テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事48~週間陽性率は今週も横ばい、バス旅行でクラスター発生、欧州は第2波か!!

2020年10月28日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事48~

週間陽性率は今週も横ばい、バス旅行でクラスター発生、欧州は第2波か!!



■まずは先週の週間陽性率、今週も2.8%と横ばい、

これで、8週連続で2.7%~3.1%の間で推移しています、

増えもせず、減りもせず、これはもう安定期といって良いでしょう、

感染予防の基本動作(3密回避・マスク・消毒)が功を奏していると感じます、

そして、東アジアの感染ピークの低さのお陰でもあるかも、

逆に云うと“これくらいの確率で感染者が出続ける”ということ、

ウィズコロナの感覚は忘れてはいけません、

GOTOの移動量増加もあまり影響しないようです、大人数での宴会さえしなければ大丈夫かも、

酒場の営業時間が延長も直接的な影響はないのかも、

接客のある店やカラオケはまだ要注意かな、

まさしく“ウィズ コロナ”の時代、、、なんか、慣れてきた?

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人

■国内旅行でクラスター発生、12人が感染

ところが、国内旅行でクラスターが発生してしまいました、

3泊4日のバス旅行、参加者41人中12人に陽性反応が!

すわ!やはり旅行はNGか!!??かと云うと、、、

ということにはならないようです、

このケース、重大な基本動作のミスが2つ重なりました、

一つは、参加者の一人が体調不良(咳・喉の痛みなど)の自覚があったのにツアーに参加したこと、
(う~ん、楽しみにしていたのだろうけど参加したらアカン!)

もう一つのミスは、参加前の自己申告書に体調不良が明記されていたにもかかわらず、添乗員がそれを見逃し!
(ちゃんと見てないがな!)、

そのままツアーに参加させてしまいました、

それはアキマセンがな!!

感染予防の基本動作が出来ていないと、やはり感染します、という良い教訓です、

添乗員の教育も大切、ヨロシク、

■欧州の状況が深刻、その中でスウェーデンでは「第2波は来ない」!!??

欧州の感染拡大が深刻です、

スペインやフランスに続き、イタリアでは飲食店の営業が18時までに規制拡大、

ドイツでもクリスマスマーケットが相次いで中止になり、

チェコでも1日辺り新規感染者数が1万5000人!!ルーマニアで5000人と拡大が続いています、

おそらく変異を繰り返していると思われるCOVID-19、欧州ではとても強力な様です、

春先から云われていた“欧米人に感染しやすく変異した”のは本当かもしれません、

そんな中で集団免疫を目指し独自路線を歩んでいるスウェーデンでは第2波と呼ばれる感染流行が起こってないとか・・・

これはまた???なんだろう、集団感染か??

と思いきや、関係者によると保健的ディスタンスをとるなどの地道な感染拡大予防対応の成果ではないか、とのこと、

やはり、感染予防の基本動作は大切なようです、

基本を大切に!!

■国産ジェット開発計画凍結、JAL・ANAとも大幅赤字

国内旅行が徐々に回復の兆しを見せているのに比べ、海外旅行はまだまだ厳しい状況、

欧州や米国との往来はもうしばらく無理でしょう、

で、大手航空会社は大幅な赤字に陥り、リストラやビジネスモデル改革に乗り出さざる得ない状況に、

LCCも路線縮小方向、

久々の中型国産旅客として期待されていた三菱重工の「スペースジェット」も計画凍結、

これも残念です、でも、この状況で新機を購入する会社はないよね、

コロナの影響をモロに受ける形の航空業界、

ここはウイルスの完成を待つしかないか、、、これは辛い、、、

給与削減や出向、退職者募集と聞くとねえ、ホント、早くワクチンが出来上がってほしいです、

それでも昨日開催されたプロ野球ドラフト、ちょっと明るい感じの話題、

甲子園に行けなかった高校生も多数指名を受けました、

来年のシーズンが順調に行われるような時代になっていたら良いのにね、、、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事47~いろいろあっても週間陽性率は横ばい、ウィズコロナの時代は確信へ、ブラジルで集団免疫!?

