テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事85~東京は8日連続前週同曜日を上回りハッキリと増加へ反転、全国の陽性率は2.6%と微増、ワクチン高齢者接種は1日@90万回

2021年06月29日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事85~
東京は8日連続前週同曜日を上回りハッキリと増加へ反転、全国の陽性率は2.6%と微増、ワクチン高齢者接種は1日@90万回

首都圏は8日連続で前週同曜日を上回り

緩やかながらハッキリと増加に転じています

五輪開催を考えると最悪のシナリオも見えてきます、

先週6月27日までの1週間の陽性率は2.6%と微増

先週の2.0%辺りまで減少するという独酌酔言的予測は外れました、

首都圏を中心に感染者が増加、

前回2月~3月頃のレベルまで落ちきらないうちに反転しそうです、

ワクチン接種も伸び悩み、

高齢者+一般の1日の接種回数は最大約90万回、100万回には1日も達していません、

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を8日連続で上回っています(19日を除く) 

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同
19日(土) 388人 
20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同
22日(火) 435人 同
23日(水) 619人 同
24日(木) 570人 同
25日(金) 562人 同
26日(土) 534人 同
27日(日) 386人 同

2021年3月の例を見ると、

このまま増加を続けると、約4週間後には三度目の緊急事態宣言が必要になるかもしれません、

これは、、、五輪開催時期とピタリと符号、

あの安部さんが招聘した五輪、

なにやら因果応報という言葉が頭に浮かんでしまいました

科学的ではないな、この連想は、、、反省、、、

緊急事態宣言が解除された大阪、

ある程度落ちきった段階での解除でしたが油断は出来ません

直近の大阪の新規感染者数(NHK集計)

6月

11日(金) 134人
12日(土) 126人
13日(日)  96人
14日(月)  57人
15日(火) 110人
16日(水) 108人 
17日(木)  95人 
18日(金)  79人 
19日(土) 111人 
20日(日) 106人 前週を上回る
21日(月)  42人 
22日(火) 107人 ほぼ同数
23日(水) 125人 前週を上回る
24日(木) 116人 同
25日(金) 120人 同
26日(土)  88人 
27日(日)  96人 

感染者数減少に歯止めが掛かってきました

緊急事態宣言が解除されたので、ここから再度拡大増加に転じる可能性があります、

要注意です、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人   ※小池知事休養中
(厚労省HP日報から算出)

春の例から、いったんは陽性率2.0%辺りまで下がると予想していましたが、見事に外れました

変化株デルタ株が主流になってきた影響か?

首都圏の増加が全体にも影響しているのは間違いないですが、

他のエリアも油断できません、沖縄はまだまだ危険水域

大阪も下げ止まり、増加に転じようとしています、桑原桑原、

◆緊急事態解除の目安

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

先週の各エリアの状況は

             人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 619人(6/23) 
大阪府  885万人    177人    125人(6/23) 
愛知県  752万人 150人  100人(6/14)    
福岡県  513万人 103人  40人(6/26) 
北海道  527万人 105人  49人(6/23) 
広島県  284万人  57人   18人(6/24) 
岡山県  188万人     38人   3人(6/26) 
沖縄県  146万人  29人   98人(6/22)

首都圏が如何に危険なレベルか、よく分ります、

◆高齢者のワクチン接種メーター

首相官邸HPによると、6月27日現在のワクチン接種総数は約4018万回程度
(一般と医療従事者の集計日が揃っていませんが)

うち高齢者は約2805万回

総接種数は1日@90万回に到達しています、が、、、間に合わない

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
(首相官邸HP発表数字)

この1週間の高齢者接種は約625万回、

初めて前週の増加数を下回りました、

先週1週間より35万回ほど減りました、

高齢者接種のスピードは鈍ってきています

7月末まであと34日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-2805万回÷34=1日@129万回

実質、7月末までに高齢者3600万人に接種する、という菅さんの公約は達成されません、

実際には『接種したくない』高齢者もおられるので、もともと100%接種は無理としても、

それに近い数字を目指していたはずですが、実際には遠く及ばないと云うことになりそうです、

また、先週書いたように、各省庁官僚から自治体へ『目標を引き下げるよう』圧力が掛かり、

自治体も100%ではなく、実現可能な数値に目標を置き換えているので、致し方なし、

ちなみに、TVの会見などで河野さんが『1日100万回接種を達成』しそう、などと話されていましたが、

首相官邸HPを見る限り、高齢者+一般では、

これまでの1日@総数最大値は90万回程度です、

医療従事者を加えるとなんとか100万回クリア

また、いつの間にか数字がすり替えられた感じ、、、

◆首相官邸HPの集計表記から『高齢者のワクチン接種総数』が無くなりました

大規模接種会場などで高齢者と一般の接種が混在し始めているので、

高齢者だけの集計が不要?ということでしょうか?

首相官邸HPから高齢者の接種総数の表記がなくなりました

こんな感じの表に変わりました、

これじゃ読めないか、、、スイマセン、、、

「すべて」の合計のみが1日の接種回数で示されています、

ま、高齢者欄のワクチン銘柄と1回目2回目を足し上げれば良いだけの話ですが、

で、表を切り貼りして、

こんな数字になっています、

この処置で、今後ワクチン接種で高齢者にどれくらい打てたのか?が、

マスコミ発表の数字からも消えることがないことを祈ります

毎度の手法で、公約した数字の達成具合をうやむやにしてしまおう!という意図でないことを祈ります、

ホンマに、頼むで~、、、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

残念ながらワクチンを打っても即ノーマスクOK、3密OKではありません、

ワクチンを接種してもCOVID-19には感染します、

でも、発症したり重症化するリスクが大幅に低減されます、

場合によると無症状キャリアになるわけで、

そんな人がノーマスクで生活するとワクチン未接種者に移してしまう可能性があるからです、

では、いつマスクを外せるか?

