テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

コロナウイルスの事⑤:絶対に避けたい「医療現場の崩壊」日本の医療体制体力はどのくらいあるのか?

2020年03月30日 | コロナウイルス2020

コロナウイルスの事⑤ 感染爆発が起こったら、、、最も避けたいのは「医療現場の崩壊」

まず、今日3月30日に志村けんさんがコロナウイルス感染による肺炎で亡くなられました、たいへん残念です、哀悼、

これまでの記事、

その①:『致死率1%を前向きに』『医療現場の崩壊だけは避けたい』はこちら ⇒

その②:『長期化は避けられない』『マクロ戦略は封じ込め』『ミクロではきめ細かい対応を』 ⇒

その③:正念場です!!日本でなぜオーバーシュートが発生していないのか?理由は分からないそうです!

その④:コロナウイルスの事④:日本のPCR検査数が少ないのはなぜか?そして、日本の感染者数増加が緩やかなのはなぜか?

東京都の感染者数、それまで10人台で推移していたのが3月25日(水)に40人台に急増、以降40人台で推移して、28日(土)には63人、29日(日)は68人になりました、

ラッキーだったのか?
日本人の衛生習慣も勝てなかったか!?
日本式『クラスター封じ込め戦略』もここまでか、、、

いや、まだまだ諦めずにクラスター周辺を徹底的にPCR検査、濃厚感染者を追い続けて欲しいのですが、、、それでも、感染爆発が起きたら、、、

今日のテーマは、仮に、仮に感染爆発が起こった時のお話です、

もっとも避けなければいけないのは「医療現場の崩壊」です、

「医療現場の崩壊」とは何か?

重篤な患者が一気に増えた時に、医療従事者やベッド(病床)数、人工呼吸器などの医療機器が足らなくなり、『救える命も救えなくなる』事態の事です、

イタリアやスペインではすでに医療崩壊が起こっていると思われます、

それに比べて同じような感染爆発を起こしているドイツでは死亡率が低く抑えられています、

これはドイツ国内の医療体制と保険制度の成熟具合が影響していると考えられています、やはり医療体制の充実が医療体制維持に影響するようです、

日経新聞電子版3月28日から転載

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、欧州の主要国で死亡率に大きな差が出ている。特にドイツは0.7%と突出して低い。

早期検査で重症化しやすい高齢者の感染者増が抑えられている面がある。人工呼吸器の多さなども一定の効果を発揮している。感染者の把握が遅れたイタリアやスペインは死亡率がそれぞれ10%、7%に達し、医療崩壊の危機にある。

(転載ここまで)

人工呼吸器の多さと共に、やはり早期多量のPCR検査にも言及されています、これは韓国方式ですね、やはり日本方式ではダメなのか?

さらに有効性が報道されているのが、ドイツの“ホームドクター”という制度、これは日本の“かかりつけ医”と同じ制度です、

患者はまずホームドクターに診察を受けます、そこでトリアージ(医療方法の選択)を実施、投薬、大病院への紹介、検査などの判断をホームドクターが行う仕組みだそうです、

初診の段階で適切な振り分けをすることで、大病院への患者の殺到を緩和、適切な医療と医療体制の維持に役立っているようです、、、

なるほど、

日本も高度な医療体制を保持していると思いますし、保険も国民皆保険ですから治療費の心配も少ないです、

それでも、日本でも「医療現場の崩壊」が発生する可能性はあるのか?

ここでまず「封じ込めは出来ない」ことと「集団免疫」のことを書きます、

特効薬やワクチンが無い現在、コロナウイルス感染が終息するには「完全に封じ込める」か「集団免疫」しかありません、
(特効薬やワクチンが出来た場合はこの限りではありません)

が、世界的感染が広がった今、「完全に封じ込める」のは不可能かと思われます、

99%封じ込めても、世界の人の移動が元に戻った瞬間、残りの1%がまた感染拡大を始めるのではないでしょうか、

もう一方の「集団感染」とは、これまでの感染症の知見から人類が得た科学的根拠です、

具体的には“国民の70~80%が感染し免疫を得ると感染拡大が終息する”という法則みたいです、これは多くの科学者が流行終息の前提として語っているので間違いないでしょう、

なにやら都合の良さそうな「集団免疫」、ところが現実にはとても怖い状態を指し示しています、

「集団免疫」とは日本の場合、数量的にはどういうことなのか?

このBlogのコロナ記事②にワタシの計算式を書いています、
※その計算が一部間違っていたので、訂正して再掲します、

2020年3月20日の記事(訂正済)を抜粋再掲

日本の場合、集団免疫を獲得するまでの死亡者は、

人口約1億2600万人×70%感染で集団免疫=8820万人が感染×死亡率1%=88万人が死亡!!
という、とんでもない数字になってしまいます、

重症化率を20%とすると1764万人(前回440万人としたのは誤記でした)程度が重症化する計算です、

この1764万人を仮に1年間で医療対応するなら月間平均147万人程度に対して高度な医療を提供しなければなりませんが、これもどうも日本の医療体制では無理な数字のようです、

(抜粋転載ここまで)

