テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事98~全国の陽性率は3.8%、ワクチン接種完了は55.8%、緊急事態宣言は解除、第6波は必ず来る!

2021年09月28日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事98~全国の陽性率は3.8%、ワクチン接種完了は55.8%、緊急事態宣言は解除、第6波は必ず来る!

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率は3.8%、安全水域に入りました、

ワクチン2回完了は全国民の55.8%、米国を抜きました、

9月30日までの緊急事態宣言は解除、

感染者がなぜ減ったかは、、、やはり分らない!?

第6波は必ず来ます

医療体制の抜本的な改革を!!

◆陽性率は3.8%、やっと安全水域に入りました

検査数は減少していますが、陽性率は3.8%、ここまで下がれば安全水域です、

来週は2%台に下がって底を打つでしょう、


                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753    13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
9月5日  13.4%    915614  122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日  9.3% 805362   75093人
9月19日  5.8%    711092   41053人 
9月26日  3.8% 499717   19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
(厚労省HP日報から算出)

東京の感染者もここまで減ってきました、

◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の55.8%

首相官邸HPのワクチン関連情報、休日でも更新されるようになりました、
(24日(日)付けで更新!!)

一歩前進、そう、日々の情報は休日関係なしに更新されるのが良いと思います、

2回目完了が全世代で55.8%、高齢者で88.8%まで拡がっています、
(首相官邸HPから転載)

(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで)  840万回
(8月30日まで)  911万回
(9月6日まで)    827万回
(9月13日まで)  862万回
(9月17日まで)  557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています
(9月24日まで)  668万回 ※7日間の数字

ここに来て、1日@100万回を少し切りました

ワクチン接種拒否岩盤層に突き当たっても、突き破って欲しいです、

世界のワクチン接種状況を観ると、


(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載) 

日本は米国を抜き、フランス、ドイツ、英国に迫る勢いです、

まずまずの成果と評価しましょう、

◆10代への感染拡大は?

先々週(9月20日まで)、

先週(9月26日まで)、

10代以下の感染者(学校と家庭の感染連鎖)に大きな変化はありません

学校が始まっても人流が増えても感染は拡大しない

う~ん、なぜだろう?

やはり『COVID-19の生存戦略』説が気になります

◆なぜ減少に転じたのか?やはりよく分らないようです

一時は制御不能とまで表現された第5波がなぜ減少に転じたのか?

やはり、よく分らないようです、

この1週間、ここに関する目新しい情報はありませんでした、

上記のように学生間の流行が始まっている兆候も今のところ無し
(結論を出すには時期尚早、もう少し様子を観ますが)

以下の要因が複合的に働いた?というのが現状の見解です、

・感染防止の基本動作(マスク・消毒・3密回避)、
・緊急事態宣言(人流抑制・飲食店規制)
・天候要因(長雨による外出減少・気温低下による室内開放など)
・ワクチン接種の進捗(これは唯一有効エビデンス有り)
・第5波の強烈さに対しての恐怖心での自粛

しかし、もう一つ語られている要因が『COVID-19の生存戦略』です、
(このBlogでは『COVID-19の忖度』と書いてきました)

宿主を根絶やしにしたくないCOVID-19が感染流行を自ら一定の範囲に留めて、

一旦は流行を収めて、一定の期間後にまた流行させる

という生存戦略を採っているのではないか?と云う考え方です、

ちょっと荒唐無稽のようにも聞こえますが、ワタシ個人としてはこの可能性もあると考えています

『COVID-19の生存戦略』は生物学的にもとっても正しいです、

人間以外の生物は無意味な殺生はしません

先週も書いたように世界中の感染流行の波形は近似しています、

距離も離れているし、コロナ対策も違う、人種風土なども違う世界各国で似たような波形の流行が繰り返し起こる、

これもまた、現状ではたしかに説明不能の現象です、

◆第6波は必ず来ます

『COVID-19の生存戦略』が正しいかどうかは別にしても、第6波は必ず来ます

これは間違いないと確信しています、
(もし、このままコロナ禍が終息するならそれはそれで大歓迎ですが)

