テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:ホンダと破談!『やっちゃえNISSAN』はどこへ行く!?

2025年02月13日 | 世の中

久しぶりに日本企業の大きな動きがありそうだ!

と、期待したのですが、、、

やはり今までの殻を破れなかったのね、な感じの日産

自動車業界はEV化の流れ、中国メーカーの台頭という市場環境に加え、

今後は自動運転・AI化、さらにはドローン化などもあり得る、

さらにトランプが大統領になったことで、

EV一辺倒から化石燃料やハイブリッド車への回帰も起こり得る、

とまあ、100年に一度の激動期を迎える自動車業界、

それを乗り越えるための巨額投資を1社で賄うのはまあ無理

そこで、世界の自動車メーカーはグループ化・統合への道を探っています、

2024年9月期の日産の経営不振が引き金となり、

これまで緩やかな関係を保っていた日産・ホンダ・三菱自動車の3社が、

より効率的に結び付くための新しいカタチを模索、
 

が、三菱自動車は早々にこのスキームから離脱

これも分かるなあ、

三菱グループとしての面子みたいなものが働いたような気がします、

『自動車を他資本参加に入れるのは、三菱グループのプライドが許さん!』

みたいな発言があったような気がします、
(根拠なし、ワタシの思い込み^^)

経営的に正しい判断なのか?疑問は残りますが、分かりやすいグループ発想

で、産とホンダの2社で持ち株会社を作り、

その傘下で世界と戦う、はずが、、、

肝心の日産の『経営再建策』が一向にまとまらない、

この辺りから“重厚長大”企業の弱点が露わになってきます、

経営判断に時間が掛かり過ぎ、スピード感が違う、

創業者のチャレンジ精神が色濃く残るホンダ、

「課題やテーマを共有しながら、自由にざっくばらんに話し合い、深いところにある答えを探り出していく」
(こちらのサイトからコピペしました ⇒)

『ホンダ流ワイガヤ会議』という方法論を持つホンダの自由な社風とスピード感、
(いや、実際に触れたことないですけど^^なんか分かる)

かたや、重厚長大・縦割り組織の日産、

そりゃ馴染みませんよね、

ちなみに、日産の取締役、常務執行役員以上で50人以上いらっしゃるそうです、
(笑えます)

これはトヨタよりも多い人数、

役員報酬も半端なく高いそうです、
(社長で6億円以上とか、庶民は笑うしかない^^汗)

は~~!?!?という感じ、

億単位の報酬をもらっている、50人で会社の行く末を議論して、

結論なんて出るのでしょうか?

日産の動きの遅さに業を煮やしたホンダは、

持ち株会社方式に変わり、日産の100%子会社化を提案、

これに対して日産の役員会で大反対の声が上がったそうです、
(この画も目に浮かびますよね)

プライドだけはありますからね、そりゃ反対の声も多かったでしょう、
(マジ目に浮かぶ)

そんな中、冷静に経営統合の必要性を説いたり、

統合の合理性を主張した役員さんはおられたのでしょうか?

縦割り重厚長大、おそらく年功序列もまだ残っているでしょうし、

50人もいれば派閥なんていう遺物もあるでしょう、
(組織の常)

というか、そもそも50人の会議って、

具体的にどんなところでやっているのでしょうか?

警察ドラマに出て来るような、威厳のある、

だっだ広い大きなテーブルのある会議室
(あ~~、鳥肌が立ちます)
(そういう場所には、もう出入りしたくない)

う~ん、まったく非生産的なイメージしか湧いてきません、

『やっちゃえNISSAN』は掛け声だけだったか、

ということで、破談になったホンダと日産の経営統合、

でも、世界市場は待ったなしで動いています、

50人が頭を寄せ合って相談しているうちに、1歩も2歩も世界から後れを取る日産

ホンダも大きなチャンスを逃して、先行きに不安が、

キーは“日産の経営再建策”です、

これが30日とか60日以内に出ないようであれば、

日産の未来は無い、ような気がします、
(個人の感想です)

ホンダも三菱自動車も、これからどうするんでしょうね、

もう一度、しっかり世界市場を観察分析して、

生き残るための冷静な判断が求められます、


独酌酔言:トランプ大統領関税発動!?も、、、映画「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」鑑賞所感