ま、独酌酔言的計算式なのであまり悲観的にならないで読んでください、

また、現実にはいろんな対応策が講じられるので、感染者数はもっと低くなるものと思っていますが、、、

とにかく、無条件での「集団免疫」は被害が多すぎて現実的ではありません、

感染爆発が起こった時に必要な社会資本で重要なのは、医療従事者、病床数、そして人工呼吸器のようです、

まずは病床数を見てみましょう、

3月27日に厚労省から発表された“感染がピークを迎えた時の入院者数”は、NHKの集計によると全国で22万9500人でした、

この数字は、、、どうも現状の日本の医療対応可能キャパシティを大きく超えているようです、

ピーク時の病床の確保が可能かどうか?NHKがアンケートを取っています、

NHKのHPより抜粋転載

厚生労働省が示した計算式をもとに、感染がピークを迎えた時に各都道府県で入院が想定される患者の数をすべて足し上げると、約22万9500人となりますが、各都道府県に対し、計算式に基づく病床数を確保できる見通しがあるか聞いたところ、「確保できる見通し」と答えたのは神奈川県と岡山県の2県で、18都府県が「確保できない見通し」、27道府県が「確保できるかわからない」と回答し、対応できる病床の確保に課題があることが明らかになりました。

(抜粋転載ここまで)

このアンケートでは仮想ピーク時の病床を確保できる見込みがあるのは2県のみです、

つまり、ピーク時にはベッドが足らなくなる可能性があるということです、

中国武漢で急増の病院をあっという間に作った時は、『如何にも中国らしいなあ』とか思って見ていましたが、あれは必要な行為だったのです、とにかくベッド数が足らなくなるのです、

現在、イタリアやスペイン、米国でも同じような仮設病院、野戦病院が急増しています、、、病床は絶対に足らなくなるのです、

日本でも病床確保のために、野戦病院のノウハウがある自衛隊・民間の協力は不可欠になると思います、

次に、、、

特効薬・ワクチンが登場するまでは、人工呼吸器使用が最も有効な治療法のようです、

では、現在日本国内にある人工呼吸器の台数は、、、

2020年2月に日本呼吸法医学会と日本臨床工学技士会が調査をしています、

人工呼吸器には3種類あるようで、以下のような台数になっています、

すべて“取扱+待機”の数です、この意味はよく分かりませんが稼働中と待機中ということでしょうか?

全国の人工呼吸器の数量
◆人工呼吸器 約3万5700台
◆マスク専用人工呼吸器 約9500台
◆ECMO 約2670台

合せて全国で4万8000台くらいです、これでピーク時に対応できるのか?

仮に、この4万8000台を使って2週間の治療で重篤な患者を快復させることが出来るなら、1日当たり約3400人ほど、

感染者からの比率(重症化率20%)で逆算すると1日当たり1万7000人ほどの感染者までは対応できるかもしれません、

実際には地域的な偏りもあります、また治療日数の詳細データも見つからなかったの、相当荒っぽい計算式です、

他にも関与する関数がいろいろあるので、きつめに見積もって、感染者が1日当たり1万人くらいを超えると“医療現場崩壊の危機”が迫っていると考えて良いかもしれません、

ちなみに、3月27日のアメリカ国内の新たな1日の感染者数は1万7000人近くに達しています(アメリカCDC=疾病対策センター発表)、

病院の他にも人工呼吸器を持っている団体はあると思います、自衛隊にもあるのかな?医系大学や介護施設にもありますか?(よく分かりません)あるならそれも総動員ですね、

次に、、、

医師や看護師などのスタッフももちろん足りません、

病床数が足らないのですから、これほどの多くの患者を一気に受け入れる想定がされているとは思えません、

医療現場では社会奉仕的意志、もしくは義務的意志による過酷な労働環境が発生すると予想されます、

自衛隊や医療関係者OBは前線へ召集されるでしょう、

医系学生、看護学校生などにも後方支援の協力要請があるかもしれません、

ここまで来ると、これはまさに戦争です、

以上のように、病床数、人工呼吸器数、医療スタッフ数、いずれも充分な状況ではありません、

感染が一気に急拡大したら「医療現場の崩壊」が起こる可能性が大いにある、ということです、

「医療現場の崩壊」が起こると“助かる命を助けること”が出来なくなります、これは何としても避けたい、

そのために出来ることは、、、

まず疫学的には、感染拡大のスピードを極力緩め、ピークを低くコントロールする、緩やかに少人数で時間を掛けて感染していくことを目指すということです、

そのために外出自粛要請、都市封鎖です、まさに戦争前夜の状況なのです、

特効薬、ワクチンが出来るまで(1年~2年程)は「完全に封じ込めること」が現実的には不可能ですから、長期戦、じっくりとコロナウイルスと向き合って、ゆっくりと感染していくしかない(おかしな表現ですが)、、、

まずはなんとか、感染拡大スピードを緩めることによって「医療現場の崩壊」を防ぐ、

そして、重篤な患者さんを1人でも多く救う、

ここが今後の戦略のコアかな、と思います、そのための自粛要請であり、都市封鎖です、

そのことを理解して行動したいです、

もちろん他にも出来ること、やるべきことはたくさんあります、

それはまた次回、、、

う~ん、ホントにヤバくなってきました、


コロナウイルスの事④:日本のPCR検査数が少ないのはなぜか?そして、日本の感染者数増加が緩やかなのはなぜか?

2020年03月29日 | コロナウイルス2020

この週末、全国的に都市部での不要不急の外出自粛の指示が出ています、

たしかに、“感染爆発前夜”と思われる感染者数の増加が続いています、

昨日の東京の感染者数は60人超!!これは本当に感染爆発前夜です、、、

ホントに不便ですが、ここは小池知事が示した“3密”環境を作らないことが肝要だと思います、

逆に、日常生活を維持するための日用品の買い物、通院、軽い運動などは推奨されてよいと思っています、

過去記事リンク、

その①:『致死率1%を前向きに』『医療現場の崩壊だけは避けたい』はこちら ⇒

その②:『長期化は避けられない』『マクロ戦略は封じ込め』『ミクロではきめ細かい対応を』 ⇒

その③:正念場です!!日本でなぜオーバーシュートが発生していないのか?理由は分からないそうです!

