テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事78~先週の陽性率は5.5%と漸減、エリアにより状況が異なる状況、高齢者ワクチン接種は最大1日@約20万回へ。

2021年05月25日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事78~
先週の陽性率は5.5%と漸減、エリアにより状況が異なる状況、高齢者ワクチン接種は最大1日@約20万回へ。

5月23日までの1週間の陽性率は5.5%(前週6.8%)と漸減、

検査数は変わらず、感染者は前週より9000人ほど減少、

全体には減少傾向ですが、エリアにより異なる状況、

高齢者へのワクチン接種は1日@20万回に迫ってきました、

◆日本総体ではピークアウト期の入口にあるようです、

少しほっとしています、が、緊急事態宣言は継続しないといけないでしょうね、

エリア別に観ると、大阪・兵庫・京都はピークアウトしつつあります、

東京は引き続き、なんとか凌いでいます、先手の施策が功を奏しました、

ある意味、緊急事態宣言で初めての成功例かもしれません、 

地方都市で感染が拡大中です、

とくに北海道は独酌酔言予想ピークを越える勢いです、

沖縄は予想ピークをあっと云う間に突破、感染拡大の勢いは止まりません、

北海道・沖縄での規制はもっと強化しないといけませんね、

◆重症者用病床は未だギリギリの状態、はやく構造的問題を解決しないといけません

大阪府の重症者病床が5月22日にやっと実質100%を切ったようです、
(追加できた病床を含めた計算)

しかし、ヨカッタと云うには厳しすぎる状況です、

これまでの45日ほどは100%を越えており、その間は救える命が救えなかった、

ということであります、

政府は来たるべき第5波に備えて、重症者病床を増やせない『日本の病院政策の構造的問題』を解決する努力が必要です、

簡単に云えば、感染症対策が出来ない中小の病院が多い

厚労省による、国公立の病院を中心に病床減少政策が取られてきた

と、こんなお話のようです、、、残念過ぎます、、、

喉元過ぎれば、、、にならないよう、

今こそ重症者病床増加のための根本的な妙案を練るべき時期です、

よろしくお願いします、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日   5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
(厚労省HP日報から算出)

◆各エリアの予想ピークと実際の感染者数

大阪府の感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

これを各都道府県に当てはめてみます、

予想感染ピークとこの1週間の最大値実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 先週の1日@最高感染者数
東京都 1395万人 1953人  843人(5/20) 持ちこたえている
大阪府  885万人    1200人    501人(5/20)  ピークアウト途上
愛知県  752万人 1052人  666人(5/19)    高いレベルの感染率
福岡県  513万人  718人   499人(5/19) ピークアウト入口も高い感染率
北海道  527万人  734人    727人(5/21) 感染ピークです!
宮城県  229万人  321人     33人(5/19) ピークアウト中
広島県  284万人  398人    219人(5/21) ピークアウト入口
岡山県  188万人     263人   134人(5/19) ピークアウト途上
沖縄県  146万人  204人  231人(5/22) 予想ピークを突破!!

北海道はほぼ予想ピークに迫る感染者数となりました(5月21日)、

それでも、なんとか『なぜか低い東アジアでの感染ピーク』理論値内、

しかし!ついにこの理論値を越えてしまったのが沖縄

5月22日の新規感染者数231人は、10万人@15.8人に相当

大阪の過去例10万人@14人を越えて国内最大感染拡大率です、

感染力の強い変異株の影響なのか?

沖縄の固有事情があるのか?現状ではなんとも分かりませんが、

ぜひ、今のレベルで押さえ込んで欲しいと思います、

沖縄はホントに注意が必要です

◆持ちこたえている東京、やはり先手必勝、初めて効果を実感

人流のリスクがもっとも高い東京が先週も持ちこたえました、

緊急事態宣言の効果が初めて評価されることになるかもしれません、

大阪府が感染ピークに達した2週間後(4月25日)に緊急事態宣言に入ったのに比べ、

同日に緊急事態宣言に入った東京、

4月25日時点での東京の新規感染者数@900人前後とピークの直前でした、

第3波で痛い目に遭っていた小池さんが、

大阪と同じタイミングでの緊急事態宣言に固執したのが正解でした、

以降、大きなピークを向かえることなく(予想ピークの57%程度)、

この2週間はやや減少の傾向も見て取れます、

油断は出来ませんが、なんとかこのまま減少に向かって欲しいです、

先手必勝、この東京の例を各自治体の首長も好例として実感していると思います、

菅さんも実感して欲しいところです、先手必勝、

やはりコロナ対策の定石は、

『対策の開始は少しでも早く実施』『対策の終了は少しでも先延ばしに』だと思います、

さて、今の緊急事態宣言はどうなるのか?

