるように,ごちゃごちゃしたものは美しくはないことを伝え,科学論文はシンプルにわかりやすく表現するものを創造したものと話しました.そして述部の「つくる」は,まさに白紙,ゼロからのスタート.自らが動き,創造し,オリジナルなものを追求することの大切さを伝えました.まあ,頭頂葉を作動させ,いろんなものを結びあわせつつ,創造をつくることの大切さなわけです.
いずれにても,研究生活を「楽しみ」から「楽しむ」に変えていってもらいたい.そこで来週は学びのストラテジーと題して,意欲を継続させるためのヒケツを脳の科学から話します.そして再来週は科学論文を書くためにと題して,科学とは,から論文を書くための細かな手続きについて話します.みなさんの研究生活のスタートを援助するために.