テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事94~全国の陽性率は16.8%!全国で医療逼迫、首都圏はピークアウトの兆し、緊急事態宣言・まん延防止措置は延長か?解除か?

2021年08月31日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事94~全国の陽性率は16.8%!全国で医療逼迫、首都圏はピークアウトの兆し、緊急事態宣言・まん延防止措置は延長か?解除か?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率は高値維持16.8%

高い数値で移動しているので、これくらいの変化ではピークを過ぎたのかどうか?は分りません
(すべての感染者を追い切れていない可能性が高いです)

全国の重症者数も過去最高を更新、

医療環境はもうしばらく逼迫した状態が続きます、

が、東京はピークアウトの兆しあり、周辺3県もピークを過ぎたか?

中京圏の感染爆発はピークに、

関西圏はまだ危険水域ですが、やや拡大鈍化傾向、

モデルナワクチンで異物混入、

病床増加への施策、新治療法、

9月12日までの緊急事態宣言、延長か?解除か?

対COVID-19戦略の新たなフェーズへ、

病床増加への試み、新治療法、

◆陽性率は16.8%、やや減少も高いレベルなのでなんとも云えません

先週の陽性率は16.8%とまだまだ高いレベル

先々週の18.3%からはやや低下しましたが、これが減少傾向の兆しかというと、

これはまだなんとも云えない、ということになります、

WHOが昨年示した数値なので、現状で有効な指標かどうか判然としないのですが、

一応、“陽性率が12%以上だと、検査数が十分ではない可能性がある”という目安で考えると。

18.3%と16.6%の差は余り意味が無い、ということになります、

検査が感染拡大に追いついていない状況、

実際にはもっとたくさんの感染者がいる可能性がある危険ゾーンです、

実際、1週間の新規感染者数は過去最高の15万6931人

7月最終週(~8月1日まで)の6万1157人の倍以上、

6月最終週(~6月27日まで)の1万457人の15倍!!

8月は完全な感染爆発でした、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
(厚労省HP日報から算出)

◆東京と周辺3県はピークアウトの様相、油断しないでこのままいきましょう

すべての都道府県で新規感染者数過去最多を更新した先々週、

そして、先週は東京都でピークアウトの様子が観て取れます

周辺の3県もやや遅れて同様の傾向です、

なぜ減少傾向にあるのか?詳細な要因はまだ誰にも分りません

とにかく、一旦はこのまま感染減少に転じてほしいものです、

◆関西圏はまだまだ危険水域です

大阪府は8月26日に過去最高の2829人の感染者数を記録、

京都府も8月26日に605人で過去最高に、

感染拡大は継続中、まだまだ危険水域、病床も逼迫しています、

でも、少し踊り場にいるような感じです、このまま減少に転じれば良いのですが、

◆中京圏は感染爆発中ですが

先週、急速に感染爆発が起こった愛知・三重・岐阜の3県、

仮想ピークまではまだ差があるので油断出来ませんが、

感染拡大はやや鈍化、仮想ピークまで達する可能性は低くなってきました、

人口比からの予測ピーク(東京都を100として)

東京都 1400万人  5773人(8月13日)
          人口    人口比 予測ピーク これまでのピーク
神奈川県  925万人  66.1 3816人 2878人(8月20日)
千葉県   628万人  44.9 2592人 1778人(8月20日)
埼玉県   735万人  52.5 3031人 2169人(8月19日)
大阪府   884万人  63.1 3643人 2829人(8月26日)
愛知県   753万人  53.8 3106人 2347人(8月27日)
沖縄県   145万人  10.4   600人  809人(8月25日)

沖縄だけが東京の感染レベルを上回り、過去最多も先週8月25日また更新しました、

国内でもっとも危険な状態が続きます、

◆9月12日までの緊急事態宣言・まん延防止措置、解除か?延長か?

先週書きました、

現状の緊急事態宣言・まん延防止措置では効果が無い(薄い)、、、

でも、東京都の感染拡大はピークを迎えたように観えます、

なぜだろう?感染者減少の原因はなんだろう?

感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)が効いたのか?