菅さんの判断です、

◆ワクチン接種の進捗状況は、、、やっと大規模接種会場が始動

やっと、いろんなワクチン接種アイデアが始動、

昨日、5月24日から東京と大阪の政府の大型集団接種会場(自衛隊運営)での接種がはじまりました

初日は東京・大阪とも大きな混乱もなく進んだようです、なにより、

規律の自衛隊と臨機応変の外注先のタッグが短時間での準備運用を可能にしたような印象です、

これからも頑張ってください、

自治体主導の大規模接種会場も続々稼働、

全国の接種率はこちら ⇒

5月24日現在の接種率全国1位は和歌山県

かかりつけ医を活用した小回りの利く戦略が成功、

小回りの利く個別接種と接種数を伸ばせる大規模会場

ワクチン接種の両輪です、どちらもしっかり進めてください、

◆接種数の速報

累計接種数  医療従事者    高齢者
5月10日 約432万回 約42万回
5月16日 約513万回 約98万回
5月23日 約644万回 約234万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@20万回程度

7月末まであと69日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200回―234万回÷69日=1日@101万人の接種が必要です、

先週よりまた少しハードルが上がりました、

現状では、毎日1日80万回の積み残しが出ています

まだまだです、まだまだ工夫を重ねないといけません、

◆自治体の7月末までの接種完了率が高くなった酷いカラクリ、目標数を減らしていました

5月12日に政府は“全国の自治体の85%が7月末までに接種完了”と回答したと発表、

前回のアンケートから完了率が急上昇!

なぜ?

このカラクリは厚労省や総務省自治省辺りから各自治体の首長に、

接種完了時期の確認というカタチでの、前倒しへの暗黙の圧力が掛ったようだと先週書きました

ところが上記以外に、こんな酷いカラクリが今週発覚

なんと接種する目標人数を減らしているのです、

政府は首長への電話攻勢で7月末完了を強要、

達成のための都合の良い方便として、

『なにも高齢者全員が目標でなくても良いんですよ』と官僚が甘言、

自治体が接種目標人数を減らし、それを達成するという、

マッチポンプ!?いや違うな、目標のすり替え!!

安部さんが何度も国会で答弁した“インチキ”、“ご飯論法”に似た手法です、

ちなみに兵庫県内の自治体の目標例を観ると、

100%=高齢者全員に接種するとしているのは、伊丹市、加東市、播磨町のみ

神戸市は80%西宮市はなんと65%の接種で『7月末で接種完了達成』としています、

なにこれ?65%接種で目標達成??

こんな情報を同時に公開せずに『85%の自治体が7月末に目標達成』だけを謳う政府は信用できません、

高砂市はもともと100%接種を目指していましたが、80%に目標を下げて7月末完了と報告

加古川市も100%完了は8月以降としていましたが、70%に下げて7月末完了可能に

この国の官僚の志の貧弱さを象徴する仕業です、

情けない!

数字を操るだけで仕事をした気分を味わっているのでしょう、

菅さんもこんな作った数字でうわべを繕ってはいけません、

アンケートの数字は上がっても、COVID-19は菅さんに忖度などせずに感染拡大します

ホント泣きそうになってきました、

現実はこれから毎日積み残しが増え続けるワクチン接種、

アンケートの数字ではなく、どうしたら7月末までに高齢者接種を完遂できるのか?

そこのアイデアをもっともっと出してくださいませませ、さだまさし^^)

今週も書いておきます、

アンケートの数字を押し上げることに躍起になっている官僚さん、、、アホか!!、、、

◆重症者の抗体、1年後にも確認、横浜市大、

新型コロナウイルスに感染してから1年たっても95%以上の人に、感染を防ぐ力を持つ「中和抗体」が残っていたとする分析成果を、横浜市立大の研究グループがまとめた。

なるほど、重症から帰還された方はそれなりの免疫が1年後でもあると云うことですね、

ワクチンで出来る中和抗体の期間はまだ定かではないですが、

独酌酔言的な予測では6カ月~1年くらいでしょうか?

インフルエンザ同様、毎年ワクチン接種が必要になるかもしれません、

この研究では、変異ウイルスの感染では従来型に比べ「中和抗体」残存期間が短い可能性も指摘されています、

COVID-19は常に進化します

人類も負けずに進化していく必要があります、知恵を絞っていく必要があります

アンケートの見た目の数字を上げることに精を出している場合ではありません

しつこく書いておきます、

菅さん、7月末までに高齢者接種7200万回達成を目指して知恵を絞ってくださいませませ、さだまさし^^)


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事77~先週の陽性率は6.8%と漸減、地方都市で感染拡大中、緊急事態宣言はもっと延長を!?