2020年10月20日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事47~

いろいろあっても週間陽性率は横ばい、科学的にもウィズコロナの時代は確信へ、ブラジルで集団免疫!?

いろんな動きがありますが、いずれも春のような現象面でのインパクトは大きくない、

徐々にCOVID-19のことが分かってきたので、アクションは垂直方向へ、深化していっています、

深化しているので複雑、分かりにくい、かつ地味、、、

派手さがないから、ついしっかりニュースや記事を理解しなくなる、

みなさんそろそろコロナのニュースに慣れてきた?いや、飽きてきた?かな?

でも、これからのシーズン、再感染拡大期に入るかもしれません、

ここは油断せずにいろんな情報をしっかり理解しておきましょう、

■まずは先週の週間陽性率、2.8%と横ばい、

18日までの1週間の陽性率は2.8%、横ばい、

これで、7週連続で2.7%~3.1%の間で推移しています、

これは相当の確率で“これくらいの確率で感染者が出続ける”ということを示しているように感じます、

3密回避やマスク着用の予防対策をしても“これ以上は減らない”

GOTOなどで移動量が増え、酒場の営業時間が延長されても“これ以上は増えない”
(なぜかは不明、何度も掲載している、東アジアでの感染拡大ピークの低さ ⇒)

そんな感じです、

ワクチンができるまで、これくらいの感染者数増加とずっと付き合っていかなければいけない、

まさしく“ウィズ コロナ”な時代が始まっているような気がします、



(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人

■深化するコロナ分析、感染のメカニズムも徐々に解明

深化するコロナ分析、

その感染のメカニズムが少しずつ解明されてきています、

敵を知れば戦に勝てる、かもしれません、

そして、知れば知るほど、コロナが厄介な相手であることも分かります、

ここでもやはり“うまく付き合っていかなければいけないコロナウイルス”という像が浮かび上がってきます、

■新型コロナの正体を読み解く カギになる免疫活性化スイッチとスーパースプレッダー

こちらの記事は興味深いです、 ⇒

世界各地での感染メカニズムに関する分析をピックアップした記事です、

いろいろ書いてありますが、ざっくり独酌酔言的にまとめると、

※コロナは免疫活性化を混乱させる!?
 通常、ウイルスが侵入すると体内でインターフェロンが増えるのですが,コロナ患者にはこの傾向が少ない!!とか、
 逆に、免疫が過剰反応するサイトカインストームが発生しやすい、
 これはコロナウイルスが作るタンパク質が影響しているとみられる、

※感染者の8割は他者にウイルスを移さない、2割の人が多くの感染者を生み出している、
 これがスーパースプレッダー
 マスク着用や3密回避は感染防止に有効だが、スーパースプレッダーがクラスターを作るのが現実

※コロナは発症前・無症状の人からも感染する
 SARSは発症後に感染するので、素早い隔離で感染が防げたが、コロナは難しい

※インフルエンザも発症前に感染するが、初期のウイルスの数は少ない
 コロナは感染初期から大量のウイルスが発生する

※年代別の感染確率の差はない
 でも、高齢者の方が重症化しやすく死亡率も高い

などなど、、、

つまり、、、

“コロナを完全に押さえ込むのは非常に難しく”、

“うまくコントロールしながら付き合うしかない”

ということが、徐々に科学的にも確信に近くなってきている感触です、

まさしく“ウィズ コロナ”の時代、

■ブラジル北西部の都市、「集団免疫」獲得か

そして、こちらのニュースもちょっとびっくり、 ⇒

なんと、ブラジルの都市マナウスで“集団免疫”が成立したとみられる研究結果が報告されています、

ついに、、、という感じですが、

人口220万人のマナウスでは5月に感染爆発が発生、多くの死者を出しています、

その後、新規感染者が漸減、1日あたりの死者は3.6人まで減っていました、

市民の66%(約150万人)が感染したと推測されており、これによって集団免疫が成立した可能性が高いとのことです、

しかし、これを喜んではいけません、マナウスではこれまでに大きな被害を出しています、

米国の科学者もこんなメッセージを発信、

「自然な感染による集団免疫(の獲得)は戦略ではない。それは政府が感染の急拡大の抑制に失敗したという証しで、その代償として多くの命が失われている」

まさしく、そのとおりだと思います、日本での感染率(陽性者数)はまだ0.1%以下です、

免疫獲得者でも数%というところでしょう、
(最近、免疫検査の情報がない)