緊急事態宣言・まん延防止措置の効果か?

ワクチン接種進捗の影響か?

それとも、COVID-19の自制心が働いたのか?

まだ、誰にも分りません、

でも、緊急事態宣言・まん延防止措置は9月12日で解除される可能性があります、

その理由は、、、最後の方で書きます、

◆ワクチン接種、スピードは鈍化も新たなラインも出来て進行中

(首相官邸HPから転載)

(8月15日まで)1029万回
(8月22日まで)840万回、
先週は911万回、ま、だいたいこんな感じでワクチン接種は粛々と進んでいます
※今日の数値は30日までの8日間、首相官邸の発表スケジュールが少し発表が早まりました

高齢者への接種に一定の目処がつき、

接種現場は働き盛りの方、新学期が始まる学生への接種へとシフトしています、

鈍化要因、、、

“接種拒否岩盤層”ファイザー・モデルナ製ワクチンの品薄感

さらにモデルナ製ワクチンの相次ぐ異物混入
※健康被害はないようですが、これでまたワクチン接種拒否岩盤層が増えそうです

プラス要因、、、

先週書いた、アストラゼネカ製のワクチンの国内接種開始、

新学期を迎える学生向けの新しい接種ライン、少々混乱していますが渋谷の予約無し接種の開始、など

ワクチン接種促進のためにあの手この手を動員中です、

パラリンピックが終わる前に始まる新学期、

こうしてみると、人の生活っていろんなイベントで彩られているんだと実感、

平時ならそれ毎にいろんな楽しみや幸せがそこにあるはずなのに、、、

◆強力な変異株とヒトの叡智のせめぎ合い

ワクチンの効果への疑問、3回目接種の可能性、ワクチン効果の継続期間

いろんな不安要素を抱えながら、ヒトの叡智も少しずつ進歩しています、

導入され始めた抗体カクテル療法

先週は「ネーザルハイフロー」という新療法も紹介されていました、

かたや、変異を続けるCOVID-19

デルタ株からの新たな変異も確認されています、その能力は未確認、

COVID-19の狡猾な点、とにかくどんどん変異していきます、

有効な変異(人にとっては有害な変異)かどうかは関係なく、とにかく変異します、

その中で、生存に有利な(人にとっては感染力が強い)株だけが生き残っていきます

ダーウィンの進化論を地でいくCOVID-19の変異、易しい相手ではありません、

◆さて、緊急事態宣言・まん延防止措置は延長?解除?

これまでの感染対応の3本の矢=

① ワクチン
② 感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)
③ 緊急事態宣言(酒類販売抑制)

これだけでは、一時制御不能だったCOVID-19

現状のこの対策でもたらされる(かもしれない)、

『ピークを迎えての自然減少』が一番期待できる感染減少要因になるかもしれません、

と先週書きました、

そして、なにが原因で減少したのか?はハッキリとは分りませんが、

とにかく先週、首都圏では減少に転じています、

『ピークを迎えての自然減少』??

そして迎える9月12日、

緊急事態宣言・まん延防止措置はまたもや延長されるのか?それとも解除されるのか?

独酌酔言的な提案をするなら、、、

緊急事態宣言・まん延防止措置は解除しても良いと考えます、

もちろんいろんな環境が揃えば、という注釈付になりますが、

絶対条件は2つ、

新規感染者数がこのまま減少傾向にあること
病床・医療体制が確保、入院保証されること

この2つが揃うなら、緊急事態宣言・まん延防止措置は解除して、

新たな対COVID-19戦略のフェーズに入るのが良いと考えます、

◆病床数のさらなる確保と医療人員の確保

今、政府や自治体がやるべきことは「病床数の確保」と「医療人員の確保」です、

この辺りの動きとしては、

国の動き:病床確保へ「総力戦」 国と東京都が医療機関に協力要請(8月23日)