2021年05月18日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事77~
先週の陽性率は6.8%と漸減、地方都市で感染拡大中、緊急事態宣言はもっと延長を!?

5月16日までの1週間の陽性率は6.8%(前週7.8%)と漸減

でも、感染者は前週より約9000人増加、感染は急拡大中です、

検査数が大幅に増えたため陽性率は(見た目)下がりましたが、

1週間の新規陽性者累計は44,961人、これは過去最高です、


今が日本の感染拡大のピークと云えます、

ここからどれくらいの期間、頑張れるのか?

リバウンドを繰り返してきた反省をしっかり噛みしめて判断出来る力量

ワクチン接種のスピード

政府の手腕が問われています、

エリア別に観ると、大阪府はやっとピークアウトしつつあります、

東京もなんとか凌いでいます、 

地方都市で感染が拡大中です、北海道はすでにピークに達している模様です、

◆重症者用病床は相変わらず足りていません

新規陽性者は大幅増、重症者用の病床の逼迫度合いも変わらず、死者も増え続けています

大阪府の累計死者数が東京都を上回って1958人(5月116日現在)となるなど、

医療崩壊の実体が数字に表れています、

この問題を解決するには、感染防止と共に病床の増床が絶対に必要なのですが、それが出来ない日本の医療事情
(コロナ75に書いています)

残念ながら今週も、“政治のチカラでなんとか病床を増やしてください”としか書けません、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言

このまま、陽性率転じる転じるのか?

変異株はしつこいので、なんとも云えません、

◆大阪府のピークから推察する日本の感染ピーク

大阪府の感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い感染ピーク』が影響?)

これを各都道府県に当てはめてみましょう、

先週の新規感染者数実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 先週の1日@最高感染者数
東京都 1395万人 1953人  1010人(5/13) 持ちこたえている
大阪府  885万人    1200人   974人(5/11) ピークアウト途上
愛知県  752万人 1052人   679人(5/12)   要注意
福岡県  513万人  718人    634人(5/12) 感染ピーク!
北海道  527万人  734人    712人(5/13) 感染ピーク!
宮城県  229万人  321人      53人(5/12) 要注意
広島県  284万人  398人    238人(5/15) ピーク寸前
岡山県  188万人     263人   186人(5/12) ピーク寸前

北海道は1日だけですが、ほぼピークに達しています、今が正念場、

福岡、広島、岡山も同様に正念場でしょう、

大阪府では、ピークが数週間にわたり高原状に推移しました、

他のエリアでも同様の動きを示すのか?それは分かりませんが、

とにかく、緊急事態宣言発出は、、、遅かった!と云えると考えます、

地方都市にも東京都と同じタイミングで緊急事態宣言を発出していれば、

もう少し低いレベルで感染拡大を抑えられた可能性があります、

東京都は先手を打てた感があり、先週も冷静に持ちこたえています、

5月17日(月)の新規感染者数も419人と少なめでした、

やはりコロナ対策の定石は、

『対策の開始は少しでも早く』『対策の終了は少しでも先延ばしに』と云えそうです、

先手必勝、粘り強く我慢、終了は先延ばし、

◆ワクチン接種の進捗状況は、、、遅々として進まず

徐々にいろんなアイデアが実践され始めているワクチン接種、

自衛隊、歯科医師、産業医、休眠看護士、

やっと、いろんなアイデアが実現しつつありますが、

残念ながら、我が政府の失政で世界からは大きな後れを取っています

5月7日に菅さんが“高齢者接種1日100万回接種”をぶち上げてから10日ほど、

接種の実態は如何に??この1週間の接種回数を確認、

累計接種数  医療従事者    高齢者
5月10日 約432万回 約42万回
5月16日 約513万回 約98万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、1日@9万回程度


(首相官邸HPより)

6日間累計で約56万回、

1日100万回接種の尻尾さえ見えない状況です、

7月末まで残り75日ほど、

単純計算で、

高齢者3600万人×2回―98万回(実績)=残り75日平均1日@95万回の接種が必要

これから毎日、1日@85万回近くの積み残しが出て行きます、

難しい計算が出来ませんが、6月中頃には1日@100万回を達成して、

その後は積み残し分を回収するために、1日@200万回を目指さないと

菅さんの公約の7月末までに高齢者3600万人への接種を終えることは出来ません

ホントに政府内では、菅さんのアタマの中ではこのような画が描けているのでしょうか

5月12日に政府は“全国の自治体の85%が7月末までに接種完了”と回答したと発表、

前回のアンケートから完了率が急上昇!!??

なぜ?