第4波から第5波の再拡大への期間を参考にすると、

緊急事態宣言が解除されて、陽性率2%程度の底の期間が4週間ほど続きます、

平穏な期間は、前後の減少開始期/増加開始期を含めて7~8週間=約2カ月というところでした、

これに倣うとすると、10月20日頃までが底の期間

それ以降は陽性率が再び上昇に転じ、11月中頃からは再び感染拡大期に入る可能性があります、

もちろん、今まで以上に基本的な感染防止策(3密回避・消毒・マスク・人流抑制)を施して、これを食い止めていくのですが、

それでも第6波が来ることを前提に、より強固な医療体制をこの6~7週間で構築することが肝要です、

◆医療体制の抜本的な改革強化がもっとも重要な施策です

次の騎兵隊、特効薬が出来るまでは、

医療の受け皿を強化して、感染拡大期でもすべての感染者が適切な治療を受けられる

そんな状態を作り出すのがもっとも理に適った戦略です、

ロックダウンによる強硬策も一部の政治家が模索していますが、

コロナのこと96でも書いたように、中国のような独裁国家でないと効果的なロックダウンの実現は難しいです、
(欧州はロックダウンでの封じ込めには失敗)

共存戦略=経済とコロナ対策の両輪で前に進むしかないのが実情です、

その場合の社会の保護柵(セーフティネット)が医療体制です、

従来のような各病院のコロナ病床を少しずつ増やしていくという戦略では間に合わない、

現状の医療の枠組みにとらわれない発想と実行力が必要です、

大阪府の野戦病院構想、まだまだ工夫が必要です、

東京都では、既存病院のコロナ専門病院への転換も始まりました、これは効果的かも、

愛知県の入院前待機ステーションの設置

宿泊療養施設の医療能力向上、パート医療従事者の確保など

現状の枠組みの強化では無く、今まで無かったモノ/仕組みを作っていく

これが経済とコロナを両輪で回すための必要条件です、

厚労省が各都道府県に指示を出したようですが、国レベルでも具体的な仕組み造りが期待されます、

さて、今週は次の首相が決まるようです、

経済や外交、温暖化対策、福祉やジェンダー平等、課題は山積していますが、

誰が首相になってもCOVID-19対策が喫緊の課題であることに異論は無いでしょう、

そんとこ、ひとつヨロシクお願いします、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事97~全国の陽性率は5.4%、全国でピークアウト、死者は増大、重症者は減少入口、ウイズコロナへの次の騎兵隊は?

2021年09月21日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事97~全国の陽性率は5.4%、全国でピークアウト、死者は増大、重症者は減少入口、ウイズコロナへの次の騎兵隊は?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率は5.8%、やっと安全水域に近づいてきました、

全国的にはピークアウト期、

しかし、死者は累計17,000人超え、重症者数は減少期の入口、

ワクチン2回完了は全国民の53%

9月30日までの緊急事態宣言はどうなる?

感染者がなぜ減ったかは、、、分らない!?

ウイズコロナへの次の騎兵隊は?


◆陽性率は5.8%、安全水域までもう一息

検査数71万回で陽性者は40%減4万人強、十分確証のある減少傾向

来週は4台?安全水域の2%くらいまでしっかり下がって欲しいです、


                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753    13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
9月5日  13.4%    915614  122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日  9.3% 805362   75093人
9月19日  5.8%    711092   41053人 
(厚労省HP日報から算出)

◆全国的にはピークアウト期、死亡者は増大、重症者数はピーク

第5波もやっと収まりつつあります

33

しかし、とても多くの方が亡くなられました

ゼロコロナが無い以上、医療体制の抜本的改善がもっとも有効なコロナ対策であることは明白です、

重症者数は未だ非常に高いレベルながら減少に転じようとしています、

◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の53%を越えました

連休で発表が遅れている首相官邸HPのワクチン関連情報、

これはこれでなんとかならないんでしょうか?

全国の医療機関も休むから仕方ないのか?

2回目完了が全世代で53.1%、高齢者で88.4%まで拡がっています、
(首相官邸HPから転載)

全国民の接種レベルは相当進みました、

すべての年代において接種促進の工夫を継続して欲しいです、

(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで)  840万回
(8月30日まで)  911万回
(9月6日まで)    827万回
(9月13日まで)  862万回
(9月17日まで)  557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています

5日間の集計ですが、1日@100万回接種以上のペースはキープ

ワクチン接種完了段階別の10万人当り感染者数、

ワクチンの効果が観てとれるデータです、
(首相官邸HPから転載・9/8~10の数字)

◆10代への感染拡大は?