国がこういう要請を初めて出しました、初めてとは、、、ちと遅すぎますが、

大阪府の動き:患者を受け入れる1000床規模の臨時医療施設(野戦病院)を整備する考え

これらは逼迫する病床数を確保する動きです、

第4波(2021年5月)を遙かに上回った第5波(2021年8月)ですが、

逼迫しているとはいえ、第4波の悲劇的な状況までには至っていません

これは各自治体のこの間の努力が結実していると評価します、

しかし、まだ充分ではない、

今でも自宅療養や施設療養で亡くなる方もおられます、

緊急事態宣言・まん延防止措置を解除した場合に供えた、さらなる病床数・医療人員の確保が絶対必要です、

東京都の2021年1月頃からの新規感染者数と、同時期の死亡者のグラフを並べてみましょう、

第5波の新規感染者が如何に多いかがよく分りますが、

しかし、死者の数は2月の第3波の方がずっと多いのです、

これは病床数確保、医療現場の治療ノウハウの確立、ワクチンによる重症化リスクの排除などのある程度の成果です、

度重なる緊急事態宣言・まん延防止措置の発出で国民のストレスはもう爆発寸前です、

飲食業界は瀕死の状況、

そんな中で効果がハッキリしない緊急事態宣言・まん延防止措置を連発するのにはどうも賛成できません、
(個人的にも、そろそろ外で吞みたいという欲求があります)

ここは国もCOVID-19戦略を大きく変更、

対COVID-19戦略のメインストリームを酒類販売規制から医療体制の格段の充実に舵を切るべきと考えます、

その上で、基本感染拡大防止策(マスク・手指消毒・3密回避)の継続、ワクチン接種促進を進めるのが得策と考えます、

先週掲載の解除の目安です、

新規感染者が増えても、それをしっかり受け止める医療体制があるなら、緊急事態ではないという考え方、

これが今、政府が取り組むべき喫緊の、そして最大唯一の突破口だと考えます、

賛否あると思いうので、与野党でここの議論をしっかりすべき時期です、

菅さん、明るい希望の光は未だ見えていません、

それを見せるのが菅さん、貴方の仕事です、

そのためには国を挙げての医療体制の格段の充実、今までの枠組みにとらわれない新たな仕組み作りが貴方の仕事です、

仕事なんだからやりきってもらわないと困ります、

緊急事態宣言・まん延防止措置の解除か延長を決めるのは約10日後

さあ、この10日間、政府の方々は働きに働いてください、

上手くいけば、年末には少しの休暇が取れるかもしれません、

◆マスクを外せる日は

最後に一応ルーティーンなので、いつマスクを外せるのか?数式を掲載しておきます

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月30日までの総接種回数約1億2742万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-1億2742万回接種済)÷1日100万回接種=73日

今日(8月30日)から73日後は、、、2021年11月10日です、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事93~全国の陽性率は続伸18.3%!地域・年代を横断して感染爆発、医療崩壊の状態、しかし東京のピークは見えた?対COVID-19戦略は新たなフェーズに?

2021年08月24日 | コロナウイルス2020

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率が続伸18.3%!!

なんと、、、アタマがクラクラする数字です、

自宅療養者の死亡、妊婦感染による新生児死亡もでています、もう医療崩壊といってよい状態です、

東京から首都圏、大阪、そして愛知など全国的に感染爆発

しかし、東京都のピークが見えたかもしれません、

ワクチン接種は進めど、デルタ株のパワーに追いつけないか、、、

対COVID-19戦略は新たなフェーズに入ろうとしています、

◆陽性率はなんと18.3%に

先々週の陽性率16.6%も驚きでしたが、先週は18.3%とさらに続伸

検査数も増えてはいますが、それを上回る新規感染者数という状態は先々週と同じ、

つまりは先週もPCR検査が追いついていない、陽性者が他にもいる可能性が高いです、

2020年春頃に云われていた、「他にも感染者が市中にいるのではないか?」という杞憂が現実となっています、

市中感染も起こっている可能性が高いです、

こうなると従来の『クラスター周辺の濃厚接触者を洗い出して隔離していく』という感染防止策は効力を失っていきます、

2週間ほど前に小池さんがおっしゃっていましたが、もはや『制御不能』という言葉が当てはまる状況です、

もう誰もが、自分自身で自らを守らないといけない状況です、


                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日   16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日   18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
(厚労省HP日報から算出)

