テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:セルフは楽し、自分でやると案外楽しいことがいっぱい

2024年06月27日 | 世の中

最近、続け様に“セルフは楽しい”という意見に遭遇、

そうなんです、いままでサービスしてもらっていたことを、

いきなり『セルフでどうぞ』と言われると、

え!?セルフなん!?となりますが、

やってみると案外楽しいのが“セルフサービス”、というお話です、

楽しい!という意見をいただいたのはこの2件、

その① セルフサービス酒場 ⇒ 詳しくはこちら

こちら、立ち呑みの角打ちですが、店内作業の95%(個人の感想です^^)がセルフです、

料理の皿を取るのはもちろん、鍋からおでんを取るのも、

生ビールを注ぐのも、ハイボールを作るのも、セルフです、

これが楽しい、

その② スーパーのセルフレジ 

これは前から密かに好きだったんですが、公言していませんでした、

でも、FBで友人が『セルフレジ面白い!』と書いていたのを読んで、

ああ、やはり好きな人がいるんだ!と納得、

あの、ピッ!ピッ!ピッ!と商品を読み込んでいくのが快感です^^)

他にセルフで楽しいのは・・・

その③ ゴルフのセルフカート

プレーの他にカートを運転する楽しみが増えました

その④ ファミレスのドリンクコーナー

これも注ぐ快感

その⑤ 酒場のQRコードオーダー

最近多いですね、

苦手という方もおられるでしょうが、

慣れると自分のタイミングでオーダーできるので、

ストレスなく楽しめます、

その⑥ フードコート 

自分の好きな席に座って食べて、

その場所を綺麗にして立ち去る時の満足感、

その⑦ セルフのガソリンスタンド 

これは、もうクルマを止めたのでよく分かりませんが、

昨年、初めてレンタカーにガソリン入れた時は楽しかったです

その⑧ ホテルのアメニティ 

最近はロビーで勝手に選んで持っていくスタイルも増えました、

余分にとっても結局そんなに使わないのですが、

歯ブラシはハイキング用装備に予備として2本くらい入れています^^)

うんうん、自分でやるというのは案外楽しい、

いままで怖かったセルフ作業が、出来るようになった時は相当充実感ありますよ、

自分でやることが楽しいなら、

セルフは立派なサービスの提供、という見方も出来ます、

アミューズメント感覚のセルフサービスの提供、という感じにも出来るかも、

企業側もそういう目線でセルフサービスを開発していくようになるかもしれませんな、
(もうやっているかな)

余談をひとつ、

近所の高級スーパー、

未だに買ったものを店員さんが綺麗に紙袋に詰める作業をしていますが、

これが時間が掛かる、

もともと少ないレジで、丁寧に袋詰めするもんだから、

とっても時間が掛かる

1つ買うのに10分待ちとか、平気です、

そのスーパーはこれがお客様へのサービスと考えて実施しているのでしょうが、

待ち時間を増やしてまで、するべきサービスではないような気がしています、

袋詰めも慣れれば楽しい、工夫や知恵も浮かびます、

この楽しみを奪わないで!!とか思います、

ま、最近は高級スーパーにはほとんど行かないですけどね^^汗)


独酌酔言:初体験!?平地でも気圧低下による頭痛!?気象病・天気痛

2024年06月20日 | 世の中

10日ほど前だったかな?

朝起きたらなんか頭が痛い

前の晩も飲みましたが、二日酔いするほどは呑んではいない^^)

ワタシも弱くなったものだ、と独り言ちながらノロノロと起きて、

いつものルーティンを始めて気づきました、

外は雨です、

うん?なんか、この前、TVで“気圧の変化による体調不良”みたいな話をしていたな、

ここでハタと思い当たりました、

前から聞いていました、

気圧が下がると頭痛になる!というような話です、

でも、今まで実感したことはなかったです、

だれもが気圧低下で不調になるという訳ではなさそうです、

でも、3000m級登山で、2度ほど軽い登山病の症状を感じたことはあるので、

気圧の変化に弱いのかもしれません、

で、昨日2024年6月18日(火)の朝、

前の晩から降り始めた雨は、夜半過ぎから猛烈な勢いで降ったようです、

起床は朝6時前、まだ猛烈な雨が降っています

で、、、やはり少し頭痛を感じました

この日は音で雨が降っていることを横になりながら認知していたので、すぐに思い至りました、

やはり雨の日だ、頭痛だ、これは気圧低下による頭痛!?