仮に70%の人が接種を希望するとして、

かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると
(1億7550万回-4018万回接種済)÷1日90万回接種=150日


今週から150日後は、、、2021年11月24日です、

先週は、

仮に、接種50%でマスクを外せるなら、
(他国の例がありますが、それが怪しくなってきました、後述)
さらに1日100万回打てるとすると、

という過程の計算もしましたが、

現実味がなくなってきたの(後述)で、とりあえず今週は計算せずにおきます、

一応の独酌酔言的予測では年内にマスク着用義務が(とくに屋外では)撤廃されるかもしれません

でも、これは接種の数だけの計算、机上の空論、

最も重要なのは“感染拡大が治まる”という状況の実現です、

◆ワクチン接種率50%越えの英国やイスラエルで再度マスク着用義務が

変異株(デルタ株=感染力1.78倍以上、諸説あります:チコちゃん^^)による再感染拡大の兆候が見られるため、

ワクチン接種先進国でも生活様式の規制緩和が見送られています、

先週書いた、国民の50%以上がワクチン接種を完了(人口6800万人・接種7500万回)した英国でマスク再開

それに続いて、ワクチン接種最先進国のイスラエル(ワクチン接種率55%)でも、デルタ株が再流行

6月24日に屋内でのマスク着用義務が復活しました、、、残念、、、

どうも接種50%ではデルタ株へ対応出来ないようです、、、

日本でも同様の危機が迫っています、

五輪開催に伴う首都圏でのデルタ株流行の危機です、

首都圏の増加傾向から、今後3~4週間で“緊急事態宣言レベル”の感染状況になる可能性があります、

さらに、密接な人流が圧倒的に増える、海外からの入国も増える五輪開催と重なって、

デルタ株が一気に感染拡大する可能性は否定できません、

というか、もっとも高い確率で起こると思われるシナリオの一つです

感染拡大防止の切り札と云われてきたワクチン接種も、

若者層への接種が進んでいないので、五輪にはとても間に合いそうにありません

◆残念ながら、COVID-19とワクチンのチキンレースは終了

ワクチン接種だけでは五輪開催期の感染拡大は食い止められない

ここからは、より積極的な感染防止対策=日常生活の規制が必要になってきます、

菅さんが何度も口に出しているフレーズが実行されるべき時期です、

『出来ることは全てやる』

ホントですよね、信じて・・・いま・・・・すよ・・・


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事84~東京は増加傾向へ反転直前、全国の陽性率は2.5%(漸減中)、ワクチン高齢者接種は1日@80万回。

2021年06月22日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事84~
東京は増加傾向へ反転直前、全国の陽性率は2.5%(漸減中)、ワクチン高齢者接種は1日@80万回

先週6月20日までの1週間の陽性率は2.5%と漸減中、

このまま2%前後まで減ると考えます、

全国レベルでは当面は安全水域です、

が、首都圏で感染拡大が始まるリスクが高まっています、

ワクチン接種は順調に伸びていますが、7月末までに高齢者全員完了は不可能

希望者しない人は除き、一定割合の人には完了した、という決着になるのでしょう、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を上回っています(19日を除く) 

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同
19日(土) 388人 
20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同

新規感染者数はすでに“下げ止まり”から“増加傾向”へと反転しています、

今週の動向から目が離せません、

ここで感染者増加に転じると五輪開催もままならないことになります、

過去の拡大傾向で見ると、、、

2021年3月末の状況に似ています、

このまま反転すると、約1カ月後には緊急事態宣言が必要になるかもしれません、


◆緊急事態解除の目安

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

先週の各エリアの状況は

              人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 501人(6/16) 
大阪府  885万人    177人    110人(6/15) 
愛知県  752万人 150人  110人(6/16)    
福岡県  513万人 103人  47人(6/19) 
北海道  527万人 105人  88人(6/16) 
広島県  284万人  57人   30人(6/18) 
岡山県  188万人     38人   8人(6/16) 
沖縄県  146万人  29人   115人(6/16)

東京と沖縄以外は一応なんとか安全水域へ、

先週、解除は早すぎると指摘した愛知と北海道もなんとか目安を下回りました

やはり、東京はまだまだ危険なレベルです、

さて、今週どう推移するのか、、、緊張の1週間です、

◆高齢者のワクチン接種メーター

6月20日現在、ワクチン接種総数は約3160万回、うち高齢者は約2180万回、

高齢者への接種は1日@80万回に到達

今週からは職域接種も本格的に稼働します、

これはこれで素晴らしいです、

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回   56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日      約900万回   402万回
6月13日  約1520万回   620万回 
6月20日  約2180万回   660万回
(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと41日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-2180万回÷41=1日@122万回

増加のスピードは鈍化、

毎日、7200万回接種はどんどん遠のいています、

◆これでどうして政府は『7月末までに高齢者への接種完了』を自負できるのか?

コロナウイルスのこと78で書きましたが、

官僚から自治体へ接種目標の引き下げ圧力が掛かり、

多くの自治体が高齢者100%接種を目標としていないからです、

たとえば兵庫県の場合、

100%=高齢者全員に接種するとしているのは、伊丹市、加東市、播磨町のみ、

神戸市は80%、西宮市は65%の接種で『7月末で接種完了達成』としています、

65%で接種完了!?どういうこと?

