なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事77~
先週の陽性率は6.8%と漸減、地方都市で感染拡大中、緊急事態宣言はもっと延長を!?
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5月16日までの1週間の陽性率は6.8%(前週7.8%)と漸減、
でも、感染者は前週より約9000人増加、感染は急拡大中です、
検査数が大幅に増えたため陽性率は(見た目)下がりましたが、
1週間の新規陽性者累計は44,961人、これは過去最高です、
今が日本の感染拡大のピークと云えます、
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ここからどれくらいの期間、頑張れるのか?
リバウンドを繰り返してきた反省をしっかり噛みしめて判断出来る力量、
ワクチン接種のスピード、
政府の手腕が問われています、
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エリア別に観ると、大阪府はやっとピークアウトしつつあります、
東京もなんとか凌いでいます、
地方都市で感染が拡大中です、北海道はすでにピークに達している模様です、
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◆重症者用病床は相変わらず足りていません
新規陽性者は大幅増、重症者用の病床の逼迫度合いも変わらず、死者も増え続けています、
大阪府の累計死者数が東京都を上回って1958人(5月116日現在)となるなど、
医療崩壊の実体が数字に表れています、
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この問題を解決するには、感染防止と共に病床の増床が絶対に必要なのですが、それが出来ない日本の医療事情、
(コロナ75に書いています)
残念ながら今週も、“政治のチカラでなんとか病床を増やしてください”としか書けません、
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◆新規陽性者数と陽性率
陽性率 検査数 新規陽性者数
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人 ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日 6.4% 542061 34811人
5月9日 7.8% 457873 35802人 ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日 6.8% 658101 44961人 ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
このまま、陽性率転じる転じるのか?
変異株はしつこいので、なんとも云えません、
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◆大阪府のピークから推察する日本の感染ピーク
大阪府の感染ピークから推察する、
日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度、
(何度も書いている『なぜか欧米より低い感染ピーク』が影響?)
これを各都道府県に当てはめてみましょう、
先週の新規感染者数実績と比較すると、
人口 予想感染ピーク 先週の1日@最高感染者数
東京都 1395万人 1953人 1010人(5/13) 持ちこたえている
大阪府 885万人 1200人 974人(5/11) ピークアウト途上
愛知県 752万人 1052人 679人(5/12) 要注意
福岡県 513万人 718人 634人(5/12) 感染ピーク!
北海道 527万人 734人 712人(5/13) 感染ピーク!
宮城県 229万人 321人 53人(5/12) 要注意
広島県 284万人 398人 238人(5/15) ピーク寸前
岡山県 188万人 263人 186人(5/12) ピーク寸前
北海道は1日だけですが、ほぼピークに達しています、今が正念場、
福岡、広島、岡山も同様に正念場でしょう、
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大阪府では、ピークが数週間にわたり高原状に推移しました、
他のエリアでも同様の動きを示すのか?それは分かりませんが、
とにかく、緊急事態宣言発出は、、、遅かった!と云えると考えます、
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地方都市にも東京都と同じタイミングで緊急事態宣言を発出していれば、
もう少し低いレベルで感染拡大を抑えられた可能性があります、
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東京都は先手を打てた感があり、先週も冷静に持ちこたえています、
5月17日(月)の新規感染者数も419人と少なめでした、
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やはりコロナ対策の定石は、
『対策の開始は少しでも早く』、『対策の終了は少しでも先延ばしに』と云えそうです、
先手必勝、粘り強く我慢、終了は先延ばし、
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◆ワクチン接種の進捗状況は、、、遅々として進まず
徐々にいろんなアイデアが実践され始めているワクチン接種、
自衛隊、歯科医師、産業医、休眠看護士、
やっと、いろんなアイデアが実現しつつありますが、
残念ながら、我が政府の失政で世界からは大きな後れを取っています、
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5月7日に菅さんが“高齢者接種1日100万回接種”をぶち上げてから10日ほど、
接種の実態は如何に??この1週間の接種回数を確認、
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累計接種数 医療従事者 高齢者
5月10日 約432万回 約42万回
5月16日 約513万回 約98万回
(首相官邸HP発表数字)
直近の6日間で高齢者接種回数は、1日@9万回程度、
(首相官邸HPより)
6日間累計で約56万回、
1日100万回接種の尻尾さえ見えない状況です、
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7月末まで残り75日ほど、
単純計算で、
高齢者3600万人×2回―98万回(実績)=残り75日平均1日@95万回の接種が必要、
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これから毎日、1日@85万回近くの積み残しが出て行きます、
難しい計算が出来ませんが、6月中頃には1日@100万回を達成して、
その後は積み残し分を回収するために、1日@200万回を目指さないと、
菅さんの公約の7月末までに高齢者3600万人への接種を終えることは出来ません、
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ホントに政府内では、菅さんのアタマの中ではこのような画が描けているのでしょうか?
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5月12日に政府は“全国の自治体の85%が7月末までに接種完了”と回答したと発表、
前回のアンケートから完了率が急上昇!!??
なぜ?
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どうも、これにもカラクリがあるようです、
厚労省や総務省自治省辺りから各自治体の首長に、接種完了時期の確認というカタチでの、前倒しへの暗黙の圧力が掛っているようです、
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アンケートの数字を押し上げることに躍起になっている官僚さん、、、アホらしい、、、
官僚は圧力掛ける前に、自治体に知恵を授けなさい!!
いろんなアイデアを出してワクチン接種を推し進める!
それが高級官僚の仕事でしょう!!