先々週(9月13日まで)、

先週(9月20日まで)、

いまのところ、極端な10代以下の感染者増加(学校と家庭の感染連鎖)はなく、あまり変化無し、

このデータは当面注視していきます、

◆なぜ減少に転じたのか?は実はよく分っていません

一時は制御不能とまで表現された第5波もやっと一段落しそうです、

減少傾向は顕著で、ピークが大きかった分?減少スピードも速いです、

当たり前のことですが、なぜ減少に転じたのか?知りたい、でも、、、

実は『なぜ減少に転じたのか?正確なところは分らない』というのが現実です、

尾見さんは「要因は複合的」と仰っています、ま、そういうことでしょうね、

実は、これが決め手という施策は無かった、

・感染防止の基本動作(マスク・消毒・3密回避)、
・緊急事態宣言(人流抑制・飲食店規制)
・天候要因(長雨による外出減少・気温低下による室内開放など)
・ワクチン接種の進捗(これは唯一有効エビデンス有り)
・第5波の強烈さに対しての恐怖心での自粛

などなど、行なわれた施策すべてが少しずつ作用したのではないか?というのが今のところの分析、

合わせ技1本!!

うむ、なんとも難しいCOVID-19との戦い方、

◆COVID-19の忖度か?第6波は必ず来ます

ただ、1つだけ毛色の違う要因がささやかれています、

『COVID-19の自己抑制』、『COVID-19生存戦略』

独酌酔言的には『COVID-19の忖度』と書いてきたモノです、

つまり、COVID-19は今や世界中に多数生存している“ヒト”を宿主にして大いに勢力を拡大しているわけですが、

宿主を全滅させてしまったのでは自らの種も絶滅するかもしれない、

なので『適度に流行~衰退を繰り返しながら種の保存を図る』という生存戦略を持っているのでは無いか?という説です、

云わば『COVID-19にヒトへの忖度』、

これは決して荒唐無稽なお話では無く、過去の疫病でも現実に起こっていることで、今回も可能性は十分にあると考えます、

興味深いデータを1つ、これはまだ正しいかどうかは分りませんが、

こちらを参考にしました ⇒ 、

世界(ここでは米国)と日本の増減傾向(山と谷)が相似している、との見立てです、

距離も離れているし、コロナ対策も違う、人種風土なども違う世界各国で似たような波形の流行が繰り返し起こる

たしかに『COVID-19の生存戦略』と云いたくなるような、説明不能の現象です、

しかし、この『COVID-19の生存戦略』は生物学的にはとっても正しい様な気がします、

すべての生物は種の保存のために必要な排他的行動を取ります、しかし、必要以上の排他的行動は取らない、

唯一、“ヒト”だけが自らの際限の無い欲望を叶えるために『自らの種をも滅ぼすような行動』を取ります

いつか『COVID-19の忖度』に感謝する日が来るかもしれません、



とにかく、もし『COVID-19の生存戦略』があるなら第6波は必ず来ます

2020年の例でも夏の流行が一旦収まり、11月頃から陽性率が上昇に転じ新年に第3波が来ました、

◆さて、緊急事態宣言は9月末で解除されるでしょう

この3週間、『緊急事態宣言・まん延防止措置は解除しても良いと書いてきました、

もちろん以下の条件付で、

① 新規感染者数がこのまま減少傾向にあること
② 病床・医療体制が確保、すべての感染者が入院・治療保証されること
③ ワクチン接種が進んでいること

②医療体制の抜本的な強化のまだ不安があるものの、

そろそろ勇気を持ってウイズコロナの施策を打っいくべきだと考えます、

②については、

すべての感染者が相応の治療が受けられる病床と医療従事者の確保を引き続き進めてくださいませ、

政府・自治体はもっと人モノ金をここに投入すべきと考えます、

現実に人流はもう増え始めています、国民の我慢もソロソロ限界

民主国家での長期の規制は難しい、ましてやロックダウンなど出来ない、

ここはハッキリとウイズコロナに舵を切る時期だと考えます、

◆新しいフェイズはウイズコロナ(共存戦略)しかない

先週書いたように、民主国家ではCOVID-19を完全に封じ込めるのは不可能、

ならば、次の新しいフェイズはウイズコロナ:共存戦略しかありません

そして、おそらく第6波は必ず来る、それを迎え撃つのは、

新しいフェイズの第1歩、『ワクチン・検査パッケージ』、

9月末で緊急事態宣言を解除して、

ワクチン接種・医療体制の拡充と平行して規制の緩和を行なう、

そして、ウイズコロナの新しい世界(は大袈裟か)のイメージを早急に作っていく、

具体的に国民がどう動くのが良くて、何をしてはいけないのか?