高砂市は80%、加古川市も目標を70%に下げて7月末完了可能に、

各自治体のこの目標がどうして定められたか?

科学的根拠は?、、、無いような気がします、

出来る数字を目標にした、というのが実情ではないかと邪推、

つまり、国民に間違った情報を与えて安心安全を確保しようという、

情けない姑息な策略なのです、

ホントは各自治体の実情をしっかりと情報発信する必要があるはずです、

ま、この作業(官僚から自治体への電話などによる圧力)が行なわれたのは1カ月ほど前(2021年5月末)、

この頃は五輪開催がまだハッキリとした形で認められていなかったので、

菅さんも“何が何でも高齢者7月末接種完了”を謳い、

官僚が忖度してこんな情けない策略を思いついたのでしょう、

何度も書いていますが、

そんなことよりもあの時期(1カ月前)に“少しでも接種の効率を上げるアイデアを自治体と共有”すべきでした、

ここに来て『トヨタ方式のワクチン接種ノウハウ提供』『首相官邸HPの情報共有ページ』など正しい情報共有も行なわれるようになったのは朗報ですが、

官僚の心根がまだ清廉なものではないのがとっても残念です、

◆ワクチン接種の全体像、接種完了は?

ワクチンを接種すれば即マスクを外せたり、3密回避をしなくても良い、と誤解している人がワタシの周りにもいます、

残念ながらワクチンを打っても即ノーマスクOK、3密OKではありません、

ワクチンを接種してもCOVID-19には感染します、

でも、発症したり重症化するリスクが大幅に低減されます、

ある意味、無症状キャリアになるわけで、

そんな人がノーマスクで生活するとワクチン未接種者に移してしまう可能性があるからです、

では、いつマスクを外せるか?

仮に70%の人が接種を完了した時点とすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を80万回と仮定すると
(1億7550万回-3160万回接種済)÷1日80万回接種=180日
今週から188日後は、、、2021年12月17日です、

仮に接種50%でマスクを外せるなら(他国の例があります)
さらに1日100万回打てるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.5×2回接種=1億2536万回接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると
(1億2536万回-3160万回接種済)÷1日100万回接種=94日
今週から94日後は、、、2021年9月18日です、

1日100万回、国民の50%接種なら、

9月中にマスクを外せる日が来るかもしれません、希望的観測、

しかし、これは接種数だけの計算、机上の空論

最も重要なのは“感染拡大が治まる”という状況の実現です、

もし、秋に感染流行第5波が来たら、、、

もちろん、マスクは欠かせません、

すでに国民の50%以上がワクチン接種を完了(人口6800万人・接種7500万回)している英国でも

変異株(デルタ株=感染力1.78倍)による再感染拡大の兆候が見られるため、生活様式の規制緩和が見送られています

日本でも同様の危機が迫っています、

五輪開催に伴う首都圏でのデルタ株流行の危機です、

一筋縄ではいかないCOVID-19、

ワクチン接種を素早く進めるのは最低必要条件、

でも、目論み通りの物語がこの秋に実現するとは限りません、

COVID-19は変異を繰り返す臨機応変型

菅さんも臨機応変にCOVID-19と対峙し、これを撃退しなければなりません、

総選挙を睨んでいろいろと画策している?

それくらいの才覚はあるでしょう、

ならばコロナ対応ももっと狡猾に臨機応変に立ち回って欲しいと願います、

コロナは手強い、、、間違いなく手強い敵です、


【速報】なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事83~首都圏も緊急事態宣言を解除!?感染は再拡大傾向に、ホントに大丈夫なのか?

2021年06月19日 | コロナウイルス2020

【速報】なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事83~
首都圏も緊急事態宣言を解除!?感染は再拡大傾向、ホントに大丈夫なのか?

6月20日(日)を以て、沖縄以外の都道府県で緊急事態宣言が解除されます、

もちろん、引き続き感染予防対策は施されるのですが、、、

首都圏、とくに東京都は解除すべきではなかったと考えます、

◆この3日間、東京の新規委感染者数は前週同曜日を上回っています

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同

新規感染者数はすでに“下げ止まり”から“増加傾向”へと反転しています、

この状態での緊急事態宣言解除にはどうも違和感があります、

五輪を見据えてのことなのか?
(ならば、ここは我慢した方が得策だった)

飲食店の我慢も限界に達している、というのも分りますが、、、

これまでの例で行くと、

これから、新規感染者数は徐々に増えていき、

あるポイントで感染爆発が起こり、感染者は一気に増加します、

あるシミュレーションによると、それは8月初旬頃?

もちろんワクチン接種の影響も期待できますが、

直近の英国の例などを観ると、変異株のピークを経験していない東京は持たないように思えます、

◆解除後の焦点、飲食店での酒類の扱い

もっとも大きなリスクが存在すると考えられている『酒を飲んでの密な関係』、

これに関しては流石に東京、大阪で人数規制が掛かります、

これはある程度効果的と考えます、

個人的には“お酒を飲むなら1人で”とするのが良いと考えますが、

ま、ぎりぎりの判断でしょう、

兵庫県では人数制限はありませんが、土日の休業を要請しています、

これは週末に大阪からの宴会人口の流入が予想されるので、それを避けたいとのことです、

なるほど、有りそうですよね、尼崎なら4人で飲めるで~、てな感じですね、

◆五輪は観客を入れて開催

専門家委員会の提言を押しのけて開催、それも観客を入れての開催を前提にグイグイ前のめりの五輪、

ここまで来たらやるしかないでしょう、

でも、五輪開幕時の東京では新規感染者数が相当数増加していると見込まれます、

封じ込め対策は念には念を入れても抑えきれないでしょう、

その時、組織委員会は、政府はどのような判断を下すのか?