さて、最新情報はメディア、ネットに任せるとして、今日のテーマは、、、

日本のPCR検査数が少ないのはなぜか?

そして、日本の感染者数増加が緩やかなのはなぜか?

この疑問に対する説明が明確ではないので、今でもいろんな風評や憶測、デマ?をよく聞きます、

なので、素人なりになんとか解明を試みます、

が、あくまで“独酌酔言”です、酒場の戯言なので鵜呑みにしないでくださいね、各自で真実を見極めてください、

『日本のPCR検査数が少ないのはなぜか?』、

そして、そこから見えてくる、

『日本の感染者数増加がこれほど緩やかなのはなぜか?』

と云うところに行き着く予定です(予定通り行くのか??^^)

まず、中国武漢で感染爆発が起こった初期段階、日本のPCR検査対象が中国の特定地域などからの帰国者に限られていたためにPCR検査数はごく少数からスタートしました、

この時は“検査キット”“検査体制”の量的少なさ=検査能力に限界がある、と云う面もあったと思いますが、その後検査能力は徐々に向上します、

それでも増えない日本のPCR検査数、

発熱している患者さんが保健所に検査を拒否された、という話はよく聞きました、

直感的にこれは保健所の怠慢やなあ、とか思っていましたが、、、

WHO(世界保健機関)も韓国のように検査数を増やすことが感染拡大に一定の効果がある、という声明を出しています、

実際、韓国は大規模クラスター発生後は一定の抑制に成功しているように見えます、

韓国の致死率が1%程度に押さえられているのはその成果です、

米国も3月下旬から積極的な検査を行っているようです、トランプさんが云ってます、

でも、日本のPCR検査数は3月下旬になっても累計27,000件程度です(厚労省発表資料3/27現在)、

韓国ではこれまでにおそらく30万件以上の検査が行われていますので、10分の1程度の検査数です、

この少なさに対する一つの説明が“日本型クラスター封じ込め対策”です、

ここらは詳細な理解がまだできていないのですが(ワタシの勉強不足)、、、

“とにかく検査、検査、検査をしても効率的な感染抑制は出来ない”という考え方もあるようです、

専門家の『感染者数を数えることだけが重要な訳ではない』という主旨の発言も聞きました、

WHOも推奨する韓国方式に対して、日本方式とは、、、

“クラスターの早期発見”“発生したクラスター周辺でのPCR検査に特化して”“次のクラスター発生を抑制する”という戦略のようです、

この戦略には厚生労働省クラスター対策班が対応しています、

2月6日にクラスター対策班が設置され、25日には厚労省からこのクラスター対策班の機能や目的が発表されています、

この“クラスター封じ込め作戦”ともいうべき戦略が“日本のPCR検査数が少ない”要因、と云うか理由のようです、

つまり、広く感染者を検査するのではなく、クラスター周辺を重点的に検査する、という戦略は今も日本国内でずっと継続されている訳です、

戦略の違いです、お国柄か??(ここらがまだよく分かっていません)、

そして、、、これが功を奏しているのではないかと、ここに来て評価されている向きもあります、

巷で一番よく聞く風評と云うか憶測、デマ、

“検査数が少ないから感染者数も少ないだけ”
“感染者数を少なく見せたい政府の陰謀”
“実際には多くの感染者が市中をウロウロしている”

といった類の話、これらはまずありえないと思っています、風評、憶測、デマです、
(3つ目に関しては、この1~2週間に発生している可能性はあります)

もし、実際の感染者が発表よりずっと多いのであれば、この2カ月ほどのずっと緩やかな感染者の増加スピードが説明できません、

感染者数の発表を誤魔化しても、一定の割合で必ず発症者がでます、それ(感染者数増加数の確認)を2週間程度、遅らせるほどの効果しかないからです、

実際に感染者が多ければ必ずどこかの段階で感染爆発を起こしていたと思います、

また、これまでの日本国内の致死率の低さも“地下感染者が多くいる”ということは示していません、

ニューズウィーク日本版冷泉彰彦氏の「日本で新型コロナの死亡率が低いのは、なぜなのか?」から抜粋転載

現在まで大規模な感染が発生している国や地域の死亡率と比較すると、日本の低さは明らかです。

▼イタリア(人口6055万人、死亡者6077人)人口10万人当たりの死亡者数10.03人
▼スペイン(人口4068万人、死亡者2311人)......5.68人
▼アメリカ・ニューヨーク州(人口1945万人、死亡者118人)......0.61人
▼韓国(人口4818万人、死亡者104人)......0.21人
▼日本(人口1億2653万人、クルーズ船を除く死亡者42人)......0.03人

(抜粋転載ここまで)

これに対しては、『政府が死亡者数も誤魔化しているのではないか』という穿った見方もあります、

これもまた非現実的です、現状の日本の医療現場で死因をすり変えたりすることはほぼ不可能でしょう、

さらに、この1週間でこんな意見も増えてきました、

記事③で書いた“日本で感染者数増加が緩やかなことを専門家も説明できない件”、

そこでは、ひょっとすると単なるラッキーだったか?