2025年02月04日 | 世の中

トランプが大統領に就任して2週間ちょっと、

宣言通り、次々と「米国第一主義:トランプ2.0」を発動しています、

1月20日の就任演説でぶち上げた、

メキシコとカナダへの関税25%を課し、

中国へは10%の追加関税を課す件、

2月1日にこの大統領令に署名、4日から発動する!というニュースが世界を駆け巡ると、

3日の世界の株式市場は一様に大幅下落

メキシコもカナダも中国も報復措置を宣言、

こりゃ本格的な関税戦争に発展するのかと思いきや、

本日2月4日早朝(日本時間)には一転、

米国とメキシコ・カナダ間での関税発動は1か月先送りされる!?とのニュースが、

メキシコが国境に兵1万人を常駐させ、不法移民や密輸対策をする、

という条件を引き出しての先送りのようです、

これがトランプ流、

勝利を得るためには手段を選ばない、『トランプの3つのルール』の1つ目
(詳細後述)

カナダからどういう条件を引き出したのか?まだ分かりませんが、

おそらくメキシコ同様、米国にとって利益になる条件を引きだしたのでしょう、

なるほど、トランプ大統領、足し算も引き算もやはり出来るようです^^)

これで、今日の株式市場はまた回復しそうですね、ド~~ンと上がったりして、

さすがトランプ!!となるかな、

しかし、その手法に不快感を持つ人もいる、、、いない??

ワタシは不快感を覚えますが、、、

その感情だけでトランプ大統領を評価してはいけないか、

さて、そのドナルド・トランプの若き日を描いた、

映画「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」を観て来ました、

いやはや、物凄い映画でした、

映画ですから、基本はフィクションな訳ですが、

描かれているドナルドがえげつなすぎます、

よくもまあ、ここまで辛辣な物語を作ったものだと感服しました

ある意味、これが“自由のアメリカ”です、

現職大統領の人間的欠陥や、不正行為、犯罪行為、個人的性癖、DVなど、

日本なら絶対に制作不可能な凄まじい内容です、

トランプ側も上映中止を訴えたようですが、上映されています、

ワタシの別ブログで簡単な鑑賞記を書いていますので、

良ければ、こちらをご一読を ⇒ 、

トランプの言動や行動を理解するために、

もっとも分かりやすいスペックが映画の最後に登場します、

悪名高い元検事・弁護士ロイから伝授された、

“勝つための3つのルール”