菅さんのコメントが問題の核心に肉薄していることを期待します、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事82~先週の陽性率は2.9%(先週3.1%)、首都圏はまだ宣言解除が難しいレベル、ワクチン接種数増は鈍化?

2021年06月16日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事82~
先週の陽性率は2.9%(先週3.1%)、首都圏はまだ宣言解除が難しいレベル、ワクチン接種数増は鈍化?

6月13日までの1週間の陽性率は2.9%(前週3.1%)と安全水域で横ばい

国内全体の傾向としては、第4波は終息に向かっているように観えますが、

首都圏(東京と神奈川)の感染者数が減りきっていません、なんかちょっと怖い、

ワクチン接種数は鈍化?大規模会場の予約にも空きが、、、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
(厚労省HP日報から算出)

陽性率は安全水域で横ばい、

検査数が減っていますが、これは発症者が減っているから仕方ない、

現在の焦点は、首都圏(東京と神奈川)の今後の動向かと考えています、

五輪実施も絡んできて、ちょっとイヤな予感がしています(後述)、

◆今週も一応確認、予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較

大阪が緊急事態宣言を解除する方向で動いています、

たしかに、ここらで解除しなければ閉塞感が強まって経済へのダメージが大きすぎる様な気がします、

先週の最大感染者数で観ると、、、

       人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 467人(6/12) 減少幅が小さい、イヤな予感、解除はまだ早い
大阪府  885万人    1200人  1260人    190人(6/8) 緊急事態宣言解除?
愛知県  752万人 1052人    679人  247人(6/9)   解除はまだ早い
福岡県  513万人  718人     634人  66人(6/9)  解除可能
北海道  527万人  734人     727人  182人(6/10) 解除はまだ早い
広島県  284万人  398人     237人  40人(6/13) 解除可能
岡山県  188万人     263人    189人   13人(6/9)  解除可能
沖縄県  146万人  204人     335人  174人(6/9)  緊急事態継続が必要

◆緊急事態解除の目安は?

緊急事態宣言解除の目安を数値化してみましょう、

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

これを各エリアに当てはめると

                          人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 467人(6/12) 
大阪府  885万人    177人    190人(6/8) 
愛知県  752万人 150人  247人(6/9)    
福岡県  513万人 103人  66人(6/9) 
北海道  527万人 105人  182人(6/10) 
広島県  284万人  57人   40人(6/13) 
岡山県  188万人     38人   13人(6/9) 
沖縄県  146万人  29人   174人(6/9)

解除可能な地域は、大阪?と福岡、広島、岡山、

解除が早すぎると思われるのが、東京、愛知、北海道

一昨日も書きましたが、感染ピークを経験していない東京と神奈川、

この差をCOVID-19がどう考えているのか?心配です、

沖縄はまだ緊急事態の継続が必要なレベルです、

一律に解除できる状況ではありませんね、

とくに、首都圏の減少傾向鈍化がとても気になります、

危険な兆候とも見えます、

このまま解除してしまうと、変異株が一気に感染爆発を起こす可能性もあります、

五輪に向けて“安心安全ムード”を作りたい政府ですが、ここはもう少し緊急事態を継続するのが正着だと考えます、

◆ワクチン接種数の増加に鈍化傾向、高齢者接種1日@最大約65万回程度

やっとエンジンが掛ってきて、大規模接種会場、職域接種も広がってきたワクチン接種ですが、

ここに来て、その接種増加スピードの鈍化傾向が見られます、

先週の高齢者接種最大値は6月8日(水)の約65万回、そこからは最大値更新はありませんでした、

週末は前週を下回る数値でした、

(首相官邸HPより)

東京と大阪の国大規模接種会場では予約枠が埋まらない状況になってきました、

自治体レベルでも接種が進んできた、とも観ることは出来ますが、、、

スタート時は接種予約が取れずに混乱した接種ですが、

新たな壁に当たりそうです、

◆国内でも高率接種の壁に当たりそうです

とにかく一刻も早く接種したいというイノベータ、アーリーアダプターに接種が行き渡ると、

いきなり接種スピードが鈍ってくる可能性があります、

一定の割合で接種を希望しない人もいる、

これからは接種へのモチベーションの高揚、接種へのインセンティブが必要になるかもしれません、

米国での接種インセンティブ実施(奨励金・ドーナツや旅行の提供などなど)を少々やり過ぎかと思っていましたが、

50%越える接種率を目指すと、国内でもこういうことも必要になるかもしれません、

孫さんは流石にこういうところに敏感で、さっそくインセンティブを用意しました、

政府も今までは『モノ(ワクチン)確保⇒ヒト(打ち手)と会場を用意すれば希望者が流れ込む』
というマーケットモデルで活動してきましたが、

今後は、少しでも早く多くの人に接種を受けてもらう工夫、ワクチン接種への抵抗の除去が必要になってきます、

河野さん、この辺りが次のお仕事ですよ、

◆高齢者のワクチン接種メーター

6月14日現在、ワクチン接種総数は約2000万回、

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
(首相官邸HP発表数字)