ウイズコロナの戦略をしっかり示すのが次のリーダーの仕事です、

◆期待の新人、次の騎兵隊は治療薬!?

とはいえ、できれば新しい対抗手段が欲しい、期待の新人、次の騎兵隊

前述の複合要因以外の新しい対抗手段、それはやはり治療薬です、

すでに「抗体カクテル療法」(詳しくはこちら)は相当活用されていますし、在宅療養者への往診投与や宿泊療養者への投与も始まっています、

現在、すでに国内で承認されている治療薬はこちら、

これに加えて、軽症者への経口治療薬の開発も進んでいます

特効薬ではありませんが、謂わば風邪薬、自宅で飲んで症状を軽減できるお薬が開発中です、

経口治療薬が承認されてくると、COVID-19も風邪やインフルエンザのような扱いに変わっていくかもしれません、

おそらく2022年には後半には経口治療薬も登場するのでは無いでしょうか?

尾見さんも仰っています、COVID-19との闘いはあと数年はかかると、そうだと思います、

ならば、現状の規制=ゼロコロナ戦略では無く、

ウイズコロナ:共存戦略の姿形を少しずつ造っていくのが、結局は一番の近道かもしれません、




なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事96~全国の陽性率は9.3%と続落、全国でピークアウト、医療逼迫は続く、COVID-19との共存とは?

2021年09月14日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事96~全国の陽性率は9.3%と続落、全国でピークアウト、医療逼迫は続く、COVID-19との共存とは?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率は9.3%と続落

全国的にはピークアウト期に入りました、

しかし全国の重症者数はピーク、医療現場の逼迫は続きます、

ワクチン2回完了は全国民の50%を越えました

9月30日までに延長された緊急事態宣言、

これからの17日間はもっとも重要な17日間になるかも、

民主国家でのロックダウンは効果無し

対COVID-19戦略の新たなフェイズは共存、「ワクチン・検査パッケージ」



◆陽性率は9.3%、なんとか安全水域が見えてきました

検査数10%減、陽性者は40%減と減少傾向が顕著に、

来週もこの傾向が続き漸減すると考えますが、問題はどこまで下がるのか?です、

6月頃の2%くらいまでしっかり下がって欲しいです、

そういう意味では、あと17日間の緊急事態宣言期間は非常に重要です、

これまでの経験から、一定の期間後にCOVID-19がまた勢力を盛り返す可能性が高いです、

でも、ワクチン接種の進捗という新たなプラス要因がいよいよチカラを発揮する領域に入ってきました、

この17日間で『ワクチン接種進捗+緊急事態宣言』で今まで以上にCOVID-19を押さえ込めるかもしれません

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753    13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
9月5日  13.4%    915614  122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日  9.3% 805362   75093人
(厚労省HP日報から算出)

◆全国的にはピークアウト期に入りましたが、重症者数は高いレベル

最悪の状況だった沖縄を含め全国的にピークアウト期に入りました、

しかし、重症者数は未だ非常に高いレベルで推移しています、

自宅療養者が最大になった大阪、

先週はその大阪で10代男性(既往症あり)が亡くなるというショッキングなニュースが流れました、

まだまだ医療体制は感染爆発に追いついていない

自宅療養者は全国で12万人に迫る勢い

重症者をもれなく救うのはもちろん、

自宅療養者、宿泊療養者へのより手厚い対応が必要です、

◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の50%を越えました

2回目完了率が全世代で50.9%、高齢者で88.0%まで拡がっています、
(首相官邸HPから転載)

全国民の接種レベルはワクチン先行国の米国に迫る勢いです、
(米国は保守層でのワクチン接種拒否者が多い、トランプさんの影響です)

国内では接種の進捗スピードも維持

(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで)  840万回
(8月30日まで)  911万回
(9月6日まで)    827万回
(9月13日まで)  862万回