どうも、これにもカラクリがあるようです、

厚労省や総務省自治省辺りから各自治体の首長に、接種完了時期の確認というカタチでの、前倒しへの暗黙の圧力が掛っているようです、

アンケートの数字を押し上げることに躍起になっている官僚さん、、、アホらしい、、、

官僚は圧力掛ける前に、自治体に知恵を授けなさい!!

いろんなアイデアを出してワクチン接種を推し進める!

それが高級官僚の仕事でしょう!!

◆政府は常態的なワクチン接種態勢も考えるべき

世界的にワクチン接種が進み、デジタルの接種証明書発行(ワクチンパスポート)の動きが進んでいます、

ワクチンパスポートの運用にはいろいろな課題がありますが、

日本政府はこれまた旗色不鮮明、、、それはさておき、

そんな中、ワクチン接種先進国のイスラエルでは、

ワクチンパスポートの有効期限を6カ月と定めたようです、

今後、自由に国内で行動したり飲食したり、海外旅行をするには、半年に一度はワクチン接種が必要!!??

そんな世の中になる可能性があります、

全員が接種する訳ではないでしょうが、

これから数年は、常態的なワクチン接種が国家の一大事業になります

この常態的(中期的)なワクチン接種の実施イメージも今から作持っておくべきです、

これも政府の仕事、

ワクチン接種担当大臣は肝に銘じてネクストステップのイメージを作っておいてください、

たぶん、、、民間の方が動きは速いと思いますが、、、

ワクチン接種の常態化は大きなビジネスになる可能性があります

旅行会社などは自社旅行事業と絡めて(国の施策と連携した)ワクチン接種事業に乗り出すのも有りかもしれません、



通信会社がワクチン接種をするのはどうでしょうか

DocomoユーザーはDocomoで接種、

ソフトバンクユーザーはソフトバンクで接種、

孫さんも三木谷さんもいるんだから、出来るかもしれません、

◆さて、緊急事態宣言の効果は?施策の内容は?

さて、全国9都道府県が対象になった緊急事態宣言の効果は?

大阪の例を見る限り、現在の緊急事態宣言の施策は一定の効果はある、と考えます、

しかし、施策の細部にばらつきがあり、科学的根拠が明確に示されていないことから、

一部業界と自治体との間でせめぎ合いもありました、
(スポーツ観戦、美術館、映画館など、エリアによる対応の違い)

個人的な今後の緊急事態宣言のイメージをざっくり書きます、

小池さんや専門家の意図は、

総体として、とにかく人流を少しでも少なくしたいということのようです、

科学者の意見としてはまっとうな感じがします、

なので、小池さんは文化庁の意向(美術館などの再開)に強く反発、人流減少に強い意欲を見せました、

しかし、現実には通勤電車は混み合っています、

テレワークは進まず人流はそこまで減っていない、

それでも、ある程度の感染抑制効果は観られる、東京は踏ん張っている、

不思議な感じ、総体としての人流抑制はホントに貢献しているのか

専門家の意見としての、少しでも人流を減らしたい、という気持ちは分かりますが、

美術館や映画館での感染リスクはとても低いと考えます、

したがって、美術館や映画館への休業要請はいたって非効率的な施策

それが分かっている国民にストレスが溜まる、社会が疲弊する

飲食業の休業によるダメージも、そろそろ限界に近づいているか

国民のストレスという視点で見ると、

あらゆるものに規制が掛けられる生活には限度があります、これは明白、

国民の我慢にも限界がある、

そして、先に書いたように、感染拡大抑制策終了は少しでも先延ばしするのが定石

今までの2回は、経済事情・国民のストレスと感染拡大抑制を天秤に掛けて、

正直、中途半端な状態で宣言解除をしていたと思います、

今回の感染状況を観ると、変異株の感染力を過小評価は出来ない、

5月末の解除ではまた早晩リバウンドするように感じています、

我慢の限界・ストレスの蓄積と緊急事態宣言の延長

なんとかこれを両立させたい、

そこで、

◆(個人的試案)
6月末まで緊急事態を延長する事を提案します

ただし、規制はクラスター発生リスクの高いシチュエーションに限定します

今までの2回の反省を活かして、、、

今回は6月末頃まで緊急事態宣言を延長するのが得策と考えます、

しかし、“少しでも人流を減らす”という総体的な規制は止めましょう

正しい主張ですが、効率が悪い、国民が納得出来ていない、

長期に渡る休業や自粛には限度があります、社会にストレスが溜まります、

そこで、

デパートも映画館も美術館もスポーツ観戦も、しっかり感染対策をした上で開放

酒場も感染対策をした上でアルコール独り呑み・1時間以内に限り開放、21時までの営業、

その代わり、厳に規制を掛けるべきシチュエーションは絶対禁止!!の強い態度で臨む、

クラスター発生実績のある、2人以上の飲食宴会は絶対禁止!