やはり増加スピードはやや鈍化しています、

7月末まであと48日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-1520万回÷48=118万回

また少し増えました、

◆ワクチン接種の全体像、接種完了は

菅さんは11月末までに希望する国民全員に接種を完了したいと発言、

仮に70%の人が接種を希望するとして、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を80万回と仮定すると
※先週は1日100万回で計算しましたが、現実味がなくなってきたので1日@80万回にしました、これでもハードルは高い

(1億7550万回-2500万回接種済)÷1日80万回接種=188日

今週から188日後は、、、2021年12月13日です、

なるほど、、、後付け計算ではありますが、1日も早く1日@80万回を目指す必要があるということです、

でも、このまま頑張ったなら、2022年冬~春にはマスクを外せる日が来るかもしれません、

◆今のうちに第5波への備えを

なんとなく出口が見えてきた第4波、

こうなるとちょっと浮かれてしまうのが人の常、ワタシもその一人、

来週には赤提灯に灯が点っているのかと思うと、ちょっとウキウキします、

でも、政治家の方は今こそ第5波への備えを整えていただきたい

後手後手に回り、目先の対症療法に終始している政府に切にお願いしたいです、

もっとも重要なのは重症者用のベット数の不足

深刻なベット数の不足は、多くの病院以外でのコロナでの死亡者を出してしまいました、

大阪府は独自の対応を検討しているようですが、

国としても根本的な病院行政の改革で重症者用ベット数の確保を後押しする必要があります、

これは菅さんのお仕事です、そこんとこヨロシク、

◆さて、もう五輪開催はもう既成事実に、

タイミング良く開催されたG7のお陰で、なんとなく五輪開催は既成事実になってきました、

やっと少し、医療体制規模や発生コロナ患者数の想定情報が流れ始めましたが、

まだまだ準備不足の感は拭えませんし、政府の認識も甘い!

GPS機能などでの選手関係者の行動追跡などのシステムも出来ていないようだし、

(日本的発想で)選手関係者の自律自戒に期待するのは、五輪ムードの中ではホントに難しい

菅さんは罰則を科すなどで対応できる、と考えているようですが、、、甘い!

選手村で何が起こるのか?過去の五輪を見れば明らか、

試合が終わり緊張から解放された選手達がどんな行動に出るのか?

想像に難くありません、

本人の自律自戒頼みではなく、もっと的で選手関係者に分かりやすい感染予防対策の実施が必要と考えます、

ああ、、、なんかもう不安だらけです、、、菅さんもか、、、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事81~【速報版】東京・神奈川が危ないかもしれません!!五輪開催に向けてイヤな予感がします。

2021年06月14日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事81~
【速報版】国内全体では落ち着いてきましたが、、、東京・神奈川が危ないかもしれません!!五輪開催に向けてイヤな予感がします、

13日(日)までの数値がまとまっていないので、レギュラー版は明後日に記事をアップしますが、、、

【速報版】として緊急投稿

◆東京と神奈川で前週同曜日を上回る感染者が発生

首都圏が危ないかもしれません!

緩やかに低減を続けてきた東京と神奈川で、

前の週の同じ曜日を上回る感染者数が記録されました、

東京  6月12日(土) 467人 前週5日(土) 436人
神奈川 6月12日(土) 247人 前週5日(土) 224人

これまで1カ月以上なかった傾向です、

◆首都圏は第4波のピークを経験していない

大阪での変異株の猛威を受けて、いち早く緊急事態宣言を発出した東京都、

先手を打った効果が如実に出て、ピークへ登り詰める前になんとか感染拡大を食い止めています

これは、この1年数ヶ月の中で初めての感染予防の成功例として評価すべきと考えますが、

他府県が『独酌酔言的感染ピーク』(=10万人あたり14人程度)に近い感染ピークを経験しているのに比べて、

東京も神奈川も相当余裕を持って感染者を押さえ込みました、

大阪の第4波のピークと比べると、その違いは明らかです、

◆人出が増加するエリアも、陽性率もまだ高い、COVID-19もしたたかです

早期封じ込めに成功した首都圏、

が、なにかイヤな予感がしています、

予測感染ピークとの差は歴然、

COVID-19がこの隙間を見逃すとは思えません

この週末の首都圏の増加傾向を見せたエリアも多いです、

長期の自粛要請の果て、気持ちはよく分かります、

東京都の陽性率は4.0%(6月13日)、

全国の陽性率が2.8%(6月13日までの1週間平均)に比べると、やはりまだ高い

この状況で変異株が主流になりつつある首都圏で、突然感染拡大が再発する可能性があります、

とても心配です、

◆ワクチン接種(騎兵隊)は進捗、でも五輪開催となると

ワクチン接種は国内で約2140万回接種が完了(6月13日)、

これがある程度の歯止め、援軍(騎兵隊)になるのは間違いないですが、

接種者(医療従事者・高齢者)と感染拡大コア(20~40代)とのズレが気になります、

さらに、G7で五輪開催に向けて各国首脳の賛同を取り付けたことで、菅さんは気分が良いでしょうが、

もし、首都圏で変異株による(大阪で起こったような)感染拡大が始まったとしたら

1カ月後開催の五輪は、、、安心で安全な大会ではなく、、、

とても危険で不安な大会になるかもしれません、

◆首都圏は踏ん張り所です

首都圏での感染再拡大は誰も望んでいません、

今こそ、もう一度褌を締め直して、不要不急の外出を自粛、3密回避、マスク着用、手指の消毒

この基本行動をあと1週間、緊急事態宣言解除までのあと1週間、

なんとか、続けていくことが大切です、

ここまで来たんだから、ここでこれまでの努力を水の泡にしないように、

不要不急の飲食会食とかはもう1週間我慢しましょう、

朝乃山は1年間休場しても、まだ未来があります、

でも、五輪は今回失敗したら、もう後はありません

まさに土俵際です、

菅さん、G7で上手に物事が運んだと油断していると足下を掬われますよ、

COVID-19は小技も大技も得意です、

どんな奇抜な技を仕掛けて来るか分かりません、

褌を締め直してあと1週間、ガンバってください、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事80~先週の陽性率は3.1%(前週4.6%)へ減少、マスクを外せるのはいつ?リバウンド第5波・ワクチン接種・五輪開催と三つ巴のチキンレース