先週も1日@100万回接種以上のペースで進んでいます、

このままどんどん進んで欲しいです、

ワクチン接種完了段階別の10万人当り感染者数を観ると、あきらかに90%程度の感染減少が観れます、
(首相官邸HPから転載・9/1~3の数字)

これがCOVID-19との共存戦略の1つの根拠になる数字です、

◆新学期が始まり10代への感染拡大は

新学期が始まった9月、

10代以下の感染者の増加を心配しています、

先々週、

先週、

極端な10代以下の感染者増加(学校と家庭の感染連鎖)はまだ観てとれません

このデータは来週も注視していきます、


◆さて、緊急事態宣言は9月末で解除されるでしょう

この2週、独酌酔言的な提案として、

『緊急事態宣言・まん延防止措置は解除しても良い』と書いてきました、

もちろん以下の条件付で、

絶対条件は2つ、

②  新規感染者数がこのまま減少傾向にあること
② 病床・医療体制が確保、すべての感染者が入院・治療保証されること

さらに期待値が上がってきた、

③ワクチン接種が進んでいること

これがやっと2回接種完了率が50%を越えて、具体的な効果が見えてくるかもしれないレベルに到達してきました、
(もちろんまだまだ接種率は上げる必要があります、接種率80%が目標かな)

ワクチン接種拒否岩盤層を少しずつ懐柔していくしかありません、

① と③は確認・達成出来てきました、

あとは②医療体制の抜本的な強化です、まだまだやれることはあります、

すべての重症者が相応の治療が受けられる病床と医療従事者の確保はもちろん、

自治体での重症者専用施設(大阪コロナ重症センターの例)の立ち上げも進んでいます、

宿泊療養施設の拡大と自宅療養者の引き上げシステムの確立、

自宅療養者への医療(訪問医療・訪問治療・カクテル療法自宅投薬など)の拡充など、

政府・自治体がもっとも人モノ金を投入すべきはここだと考えます、

◆民主国家ではロックダウンは効果無し

政府自民党は総裁選対応で躍起になっています、ま、これが政治、

そんな中、総裁候補の高市さんがロックダウン法の整備を政策目標に上げていました、

さらに高市さんは、一昨日の北朝鮮巡航ミサイル発射を受けて、

巡航ミサイル装備、敵基地攻撃能力の保持と、敵対的行動での問題解決を目指すべきと発言、

防衛論はここでは深掘りしませんが、

対COVID-19戦略でも、もはや敵対的行動でCOVID-19を封じ込めるのは無理だと考えます、

一定のロックダウンを行なった英国やEUでも結局は感染再拡大

民主国家でのロックダウンは決定的な効果を発揮できていません

結局、民主国家はCOVID-19との共存戦略を選択しています、

COVID-19対策と経済を両輪で回すという考え方です、

しかし、中国だけは徹底したロックダウンで封じ込めに成功しています、
(この夏、一旦感染者が増えましたが8月23日に再び新規感染者ゼロに!!凄い!!)

おそらく、自治体境・都市境を完全に封鎖、市民生活を一定期間徹底的に規制することで封じ込めています、

このようなロックダウンは民主国家では不可能です、欧米でも出来ませんでした、

1党独裁国家でしかロックダウンは機能しないと思われます、

高市さんはこの現状を理解されていない、

というより、勇猛果敢な敵対行動がお好きな政治家ですね、野獣派、

スポーツなら長所ですが、政治家としては短所です、

◆新しいフェイズは共存戦略しかない

民主国家ではCOVID-19を完全に封じ込めるのは不可能、

ならば、次の新しいフェイズは共存戦略しかありません

新しいフェイズの第1歩、『ワクチン・検査パッケージ』

『ワクチン・検査パッケージ』の内容が少し詳細になってきました、

こういうことですね、

これはまだ骨格のみ、

これから国民的議論が必要というのが尾見さんや西村さんの説明です、

9月末で緊急事態宣言を解除するのが妥当と考えています、

その後の新しい世界(は大袈裟か)のイメージを早急に作っていく

そして、具体的に国民がどう動くのが良くて、何をしてはいけないのか?