「攻撃 攻撃 攻撃」
「非を絶対認めるな」
「勝利を主張し続けろ」

これがトランプ大統領の原理原則です、

ルール1:「攻撃 攻撃 攻撃」

とにかくまずは攻撃、相手と話し合う必要などない

まずは攻撃を仕掛けて、有利な環境下で条件を引き出す

関税攻撃もこの“ルール1”なのです、

『勝つためには何をやっても構わない』とロイは言います、

それが不正でも不法でも構わない、やれることは全部やれ、と、

それ以前の人の道理とか倫理感などというものは、

ドナルドの頭の中には元々無いのです、

ルール2:「非を絶対に認めるな」

たとえ、うまく行かなくても自らの非は絶対に認めません

明白な失敗でも、ルール1の“やれることはなんでやる”精神で、

失敗は無かったと言い張る、

競争相手のせいする、

挽回できるまで無視する、

などなど、とにかく後悔とか反省とか良心の呵責みたいな、

柔な心持ちは持たないのです、

ルール3:「勝利を出張し続けろ」

4年前の2020年大統領選で敗北したトランプは、

選挙に不正があったと出張、支持者たちを国会議事堂へ行こう!と扇動、

米国政治の歴史上、最悪の汚点となった国会議事堂襲撃事件を起こしました、

トランプ大統領は負けないのです、

たとえ負けても負けないのです、

この時の罪や起訴もことごとくすり抜けようと、あらゆる策を弄しています、

勝つためには何をやっても構わないのです、

不正でも不法でも、倫理に反しても、

こんな金言?をドナルドに与えた悪徳弁護士ロイも、

最後にはドナルドに切り捨てられ哀れな末路を歩みます

映画の原題「The Apprentice」は「見習い」の意、

さて、これからの4年間、民主党支持者にとっては悪夢の4年間になるでしょう、

不正・不法はなんでもあり、倫理や世界との協調などは無い世界、

それでも、トランプ大統領が『米国第一主義』を完遂して、

米国民が潤う可能性もあります、もちろん失敗する可能性もあります、

極東の島国からは、米国民の安寧を祈るしかない、

世界の平和が維持されるのを祈るしかありません、


独酌酔言:世界はどうなる?暴れまわるトランプ大統領!そして、本日この映画を観ます、

2025年01月30日 | 世の中

正月早々に風邪をひいてしまいました、

熱は2日ほどで下がったのですが、

なかなかスッキリせず、結局10日ほどグズグズしていました、

歳をとると治りが遅いのかな~、悲しいです^^涙)

さて、トランプが大統領に就任(現地時間20日正午)して10日ほどが立ちました、

まあ、ワタシ的には理解不能なことがどんどん起こっている訳ですが、

ま、それを評価するのは米国民

とりあえずは世界がこれ以上混乱することが無いよう、ワタシ祈ってます~🎵
(古!!^^)

ただ、ワタシ的に思うのは・・・

トランプは足し算と引き算は出来るみたいだし、
(これが得意技、シンプルで分かりやすい)

割り算と掛け算は、なんとなく知っているかもしれません、

が、、、

微積分や素因数分解となると、まったく理解できないのじゃないかな^^)

ここまで目についたトランプ大統領の奇行実績

WHO(国際保健機関)からの脱退 ⇒ WHOが中国寄りだと信じている、

パリ協定から離脱、化石燃料の増産 ⇒ 地球温暖化はフェイクニュースと信じている、

コロンビアに軍用機で移民送還 ⇒ とにかく数を減らせばよいという引き算

コロンビアはこの送還に抵抗しましたが、

関税25%掛けるぞ!と脅されて、即受け入れを表明、

ここらがトランプ大統領の真骨頂

とにかく、勝負に勝つことが一番大事だと信じ込んでいる、

各国へ一律10%、中国に60%、メキシコとカナダに25%の関税を課す!恫喝 ⇒ 関税を掛ければ米国内産業が成長すると信じている、

んな訳はない、米国民はお気に入りの商品サービスを高い値段で買う事になるだけ、と思うのだが、、、

不法移民の子には米国籍を与えないよう、出生地主義を廃止したがっている ⇒ 米国は白人のモノだと信じている、

これに関しては憲法違反の疑いがあるという事で、

ワシントン州連邦地裁が差し止め命令を出したり、22の州が違憲提訴をしています、

米国民のささやかな抵抗、

グリーランドを買いたがっている ⇒ 儲かるものは何でも買えば良いという成功体験、

希少資源が多く眠ると言われているグリーンランド(デンマーク領)

ロシアとの駆け引きがあるにせよ、

とりあえず欲しいものは手に入れる、と言いうのがトランプ

これには共和党議員からも『グリーンランドを資産とみるな』と苦言を呈したりしています、

24時間でやめさせると言っていた、ロシア:ウクライナ戦争を止めるには6か月は必要、と後退発言 ⇒ 出来ないと分かるとすぐに方針変更、

ここらは見習うべきか?

ごまかし、霧の中に問題を隠してしまう日本の政治家に見習ってほしい、

さてさて、トランプ02劇場は幕が開いたばかり、

これから米国は、世界はどこへ向かうのか、

不安要素がいっぱいで、『世界の終末時計』も1秒進んで、残り89秒

そんな中、こんな映画を本日鑑賞予定です、

「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」

トランプの生涯を描いた物語、フィクションです、

この辺りはさすが米国という感じ、

現職大統領のこれまでの生き様を映画にしてしまうのですから、

個人的には映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」最悪のシナリオ実現の可能性さえ感じます、

独裁大統領の下、いくつかの州が合衆国を離脱、内戦になる、という物語、

さて、トランプの創り方、どんな映画なんだろう?