集団免疫獲得までには壮絶な道のり、大きな被害は避けられません、

■正しく恐れて冷静な対応を、経済も回さなければならない

コロナウイルスを正しく恐れて冷静に対応、マスク着用に密接の回避、

でも、経済も回さなければなりません、GOTOも必要と云わざるを得ない、

トランプ氏のように奢らず(あの人は感染対策では最悪のリーダーです)、

正しく恐れながら、経済も回していく、

難しい舵取りですが、たぶん出来る、

もう1年かな、、、


日本アカデミー賞の主演男優賞・主演女優賞は廃止になるか?

2020年10月14日 | 世の中
箸休め、ではないですが、たまにはコロナ以外の記事も書きましょう、
(この記事は『アコースティックギター 生涯の1本』との併載記事です)
 
 
2020年9月、米国アカデミー賞が主演男優賞・主演女優賞を廃止して主演俳優賞を設置するというニュースが流れました、
 
ジェンダーニュートラル=伝統的な性差による役割分担や能力評価にとらわれない、という考え方の発露です、
 

写真は性別を分けない最優秀俳優賞を受賞したエマ ワトソン(2017年)

海外の映画業界も男性社会、女性はマイノリティだったようで、それに対するアンチテーゼでもあるようです、
 
そういうと大物映画プロデューサーのセクハラ問題とかもありました、
 


ベルリン国際映画祭も2020年8月に女優賞と俳優賞を統合し『最優秀主演賞』を設置することになりました、
 


これに先立って欧州では「#5050 by 2020」という運動があったそうです、
 
これは“映画業界で働く人の割合を男女50:50にしよう!”というもので、保守的だったカンヌ映画祭も2018年にこれに賛同しています、
 
こんな風に世界的に進む、

映画界のマイノリティ(人種・LGBTQ+・障害者)への理解とジェンダーニュートラル、
 


で、日本はどうだ?
 
先日、映画「ミッドナイト スワン」を鑑賞、
 
202010ミッドナイトスワン

トランスジェンダー(身体が男性、心が女性)の草なぎ剛さんと、育児放棄で独り病む中学生との交流を描いた映画、
 
とても良い出来上りで、個人的には今のところの邦画本年度No.1の評価です、
 


おそらく日本アカデミー賞にもノミネートされる可能性が高い、
 
その時に、草なぎさんの演技はどう評価されるのだろう、
 
主演男優賞か?
 
身体は男性、心は女性を演じた草なぎさんに主演男優賞とは、

如何にも皮肉、問題意識の低さが露わに、、、
 
ジェンダーニュートラルに後れを取った賞の授与ということになります、
 


世界的に見ても男女別の演技賞が無くなる流れは止まりません、

もちろん、日本映画(制作業)界でも女性はマイノリティでしょう、間違いなく男社会なような気がする、
(よく知りませんが)
 
ジェンダー問題で先端に立たなければならない“日本の表現者”の組織がどんな判断をするのか、
 
演技賞をどうするのか?
 


今のところ日本アカデミー賞からの情報発信は無いようです、
(見落としておいたらごめんなさい)
 
注目です、




なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事46~先週の週間陽性率2.7%、安定して来ました、いろんなことが分かってきたような気がします。

2020年10月12日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事46~

先週の週間陽性率2.7%、安定して来ました、いろんなことが分かってきたような気がします、

10月11日(日)までの1週間の陽性率は2.7%でした、安定して来ましたね、

これで6週連続2.7%~3.1%の間で推移していることになります、

先々週の1.7%というのは、民間検査機関の検査数を一括して計上した結果なので異常値です、

おおよその実質陽性率を推計すると2.5%~2.7%と思われます(独酌酔言的推計)、

詳しくは先週のコロナの事45参照 ⇒

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有
10月11日  2.7% 132914 3573人

■現状をどう判断する

さて、GOTOキャンペーンやイベント観客数制限の緩和などは本格的に始まっている現状でのこの安定値、

どんな意味があるのでしょうか?