2021年06月08日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事80~
先週の陽性率は3.1%(前週4.6%)へ減少、3月末以来の低水準、安全水域へと入りました、マスクを外せるのはいつ?リバウンド第5波・ワクチン接種・五輪開催と三つ巴のチキンレース

6月6日までの1週間の陽性率は3.1%(前週4.6%)と3月末以来の低水準に、

どうやら、安全水域に入り始めたと考えて良いと思います、

検査数は増、感染者は前週より9000人弱減少、第4波もやっと収束への道筋に乗ったようです、

独酌酔言的予測感染ピークをあっさり越えてしまった沖縄も、どうやらピークを過ぎ減少局面へ入ったようです、

高齢者へのワクチン接種もエンジンがかかってきました、

接種回数は1日@50万回を越えましたが、まだまだ1日@100万回には届きません、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
(厚労省HP日報から算出)

◆沖縄も含めて第4波は収束の方向へ、
しかしこれから、リバウンド・ワクチン接種・五輪開催という三つ巴のせめぎ合いが続きます

大阪府の第4波感染ピークから推察する日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

今週も一応確認、予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較すると、
 
      人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 508人(6/3) このまま逃げ切れるか微妙?五輪の影響は?
大阪府  885万人    1200人  1260人    226人(6/3) 安全水域に入り始めました
愛知県  752万人 1052人    679人  305人(6/1)    ピークアウト中
福岡県  513万人  718人     634人  116人(6/2) 安全水域入口
北海道  527万人  734人     727人  317人(6/2) ピークアウト入口
広島県  284万人  398人     237人  70人(6/2)   安全水域入口
岡山県  188万人     263人    189人     37人(6/2) 安全水域入口
沖縄県  146万人  204人    335人   297人(6/2) 未だ予想ピーク越えも減少局面へ入る

大阪のピークが基準です、

沖縄は未だ予測感染ピークを越える感染者(週間最大値)が発生していますが、感染拡大は収まりつつあります、

緊急事態宣言対応に加え、県立学校83校の一斉休校(6月20日までの2週間)が始まり

ここでなんとか感染拡大を押さえ込みたい局面です、

全国的にはなんとか第4波は収まりつつあります、

しかし、生活が元に戻ったら第5波は必ず来ます、第4波でお仕舞いという訳ではありません、

変異株の動きも気になります、

そして、五輪開催というマイナス要素・懸念材料があります、

第5波は防げるかどうか?

これからもしっかりと日常生活での感染対策(マスク着用・3密の回避・手指の消毒)が基本

そして、これからは大きな味方=ワクチン接種という騎兵隊の登場です、

◆ワクチンの効果、発症・重症化予防に加え、感染予防効果もあるかも!??
(ここ、大切です)

やっとエンジンが掛ってきた国内でのワクチン接種、

ワクチンの接種により発症・重症化がとても高い確率で防げることは実証されつつあります、

さらに、ファーザー社製のワクチンでは『感染そのものも防ぐ効果』があるという研究データも示されています

これはとても重要な朗報です、

もし、ワクチンに感染自体を予防する効果があるならば、

ある程度ワクチン接種が進めばマスクははずす事が出来る時が来るかもしれません、

◆素朴な疑問、ワクチン接種してもマスクは外せないのはなぜ?

先日、知り合いが、

『ワクチンを接種してもマスクを外せないなら意味が無い』という趣旨の発言をSNSでしていました、

これはワクチンの効果に関する誤認というか、正確に認識していないから起きる疑問です、

分かりやすく書くと、、、(これ、このサイトの基本^^)