各種会合パーティ、学校のクラブ活動、3密になりやすいスポーツやイベント、2人以上のカラオケなどは絶対に禁止

麻雀はどうかな?換気が出来ておしゃべり禁止ならOKか?
(これは専門家の意見を聞きたい)

いまこそ科学的知見を活かし示して、絶対にやってはならないことだけを強力に規制する、

どこかのお偉いさんのような抜け駆けパーティ参加などは許しません!みたいな感じで、

これで6月1カ月を過ごす、もう1カ月の緊急事態宣言の延長

それで感染状況次第で6月末以降に緊急事態宣言を解除する、

この方が納得しやすいし、効果も上がると考えます、

中途半端に5月末に宣言解除するのは??

早晩、リバウンドを喰らうという、同じ轍を踏む可能性があります、、、

如何でしょうか?


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事76~先週の陽性率は7.8%と跳ね上がりました、大阪府はピークアウト?東京は踏ん張りどころ、全国的に感染が拡大中。

2021年05月11日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事76~

先週の陽性率は7.8%と跳ね上がりました

大阪府はピークアウト? 東京は踏ん張りどころ、 全国的に感染が拡大中です、

5月2日までの1週間の陽性率は7.8%(前週6.4%)と跳ね上がりました、

感染者は横ばい、検査数が減ったため陽性率が跳ね上がりました、

7.8%という陽性率はとても危険な兆候です、

今後、全国で大きな感染拡大が起こる可能性を示唆しています、

残念ながら、すでに大阪府は医療崩壊と云っても良い状態です、

少なくとも18人が医療を受けられずに死亡した、というショッキングなニュースが流れました、

神戸門真の高齢者施設でも、入院できずに施設内で亡くなる方が多数、、、

もう、医療崩壊といって良いと考えます、

この問題を解決するのは病床の増床が一番的確なのですが、それが出来ない日本の事情、
(前回のコロナ75に書いています)

歯痒く辛いですが、“なんとか病床を増やしてください”としか云えません、

◆先週の状況、大阪府はピークアウト?東京は踏ん張りどころ、全国的に感染が拡大中

全国的には1週間の感染者数はこの3週間ほぼ横ばい、

検査数がガクンと減ったので陽性率が跳ね上がりました、

                  陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日     6.4%     542061   34811人
5月9日   7.8%  457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大

,、

少々、複雑な状況なので整理していきましょう、

◆なぜ?検査数が減ったのか?

先々週の検査数542061回 ⇒ 先週の検査数 457873回

およそ20%も検査数が減りました、感染者が引き続き多いのになぜ検査数が減ったのか?

大阪府の感染拡大がややピークを越えたように見えるので、

大阪府の検査数が少し減ってきていますが、20%も減ってはいません、

以下の2つの可能性があります、

① 現在、感染拡大が始まっている名古屋・福岡他の地方都市でのPCR検査が追いついていないような気がします、
今後、地方でのPCR検査数はまた増加する可能性があります、

② 前述のように、高齢者施設や学校などでの大型のクラスター発生が多く見受けられます、
比較的閉鎖された空間で大型のクラスターが発生しているのが第4波の特徴でもあります、
なので、市中感染時のような大規模な広く浅いPCR検査が少なくなっているのかもしれません

まだまだ推測の域ですが、とりあえずPCR検査数は20%減少しました、

◆3週間高原状に高止まりを経て、大阪府はピークアウトしつつあります、

この3週間高原状に高止まりしていた大阪府の新規感染者数、

やっと減少傾向に転じたように見えます

大阪府の新規感染者の推移、

今までに無かった3週間の高止まり傾向、

指数関数的に急カーブを描いての急峻なピークではなく、なだらかな高原状のピーク

変異株の感染力の強さも関与して、もっと大きなピークになってもおかしくなかったのですが、、、

その大きなピークをも押さえ込んでいるように思えるのが、

何度も書いていますが、『なぜか低い東アジアの感染ピーク』という事象、

大阪府で、1日の新規感染者数のピークは10万人当り14人ほど

フランスがもっとも多かった3月末頃の1日@新規感染者数(7日間平均)が10万当り88人ほど

同じく英国の1月のピークで90人

ピークが違いすぎます、、、なぜだろう?