これをしっかり示すことが今は肝要と考えます、

◆以下は先週と同じ内容:「ワクチン・検査パッケージ」の説明

ワクチン接種率と緊急事態宣言との関係について、

上の段のワクチン接種率=60代以上で90%、40代から50代で80%、20代から30代で75%が接種した場合には、

感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)のみでOK!

緊急事態宣言を出す必要は無い!!という考え方がベースです、

ところが若年層ほどワクチン接種に消極的な傾向にあるので、

現実的な数字としては下段の数字程度ではないか、というのが分科会の予測、

そこで、この下段の接種率程度でワクチン接種が停滞した場合に、

ワクチン接種や検査により感染リスクが低いことが確認された人に限って、

限定的に日常生活を緩和しても良いのでは、というのが『ワクチン・検査パッケージ』です、

ワクチン接種がある程度進むと、緩和できる日常生活が上段、

緩和するのはちょっと未だかな?というのが下段です、

さて、あと17日間、なんとか我慢して乗り切った後に、どんな世界が待ち受けているのか

次期首相が国民に訴えるべき最初の案件です、

どなたが首相になるにせよ、冷静に的確に素早く対COVID-19戦略を提示し、

COVID-19と共存する新しい世界がどんな世界なのかを国民にしっかり説明して欲しいです、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事95~全国の陽性率は13.4%漸減、全国で医療逼迫は続く、首都圏はピークアウト半ば、新学期始まる、緊急事態宣言は延長?

2021年09月07日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事95~全国の陽性率は13.4%漸減、全国で医療逼迫は続く、首都圏はピークアウト半ば、新学期始まる、緊急事態宣言は延長?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率は13.4%と漸減

全国的にはピークを迎えた感じ、首都圏はあきらかに感染拡大のピークを越えた模様、

全国の重症者数はピークを迎えています、医療逼迫、今が踏ん張りところ、

中京圏の感染はピーク、関西圏はピークアウトの兆し、

ワクチン接種は国民のほぼ半数が2回目完了

9月12日までの緊急事態宣言は残念ながら延長か?

対COVID-19戦略の新たなフェイズへの転換はまだ準備不足、

病床確保、医療体制の抜本的強化を急ぐべし

そして『ワクチン・検査パッケージ』構想、やっと具体的な施策が出てきた、

菅さんは退陣、ありゃ、次の総理は?

◆陽性率は13.4%、漸減傾向が観てとれます

検査数が微減、それで陽性率も低下している、

これは実際に陽性者が減ってきていると観て大丈夫かと考えます、

WHOが昨年示した数値なので、現状で有効な指標かどうか判然としないのですが、

一応、“陽性率が12%以上だと、検査数が十分ではない可能性がある”という目安で考えると、

来週は12%を切ってくれると嬉しいのですが、、、


                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753    13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
9月5日  13.4%    915614  122628人 ※菅総理退陣決まる
(厚労省HP日報から算出)

◆全国的にはピーク~ピークアウトの入口

千葉県の減少傾向が弱いですが、首都圏は概ねピークアウトに入ったと考えます、

関西圏はピークを迎え、ピークアウトに向かう兆候が見られます、

それでも大阪は9月1日に最多を更新(3004人)、油断出来ません、

中京圏もやや遅れてピークを迎えた感じ、来週減少に転じるか?

沖縄もやっと、という感じで減り始めています、

人口比からの予測ピーク(東京都を100として)

東京都 1400万人  5773人(8月13日)
          人口    人口比 予測ピーク これまでのピーク
神奈川県  925万人  66.1 3816人 2878人(8月20日)
千葉県   628万人  44.9 2592人 1778人(8月20日)
埼玉県   735万人  52.5 3031人 2169人(8月19日)
大阪府   884万人  63.1 3643人 3004人(9月1日)
愛知県   753万人  53.8 3106人 2347人(8月27日)
沖縄県   145万人  10.4   600人  809人(8月25日)

先週は大阪だけが過去最多を更新(9月1日)しましたが、全国的にはピークアウトの入口にさしかかっています、

重症者数もピークを迎えています、

今少しの踏ん張りです、医療現場はホントに良く頑張っておられます、感謝、

◆ピークアウトの要員は?

全国的にピークを迎えた今回の感染拡大、このままピークアウトして欲しいのですが、

感染者減少の原因はなんだろう

先週書いた疑問の答えはどこからも出ていません、

こういう分析はずいぶん時間が経ってから出てくる、評価されるのが通常、

でも、それでは科学の貢献度合いは少ない、遅い、

いま、誰かが評価してくれると嬉しいのですが、

感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)が効いたのか?