◆地理・年代を横断して全国で感染爆発が起こっています

昨日23日(月)、神奈川県の新規感染者数(2579人)が東京都の新規感染者数(2447人)を上回りました、

現状を象徴する数字の一つです、

感染拡大は首都圏から周辺県へ、そして先週は全国に広がっています

すべての県で先週、新規感染者数過去最多を更新したと思われます、

それでもまだ東京の感染レベルへ拡大する可能性があります、

東京のピークを神奈川にあてはめると、神奈川県の新たな仮想ピークは3816人、

まだまだ差はありますが、これは余裕ではなく、感染拡大の可能性です、

神奈川ではまだ感染者が増える可能性がある、と観るべきです、

千葉・埼玉も同様、

大阪も同様です、

仮想ピークまではまだまだ差があります、感染拡大が続く可能性があります、

全国的に危険な状態が今週も続きます、

ちなみに主な府県の予測ピークはこんな感じ、

人口比からの予測ピーク(東京都を100として)

東京都  1400万人 5773人(8月13日)
          人口   人口比 予測ピーク これまでのピーク
神奈川県 925万人  66.1 3816人 2878人(8月20日)
千葉県  628万人  44.9 2592人 1778人(8月20日)
埼玉県    735万人  52.5  3031人 2169人(8月19日)
大阪府    884万人  63.1  3643人 2586人(8月20日)
沖縄県    145万人  10.4    600人  768人(8月19日)
※沖縄だけが東京の感染レベルを上回っています、もっとも危険な状態です

◆緊急事態宣言・まん延防止措置の延長と拡大も、効果は期待薄、

この壊滅的な状況を受けて、政府は緊急事態宣言・まん延防止措置を延長・地域拡大しましたが、

度重なった緊急事態宣言に多くの効力は期待できないのが現状です、

さらに愛知・岐阜・三重・北海道を追加検討中

それでも決め手にはならない、

さらに25日からはパラリンピックも開幕、

丸川さんは『五輪と感染拡大に因果関係はない』などと惚けた発言をされていましたが、

パラリンピックが始まると、やはり国民の気が緩みます、

それは仕方ない、あの高揚感は止められません

またもや感染拡大が一気に進むのか?

◆しかし、東京都の感染ピークが見えてきたかもしれません

昨日23日(月)の東京都の感染者数(2447人)と、久しぶりに前週同曜日(2962人)を下回りました、

7日間平均の折れ線グラフも、この数日は平行移動しているように見えます、

もちろん、今週の動向次第ですが、

うまくすると、まずは感染先行エリアの東京都が減少傾向に転じるかもしれません、

これまでのクラスター対策がすでに機能しなくなってきて、

マンネリ緊急事態宣言も効果薄、

さらにパラリンピックも開幕、とネガティブ要素が並びますが、、、

もうこれは、ピークを迎えて自然減少に転じることを祈るのみか、、、と先週書きましたが、

ひょっとすると今週から東京都が自然減少に転じるかもしれません、

◆感染拡大防止の切り札?ワクチン接種スピードは鈍化傾向

8月22日(月)までのワクチン接種状況はこんな感じ、

1週間接種数は伸び悩み????


(首相官邸HPから転載)