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◆政府は常態的なワクチン接種態勢も考えるべき
世界的にワクチン接種が進み、デジタルの接種証明書発行(ワクチンパスポート)の動きが進んでいます、
ワクチンパスポートの運用にはいろいろな課題がありますが、
日本政府はこれまた旗色不鮮明、、、それはさておき、
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そんな中、ワクチン接種先進国のイスラエルでは、
ワクチンパスポートの有効期限を6カ月と定めたようです、
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今後、自由に国内で行動したり飲食したり、海外旅行をするには、半年に一度はワクチン接種が必要!!??
そんな世の中になる可能性があります、
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全員が接種する訳ではないでしょうが、
これから数年は、常態的なワクチン接種が国家の一大事業になります、
この常態的(中期的)なワクチン接種の実施イメージも今から作持っておくべきです、
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これも政府の仕事、
ワクチン接種担当大臣は肝に銘じてネクストステップのイメージを作っておいてください、
たぶん、、、民間の方が動きは速いと思いますが、、、
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ワクチン接種の常態化は大きなビジネスになる可能性があります、
旅行会社などは自社旅行事業と絡めて(国の施策と連携した)ワクチン接種事業に乗り出すのも有りかもしれません、
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通信会社がワクチン接種をするのはどうでしょうか?
DocomoユーザーはDocomoで接種、
ソフトバンクユーザーはソフトバンクで接種、
孫さんも三木谷さんもいるんだから、出来るかもしれません、
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◆さて、緊急事態宣言の効果は?施策の内容は?
さて、全国9都道府県が対象になった緊急事態宣言の効果は?
大阪の例を見る限り、現在の緊急事態宣言の施策は一定の効果はある、と考えます、
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しかし、施策の細部にばらつきがあり、科学的根拠が明確に示されていないことから、
一部業界と自治体との間でせめぎ合いもありました、
(スポーツ観戦、美術館、映画館など、エリアによる対応の違い)
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個人的な今後の緊急事態宣言のイメージをざっくり書きます、
小池さんや専門家の意図は、
総体として、とにかく人流を少しでも少なくしたいということのようです、
科学者の意見としてはまっとうな感じがします、
なので、小池さんは文化庁の意向(美術館などの再開)に強く反発、人流減少に強い意欲を見せました、
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しかし、現実には通勤電車は混み合っています、
テレワークは進まず人流はそこまで減っていない、
それでも、ある程度の感染抑制効果は観られる、東京は踏ん張っている、
不思議な感じ、総体としての人流抑制はホントに貢献しているのか?
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専門家の意見としての、少しでも人流を減らしたい、という気持ちは分かりますが、
美術館や映画館での感染リスクはとても低いと考えます、
したがって、美術館や映画館への休業要請はいたって非効率的な施策、
それが分かっている国民にストレスが溜まる、社会が疲弊する、
飲食業の休業によるダメージも、そろそろ限界に近づいているか?
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国民のストレスという視点で見ると、
あらゆるものに規制が掛けられる生活には限度があります、これは明白、
国民の我慢にも限界がある、
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そして、先に書いたように、感染拡大抑制策終了は少しでも先延ばしするのが定石、
今までの2回は、経済事情・国民のストレスと感染拡大抑制を天秤に掛けて、
正直、中途半端な状態で宣言解除をしていたと思います、
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今回の感染状況を観ると、変異株の感染力を過小評価は出来ない、
5月末の解除ではまた早晩リバウンドするように感じています、
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我慢の限界・ストレスの蓄積と緊急事態宣言の延長、
なんとかこれを両立させたい、
そこで、
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◆(個人的試案)
6月末まで緊急事態を延長する事を提案します、
ただし、規制はクラスター発生リスクの高いシチュエーションに限定します
今までの2回の反省を活かして、、、
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今回は6月末頃まで緊急事態宣言を延長するのが得策と考えます、
しかし、“少しでも人流を減らす”という総体的な規制は止めましょう、
正しい主張ですが、効率が悪い、国民が納得出来ていない、
長期に渡る休業や自粛には限度があります、社会にストレスが溜まります、
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そこで、
デパートも映画館も美術館もスポーツ観戦も、しっかり感染対策をした上で開放、
酒場も感染対策をした上でアルコール独り呑み・1時間以内に限り開放、21時までの営業、
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その代わり、厳に規制を掛けるべきシチュエーションは絶対禁止!!の強い態度で臨む、
クラスター発生実績のある、2人以上の飲食宴会は絶対禁止!
各種会合パーティ、学校のクラブ活動、3密になりやすいスポーツやイベント、2人以上のカラオケなどは絶対に禁止、
麻雀はどうかな?換気が出来ておしゃべり禁止ならOKか?
(これは専門家の意見を聞きたい)
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いまこそ科学的知見を活かし示して、絶対にやってはならないことだけを強力に規制する、
どこかのお偉いさんのような抜け駆けパーティ参加などは許しません!みたいな感じで、
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これで6月1カ月を過ごす、もう1カ月の緊急事態宣言の延長、
それで感染状況次第で6月末以降に緊急事態宣言を解除する、
この方が納得しやすいし、効果も上がると考えます、
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中途半端に5月末に宣言解除するのは??
早晩、リバウンドを喰らうという、同じ轍を踏む可能性があります、、、
如何でしょうか?
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今回の個人的試案も拝見しました。
ちなみに「学校のクラブ活動」も絶対禁止でしょうかね。
屋外のスポーツなど、または「換気が出来ておしゃべり禁止ならOK」とか。
いかがでしょう。。
囲碁クラブとか映画研究会は大丈夫かな^^)
とにかく、効率的にやっちゃダメなことを洗い出すのが長期間自粛の条件かな、と思っています、
5月末解除ではリバウンド喰らうような気がして、、、