緊急事態宣言・まん延防止措置の効果か?

ワクチン接種進捗の影響か?

それとも、COVID-19の自制心が働いたのか?

おそらくはすべての合わせ技か

ここのメカニズムが分ると出口戦略が立てやすいと思うのです、

◆ワクチン接種、国民のほぼ半数が2回目を完了

(首相官邸HPから転載)

2回目完了率が全世代で47.9%、高齢者で87.2%、

(8月15日まで)1029万回
(8月22日まで)840万回、
(8月30日まで)911万回、
(9月6日まで)827万回

なんとか、1日@100万回接種以上のペースで進んでいます、

このまま接種は進んで欲しいです、

高齢者への接種に一定の目処がつき、

接種現場は働き盛りの方、新学期が始まる学生への接種へとシフトしています、

と同時に新学期が始まった9月、

日数は未だ少ないですが9月に入って10代以下の感染者の増加傾向が観てとれます、

新学期が始まり、これからさらに小学生や園児と行った低年齢層の感染拡大が危惧されています、

ちなみに、8月の東京の新規感染者の内、4人に1人が家庭内感染です

これから家庭~児童~学校~児童~家庭という感染リンクが多くなるかもしれません、

10代へのワクチン接種も急がねばなりません
(子供への接種に関しては、より慎重であるべきですが、今のところワクチンに重大な被害はまだ報告されていません)

◆ワクチン効果のエビデンスも出てきました

9月2日、国立感染症センターが国内のワクチン接種の効果について一定のお墨付きを出しました

コロナワクチン“2回接種の有効性90%以上”という主旨の発表です、

概ね、これまで海外で確認された結果と似た結論ですね、

ますます巧妙化している“反ワクチン フェイクニュース”

遺伝子操作、流産不妊化、COVID-19への感染、etc、

こんな荒唐無稽な物語を無責任に発信する人が多い中、

こういうエビデンスのあるワクチン効果の情報発信はとても貴重で大切です、

◆デルタ株~ラムダ株~そして、ミュー株も登場

変異を続けるCOVID-19、

COVID-19の利口で狡猾な点、とにかくどんどん変異していきます

有効な変異(人にとっては有害な変異)かどうかは関係なく、とにかくたくさん変異します、

その中で、COVID-19の生存に有利な(人にとっては感染力が強い)株だけが生き残っていきます

ダーウィンの進化論を地でいくCOVID-19の変異、易しい相手ではありません、

南米ペルー由来のラムダ株に続き、コロンビア由来のミュー株も国内で確認されています、

6月にはすでに検疫で確認されていたとか、

これらの変異株の実力はまだ未確認です、

しかし、なぜ2カ月以上経った今頃発表されるのか

ま、分析に時間が掛かるのなら仕方ないですが、情報共有が出来ていなかったのであれば反省点です、

◆さて、緊急事態宣言・まん延防止措置は延長?解除?

これまでの感染対応の3本の矢=

① ワクチン
② 感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)
③ 緊急事態宣言(酒類販売抑制)

これだけでは、一時制御不能状態に陥ってしまった国内の感染爆発ですが、

なにが効いたのかは判然としませんが、とにかく全国的にピークアウトの入口にさしかかっています、

そして迎える9月12日、

緊急事態宣言・まん延防止措置はまたもや延長されるのか?それとも解除されるのか?