先週の接種増加回数は840万回、
先々週の増加回数が1029万回、

接種スピードは鈍化しています、

鈍化の原因は、高齢者への接種に一定の目処が付き、接種現場は働き盛りの方への接種へ移行していますが、

“接種拒否岩盤層”に突き当たっているので、どうしても摂取の効率が上がらないのが1つ、

もう1つの理由は、これまでのファイザー、モデルナ製ワクチンの供給にやや品薄感があるようです、

そこで政府は、承認はしているもののこれまで海外支援などへ振り向けていたアストラゼネカ製のワクチンの国内接種も開始しました、

希に血栓ができる可能性があるワクチンですが、まず問題は無いと考えます、

菅さんが切り札と仰っているワクチン、1日でも早く1本でも多く打つのが肝要かと考えます、

◆しかし、切り札のポジショニングが危うくなってきている、デルタ株とワクチン効果のせめぎ合い、

ワクチンの効果とは、

COVID-19感染時に(ワクチン接種後も感染はします)、

発症を抑えたり重症化を防ぐ効果がある、これがワクチン効果です、

でも、ワクチン2回接種でも重症化例や死亡例が国内外で報告されるようになってきました、

これは、根源的なワクチン効果議論(フェイクがほとんどですが)の他に、

デルタ株の実力とワクチンの効果期間(抗体保持期間)という2つの要因が絡み合っていると考えられます、

予想以上に手強いデルタ株(その後のラムダ株も)、

世界でワクチンを打ち始めて早くも9カ月くらいが経った今、ワクチンの効果期限も気になり始めます、

そのため、米国などでは3回目接種(ブースター接種)も行われるようになっています、

国内でも医療関係者を中心に3回目の接種の必要性が議論されています、

個人的にはワクチン効果期限を過ぎれば再度の接種が必要なのは理解できますが、
(インフルエンザワクチンのように毎年接種とか)

3回目の接種というのは?どうなんだろう?今後の議論を見守ります、

いたちごっこのようなCOVID-19とワクチンのせめぎ合いです、

◆現状の3本の矢では制御不能、ならば、、、

現状の感染対応の3本の矢=

① ワクチン
② 感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)
③ 緊急事態宣言(酒類販売抑制)

これだけでは、もはや制御不能なCOVID-19、ならば、、、

現状の対策でもたらされる『ピークを迎えての自然現象』が一番期待できる感染減少要因になるかもしれません、

では、いつ自然現象に転じるのか?

東京にその兆候(わずかな希望の光)が見えていますが、いつ自然現象に転じるのかは誰にも分りません、

やはり祈るのみか、、、

いや、それならばそれで、やるべき事があります

◆抑制不能なら万全な医療体制確保が必要条件になります

すでに制御出来ないCOVID-19の感染拡大、収束を『自然減少』に頼るとしたら、

政府や自治体がやるべきことは、

自然現象に転じるまでの新規感染者をしっかりサポートできる医療体制を構築、国民の生命を守りきることです、

そのために必要な医療体制には様々なパラメーターがあると思いますが、

もっとも必要なのは病床確保と入院患者をサポートする人とモノです、

重症者用病床に限らず、症状の程度に関わらず感染者全員が入院・療養できる体制

軽症者や自宅療養者の急変に確実に対応できる体制を作ることです、

これまでの3本の矢ではCOVID-19の感染拡大を制御ができないのですから、

感染ピークを越えて減少に転じるまで、感染者すべてを守り抜く医療体制の構築が国の現状最大のミッションです、

菅さんは何度も仰っています、

『出来ることはすべてやる』、

今、その出来ることをすべて医療体制構築に注ぐべきです、

持久戦、ウイズコロナ、共存

今後の戦略のキーワードを見ても、国内の医療体制の刷新が絶対的に必要であることは明らかです、

◆COVID-19戦略は新たなフェーズへ、

緊急事態宣言解除の目安から新規感染者数を外す!?

政府の方針を聞いて、なに!!と思われた方も多いでしょう、

新規感染者数を緊急事態宣言解除の目安から外す!?そんなアホな!

という声も聞こえてきそうです、

が、個人的には、もはやここまで来た以上、これはこれでやむを得ないという感じで受け止めています

現状、感染拡大を制御することができない以上、感染者がどんどん増えることは認めてしまう

では、何をもって緊急事態宣言を解除するのか?