それはまた後日書きます、お楽しみに、


独酌酔言:2025年、あけましておめでとうございます

2025年01月01日 | 世の中

元旦、独り呑みながらの独酌酔言、

アドリブ原稿です^^)

写真は関係ありません^^)

2024年元日の能登半島地震の発災から1年、

1年が早いのは歳をとったからで、致し方ないとしても、

能登半島では豪雨災害再発、

ウクライナの戦争は終わらず、

イスラエルとパレスティナは新たな戦争状態に、

北朝鮮は事実上の参戦国になったし、

国内では闇バイトの凶悪事件が続き、中国でも暴発的な大量殺人、

でも、楽しいこともあった、

大谷翔平の活躍は日本人として誇らしいし、

パリのオリンピック・パラリンピックも楽しかった、

三浦ベイスターズの下剋上は素晴らしいし、

ヴィッセル神戸の2冠も立派、

立て続いたビックリの選挙結果が、

トランプと知事は返り咲き、自民党は少数与党に、

国民民主党の躍進で、

108万円の壁は破られそうだが、天までは届きそうにない、

秋以降は個人的に忙しくなり、実家へ行くことが多くなる、

人は歳をとる、これまた致し方なし、

2022年に四国三嶺で右ひざ故障、

2023年は長野白馬岳で左ひざ故障、

2024年の登山32回、

2016年2023年までは、それでも50回以上登っていたのに、無念、

年賀状を辞めて5年目かな?

それでも、返信用の年賀状は作っていたのっですが、

昨年末はそれも作らず、

なんだか、制作意欲が湧かなかった、

これも加齢のせいか?老いの段階が1段上がったのか?

どんどん老いのステップアップか?

いや、人生のシフトアップだ、

まだまだ前向きに加速しないといけない、

そういうと年賀状も値上がった、

年末、食料品の値上がりを痛感、

すべてがホントに高い、野菜がホントに高い、

2025年、この春までに6000品目以上の値上げが予定されているそうです、

ナント…

大企業を中心に給料アップの動きが見られるものの、

この値上げラッシュ、5%やそこらのアップではとても追いつきそうにない、

ましてや、中小企業での給料アップは???

2%のインフレ⇒経済成長⇒給料アップ⇒またインフレ、

『あべのミクス』でしたっけ?今は昔、

今回のインフレは世界経済不安・戦争による原材料高騰など、

トランプショックもあるでしょう、

未だ、経済の好循環の予兆が見えない2025年、

さて、どうなりますやら、

でもね、下を向くことなく上向きで、

加齢に負けることなく、でも、怪我せんように、

ちょっとゆっくり目に、

穏やかに2025年を乗り切りたいと思います、

なにやらとりとめもなく、、、

独酌酔言、

さて、午後は家族で新年会です、呑みますよ~、

本年もよろしくお願いします、

オマケ付き^^)


独酌酔言:南こうせつさんはホントに“野の仏”になったんだね~

2024年12月17日 | 世の中

先週のNHK「SONGS」第668回のゲストは南こうせつさんでした、

誰もが知っている大ヒット曲「神田川」・・・

って、今は知らない人も多いんだろうな、隔世の感あり、

御年75歳だそうです!

うん、元気でお若い、そして・・・とても良い歳の取り方をされていました、

来年もコンサートツアーをされる予定だそうです、素晴らしい、

70年台フォーク世代ですが、

当時は南こうせつさんはあまりピンと来なかった、

吉田拓郎で始まって、泉谷しげるに傾倒したので、

南こうせつさんはなんとなくピンと来なかった、

陽水は好きだったけど、

ザックリ言うとワタシはそんな感じでした、

ちなみにそんなフォーク歌手の方々の年齢(2024年12月現在)を調べてみました、

吉田拓郎 :1946年4月 5日 78歳
泉谷しげる:1948年5月11日 76歳
井上陽水 :1948年8月30日 76歳
南こうせつ:1949年2月13日 75歳

拓郎はちょっと先輩、泉谷・陽水・こうせつは同学年なんですね、

陽水は最近見かけませんが、みなさんホントにお元気です、

で、今日のテーマ、

「SONGS」を見て一番印象的だったこうせつさんの言葉、
(うろおぼえで要旨だけ書きます)

大泉洋の『これからの目標ってありますか?』という質問に、

こうせつさんは『目標はないです!』ときっぱり!!