先週、独酌酔言的な提案として、

『緊急事態宣言・まん延防止措置は解除しても良い』と書きました、

もちろん以下の条件付で、

絶対条件は2つ、

① 新規感染者数がこのまま減少傾向にあること
② 病床・医療体制が確保、入院保証されること

さらにワクチン接種が進んでいるのが前提になります、

減少の原因は不明ではありますが、①は確認出来ます、

ワクチン接種も一応進んでいます、

しかし、緊急事態宣言は延長の方向で調整されているようです、

これは、やはりまだ②が出来ていないから、ということになると思います、

ここをしっかりやるのが政治の最優先課題だと思うのですが、、、残念、

延長は2週間程度、という噂も、、、

小出し小出しの戦力の逐次投入、もっとも負けパターンの戦術のようにも見えますが、

現状では同じ事の繰り返し、一旦低めに押さえ込んでも、また再拡大するのは避けられない、

ワクチン接種がある程度進み、医療体制が抜本的に強化し

一定の社会経済活動を開放していかなければ、出口(新たな対COVID-19との共存フェイズ)が見えてきません、

◆最優先は病床数のさらなる確保と医療人員の確保

とにかく、抜本的な医療体制の構造改革をやらない限り

ワクチン接種が進んでも、感染拡大が一旦下火になっても、

COVID-19との新たな向き合い、新しいフェイズには入れません

すべての感染者に医療が行き渡る体制、これが必要です、

今、政府や自治体がやるべきことは「病床数の確保」と「医療人員の確保」です、

そのためには国を挙げての医療体制の格段の充実、今までの枠組みにとらわれない新たな仕組み作りが総理の仕事です、

仕事なんだからやりきってもらわないと困ります、

が、、、その菅さんは退陣を表明、、、ありゃ、、、いきなりの退場です、

次の総理には、ここのところをしっかりと取り組んで欲しいです、

そして、2022年には対COVID-19との新しい向き合い方、新しいフェイズ、COVID-19との共存フェイズに入って欲しいです、

◆新しいフェイズの第1歩、『ワクチン・検査パッケージ』

尾見さんが9月3日に『ワクチン・検査パッケージ』の考え方を発表しました

これはCOVID-19との共存フェイズの一例です、

まずは「ワクチン・検査パッケージ」とは?の説明ですね、

説明の順序はこちらから行きますか、

ワクチン接種率と緊急事態宣言との関係について、

上の段のワクチン接種率=60代以上で90%、40代から50代で80%、20代から30代で75%が接種した場合には、

感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)のみでOK

緊急事態宣言を出す必要は無い!!という考え方がベースです、

ところが若年層ほどワクチン接種に消極的な傾向にあるので、

現実的な数字としては下段の数字程度ではないか、というのが分科会の予測

そこで、この下段の接種率程度でワクチン接種が停滞した場合に、

ワクチン接種や検査により感染リスクが低いことが確認された人に限って

限定的に日常生活を緩和しても良いのでは、というのが『ワクチン・検査パッケージ』です、

ワクチン接種がある程度進むと、緩和できる日常生活が上段、

緩和するのはちょっと未だかな?というのが下段です、

あまり大きな緩和内容ではないなあ~、というのが正直な感想、

ワタシはもっと緩和すべきだと思いますが(医療の充実という条件付きで)

でもね、大切なのはこういう具体的な“新しいフェイズ”の姿カタチを初めて示したことでしょう、

COVID-19を完全に排除することは当面不可能

ならば、COVID-19と共存する新しい生活のカタチを模索しなければ仕方がない、

是非もあり、今後の議論が必要ですが、こういう発想が新しいフェイズの1例です、

『全力を尽くしてとにかく押さえ込む!!』という戦略はもう成功の予感がしません

COVID-19を(短期的に)絶滅させるのは無理!!

COVID-19との共存戦略を具体的に立案すべきです、

それが出来そうなのは???

次の総理には河野さんの前評判が高いようですが、ワクチン担当大臣になった当初、

“ワクチン輸入担当大臣”と勘違いされていたようで、

接種のガイドラインや大規模接種方法の立案が遅れたという実績を観ると、

彼もまた、戦略立案が不得意な人物では無いかと恐れています、

◆マスクを外せる日は・・・は、間違っていました、スイマセン

最後に一応ルーティーンなので、いつマスクを外せるのか?数式を掲載しておきます
(実はマスクは外せないんですが、、、それは最後に書いています)

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月30日までの総接種回数約1億2742万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-1億3569万回接種済)÷1日100万回接種=65日

今日(9月6日)から65日後は、、、2021年11月9日です、

この時期にワクチン接種がどれくらい進んでいるか?

でも、『ワクチン・検査パッケージ』が適用されても、前述の通りマスクは取れないのです、

この項のタイトルは間違っていました、スイマセン

先に日常生活規制の緩和があります、感染予防基本動作は継続して必要、との専門家の意見です、

基本動作(マスク・消毒・3密回避)が緩和されるのは2022年春頃かな、、、

同窓会とかもまだまだ無理みたいですね、

ワタシ、幹事なのですが、、、