2度続いたので、これはもう気圧低下による頭痛に違いない、と勝手に決めつけ、納得です、

調べてみると、なんとなく聴き流していたTV番組はこちらのようです、

NHK「クローズアップ現代」2022年4月5日(火)放送、
『体の不調 天気のせいかも!? 最新研究で分かる対処法』

以下はこの番組からの受け売りです、

HPでは、まずはこんな記述、

天気のせいで体に不調をきたす人は、少なくとも推計1000万人以上と言われています、

なるほど、この“1000万人”という数字が多いのか?少ないのか?判断が付きかねますが、

とにかく、多くの人が天気の影響で体調不良を感じているようです、

体調不良の中身はこんな感じ、51%が頭痛です、

中には“めまい”や“吐き気”を感じる方もいらっしゃるんですね、

この頭痛を引き起こすメカニズムは・・・

(NHKのHPより抜粋転載)
気圧の変化を耳の奥にある「内耳」が感じ取ります。すると、さらに奥の「前庭神経」も興奮します。そして、すぐそばの「三叉(さんさ)神経」が刺激され、「神経伝達物質」を放出。その結果、脳の血管が拡張するとともに炎症物質も放出され、頭痛を引き起こすのです。

なんとも、ヒトの持っているメカニズムは精密で複雑です、

チャート式で書くと(懐かしい^^)

気圧の変化 ⇒ 内耳 ⇒ 前庭神経 ⇒ 三叉神経 ⇒ 神経伝達物質放出

となって、頭痛が起こる、という事になります、、、

やはりよく分からん^^)

とにかく、こういうメカニズムで1000万人程度の人が体調不良を感じる、という事です、

人により、このメカニズムの働き具合神経伝達物質の放出量が異なるんでしょうね、

ちなみに「気象病」や「天気痛」は病名ではないそうです、

さらになんと、大きく気圧が下がる前、

わずかな気圧の変化でも体調不良を感じる人もおられます、

雨が降る2日前、空はお天気なのに体調が悪くなる、という事です、

これは難儀です、

自分が気圧の影響を受けやすいかどうか?を判断するチェックリスト

6つ以上チェックが付くと、影響を受けやすい、という事になります、

ちなみにワタシは4つでした、

対処法としては、市販の頭痛薬は有効のようですが、飲み過ぎに注意、

月に10日以上の服用は危険だそうです、

『気圧を感じにくくする耳の運動』というのも紹介されています、

お悩みの方はやってみては如何でしょうか?