続けて・・・

朝になったら起きて、窓を開けたら海があって、ね、風が吹いていて、

それでいい

みたいなことをおっしゃっていました、

達観、大分で田舎暮らしをされているこうせつさん、

そんな言葉が似合う発言でした、

こうせつさんはお寺の住職の息子

なにやらそういう背景も影響しているのでしょうか、

拓郎の曲に、こうせつさんを歌った曲があります、

「野の仏」

歌詞の一部を書きます、

 

僕は野の仏になるんですよと、高節くんが言う

だけどこんないい男ではと 顎などを撫でながら

野の仏 今度はたしかに 笑いました

 

1973年の曲です、

51年前からこうせつさんの人生観がぶれていないのを知って驚きました、

野の仏

まさに今のこうせつさんが“野の仏”に見えました、

さて、ワタシは70歳を超えた時に、

このようなしっかりした生き方が出来ているだろうか

70歳を超えたワタシに目標は無いと思うが、

いや、あるかもしれないが、、、

それよりも“野の仏”のような、そこにいるだけの存在になれるだろうか?

いつまでも、ワチャワチャと動き回って、

何も残さない嫌な奴になっているような気がします、

ああ、悟りを開いて“野の仏”になりたいと思った夜でした、


独酌酔言:素晴らしいスピーチでした、ノーベル賞授賞式での日本被団協 田中熙巳さんのスピーチ

2024年12月12日 | 世の中

昨晩(日本時間2024年12月10日夜)、

ノーベル平和賞を受賞した日本被団協 田中熙巳さんのスピーチを聴きました、

素晴しかったです、

自らの被爆体験を語られるパートで引き込まれました、

昂ることなく、淡々とでもなく、

おそらく、被団協が目指す核廃絶への確信と強い思いがあるからこそ、

あのような堂々とした、強い力を持った、

そしてある意味、清々しささえ感じさせるスピーチが出来たのではないかと思います、

ノーベル平和賞を受賞した、というそれ自体が素晴しいのではなく、

今回のスピーチが世界に向けて発信されたことこそが、

ノーベル平和賞受賞の意味だったのかと感じました、

広島と長崎から79年目、ロシアが度々核兵器使用の威嚇をする現在、

被爆者は高齢化し、10年後には被爆体験を語れる人はほんのわずかになります、

被爆者が途絶える『核の問題』も消滅するのかというと、そんなことは無い

スピーチの中でも『次の世代、若い人たちに核廃絶運動を引き継いでいかなければならない』という主旨の発言がありました、

そのためにも、今回の受賞会場でのスピーチは大きな影響力を発揮したのではないかと、期待しています、

NHK+とか、Youtubeでも視聴できるのではないでしょうか?

20分くらいのスピーチです、

個人的にはもっと長く感じられた中身の濃いスピーチです、

ワタシは特に核廃絶に向けて、何か行動を起こしている訳ではありませんが、

そんなワタシにも深く、鋭く突き刺さるスピーチでした、

ぜひ、聴いてみてください、

【関連記事】

NHK 詳細ノーベル賞授賞式
NHK クローズアップ現代 “喜びだけで終わらせない”ノーベル平和賞被爆者の訴え
朝日新聞 随時更新 日本被団協の田中熙巳さん演説


独酌酔言:選挙戦略をPR会社へ発注すると買収になる!?知りませんでした、

2024年11月28日 | 世の中

ごたごたして失職、そして選挙で再選と、

なにかとお騒がせの斎藤兵庫県知事

議会や市長と上手くやれるのかな?と思っていたら、

その前に、知事選挙でのSNS戦略をPR会社へ委託発注したことで、

公職選挙法の『買収』にあたる疑いがあるのではないかという、

またもやのお騒がせぶりの2期目となってしまいました、

知事当選時の他陣営SNSへの『攻撃』のほうが気になっていたのですが、

なんと、SNSのPR戦略が『買収』とは!!

ワタシの感覚では、

『選挙PR戦略を外注』するのは当たり前、という感覚でしたので、

これが『買収』になる可能性があるとは…

公選法、恐るべし!!^^)

ということで、良く分からないので、ちょっとだけ調べてみました、

まず、今回の『買収』問題の発端、

斎藤知事の選挙PRを請け負ったPR会社社長が自社のHPで次のような要旨の記事を掲載したことが発端です、

現在、この記事は削除されています、

こちらのNHK・HPから転載 ⇒

「ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました」

「私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました」

もし、上記の行為に支払いが行われていれば、

公選法の『買収』にあたる行為ではないか?というのが今回の疑念です、

え~、これが『買収』にあたるの?