それとも、“日本人の衛生習慣=手洗い、マスク励行、生活習慣=握手、ハグの少なさ”が感染者抑制の要因ではないか、という説をコロナウイルスの事③で書きましたが、

しかし、ここに来て(この1週間で)、その説に上書きする形で“クラスター対策班の戦略が当たったのではないか?”とも書かれるようになりました、

つまり、『日本の衛生習慣・生活習慣』+『クラスター対策班の働き』、

これが日本の感染者数増加抑制に成功している要因かも、、、ということです、

正確な評価は流行が収まってから、入念に科学的に行われるべきと考えますが、

とにかく、日本はPCR検査数が少なくても、いままではそれなりに上手にやってきた、もしくはラッキーだった、と云えると思います、

しかし、ここに来て、残念ながら日本でも感染爆発前夜の様相を呈してきています、

長期スパンで見ると感染爆発は避けられない運命のような気がします、
(特効薬・ウイルスが完成するまでは)、

もし、感染爆発が起これば対応のフェーズは大きく変わります、

“クラスターの封じ込め”が最大のテーマではなくなる、

最大のテーマは『重症者を救えるか?命は救えるか?』という医療現場の課題に移行すると思われます、

これはまた次回に書きます、、、

あ~、どうかこのまま、瀬戸際で持ちこたえられますように、、、


コロナウイルスの事③:正念場です!!日本でなぜオーバーシュートが発生していないのか?理由は分からないそうです!?~今日のお店はお休みします。

2020年03月26日 | コロナウイルス2020

さて、今週もまだ軽い話題を書く気が起こりません、

やはりコロナの件で恐縮ですが、状況が刻々と動いているので書いておきたいです、

過去記事リンク、

その①:『致死率1%を前向きに』『医療現場の崩壊だけは避けたい』はこちら ⇒

その②:『長期化は避けられない』『マクロ戦略は封じ込め』『ミクロではきめ細かい対応を』 ⇒

あ、先に書くと、オリンピック延期については、ま、至極当然の対応だと思います、

これから先が大変、果たして上手に延期できるのか?

政府、官僚、スポーツ関係者、民間(電通とか^^)の力を集結しないと実現できない難しいプロジェクトです、

さらに昨晩、小池東京都知事から“感染爆発 重大局面”であることである認識の発表、

この週末の不要不急の外出自粛の要望がありました、

あとに書いていますが、今までの日本はひょとすると“とてもラッキーだった”だけかもしれません、

それだけにオーバーシュートが突然始まる可能性があるということだと思います、

さて、感染拡大がある程度抑えられている日本、

『ぎりぎりのところで踏ん張っている』という専門家のコメントが云い得て妙です(こんな表現で良いのか?^^)

で、専門家委員会のクラスター対策について、こちらのサイトが興味深いので紹介しておきます、弁護士の方が書いておられる素人サイトです、

専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望

なにやら、映画『STAR WARS』シリーズのサブタイトルのようですが^^)

このサイトでワタシ的に一番興味深いのは、この部分です、、、

“日本ではなぜ欧米のようなオーバーシュートが発生していないのか?その理由は・・・実は専門家でも分からない!”というセンテンス、

そうなんだ!!こうしてギリギリのところで持ちこたえている理由は専門家でも分からないんだ!!

学校一斉休校とかイベント自粛の施策の効果だけでは説明できないそうです、

単に“今まではラッキーだった”という可能性もあります、

このサイトでは可能性として、日本人がもともと持っている清潔な習慣

“手洗いやマスク着用率の高さ”

“握手やハグをしない習慣”などが影響しているかもしれないと推測、

なるほどなあ、やはり個人一人ひとりの行動が感染に大きく影響しているのかもしれません、

先週末の3連休、体感的には人手が増えたという感じでした、

みなさん、そろそろ自粛疲れが出て来ています、そりゃそうだ、

が、専門家が引き続き自粛を呼びかけるのは、

“なぜオーバーシュートが日本で発生しないか”分かっていない以上、気を緩めるとオーバーシュートが発生するかもしれない、という危機感からです、科学的には真っ当な意見、

まさしく、ここが正念場です!

ここで日本でもオーバーシュートが発生するのか?このまま、踏みとどまることが出来るのか?

そのためにはもっともリスクの高い環境=3つの要素が重なる空間=閉鎖された、密集密度の高い、個人間の距離が近い空間に長時間いないこと、が大切になって来ます、

それに、ひょっとするとこれが効果的かもしれない個人の感染予防行動=手洗い、マスクの励行、ハグはしない(したことないわ^^)

これを続けるしかないのです、

しかし、先週書いたようにこの感染予防対策と経済活動維持とは両立しない、

身体的、精神的、社会的にも限界がある、ストレス充満、ここが難関、隘路、

そこで政府は新学期からの学校再開、イベント開催容認の方向を打ち出していますが、、、これがまたフワフワした曖昧なものでした、

学校再開のガイドラインは一定の具体性がありますが、

学校で感染者が発生した場合の対応は現場に丸投です、

感染者が発生した場合の対応のガイドラインを3月24日付けの文科省通達から引用すると、

(以下原文のまま抜粋引用)
児童生徒等又は教職員の感染が判明した場合には,都道府県等の衛生主管部局と当
該感染者の症状の有無,学校内における活動の態様,接触者の多寡,地域における感
染拡大の状況,感染経路の明否等を確認しつつ,これらの点を総合的に考慮し,臨時
休業の必要性について都道府県等の衛生主管部局と十分相談の上,実施の有無,規模
及び期間について判断すること。
(抜粋引用ここまで)