今回も再掲します、東アジアでの感染ピークはなぜか低い要因の可能性

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
⑦日本人の60%が保持している白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮していた
 ※75で追記
 ※逆説的に、米国カリフォルニアで拡大(2021.04現在)している変異株には、
  この白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮できない可能性が出てきたことで注目

◆東京は踏ん張っています

緊急事態宣言を早めに出した東京都は踏ん張っています

1月の第3波の時には1日@2500人まで増えた新規感染者数も、最近は多くて1000人程度、

もし、このまま押さえ込む事が出来れば、緊急事態宣言は成功と云えます、

仮に、大阪府の人口(約885万人)では1日@1200人程度が感染のピークとすると、
(何らかの原因で東アジアはピークが低い、のが各都市に適用されると)

大阪府の1日の感染率0.014%=10万人に14人ということになります、

単純計算で東京に当てはめると、

東京都の人口(約1395万人)×0.014%=1953人、

東京都の1日の感染者数ピークは2000人程度が想定されますが、

現在まではその半分程度で押さえ込まれている、ということです、

これだけ見ると、やはり“緊急事態宣言”は一定の効果があるのかもしれません

◆これからは地方へ感染が広がっていきます、

全国の陽性率(先週7.8%)を見る限り、これからは間違いなく地方への感染拡大が広がります

病床逼迫、医療崩壊を未然に防ぐための目安は(ラッキーな)上記のなぜか東アジアでは低いピークです、

大阪府の実績から、人口当りの1日@感染者数のピークを予想すると、
 
     人口  1日@予想感染ピーク これまでの1日@最高人数
愛知県 752万人  1052人     575人
福岡県 513万人  718人     529人
北海道 527万人  734人     506人
宮城県 229万人  321人     200人

まだまだ感染が拡大する可能性があることが分かります、

自治体は大変でしょうが、上記感染ピークでも耐えきれる病床数を確保することが喫緊の課題です、

大阪府、東京都、その他の都市と、それぞれ異なったシークエンスにあります、

そして、それぞれが非常に危険であるということも、これもまた第4波で初めて経験する状況です、

緊急事態宣言の個別の施策が、ほんとうに効果があるのか?無いのか?は、置いておいて、

当面、この緊急事態宣言の解除はあり得ない状況です、

個別の施策への意見もあります、これは次回にでも書きたいです

無策、失政と云わざるを得ない国内のワクチン接種の進め方

5月7日に菅さんがワクチン接種“1日100万回”をぶち上げました

7月末までに高齢者3600万人への接種を終える、という公約です、

リーダーが明確な目標を示すことは大変重要なことです、

が、、、残念ながら菅さんの目標設定は無謀、と云うか思慮が足りないとしか思えません、

おそらく五輪を意識しての事でしょうが、

“1日100万人”にどのようにして接種するのか?

その全体イメージを示さずに、ただ、五輪のための目標を自治体に押しつけるのは、

リーダとして大きな判断ミスを犯していると感じます、



ちなみに2月から始まったワクチン接種、

約3カ月の接種実績は医療従事者で約432万回、高齢者で約42万回
(首相官邸ページ、5月10日現在)

この3カ月で500万回にも満たないのに、

明日から1日@100万回もどうしたら打てるのか?

まさか、ワクチンを自治体へ送り届けて、

あとは自治体の責任です、と云うつもりではないと思いますが、、、

我田引水で恐縮ですが、

2月2日コロナ62で、ワクチン接種は一大イベントであり、専門家の投入を指摘しています、

4月27日コロナ74では、単純計算で1日@80万回の接種が必要であると書きました、
(この後、4月28日に山中教授や三木谷さんも同様の試算1日@80万人接種の必要性を公表政府に提言しています)

これは、四則計算が出来れば出せる数字です、

高齢者3600万×2回÷90日=1日@80万回 です、
(4月末時点での計算)

菅さんが発言した5月7日には、7月末までにもう80日しかありません、

なので単純計算で100万回と上乗せしただけ
(もともとは五輪開催までに高齢者接種終了って云ってたのですが、ま、7月末でも完了すれば上々です)

ただ、100万回という回数、それだけの発表、

肝心の『どのようにして1日@100万回接種するのか?』についての言及がありません

接種促進の全体イメージは?どうなっているのでしょう、

いまのところ、自衛隊による東京・大阪の大規模接種会場の設営運営(各1日@1万回)が菅さんの目玉ですか?

それでも1日@1万回です、、、

他にもワクチン接種従事者への支援金制度も創設するみたいですが、これはインサイトを突いていません

今、医療従事者のモチベーションを上げるのはお金じゃないでしょう、

ご存じの通り、多くの自治体で接種予約を巡って混乱が生じています、

国民からの非難囂々の中、今頃になって国は総務省に自治体支援センターを設置、自治体をサポートしていくと胸を張る菅さん、

って、遅すぎます!