ワクチンは疑似感染を起こすことで体内に抗体を発生させ、そのウイルスに感染したときの発症や重症化を防ぐためのものです、

つまり、ワクチンを接種した後も感染するかもしれないのです、

感染しても発症しない=無症状感染者になる可能性があるので、

ワクチンを接種したからといって、

いきなりマスクを外すと、他のワクチン未接種者にウイルスを移してしまうリスクがあるのです、

感染と発症は別なのです、

だから、接種してもマスクは外せません、

マスクが外せるようになるのは、コロナ感染流行自体が相当のレベルまで低く抑えられるようになったときです、

しかし、前述のようにファイザー社のワクチンには感染自体を予防する効果もあるかもしれない、というデータも出ています、

これは感染拡大を早期に収束させる戦力になります、

マスクを外せるのはあくまで国内全体の感染レベルが相当低くなってから、

独酌酔言的な予測を書くと・・・

ひょっとすると2021年末~2022年春頃には日本もマスクを外せるようになるかもしれません、

詳細は後述、

ワクチン2回接種が人口の50%を越えたイスラエル

1日の感染者数が4人(6月5日)まで減少、6月15日からマスク着用義務を解除する予定です、

これくらいのレベルがマスク着用義務解除の基準かなと考えます、

◆ワクチン接種は順調に拡大も、1日@最大約50万回程度

やっとエンジンが掛ってきたワクチン接種、

国の大規模接種会場も軌道に乗ってきました、

さすが自衛隊です、大きな混乱もなく粛々と任務を遂行して頂いています、感謝

これを追うように自治体の大規模接種も加速中、

首相官邸HPでは『ワクチン接種これいいね。自治体工夫集』というページも出来ています、

各自治体の実施例・共有成功例の情報共有ページです、

やれば出来るじゃないですか、こういう情報の共有はとても大切です、

なんか、やっと出来てきた感があります、

さらに、企業単位・学校単位での接種実施のための申請も6月8日から始まります、

大手企業や大学が名乗りを上げていく模様です、

このような重層的な接種展開により、高齢者以外への接種も複層的に前倒しで進行、

なんとか、年内に全国民の接種率70%、感染者数を極少数に押さえ込めれば、マスクは外せるかもしれません、

◆高齢者のワクチン接種メーター、1日@何回打てば良い?

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@50万回程度、

7月末まであと55日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200万回-900万回÷55日=1日平均@114.5万回の接種が必要です、

週の必要接種数が1日平均@108万回でしたから、6.5万回増えてしまいました、

自治体も企業学校も頑張っていますが、ハードルはどんどん上がっていきます、

ここが頑張り所です、

これからは企業(とくに利益をたくさん出している大企業のボランティア的接種拡大)や大学の活躍に期待します、

◆このまま接種が進めば、いつ頃マスクが外せるのか?

これだけはなんとも云えませんが、、、

一応、独酌酔言的な予測計算をしてみましょう、

といっても、簡単な四則計算だけですが^^)

(仮定) 人口の70%がワクチンを2回接種を完了した時点でマスクが外せるとしたら

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

1億7550万回÷1日100万回接種=175日

今日から175日後は、、、2021年11月30日です、

なるほど、、、

実際にはまだ1日100万回接種の実力が無いので、もう少し掛りそうですが、

でも、このまま日本が頑張ったなら、2022年冬~春にはマスクを外せる日が来るかもしれません、

それまで、気を抜かずに頑張りましょう、

◆当面の最大の懸念材料、不確定要素、それは五輪開催

どうやら、このままなし崩し的に五輪を開催してしまいたい政府、

菅さんは繰り返し“安心安全に開催できることが条件”であると発言されていますが、

その具体的・科学的な必要十分条件は一切示されていません

開催の安全を担保するのは感染者数なのか?拡大傾向指数なのか?

観客は入れるのか?無観客なのか?

入国管理体制、検査態勢、医療体制は整うのか?

開催まで1カ月余りとなった今現在でも、何一つ確かなことはありません、

それでも、なんとなく“このままゴリン押しで開催”的なムードに入ってきました、

さて、冒頭に書いた三つ巴の接近戦、チキンレースです、

規制緩和でのリバウンド第5波への恐怖

騎兵隊ワクチン接種の進捗状況、

そして、実態が見えない五輪開催の影響

もし、五輪が中止になっていれば、年内のコロナ対応の戦略がもっとハッキリ見えていたと思います、

唯一の不確定要素、五輪開催、

この指数が入ってくることによって、どんな変化が起こるのか?

2021年末の様子にどんな変化を与えるのか?

やる限りは五輪の成功を祈ります

そのためにも、菅さんはきちんとした全体イメージを持って五輪開催とコロナ対策の両立を実現しなければなりません、

頼むで~~、ホンマに、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

2021年06月01日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~
先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

5月30日までの1週間の陽性率は4.6%(前週5.5%)と引き続き下降

検査数は減少、感染者も前週より9000人ほど減少しました、

全体には引き続き減少傾向ですが、

沖縄が引き続き予測感染ピークを突破!非常に危険な状況です、

高齢者へのワクチン接種はやっと1日@30万回を越えましたが、まだまだ1日@100万回には届きません、

◆沖縄以外はピークアウトに入ったと思われます、さて五輪はどうする?

感染拡大が続いていた北海道もピークアウトの兆候が見られます、

沖縄は『なぜか低い東アジアの感染ピーク』予測値を越えて拡大し続けています

緊急事態宣言は6月20日まで再延長、

ここへ来てやっと自治体も政府も腹が据わったようです、

でも、6月20日時点での数値はたぶん微妙

それなりに下がっているでしょうが、リバウンドがないかというと、、、

その確証はないレベルと違うかな、、、と予測、

五輪が1カ月後に近づいている時期、

今の政府は五輪を是が非でも(文字通りの表現)、

是が非でも五輪を実施したいように見えるので、緊急事態を解除する可能性が高いです、

大阪の吉村さんは、感染の完全な終息を目指して再々延長の可能性をほのめかすかもしれません、

東京の小池さんは微妙な立場に追い込まれます、隘路

感染拡大の終息のためにはもう少し規制を続けたい、

でも五輪のためには安全宣言もしたい、

そんな感じになるのかな?