イタイな~、これは単なる官僚の作文です、

全部入りってやつです、お好み焼きか!?ラーメンか!?いや、ホンマに、

あれもこれも確認して、あちこちに相談して、で後は勝手に判断してね、という文章です、

そりゃ、これらが必要なことは理解しますが、政府としてはもっとシンプルな感染時対応を打ち出すべきでしょう、

ここらが今の政府の弱点ですね、官僚はもう首相の顔色しか見ていない、

国民の安全を真剣に考えてないのとちゃうかと思ってしまう、

台湾の対応なんかはとてもシンプルだそうです、

感染者が1人出たら学級閉鎖、2人出たら学校閉鎖、

こういうシンプルでスピードをもって行動できるようなガイドラインを示すのが官僚の仕事、政府の役割でしょう、

イベントの実施についても同じように曖昧模糊なガイドライン、後は現場で判断してね、な調子です、

なので、先日のさいたまアリーナのような事態を招く、あれでクラスターが発生したらどうするんだろう?ね、

法的強制力はないにしても、イベントの参加人数、人的密集密度、空間条件、滞在時間などを具体的に示して大規模閉鎖空間密集イベントは規制すべきだと思います、

逆に云えば、開催可能なイベントの条件を示すことで、今本当に困っているアーティストのみなさんに少しでも希望を届けるのが官僚の仕事、政府の役割だと思います、

でも、一旦オーバーシュートが起こってしまえば、

欧米並みの規制=外出禁止・都市封鎖となります、

そうならないために、まずはこのまま“ぎりぎりのところで持ちこたえる”ことが肝要、

そのために、一番大事なのは一人ひとりの行動、

手洗い、マスク、リスクの高い環境を作らない、ということになるのです、はい、

今日は、ここまで、、、って授業か^^)ふ~~、

あ~、はやく終わって欲しい、


コロナウイルスの事②:長期戦になりそうです~今日のお店はお休みします。

2020年03月20日 | コロナウイルス2020

今週もコロナウイルスの事を書きます、

他の軽い話題を書こうかと思ったのですが、やはり今はこれしか書けないかな、、、

先週の記事、『致死率1%を前向きに』『医療現場の崩壊だけは避けたい』はこちら ⇒

今日のお話しは、、、長期化しそうなコロナとの戦い、

要点は、、、『マクロ視点の戦略は“封じ込め”』+『ミクロ視点では、細かな対応策の立案』、

◆長期化は避けられない

ますます事態が切迫していると思われるコロナウイルス感染、

どうも長期に渡る戦いになりそうです、

1つ目の理由は、、、

湿度に期待していたのですが、どうもこのウイルスは『インフルエンザのように湿度に弱い』ということではないようです、春になれば治まる、というのは期待薄です、

2つ目は、、、

欧州でパンデミックが始まったという事、これは数か月で終息するとは思えない、、、

ま、こんなところで“長期戦”を覚悟しています、

医学や化学に関してワタシはまったくの素人でありますので、以下の文章は酒場で隣りの呑み助が喋っている戯言として読んで欲しいのですが、、、

◆両立しない感染防止と経済活動

なんといっても難しいのは、感染拡大を防ぐさまざまな施策と経済活動とが両立しないということです、

感染拡大防止と経済活動の維持、相反するこの2つの課題の間でどうバランスを取って行くのか?

ホントに難しい局面です、政府も官僚も学者も、そして国民も知恵を絞らなければなりません、

◆マクロ視点の戦略 “集団免疫”か“封じ込め”か?

さて、このコロナ感染はいつ頃終わるのか?終息=新たな感染者が発生しなくなるのはいつなのか?

ここで先週知った新しい知識を導入、

それは“集団免疫”!!??という言葉、今回、初めて聞きました、

これは、、、

『大多数の人々が感染し免疫を持つことで感染拡大が終息する』という仕組みだそうです、現在の医科学である程度確信が持たれている理論だそうです、

大多数とはおよそ国民の70%~80%らしい、英国のジョンソン首相やドイツのメルケル首相、米国保健当局、日本の専門家もこの理論に言及しています、

しかしながら、短い期間に国民の70%が感染してしまうと医療現場が崩壊(数的対応不可な状態)してしまうので、ある程度感染拡大のスピードを押さえて医療現場の崩壊を避けつつ集団免疫を獲得するというバランスの良い戦略、、、

なるほど、なんか都合の良い出来そうな気もする戦略ですが、、、計算してみると、、、

今回のコロナウイルスの死亡率は1%程度と云われています(研究により上下あります)ので、、、

日本の場合=人口約1億2600万人×70%感染で集団免疫=8820万人が感染×死亡率1%=88万人が死亡!!

という、とんでもない数字になってしまいます、

重症化率を20%とすると1764万人(初掲時440万人は間違いでした)程度が重症化する計算です、

この1764万人を仮に1年間で医療対応するなら月間平均147万人(初掲時35万人は間違いでした)程度に対して高度な医療を提供しなければなりませんが、これもどうも日本の医療体制では無理な数字のようです、

重症化しやすい高齢者、既往症のある方に絞ったとしても現実的ではないような気がします、

しかし、ワクチンや特効薬が巷に出回るのには1年かそれ以上かかると云われています、それまではなんとか持ちこたえなければなりません、

これではどうにも出口がない状態のように思えます、“集団免疫”の状態に進むのは無理かも、、、

そこで見えてくる戦略はやはり、

“封じ込める”、もしくはそれに近いカタチ“パンデミック以前で止める”という強行戦略です、

実際に中国は“武漢封鎖”である程度効果を上げ、終息できる可能性が見えるところまで来ています、

日本もこれに倣うべきなのか?