少なくとも5か月前には立ち上げておくべき組織です、

今頃何をやっているのでしょうか?
(正直、この国の行政組織の未熟さにあきれます)

自治体レベルでも様々な工夫が始まっています、

大阪府市では独自の大規模接種会場の設置を目論んでいますし、

各地で歯科医師の動員も検討されているようです、

あの手この手を考えて、1日でも早くワクチン接種のスピードを上げなければなりません、

これが政府の仕事でした、

(国内製造能力が無いので)如何にワクチンを輸入するか

そして、一大国家事業の2億5000万回にも及ぶワクチン接種を如何にスムーズに迅速に行なうか

この2つがワクチン担当大臣の仕事でした、

が、河野さんは自らを“ワクチン輸入担当大臣”だと勘違いされていたようで

2021年1月18日に就任以来、発言発表はほとんどが“ワクチンの輸入配布の目処”についてのみ

接種方法(全体イメージ)については、野党からも国として指針を示すべきとの指摘があったにもかかわらず、

“自治体の課題”と丸投げにしてきた河野さん、

ほぼ3カ月以上の時間をドブに捨ててしまいました、もったいない、

自衛隊の大規模接種会場の成否についても、

1日1万人接種の実現は“自衛隊次第”と、ことの真髄をまったくご理解されていないご様子

まさに“丸投げ”です、

話は飛びますが、丸川さんが五輪の感染対策を問われて『東京都から報告がない』と不快感を表わされましたが、

いやいや、それも大臣アナタの仕事でしょう、と唖然、

今の内閣には自分のアタマで物事を考える人はいないんでしょうか?泣きたいです、

と、残念ながらワクチン接種は戦略戦術共に無し、

五輪開催に向けて、ただひたすら前に突き進むのみ、という様相です、

まるで旧日本軍の組織的欠陥をそのまま引き継いでいるようです、

現実的な中期戦略の不在(収束へのプラン無し)
戦力の逐次投入(小出しの施策)
兵站・情報戦の軽視(病床不足・政策現場に専門家不在)
不正確な彼我戦力評価(自兵力の過大評価 敵兵力の過小評価)

う~ん、なるほど、そうとう近似していますね、

◆自衛隊が大型接種会場運営を丸投げ!?

という記事がありました、

またも!丸投げか!!と、波に乗った記事のようですが、

これはまったく的を射ていません

自衛隊が医療従事者の確保や接種予約の運用に関して、外注するのは当り前です、

自衛隊は日本の防衛を担う組織です、現在では災害被害に備える組織でもあります、

日本になくてはならない組織です、

その性格上、今回のような緊急時の運用にはたしかに耐えられるでしょう、

接種会場の設営や統合的な全体運用は出来ると思います、

でも、医師看護師の調達や、接種予約のノウハウはありません、

ノウハウがないのに自前でやろうとすると、今回、接種予約で失敗した自治体のような混乱を招きます

ノウハウがないなら、ノウハウがある会社に外注するのが得策です、

これは“丸投げ”とは云いません、

“丸投げ”とは、業務を外注した後に、その成否の行方にまったく責任を持たない態度のことです、
(河野さんみたいに、、、)

自衛隊はそんなことはしないでしょう、

常に任務の遂行に責任を持つことを信条としているはずです、

コロナのお陰で、この国の行政に非常時の政策実行力が無いのはよく分かりました、

なので、外部に委託するのは得策です、

問題は、、、

自治体の仕事、自衛隊次第、東京都の責任と平然と発言する人たちです、

これが“丸投げです”、

やはり、泣きたくなってきました、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事75~感染拡大に歯止めが掛りません、5月2日までの1週間の陽性率は6.4%(前週6.0%)。

2021年05月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事75~

感染拡大に歯止めが掛りません、

5月2日までの1週間の陽性率は6.4%(前週6.0%)と続伸

検査数は横ばい、感染者数が増加した結果、陽性率が上がりました、

先週の状況、

検査数は先々週とほぼ同じ、1週間の感染者数が2200人以上増加したので陽性率は上がりました、

“淡い希望的観測”として「コロナウイルスの事73」から書いてきた、

“大阪の感染者数が減少に転ずる”ことは先週も実現しませんでした、残念です、

◆大阪府の感染者数は、この3週間高原状に高止まり、これは初めての傾向です

これまで感染拡大時には比例級数的に増えてきた新規感染者数、

しかし、今回の第4波では新規感染者数がこの3週間高原状に高止まりしています、

                陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061    34811人

これは今までに無かった傾向です、

もっと比例級数的に急カーブを描いてピークに到達、そして減少に転じるはずでした、

なぜなんでしょうか?