最近、政府の専門家委員会(アドバイザリーボード)もあまり会見を行わないようなです、
(議事次第などは公開されていますが)

現状の見解を訊きたいところなのですがないので、ここは独酌酔言的な見解を書いておきます、

□感染拡大、今は安定期である
 現状程度の感染はワクチンが出来るまで続くと覚悟しなければならない、

□GOTOやイベント観客制限の緩和はクラスター発生には繋がっていない
 心配した9月4連休後の急激な感染拡大は無かった、
 現状の日本の感染拡大防止マナー(マスク・手洗い・3密回避)に妥当性があると推測、

□クラスターはやはり飲み会、BBQなどで発生、長時間の密接がキケン
 3密の中でもとくに“長時間の密接”がクラスター発生に直結、
 BBQでの感染などから屋外でも長時間の密接は危険、
 逆に野球やサッカー観戦の客のクラスター発生は無く、現状の観戦マナーも有効と推測、
 選手の感染は主に会食飲食によるものと思われる、

□これからのインフルエンザ流行期に同時流行するのかが今後の焦点
 これはまた初めての経験となる事象、
 現状、医療現場の治療行為習熟度の向上で重症者・死亡者数を抑制しているが、
 同時流行になると厚労省・保健所・医療現場、そして市民の行動がまたもや混乱する可能性がある、
 この対応準備が肝要、

■自粛一辺倒から経済再興へのシフト、

いろいろ意見はありましたが、結果的には(現状では)経済を回すのは正しかった、ということになります、

逆に云うと『厳しい自粛』は感染拡大を少し先延ばしするだけで、経済停滞に見合う効果は無かった、とも言えます、

ワタシも自粛に賛成でした、米国NY市の自粛規制も正しかったと考えています、が、、、

この辺りは今後、科学者の方に感染メカニズムを解析する数式を示して欲しいな、と思っています、

結局、コロナとは付き合わなければならない、コロナと一切縁を切ることは困難、

ウイズ コロナ とはなかなか薀蓄のある言葉です、

■世界の情勢と、やはり少ない国内の感染拡大

10月10日現在、世界の感染者数は約3730万人、死亡者は107万人、

国内の感染者数は約9万人、死亡者は1627人、

感染者トップの米国、感染者数775万人、死亡者21.4万人、

新規感染者数は1日@5万人超が続いています、

先進国でこの数字はちょっと受け入れがたい数字です、

大統領の失策と云っても過言ではない、

インドはもうすぐ米国の感染者数を抜きそうです、705万人、死亡者10.5万人、

死亡者数で2番目に多いのはブラジルで15万人、感染者数509万人、

やはり日本国内の感染拡大は小さい、

気になるその原因は未だ決定的な解明は成されていません、

(何度も再掲)

◆やはり低めの東アジアの感染ピーク

何度も書いていますが、東アジアでの」COVID-19感染のピークは欧州や米国に比べると明らかに低いです、

この原因は未だ未解明、「交差免疫」というニューヒーローが登場しましたが、これもまだ解明研究段階、
(交差免疫についてはこちら ⇒ コロナウイルスの事36)

ヒーロー登場は嬉しいけども、無条件で飛びつくわけにもいかない、研究成果待ち、

何度も再掲+追加事項 東アジアでの感染ピークが低い理由(候補)

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
※46で追記 ⇒ 外出自粛自体は感染ピーク低減にあまり関与していなかった可能性があります
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない

※37(今号)で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?

■ワクチンの現状

10月11日に公開されたこちらのサイトは分かりやすく現状を説明しています、ぜひ一読を、

新型コロナ ワクチンの開発状況は? ⇒
(タイトルが良くないな、現状以外にも基礎から言及しているので必読)

国内のワクチン接種の優先順位など興味深いです、

この図も興味深い、

ワクチン完成後の発症数の明らかな減少、

また、今後の問題点もしっかり押さえています、ざっくりまとめると、

□ワクチンが全世界に行き渡るまでには時間がかかる
 開発完成=感染終息ではない
 ワクチン開発は経済競争でもあります
 
□ワクチンの効果の期間はまだ不明
免疫期間=どれくらいの期間免疫が保たれるのか?不明
年に複数回接種が必要?
インフルと同じように定期的接種で感染を抑制するしかないのか

□ワクチン効果の強さはまだ不明
どれくらい効果があるのか?再感染の可能性も指摘
インフルと同じように定期的接種で感染を抑制するしかないのか

それでもワクチンが切り札であることは間違いです、

今後の開発進展に期待しましょう、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事45~週間陽性率は横ばいか?欧州では再流行の気配、そしてワクチン関連での発見も!!