日本でも“封じ込め”対策=学校休校・大規模イベント中止・テレワーク推奨などが実施された結果、飲食、音楽、給食、ホテル、旅客、旅行、あらゆる分野で壊滅的な経済破たんが起こりつつあります、

数週間でこの状態ですから、あと数か月このような状態が続くと経済が完全に破たんする!倒産する!廃業するしかない!という悲壮な叫びも聞こえてきます、そのとおりだと実感しています、

難しい、、、

徐々に感染覚悟で経済活動を進めていき“集団免疫”を目指すのか?

ここはぐっと我慢して“封じ込め”を目指すのか?

一面だけを見た、一律の戦略では解決できない局面、

さて、日本はコロナと経済とを共存させることが出来る叡智を絞り出すことが出来るのか?

◆ミクロの視点 感染リスクは相当限定的?

ここからはもっと個人的な思い込みの話になります、

上記のようにマクロ視点で考えると、どうも出口が見えないような気がしてきますが、でもどこかに脱出口があるはずです、諦めずに探してみましょう、


現在、クラスターと呼ばれる感染集団が発生している条件を素人が考えると、、、

“感染しやすい条件”

屋内(閉鎖された空間)×距離(2m以内はリスク高い)×時間(長時間同一空間留まると感染リスク高い、クルーズ船のように)×空間内人数・密度

こんなイメージです、あくまでイメージです、

屋外は比較的リスクは低いと云われています、子供が公園で遊んだり、普通に一人で散歩したりするのは推奨されてるべきかと思います、

ポケモンGOも低リスクです、運動不足解消に推奨します、ながらスマホには注意しましょう、

個人対個人の距離と接触はやはり避けたほうが良いかな、これもなんとか気をつけましょう、

同一屋内空間に長時間留まるのも避けたいですが、ワタシの守備範囲で云うと酒場にはやはりそれなりの時間居ることにもなる、これは気をつけたいです、

で、最もリスクが高いのは密度の高い屋内空間に大人数過密状態で長時間いること、と云うことになります、これはやはり規制せざるを得ないかな、

とくに人数の問題が大きいと思っています、

たとえば4人で部屋の中で長時間マージャンをしたとしても、そこに感染者がいなければ感染しない、感染者がいる確率は現状ではきわめてゼロに近い、いたとしても感染するのは最大で残りの3人だけ、

対して、大きなアリーナでのライブコンサートで、例えば2万人いるとすると、その中に感染者がいる確率は相当高くなる(集合の概念を習ったけど正確に計算できません!)、

甲子園球場に5万人のお客さんがいると、それなりの確率で感染者が1人か2人いるのではないだろうか?そして、感染する人の数も比例級数的に増える、

満員電車もそういうことかな、やはりたくさんの人が1カ所に集まるのが一番リスキーな感じ、

◆ここはやはり“封じ込め”るしかないと思います、そして細かな対策で経済活動をある程度維持!

経済的な損失は覚悟の上で“封じ込め”戦略が正しいような気がしています、

“集団免疫”戦略では医療現場が持たないかな?

ここはグッと我慢してなるべく短時間でコロナウイルスを“封じ込める”強行戦略を取らざるを得ないのではないかと思います、

この戦略では、国民は社会的制約も一定程度は甘受しなければなりません、、、

でも、それでは経済が崩壊しかねない、、、はい、その通りです、、、

そこで、、、

“封じ込め”作戦とともに、経済活動を維持するための臨機応変な対応施策を政府が具体的に細かく示すべきかと思います(もちろん専門家の意見を尊重して)、

たとえばスポーツ観戦は収容定員の20%程度で開催すれば、ひょっとするとリスクは低くなるかもしれません、

甲子園球場なら1万人だけ入れて試合することも可能かも、もちろん消毒や検温マスク着用など最善を尽くす前提で、

スポーツジムも割当制にして1日当たりの使用人数を制限して営業する、他にもスポーツ放送を増やす、少人数でのスポーツスクールを開催するなどなど、

あ!先日は行った映画館では、すでに販売する席を初めから間引いて間隔を空けて販売していました、定員削減の手法ですね、

テレワークの他にテレスタディ、テレエンタ、テレスポーツetc、、、今までとは違うアプリやコンテンツが生まれるはず、eビジネスの方々の知恵も借りたいです、

旅行も推奨されてもイイのでは?列車やバス、航空機は定員の40%くらいにして運行するとか、新幹線なら窓際席のみ販売、

大規模、大人数の集まるイベントは規制しても、参加者が少ないイベントやライブは実施可能なことを政府が明言、参加人数や空間人口密度のリスク目安を数値的に打ち出すべきでしょう、

ライブハウスでのイベント開催時の衛生基準や総人数、観客密度を細かく規定するのも良いと思います、

この際、働き方も考え直しましょう、まずは週休3日にしてみてはどうですか?

テレワークの質を高める、出退勤時間をもっと大幅に広げる、大人数での会議は止める、ホントに出張しなければできない仕事なのか?考える、

学校や幼稚園、保育園はクラス毎の輪番登校にして教室内の人口密度を下げるとか、週に何回かは給食も出すとか、校庭の解放とか、臨機応変にやってみては?