以下のような理由が推測できますが、、、さて?他にも何かありそうな気がします、

東アジアでの感染ピークはなぜか低い

何度も書いていますが、欧米に比べるとなぜか東アジアの感染ピークは低いです、

これに助けられているのかもしれません、

仮に、大阪府の人口(約885万人)では1日@1200人程度が感染のピークとすると、

大阪府の1日の感染率0.014%=10万人に14人ということになります、

単純計算で東京に当てはめると、

東京都の人口(約1395万人)×0.014%=1953人、

東京都の1日の感染者数ピークは2000人程度?

これまでの東京都の1日当り新規感染者数は2520人(2021年1月7日)が最高

これは正月明けでやや高めに出ていると思います、

この日を合わせて2000人を越えたのは4日、

なんとなく、こんな計算も成り立つのかもしれません、

② 本来なら比例級数的に増えるところを、緊急事態宣言で食い止めている

この可能性は低いと思います、

緊急事態宣言が発出された4月25日以前から高止まり傾向は始まっているからです、

③ その他の要因があるのか?

相変わらずCOVID-19については分からないことだらけです、

他にも何かあるのかもしれません、

『欧米に比して、なぜか東アジアでの感染ピークは低い』件についての追記、

これまでの①~⑥の仮説に加えて⑦を追記しておきます、

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
日本人の60%が保持している白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮していた
 ※75で追記
 ※逆説的に、米国カリフォルニアで拡大(2021.04現在)している変異株には、
  この白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮できない可能性が出てきたことで注目

◆喫緊の課題、重症者病床が増やせない理由

OECD加盟国中、日本の「一人当り病床数」はトップです、

にも関わらず、入院できずに亡くなる方が続出する事態に追い込まれています、

まさしく“医療崩壊”は現実のものに成っています、

5月2日現在の死亡者数は10296人、致死率は1.7%です、

なんとしても、まずは病床の確保が有線と思われるのに、

重症者病床が増やせない現時点での理由と、

これまでの厚労省による病院政策の問題があるようです、

◆現状では、、、日本は中小の民間病院が多く、これらの病院ではCOVID-19患者に対応できない

COVID-19の重症患者を受け入れようとすると設備環境的に、一般患者とのエリア分けが必要になります、

病室はもちろん、エレベーター、集中治療室、空調設備も切り分けて使う必要がありますが、

大半の民間中小病院はこれに対応できない、ということのようです、

こちらの記事が比較的分かりやすいです ⇒

逆に云うと、日本は感染症に対応できる大型の国立公立病院の病床がもともと少なかった、とも云えます、

◆中期的には、、、厚労省の病院の再編効率化で感染病用の病床が削減されてきました

事実としては、1998年に9060床あった感染病床は、2018年には1882床まで減少しています、

これは、皆保険システムの維持=効率的な医療体制の実現(統合再編)という、厚労省の施策によるものです、

増え続ける高齢者医療費を押さえ込みたい、

との思いから、国立公立病院の統合再編成を促していました、

また、近年大規模な感染症の流行が無かったのも病床削減に繋がったと思います、

しかし、以前より『21世紀は感染症との闘い』とも云われていたわけで、

目の前の保険制度維持のための効率化に走り、感染症への根本的な対応を見誤った

という指摘は必ずしも的外れではないようです、

またもや、その機能を発揮できていないこの国の行政、

場当たり的な対応に終始し、中期的戦略的な感染症対策を怠ってきた厚労省

COVID-19の出現が想定外だったのか?

いや、しっかり『21世紀は感染症との闘い』という情報はあったはずです、

これもまた前の長期政権の残した負の遺産ですね、

◆もし、前述の感染ピーク説が正しければ、それを目標に病床を確保、関連施策を立案すべし

今のところ確証は無いですが、東京都の感染ピークが仮に1日当り@2000人だとすると、

今からそれに向けて重症者用病床の確保と、

関連する施策(救急患者の迅速な入院先確保、適切なトリアージ方法、快方に向かった患者のスムーズな病床移転など)をシステムとして構築しておくことが肝要です、

すこし先を見た施策戦略を担当する人も必要です、

今週は短めです、

できればやっと動き出した国のワクチン接種対応』について書きたかったのですが、

これは来週に回します、

(予告)
◆一向に進まない国内のワクチン接種
国がやっと思い腰を上げました、しかし遅きに失しました、
昨年末から準備できたことばかりです、

・東京大阪に大型接種会場を設置、自衛隊が運営
・河野さんはワクチン輸入担当大臣だと自覚していた?
三木谷氏・山中教授らが接種戦略を根本的に変えるよう提言
・歯科医師も接種に参加
・自治体や接種医師に支援開始
五輪開催に医療スタッフ500人要求!?接種と五輪、両面作戦は可能か?