ちょっと、ワタシにはよく分からないです!!というのが第一感なのですが、

公職選挙法では、事前買収罪の内容を次のように定められているそうです、

特定の候補者を当選させること、あるいは当選させないことを目的に、選挙人(有権者)や選挙運動員に対して、(1) 金品その他の財産上の利益(現金や商品券など)や、(2) 公私の職務(仕事の契約など)を供与したり、その供与の申し込みや約束をしたり、又は (3) 供応接待(食事など)やその申し込み、約束をすることである(公選法第221条1項1号) 。

今回のケースは(2)の「公私の職務の提供」にあたるという事でしょうか?

運動員は基本無償でなければいけないようです、

ただし、

選挙運動員に対しては、法定額の範囲内で宿泊費などの実費を支払うことはできるが、それを超えて報酬を与えると本罪に当たる(法197条の2)。

選挙カーで特定の候補者に投票を呼びかける仕事も、

法定額以上を支払うと『買収』になります、

公選法では、協力者に報酬を支払う事が禁じられているのです、

今回、PR会社には71万5000円が支払われていますが、

これはポスター・チラシなどの制作費と、知事の弁護士は主張しています、

制作費は実費なので『買収』にはあたらない

しかし、PR戦略立案・実施にお金を払うと、これは『買収』にな

実費ではなく報酬だ、という理解かな?という事のようです、

なるほどね、と素直に納得は出来ません^^)

選挙PR戦略立案はとても重要で立派な仕事だと思うのですが・・・

選挙PR戦略立案は『買収』とは違う、

ノウハウの提供は実費に等しいような気もしますが・・・

違うのかな?

ちなみに、似た事例が2019年にあり、大阪地裁は有罪の判決を下しています、

こちらのHP参照 ⇒

そうなんだ、判例があるんだ、

たぶん、ワタシの感覚が公職選挙法とマッチしていないのだと思いますが、

この法律、選挙の公正さを保つために出来た法律ですが、

出来たのは1950年(昭和25年)、今から74年前です、

ひょっとしたら、2024年の実情に合っていない内容もあるのではないかな?

ワタシは法律に関しては無知ですし、

斎藤さんの支援者でもないし、

もちろんお金で票を買う(文字通りの)『買収』を良しとしている訳でもありません、

でも、21世紀の実情に合わない法律があるなら、

速やかに法律を変えていくのも国会の仕事です、

公職選挙法、サビ付いていませんか

だれか、総点検、リフレッシュ工事、してくださいませ、


独酌酔言:やはり今の40代以下は幸せを実感できていない!選挙結果から見えること

2024年11月20日 | 世の中

いくつかの選挙で驚きの結果が立て続けに出ました、

選挙素人のワタシに詳細な分析など出来ないのですが、

なにやら直感的・独酌酔言的には一つのキーワードが浮かんできました、

ので、なんとか書いてみることにします、

キーワードは・・・

今の日本の『40代以下の有権者は幸せを実感できていない!』ということです、

出発点は米国大統領選挙、トランプ氏が復活再選を果たしました、

日本人的感覚からすれば、
(個人的感覚です)

あの虚言発言ばかりで犯罪で起訴されている人物を大統領に選ぶ米国!?

いったい米国では何が起こっているのか?という気持ちになります、
(個人的思い込みです)

思想家の内田樹さんのエックスへの投稿を読んで、その通りだと感じました、

内田樹@levinassien
11月6日
トランプが大統領に選ばれました。アメリカがグローバル・リーダーの座から転落して、世界は多極化・カオス化し、「一寸先は闇」の時代に突入します。とりあえずアメリカでは知性と道義性が決定的な政治的価値であるという信念は失われました。自分たちが何を失ったか、彼らはいつ気づくでしょうか。
(エックスより勝手に転載、スイマセン)

ここでの内田さんの価値観は、

『政治は「知性と道義性」によって執行されるべき』であるというところにあり、

それが失われたことへの憤りを感じる訳です、

ワタシも同感です、はい、

でも、トランプが勝利したわけですから、

「知性と道義性」を上回る価値観が米国民に根付いている、とも言えます、

それはなにか?