2020年10月05日 | 世の中

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事45~

週間陽性率は横ばいか?欧州では再流行の気配、そしてワクチン関連での発見も!!

◆10月4日(日)までの1週間のPCR検査陽性率、

ちょっと数値が動いていますが、実質的には横ばいかな?という感じです、

9月19日からの4連休でヒトの動きが活発化しましたが、直接的な感染拡大に影響はなかったようです、

マナーさえ守れば、旅行自体(移動)での感染リスクは案外低そうです、

それよりは旅先での宴会、飲み会などのリスクの方が高そうです、注意しましょう、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有

厚生省発表数字を基にした週間陽性率は1.7%とガクッと下がっていますが、

これは9月30日に民間検査機関のPCR検査数が一挙に計上された影響が反映されているためです、

具体的には、、、9月30日の厚労省の発表にはこんな注釈が、

(厚労省HPより抜粋転載)

※7:本日より、福岡県における民間検査機関等での実施件数(過去行われたものも含む)を計上している。

(転載ここまで)

福岡県の民間検査機関??

孫さんのソフトバンクグループの事でしょうか?(未確認)

時期的にはこのニュースとリンクはしますね、

PCR検査どう変わる ソフトバンクG参入の見方 ⇒

 

厚労省発表の9月30日のPCR検査数は1日で約+10万5千件ほど、

通常、これまでは多くて1日当たり@2~3万件程度だったので明らかに異常値です、

これが福岡の民間検査機関の数字が上乗せされた影響ですね、

この上乗せされた数字を調べてみたのですが、残念ながら確認できず、

何件上乗せされたのか?分かりません、

ので、推定数値を出しておきます、

(推定実質週間陽性率)

仮に9月30日の本来の検査数が2万件の場合 ⇒ 週間陽性率 2.7%

仮に9月30日の本来の検査数が3万件の場合 ⇒ 週間陽性率 2.5%

この数値からは、感染拡大の傾向はこの数週間とあまり変わらないのではないか?という判断です、

でも、陽性者数が3649人と前週からやや増加しているので油断はできません、

ただ、9月19日からの4連休の大きなヒトの移動が即感染拡大に繋がった、ということもなかったようだ、という分析です、

引き続き経過観察ですね、

◆欧州では再流行の兆しが見えます

(10月4日配信ニュース)
イギリス、1日の新規感染1万人超える 検査拡大後で初 ⇒ 

他の国でも、、、日本の感染者数とはケタ違い、

(10月3日の新規感染者数)
フランス、新規感染者数が過去最多の16,972人
オランダ3967人、ベルギー3175人と共に過去最多
ロシアでは9859人、5月以降最多

秋の欧州、感染拡大が心配です、

京大 新ワクチン補助剤発見

2日の金曜日にはこんなニュースもありました、

またまた新しい単語=ワクチン補助剤、ってなんだ?

 

まず、現在開発中のワクチンの主流=不活化ワクチンとは ⇒

この不活化ワクチン、安全性は高いのですが、残念ながら効果は薄いと云われています、

この不活化ワクチンの効果性を高めるのに“コリカマイド”という物質が有効であることを発見した、ということだそうです、

この理論はコロナウイルスのワクチンにも適用できる可能性が高いそうです、

安全で効果も高い、これは非常にありがたいことです、

ワクチン開発者も、効果性よりも安全性を高めることを主眼に研究を進めることができるようになるかもしれません、

ヒトの叡智もまた期待以上、想像以上の成果を出しているように感じます、

コロナとの闘いは総戦力です、科学とヒトの行動マナー、どちらも重要、