ということで「気象病」「天気痛」、

初めて自覚症状が出ました、なんかビックリ、

いよいよ梅雨入りのようです、気圧が低い日が続きます、

これ以上、症状が進まないことを希望します、

耳の運動、やってみるかな、


独酌酔言:NHK朝ドラ「虎に翼」、21世紀の今を鏡で観るような凄いドラマだ

2024年06月13日 | 世の中

2024年4月から始まったNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」

予想外と言っては失礼だが、これが面白い、もちろん物語として面白い、

主演の伊藤紗莉も良いし、脇の俳優も良い、

毎日楽しみに観ているのですが、感服するのは物語の面白さもさることながら、

随所にちりばめられている、この国の基礎となったものの考え方と、

21世紀の今この国が抱えている数々の問題へのアプローチが、

昭和の歴史感の中で見事に昇華されて物語の中に組み込まれているという事、

たとえば、たびたび登場する『日本国憲法第14条』、社会での平等と差別の禁止を謳っている、

(日本国憲法原文)
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
日本国憲法 第14条

これが物語の中でこれを読みあげられると、いやでも“憲法の精神の尊さ”が身に沁み入る、

こんなに分かりやすくて、これほど広く国民に届いた憲法教育は未だかつてなかったのではなかろうか、

1946年(昭和21年)にすでに、法の下での男女・国籍・身分・思想・経済力による差別を禁じているのです、

今のこの国はどうだ?大丈夫か?と問いかけられているのです、

たとえ、日本国憲法が米国の押し付けであったとしても、

この第14条が示すところの重要さをあらためて噛みしめました、

民法の改正も物語の中で出て来ました、

常々、民法の古さに驚いていました、

明治時代に作られた法律がまだ残っていたりするのには驚きです、

21世紀の今にそぐわない内容もあるのではないかと、漠然と思っていましたが、

物語では1946年(昭和21年)の民法改正が扱われていました、

明治以来の家父長制を廃し女性の基本的権利が認められた現行民法です、

これまた、知りませんでした、

それまで女性は結婚すると家庭に入って、夫や子供に尽くすことが法律で定められていた、

主婦が働くという概念そのものが、無かった世の中だったのですね、

女性の参政権が認められたのも1946年(昭和21年)4月、

それまで、女性は選挙で投票することも出来なかった、隔世の感あり、

21世紀の今、やっと次のステップ、夫婦別姓が取り上げられています、

やっとなのか、今だからなのか、今頃やっとなのか?

痛快だった物語の台詞をいくつか紹介、

進歩的女性たちが皆で民法改正を論じるシーン、

その中で、参加者(役名無し)の1人がこう不満をぶちまけます、

だいたい、こんな感じの台詞、

『男が言う日本の古き良き伝統って、明治以降に出来たものばっかりだから』

そうなんですよね、これは常々そう思っているので痛快でした、

なにやら、重々しく語られる日本の伝統、その精神・思想部分はともかくとして、

その形式・所作・習慣・しきたりなどはほとんどが明治以降に作られたもの、
(これについては別の記事で書いてみます)

天皇を神格化して作り上げた、この国初の近代社会が生み出して来た産物、

ほんとうに古来より引き継がれたものは案外少ない、

そんなモノにしがみついていた戦前の男社会への批判です、

他には主人公 寅子(トモコ)の台詞が面白い、

寅子の夫と兄が戦死、残った次男が『僕がこの家の大黒柱になる』と言うと、

寅子はこう返します、

『男だからって大黒柱にならなくてもいい!やりたいことをやりなさい!』、 

男中心社会の終焉宣言、

年配の民法学者が『か弱き女性を守るのが男の役目です』というと、

寅子はこう返します、
(ちょっと正確ではありませんが)

『言わしていただければ、そういう考えは、女性からすれば大きなお世話です!』

痛快^^)

今週は家庭裁判所発足がテーマ、

家庭と子どもの問題、まさしく今この国が抱えている最優先課題です、

さて、今のこの国大丈夫ですか?

ここであらためて日本国憲法の3大原則を掲載、

国民主権平和主義基本的人権の尊

21世紀のこの国は大丈夫ですか?

あらためてこの3つの単語を噛みしめると、

今のこの国、どうも憲法の精神が活かされていないような事象が垣間見えます、

「虎に翼」は女性弁護士の草分け、初の女性裁判官誕生物語ではありますが、

今のこの国が抱えている問題・課題を、

やんわりとするどく視聴者に突き付けてくる凄いドラマでもあります、

鏡で見るようなこの国の昭和と令和

あなたにはどう見えますか?