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%     589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
(厚労省HP日報から算出)

◆独酌酔言的には、緊急事態宣言の再々延長があっても良いと考えます

やはり、緊急事態宣言の『解除』=安全宣言というニュアンスで捉えられる可能性が高く、

一気に夜の飲屋街での呑み会が復活~リバウンド、という最悪のシナリオが浮かんでしまいます、

しかし、2021年に入り、ほぼずっと発出されている緊急事態宣言、

国民の間には嫌規制感がただよっています、慣れもあります、

ここは、緊急事態宣言を再々延長しながら、具体的な施策の緩和で対応する、

というある意味、“意図的なオオカミ少年”的、“意図的な玉虫色”的施策実施でも良いかなと考えます、

緊急事態宣言を再々延長しながら、飲食店での酒類の提供を限定的(時間・人数など)に認める

中途半端なように思えますが、ここは現実的なずるい戦略が必要と感じます、

◆大阪は最悪の状況、重症者用病床も改善も、未だ高いレベル

大阪府の重症者病床が5月30日で70%台まで下がりましたが(5/31で70.9%)、

まだまだ高い水準、即リバウンドは避けたい状況です、

今回の第4波では多く命を救えなかったのが大阪府の実態

5月末時点、大阪府では累計2315人、5月単月では859人がコロナで亡くなりました

これは累計でも東京の死者2055人を抜いてしまいました

これを重い教訓として、2度とこのような状況を生み出したくない、

という思いを持ち続ける必要があります、

なので、吉村さんは緊急事態宣言の再々延長を視野に入れていると思います、

今週も書いておきます、

政府は必ず来る第5波に備えて、重症者病床を増やせない『日本の病院政策の構造的問題』を解決する努力が必要です、

喉元過ぎれば、、、にならないよう、

今こそ重症者病床増加のための根本的な対策妙案を練るべき時期です、

よろしくお願いします、

◆沖縄は感染予想ピークの1.6倍超、何らかの要因が感染ピークを押し上げました

大阪府の第4波感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

この予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 743人(5/26) 持ちこたえているが危険
大阪府  885万人    1200人  1260人    331人(5/26) ピークアウト中
愛知県  752万人 1052人    679人  445人(5/26)    ピークアウト入口
福岡県  513万人  718人     634人  211人(5/26) ピークアウト入口
北海道  527万人  734人     727人  570人(5/27) ピークアウト傾向の始まり
広島県  284万人  398人     237人  166人(5/26) ピークアウト入口
岡山県  188万人     263人    189人     82人(5/26) ピークアウト中
沖縄県  146万人  204人    335人   335人(5/29) 予想ピークを軽く突破、感染拡大中!

大阪のピークが基準です、

東京は低位で推移していますが、減少スピードが遅いです、

ピークを低く押さえ込んだ分、COVID-19にも余力があるようです、

なので、東京はまだまだ危険です、いつ増加に転じるか分からない危険な状況です、

北海道はピタリと感染ピークで持ちこたえました、

沖縄以外は感染拡大が止まりつつあります、

沖縄は5月22日に感染予測ピークを軽く突破、約1.6倍まで新規感染者数が増加し、未だに増加傾向が続いています、

何かは分かりませんが、なんらかの要因があるのはたしか、

つまり、状況次第では『東アジアでも高い感染ピークが起こりうる』ということです、

『東アジアの感染ピークはなぜか低い』神話が壊れようとしています

感染ピークを押し上げた要因は大きく分けて2方向考えられます、あくまで推測、

① 沖縄固有のクラスター事情(酒場事情?生活習慣)
② 変異ウイルスの感染力の影響

大阪も変異した英国株が大きな感染拡大を引き起こしました、

なので、感染ピーク予想もされに対応しているはずなのですが、

いともあっさり予測を超えてしまいました、悔しい、、、

変異株の実力は想像以上なのかもしれません、

COVID-19は本当に手強いです、なかなか人の手中には収まってくれないようです、

◆ワクチン接種は順調に拡大も、1日@最大約34万回程度

いろんな工夫がやっと動き出したワクチン接種

国や自治体の大規模接種会場、かかりつけ医による効率的な接種、

産業医による企業単位での接種、学校単位での接種、

前倒しでの高齢者以外への接種などが複層的に進行

注射の打ち手に歯科医師、接種会場勤務に薬剤師や看護学生など総動員、

接種休暇に接種宿泊パック、会場の無償提供など企業も動き出しています、

やっと政府も本気で動き出しましたが、いかせん遅きに失しました、

2021年初頭からこのイメージが政府にあれば、あと2カ月は早く本気モードで対応できたはず

菅さんや河野さんの失政と云っても厳しすぎることはないと思います、

◆高齢者のワクチン接種メーター、1日@何回打てば良い?

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@37万回程度、

週間接種回数は倍増しています、


(首相官邸HPより転載)

7月末まであと62日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200万回-498万回÷62日=1日平均@108万回の接種が必要です、

先週の必要接種数が1日平均@101万回でしたから、7万回増えてしまいました

まだまだ接種のアイデアと、戦力の増強が必要です、

さて、これで間に合うのか?

◆五輪開催に向けてのニュースが騒がしくなってきました

さて、五輪はどうなるのでしょうか?

このまま、安心安全を担保しないまま“安心安全な五輪”が開催されるのでしょうか?

ワクチン接種と同じで、“対COVID-19戦略のイメージが出来ていない”と対策が後手に回ってしまいます

何かが起こってから対処療法を施すのでは遅いのです、

ワクチン接種遅れの二の舞だけは避けましょう

菅さんに必要なのは『五輪を安心安全に開催する』ための全体イメージと具体的な戦略と戦術です、

回りにいろんなブレーンや進言する知恵者もいることでしょう、

五輪を開催するなら、

『みなさんの意見に真摯に耳を傾けて』五輪対策をしっかりやって欲しいです、

ところで、その時の状況は別として、とりあえず選手村には酒類が持ち込まれるようです

クラスター発生で選手村が急遽隔離施設になったりしないように、気をつけましょうね、