ここはエエ店ですよ、はい、
昔ながらの酒場の雰囲気を残しつつ、しっかりと営業されてます、
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うん、まずはやっぱりおでんかな、
立派な四角いおでん鍋でぐつぐつと美味そうなおでんが煮えてます、
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え?これ?
味噌やがな、タネによって味噌が掛かって出て来るんです、
そうそう、これがおでんの原型やね、田楽⇒おでんやからね、
さ、どんどん行きましょか、
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ところでね、またしょうもないことですが聞いてもらえます?
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人ってね、自分の姿を素で見ることないんですよね、
そう、他人が見ているような自分の姿は一生見れない、
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そら、写真とかビデオを通しては観れますけどね、
あれは素の自分やありません、メディアをいったん通してますからね、
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自分の姿を見れる一番身近な道具が鏡ですわな、
けど、これも左右が逆になっているので、素の自分の姿やない、
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考えてみたら不思議なもんですな、
一生、他人が見ている自分の姿を見ることなく死んでしまうんですわ、人は、
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せやからか、人は案外自分の本当の姿が分かってないなあ、と思います、
なんか都合の良い方に勝手に自分の姿、イメージを変えているような気がしますな、はい、
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あ、そういうとね、ワタシが自分の姿を一番映しているのが、
家の洗面にある鏡なんですわ、
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正面の建て付けの鏡とは別にね、横の壁にこう鏡を付けているんです、
この鏡で自分の顔を見ることが多いんです、
もう25年くらいこの鏡で毎朝自分を観てるんですけどね、
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最近、エライことが発覚しまして、エエ、
この鏡、ちょっと縦長に映るみたいなんですわ、はい、
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よくあるでしょ、服屋さんの試着室にある鏡もちょっとスリムに映るようなんが多いでしょ、
あれと一緒で、どうもちょっと顔が細く見えるみたいなんですわ、洗面の鏡、
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え~!!これって、、、そうなん、、、
昨日まで、これが自分の顔やと思てましたが、、、本当の顔はもっと丸あるいの!?
う・・・・・・・・・
25年もこんな顔やと信じていたのに、、、他人が見ている自分はもっと丸いんや、、、
めちゃショックですわ、、、く~、今日は飲むで~、、、
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【今日のお店:神戸新開地「高田屋京店」】
神戸新開地にある老舗大衆酒場です、
神戸にはまだ何軒か(たぶんここを入れて3店舗)「高田屋」が残ってます、
聞くところでは、「高田屋」は灘の酒造メーカー“金盃”の宣伝酒場店舗です、
ここ「高田屋京店」はその当時の形をしっかり残している酒場ではないでしょうか?
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“お品書き”の表紙はお父さんとお母さん、
お母さんはいまでもお勘定の担当です、
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大きなおでん用の器が壮観で、めちゃ美味しそうにおでんが煮えています、
おでんタネによって“味噌”が掛かって出てきます、
たとえば「スジ肉」、串に刺さって味噌が掛かって、、、
おでんの由来、味噌田楽に近いカタチが残っています、
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日本酒はもう“金盃”ではありませんが、
おでんと燗酒でゆっくり楽しむ、そんな感じの酒場であります、
もちろん料理もイケます、手造りです、
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家族経営かな?店員さんも多いです、7~8人はいらっしゃいます、
手厚い接客、
これでやって行けるのも、老舗の力ということでしょう、
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