ぜひ、鑑賞をお勧めします、


独酌酔言:30年間経済成長しなくても、支持政党、とくに無し!の危うさ

2024年06月05日 | 世の中

直近の世論調査が2つ公開されています、

2024年5月10日~12日にNHKが、先週6月1日2日にはJNN各々世論調査を行いました

いつも、軽くダイジェストを読むだけなので、あまり威張れたものではないのですが、、、

なんとなく、ぼんやり浮かんだことを書き留めておきます、

それぞれのダイジェストページはこちら、

NHK世論調査結果 ダイジェスト ⇒

JNN世論調査結果 ダイジェスト ⇒

内閣支持率とかも気になるのかもしれませんが、

今日の独酌酔言の視点は・・・

いまや、日本人でもっともポピュラーな政治観=“支持政党無し”という事についてです、

かくいうワタシも支持政党無しな人です、

国政選挙ではしっかり投票しますが、支持政党無しな人です、

支持政党に関するNHKの調査結果、

政党支持率、

ま、こんな感じですよね、最大支持政党の自民党で27.5%

4人に一人が支持する自民党が強力な勢力というよりは、

自民党に対峙できる野党が今のところ存在しない、という印象です、

自民党の政治資金問題などでこれだけ不祥事が続いても、

立憲民主党の支持率は0.1%しか上がらない

野党に魅力がないのか?

はたまた・・・

年代別政党支持率、

年齢が上がるほど支持者が増える自民党、

ま、これは納得、

ちょっと横道にそれますが・・・

数年前の調査では若者の間でも自民党支持率が高い

というような調査結果を見たような気もしますので、探してみました、

こちらですね、支持率ではなく投票率でした、

2021年衆議院選挙のNHKの出口調査 ⇒

その理由も興味深い、

なるほどね、だれがやっても世の中良くなるとは思えないし、

野党は頼りにならなさそうだし、

それなりに普通に生きていけてるし、

実績のある党に任せた方が安心

それなら自民党でイイんじゃない!的な感じですね、

さて、年代別政党支持率に話を戻して、

自民党支持率に綺麗に反比例しているのが“支持政党無し”層です、

18~39歳では実に全体の6割が支持政党無し、な状態です、

自民党支持者が支持政党無しを上回るのは80歳代のみです、

つまり、日本の政治は「自民党支持」層と「支持政党無し」層に2極化している、と言えます、

この30年間、成長できなかった日本経済、
(これについてはまた別の機会に書きたい)

30年間もうまくいかなかったら、

そりゃ、何をやってもどうせうまくいかないに決まっている、

という日本の政治に対するあきらめ、のような空気を感じるのも無理はないか、

反対にそんな中でも自民党を支持するという岩板層には、ある意味、政治に対しての強い意志を感じてしまいます、

これはある意味偉いかもしれない

自民党が日本を良くするんだ、という確信があるような気がします、

それはそれで結構、

しかし、若い世代の6割近くが支持政党を持たない日本の現状、

これはなんとかしなければならないと思います、

民主主義の根幹である選挙、これが意味を持たなくなった国に未来はない、といって良いでしょう、

さて、JNNの調査では、現状で選挙があった場合、投票する予定の政党に関する数字も出ています、

同調査のもう少し詳しい数字がYahoo!ニュースに掲載されていました ⇒

いま衆議院選挙が行われた場合の投票先を聞いたところ、結果は次の通り。
▼自民党24.2%
▼立憲民主党16.9%
▼日本維新の会10.3%
▼公明党5.4%
▼共産党5.5%
▼国民民主党5.1%
▼教育無償化を実現する会0.8%
▼れいわ新選組4.0%
▼社民党0.8%
▼参政党1.7%
▼それ以外の政党0.7%。

「支持政党無し」層も当然投票するわけですから、

得票率でみると自民党は24%しか獲得できない、という事です、

さすがに今の状況では、現状政治への批判票が少しは集まるような感じですね、

次の国政選挙、投票率がまた下がるような事があると、

本当に日本の民主主義は衰弱していくかもしれません、

必要なのは・・・

与野党問わず、支持したくなる政党造りは急務、

若い人が未来に希望と期待が持てる政策立案も必須、

なにより、この国の未来を描け、それを実現する突出した能力がある清廉な政治家の登場が待たれます、
(インチキ政治家はダメ!^^)

もういい加減、政治に無関心ではいられない!

そんなムーブメントを期待しています、