トランプ氏に投票した米国民は今、経済的・自尊的な幸せの充足度が低いのでは?と感じました、

世界のリーダーとしての米国のあるべき姿と価値観を共有しようとした「知性と道義性」の民主党に対して、

トランプ氏は、直感的に必要と思われる政策提案で対抗した感じ、

結果、トランプ氏に投票した米国民は「知性と道義性」よりも、「経済的・自尊的」幸福を選んだ、

という風に見えます、

きっと彼らは今、幸福を実感できていないのです、

民主党へ投票した米国民は総じて幸福充足度が高いようにも見えました、

次は日本の衆議院選挙、自民党+公明党が過半数割れ

日本維新の会以外の野党各党は躍進という結果でした、

で、注目されているのが「国民民主党」

獲得議席数から与野党双方から秋波を送られる立場で、キャスティングボードを握りました、

ここで、SNSでの露出の多さが功を奏したことが大きくクローズアップされました、

はい、それは間違いない、


47NEWSより転載)

これは衆議院選挙でのエックスの動向、

都知事選でも兵庫県知事選挙でもSNSが大きな役割を果たしました、

この件は後述、

でも、独酌酔言的に注目するのは、SNS自体ではなく「国民民主党」の公約です、


国民民主党のHPに詳しく書かれています)

すべて経済政策、それも『幸福を実感できていない』人たちへの救済的経済政策です、

同じく躍進した「立憲民主党」が政治の「知性と道義性」の立場から、

自民党の裏金問題をフーチャー政治改革を大きく掲げたのに比べて、

「国民民主党」の政策は救済経済政策に特化していて、直感的に分かりやすかった

なぜなら、今の日本、有権者の大半が幸福を実感できていないからです、

とくに、40代以下の若い世代は「知性と道義性」よりも「経済救済」を望んでいるように感じます、

そして、兵庫県知事選挙、

これはまた様相が違いますが、とにかくSNSが大きな役割を果たしました、


(NHKHPより転載、以下の2枚も同様)

これは兵庫知事選挙で投票の参考にしたメディアの割合、一目瞭然、

SNSがキーだったのは間違いないようですが、

重要なのはこちらのデータだと思います、

これは有権者が投票で重視したポイント、

当たり前ですがトップは『政策』です、

そして、当選した斎藤氏が多く支持を受けたのも「政策」と「改革」

2位だった稲村氏がリードしたのは「人柄」

注目すべきは「県政安定」はあまり重視されていなかった事、

つまり、いろいろスッタモンダして、揉めて、不信任になって県政が停滞した!

というのは、県民にとっては「知性と道義性」ではあるものの、

目の前の「政策」や「改革」の実行に比べたら今はそんなに価値はない!!という民意です、

2位の稲村さんや他の候補が“風通しの良い県庁”とか“混乱に終止符を打つ”と訴えたことは、

県民の多くには値打ちが無かったのです、

そういう意味では稲村さんは選挙戦略を見誤った、とも言えます、

従来の日本人の「知性と道義性」を前提に考えると、

「県政の立て直し」は今回の選挙の目玉だったように思えます、
(ワタシもそう思っていました)

しかし、SNSの影響があったにせよ、

多くの県民は「県政安定」よりも「政策」と「改革」を選んだのです、

それはなぜか・・・

県民の、それも40代以下の多くの県民は幸福充足度が低かったからと考えます、

材料費高騰による物価高、伸びない収入、先が見えない社会保障、

そんな環境で「県政安定」という「知性と道義性」を求められても困るわ、

それよりも、政策と改革でわたしたちを経済的に救済して欲しい!!