高齢者や既往症のある人などリスクの高い人への重点的な施策も柔軟に、

一人ひとりはなるべく普通の生活をして、免疫力を上げて、感染拡大を防ぐ基本動作(手洗い・マスク)をしっかりしましょう、

もちろん、発熱や風邪のような症状がある場合は外出・人との接触を控え、発熱が続くようなら医者に掛かりましょう、

感染が拡がれば医療現場は重症化しやすい方への医療を優先することになるでしょう、まずは命を救うのが優先、

このことは理解しておきたいです、

ワタシが出来ることは、、、空いている末枯れた酒場を探して入るとか、ま、普通に前向きに呑んでいきたい、

数か月で終息するかと思っていたのですが、、、長期戦になるかもしれません、

否応なく、しばらくコロナと付き合わないといけない、残念ながら、、、

感染拡大を封じ込めると共に、経済活動も維持する、難しい局面です、

知恵を絞りましょう、政府も官僚も会社もお店も個人も、

世界で人類の叡智が試されています、


新型コロナウイルスの事、、、~今日のお店はお休みにします。

2020年03月13日 | コロナウイルス2020

でね、またしょうもない話ですけど、、、いやいや、今日の話は真面目な話ですわ、

この状況なので、やはり新型コロナウイルスに関わる思いつきをいくつか書いておきます、

2020年3月11日にWHOは“パンデミックと呼べる状態”と発表、世界的に一段と状況が悪化したと警鐘を鳴らしました、

この状況下でさまざまな制約が発生するのは致し方ないと容認しますが、

同じく3月11日の“選抜高校野球中止”の決定には驚きました、

屋外のスポーツは(無観客なら)出来るかなと思っていたのですが、選手の移動や宿泊時のリスクを完璧に回避することはできない、ということだそうです、、、

なるほど、、、完璧なリスク回避はあり得ないですね、たしかに、

出場決定校の選手の胸中は想像に難くありません、、、無念でしょう、

休校に伴い、子供たちが昼間公園で遊んでいることに対して、“休校の主旨に反するのではないか?”という意味の抗議があるようですが、これは過剰な反応、的外れの抗議かなと思っています、

屋外での感染リスクは相当低いと思っています(あくまで個人的な思い、エビデンスは未確認)、

子供が一日中家に留まることの方がいろんな社会的・肉体的・精神的リスクがあります、

子供は外で遊んでもイイよ、はい、軽やかに遊びなさい、

今回のコロナウイルスの致死率は1%くらいではないかとアメリカ国立衛生研究所が発表しています、(イタリアの速報では6%台の報告もありますが、、、)

インフルエンザの致死率が0.1%前後と云われているので、10倍くらい怖い病気な訳です、

でも、過剰に反応する、過剰に恐れることも無いとも思っています、

“致死率1%”という数字を軽くみる訳ではありませんが、健康なカラダを持っている人は発症率も重症化率も低い病気のようです、

問題は持病があったり、高齢の方々、重症化しやすい方々への対応です、

パンデミック状態になると問題になってくるのが“医療現場の崩壊”です、

これはつまり、重症化した患者の治療が数的に追いつかなくなる状態、これは防がなくてはなりません、

軽症者が病院に押しかけて、重症化した感染者の治療が回らなくなるのが一番怖いし、悲しい、

パンデミック状態になったら、感染者でも発症していない人や軽症の人はなるべく医療に手間を掛けないで、自分で治癒を目指すことが必要になって来ます、

こう書くとちょっと非情のような気もしますが、感染の確認が終わり、適切な薬の投与以外にすることが無い軽症者は病院ではなく自宅で安静にすることを求められるようになるかもしれません、

ワクチンが出来るまでは古典的な対応しかできないのが実情でしょう、

病院は重症化患者への医療行為に専念する施設となるしかない、、、

パンデミックが起こった時にパニックを起こさないで冷静な行動ができるか?ここが分かれ目のような気がしています、

マスクの欠品は解消して欲しい(難しそう)ですが、トイレットペーパーやティッシュペーパーの買い占めはデマに踊らされた過剰反応、

おそらく、これからも状況が悪化するといろんなデマを流す人が出てくると思います、

デマや間違った情報に惑わされない、ということも大切です、デマがきっかけであっても一旦パニックが起こると、それは現実になってしまいます、

デマやパニックで医療現場が崩壊することだけは避けたいです、

14世紀に世界的に流行したペスト(黒死病)、致死率は最大で90%にも及び、当時の欧州では1億人が亡くなったと云われています、

この時の感染拡大はネズミが起こしたというのが今までの定説でしたが、最近では“人と人の接触”によるものが大きかったのではないかという説も出ています、

14世紀に比べると格段に人の行動範囲が広がり、スピードが上がった21世紀、おそらくパンデミックは避けられないかもしれません、

もちろん、感染拡大を防ぐ、遅らせるのが喫緊の課題です、

でも、もし、次のステップに入ったら、、、

前向きに“致死率1%”を思い出してください、恐怖に負けないで冷静に行動しましょう、

パニックにならずにコロナウイルスに勝利したいものです、

世界で人間の叡智が試されています、


先々週の宿題、「つくね」と「つみれ」の使い分け~について^^)~今日のお店:お初天神裏参道、老舗焼鳥の「八栄亭」。

2020年03月06日 | 世の中

お初天神辺りでもう一杯飲みます?

はい、、イイですよ、え?焼鳥の「秋吉」でもエエけどって?

はい、あそこも好きですけど、この前も一緒に行ったよね、

あ!だったら、あそこへ行きましょ、

老舗焼鳥屋さんですわ、

もうホンすぐそこですから、ね、行ってみましょ、

で、またしょうもない話を聞いてもらえます?