という民の声だったような気がします、

年代別の投票結果、

観て明らかです、「知性と道義性」「救済経済政策」への評価です、

比較的、幸福充足度の高い年代は「知性と道義性」を持ち合わせていますが、

同時に若い世代の苦しみをもっと理解しなければいけません、

稲村さんが『なにと闘っていたのか?良く分からない選挙だった』というような発言をされていました、

分かります、SNS勢の登場で今までの選挙とは様相が一変

でもね、『なにと闘う?』と考えた時点選挙戦略は間違っていたのかもしれません、

選挙の本質は相手を叩き潰すことではなく

国民・県民が何を望んでいるのか?を見極めて、政策論争で有権者の支持を集める

これが基盤となっていないといけなかった、

これもまた「知性と道義性」です、

議会の「全会一致の不信任」という衝撃的な目の前の出来事が、

選挙戦略を見誤る結果につながったのかもしれません、

かたや、「知性と道義性」が不要なわけではありません

いや、広い視野で観ると政治の本質は「知性と道義性」であるべきと考えます、

それが実現されるためにも、若い世代の幸福充足度を高めることが、

今の日本の政治の最優先課題なのです、

目の前の苦しみには、知性も道義性も無力です、

稲村陣営のエックスのアカウントが、選挙期間中に数度にわたり凍結されたそうです、

これは、路用規約に違反したという組織的な一斉通報があったから、とも報道されています、

SNSはその情報の正確性・信ぴょう性や、公正性の維持でいろんな問題を抱えています、

稲村氏のエックスの凍結が、もし斎藤氏支援者による組織的なものだとしたら、

これはしっかり断罪されるべき犯罪行為だと思います、

もし、この事象の真相が明らかになったら、

斎藤氏もSNSの選挙利用の適正化に向けてのしっかりしたメッセージを支持者に発信すべきです、

で、斎藤さん、

二度と議会や県職員と揉めないように、粛々と政策実現と県政改革を進めてくださいませ、

そして若い世代の幸福充足度を高めてください、

政治に「知性と道義性」を取り戻すためにも、


独酌酔言:大人になると時間が早く流れるのはなぜ?+脳の記憶容量問題

2024年11月14日 | 世の中

スイマセン、

本日の独酌酔言記事、

なぜかこのサイトで投稿できません、原因不明、不正な書式があるとか、

で、応急処置として、以下のワタシの別ブログで掲載しています、

お手数ですが、このリンクで飛んでお読みくださいませ、

『アコースティックギター 生涯の1本』 ⇒ 、

フィッシングではありません、ぜひお読みくださいませ、

早く原因を究明したいです、

テリー

 

 

 


独酌酔言:流行語大賞2024ノミネート・・・あなたはいくつ知っていますか?

2024年11月07日 | 世の中

今年も流行語大賞の季節がやって来ました、

どこのだれが発明したのか?知りませんが、

『今年の漢字』と共に、上手に年末の風物詩にのし上がってきましたね、

立派なもんです、

この10年の大賞入賞はこんな感じ、
(「年代流行」のHPから転載)

こうしてみると、懐かしいというか、

その時代を思い出しまね、

そういう意味ではたしかに意味のあるアワード、

2023年の『アレ』はよかったね~~^^)
(個人的感想^^)

直近の3年はプロ野球関連の言葉が大賞に、

その他にもスポーツ関連の言葉が多く見られます、

やはり、瞬間的に意外性を持って盛り上がる可能性が高いスポーツ、

そこから生まれる言葉も瞬発力があるのかもしれません、

で、2024年はもうこれかな、と言う個人的候補があります、

ね、みんな観ていましたよね、

直感的には、そら『50-50』でしょう!とか思っていました、

またもやスポーツ関連、野球関連、

やっぱり野球は日本の国民的スポーツなのでしょう、

で、11月5日に発表された30のノミネートワードはこんな感じ、
(NHKのHPから転載)

もちろん『50-50』も入っています、

が・・・

ここからが今日の本題です、

ノミネートされた30の言葉、

ぶっちゃけ、半分の15は知りませんでした!!

これはちょっとショックでした、はい、ヤバいかも、

仮にも流行語大賞の候補に残った30の言葉ですよ、

ファイナリストです、ラスト30です、

そのうちの半分は聞いたこともない言葉って・・・これは、

ひょっとして、、、

2024年、災害は多かったものの、

耳に残る、記憶に残る特徴的な言葉が少なくて、

選考者も四苦八苦、むりくり30まで候補を水増しした!?

なんていう、穿った見方も出来なくはないですが、

たぶん、真実に近い事実は・・・

ワタシの情報アンテナがサビ付いてきている

② 情報チャンネルが多様化し、セグメントされた言葉が多くノミネートされた

みたいな事かと推察します、

情けない、ノミネートされた言葉の半分を知らない老人・・・

泣けてきます、

さて、あなたは30のうち、いくつご存じですか

自身の情報アンテナの稼働状況を確認するという意味で、

一度、知っている言葉を数えてみてください、

ひと~つ、ふた~つ、みっつ・・・

・・・・

怖かったら・・・もう数えなくても良いです^^爆)