世の中、知らないことがぎょうさんありますわ、いや、知らないことだらけで、知っていることなんかはホンの一握り、といつも思っています、

せやからね、いつもあれこれ調べているんですけど、、、

この件もつい最近まで知りませんでした、というか、間違って使っていました、はい、

「つくね」と「つみれ」の件です、

え!?そんなん、どうでもエエやろ!!って、ハハ、その通りですわ、

そういう方はこの先読まんでも大丈夫です、たしかにそんなに大層な話ではないし、命にも係わりませんので^^)

まずはこちらの記事を読んでください、先々週のこのBlogの記事でワタシはこんなことを書きました、

2020年2月21日の記事から抜粋

・・・・

で「地鶏鍋」はこんな感じ、




別に「ツクネ」が付きます、



これ、正確には「ツミレ」と呼ぶべき状態ですが、、、この件はまたあらためて^^)

・・・・

(抜粋転載ここまで)

さて、これが今日のテーマです、「つくね」と「つみれ」、みなさんはどう使い分けておられます?

単刀直入に書くと、ワタシはず~っと以下のような理解で使い分けてきました、

「つくね」⇒ 鶏料理、鶏肉をミンチ状にして味付けしたモノ、焼鳥や鍋料理で食す

「つみれ」⇒ 魚料理、イワシなどの魚の身をミンチ状にして味付けしたモノ、主に鍋料理で食す

世間一般的にはいたって常識的な使い分けかと思っていたのですが、これが大間違いでした、ざんね~ん、

いや、ひょっとすると世間ではもう上のような意味に変化しているのかもしれませんが、、、
(そんなことないか^^)

今日は正しい(と思われる)使い分けの仕方をお知らせしておきます、
(そんなん、要らんわ!という方はここらで別のページへ飛んでください^^)

①まず、「つくね」も「つみれ」も“材料が何であるかは関係ありません”!!

え~~!!この時点でワタシのいままでの理解は崩壊しました!!

そうなの~、

「つくね」と「つみれ」の違いはその形状にあります!!

ということらしいのです、

で、調べてみると、「つくね」と「つみれ」の違いはこんな感じです、

macaroniから抜粋、要旨を転載

つくねとは「つくねる」という言葉が元となっており、手でこねて丸める、また固めるという意味があります。つまり、手でこねて丸めたら「つくね」なんです。鶏肉が一番主流ですが、まれに魚肉が使われることもあり、具材は何でも良いのです。揚げても、焼いても、鍋でも「つくね」です。

つみれとは、「つみいれる」という動詞からきています。生地を手でこねて、しっかりと混ぜるところまではつくねと同じですが、その生地をスプーンや手でひと口大の大きさにすくい取って、鍋に入れるものがつみれです。 お店などで、竹筒に入った生のつみれをヘラやはしで少しずつ鍋に入れて食べた経験はありませんか?まさにあのイメージがつみれです。

(抜粋転載ここまで)

こういうことなんですって!

なるほどえね~、つまり「つくね」はこんなイメージで、

「つみれ」はこんなイメージ、

先日、スーパーで「豚肉のつくね」というのを初めて買いました、それでちょっと違和感があったので確認したら、こんな感じでした、

ま、たいしたテーマではなかったけど、書き留めておきます、

ちなみに「つくねる」はこう書きます、、、“捏ねる”、、、

見たことある漢字ですが馴染みは薄い、金属加工系で見るかな?

“捏造する”という言葉もある、これはあまり良くない言葉、でっち上げるということ、

これからは嘘の答弁をしたりするのを“つくねる”というのは如何でしょう、

“あの政治家はつくねるなあ”とか云うと、ちょっと愛嬌があって美味しそうでヨロシイ^^)

【今日のお店:お初天神裏参道の老舗焼鳥「八栄亭」】

初めて行ったのはもう40年くらい前でしょうか?

会社の先輩に連れられて行ったような記憶がありますが、あまりよく憶えておりません、

その時は未だ酒場文化のなんたるかを理解していなかったな~、

2010年頃に神戸新開地の「八栄亭」上の方の店に行って、ハタと気付きました、

そういうと、たしかお初天神の辺りにあったあの焼鳥屋も「八栄亭」やったなあ、

それから2回ほど探訪、

今回は連れ呑みの2軒目で久しぶりに覗いてみたら、、、ちょうど空きがあったので入店しました、

カウンターに着きます、

ここはコースで出てきます、詳細はよく分かっていませんが、とりあえずお母さんは忙しいので、セルフで「ハートランド」の瓶を取り出して飲み始めます、

あとはお母さんにお任せ、随時料理が出てきます、

これはむね肉か?塩味で海苔が載っています、

ネック?

キモ?豪快に炭火で焼いてもらいました、

店内が暗めなので写真が上手に撮れませんでした、残念、

予約客がどんどん入店、テーブルはもちろんカウンターも予約の方で埋まりました、

流石、いまでも人気のお店なんですね、素晴らしい、

2軒目だったのここらでお腹が、、、もっと食べられると思っていたのですが、、、申し訳ないです、

ここらで料理をストップしてもらいました、スイマシェン、

大阪梅田お初天神裏参道の「八栄亭」、

濃厚な焼き鳥がいただけます、コースで飲んで@4~5000円かな、

店内はちょっと雑然古色蒼然系ですが、それを楽しむのがここのコツ、

次回はしっかり食べたいと思います、