医療体制と感染者数の関係で判断する、ということになりそうです、

つまり、感染者全員を救える医療体制があるのであれば緊急事態ではない、という考え方です、

これはこれで正しい、

制御できないのに『制御しましょう!』と無為無策の掛け声を発していても感染拡大は終わりません、

飲食業界の規制もこれだけ続くと再生が難しくなるかもしれない、

効果の無い緊急事態宣言に国民のストレスはピークに達しています

『もう、うんざり』という厭戦気分が蔓延すると、そちらの方が怖い、

ならば、ある程度の新規感染者数増加を容認しながら、命を救う医療体制を作る

これが持久戦、ウイズコロナ、共存戦略に繋がっていくのでしょう、

国内の対COVID-19戦略は次のフェーズに入っていくかもしれません、

英国の場合、デルタ株感染拡大中の7月に規制緩和に踏み切っています、

いよいよ、日本も持久戦・ウイズコロナ・共存戦略です、

個人的にはこれしか選択肢はない、という感触です、

もう、緊急事態宣言の繰り返しの発出は政策としては説得力がありません

そのためにも医療体制の確立は必須です、

菅さん、9月は自民党総裁選も大変でしょうが、

ぜひ医療体制強化を抜本的に見直してくださいませ、

よろしくお願いします、

◆マスクを外せる日

最後に一応ルーティーンなので、いつマスクを外せるのか?数式を掲載しておきます

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月15日までの総接種回数約1億991万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-1億1831万回接種済)÷1日100万回接種=82日

今日から82日後は、、、2021年11月11日です、

希望的観測です、、、

いや、ホントに希望的観測です、

ワクチン人口の80%接種でCOVID-19感染拡大が終わるのか、、、

なにか、到底無理なような気がしています


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事92~全国の陽性率はなんと16.6%!市中感染、制御不能な状態へ、ワクチンも無力化!?ラムダ株の脅威、、、

2021年08月17日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事92~全国の陽性率はなんと16.6%!市中感染、制御不能な状態へ、ワクチンも無力化!?ラムダ株の脅威、、、

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率がなんと16.6%に、、、

正直、ここまで上がるとは予想出来ませんでした、

東京都の新規感染者、減る兆候が見えない状態、

知事曰く、すでに制御不能、、、市中感染も始まっているかも、

自宅療養の限界も露呈、

緊急事態宣言延長・拡大へ、しかし効果はあるのか?

強力なデルタ株の勢力は治まらず、

さらに次のラムダ株は一段と脅威に、

そんな中、パラリンピックが始まります、

◆陽性率はついに16.6%に

先週の陽性率16.6%は驚きの数値です、

検査数も増えてはいますが、それを上回る新規感染者数、

この陽性率は、もはや、PCR検査も追いつかない状態であることを示しています、

検査の網に掛かっていない陽性者が他にもいる可能性が高いです、

2020年春頃に云われていた、「他にも感染者が市中にいるのではないか?」という杞憂が現実となっています、

ワクチン接種の進行も、

基本的感染防止対策(マスク着用・3密回避・手指の消毒)も、

酒類販売抑制も、、、

デルタ株には敵わない状況です、

先月、大阪の阪神百貨店地下食料品売場でクラスターが発生

8月20日まで休業中、今週から営業再開!という矢先に、

今度は阪急百貨店でもクラスターが発生

こちらも地下食料品売場の従業員が感染しています、

食料品売り場はデパートの中では最も密な空間、

そこでのクラスター発生は現状の感染蔓延を示す鏡です、

保健所の調査でも、感染経路はいずれも判明せず

市中感染=地下食料品売場を訪れた無意識の感染者が感染源である可能性があります

いままで消毒・マスク着用・3密回避で防いでこられた市中感染

どうやら現実のものになりつつあります、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414   19742人  
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人 
(厚労省HP日報から算出)

◆首都圏の感染拡大は収まらず拡大継続

8月5日には1日@5042人とピークを打ちました、

これをピークに減少に転じるか?という淡い期待も届かずさらに拡大、

8月13日には5773人とピークをさらに更新


いったいどこまで拡大するのか、もはや予測不能です

とりあえず、この5773人がピークであることを祈ります、

連日、過去最高を記録している首都圏の各県、

東京のピークを神奈川にあてはめると、神奈川県の新たな仮想ピークは3816人、

まだまだ差はありますが、これは余裕ではなく、可能性です、

市中感染が起こると、神奈川も爆発的に感染者が増える可能性がある、と観るべきです、

首都圏はとっても危険な状態が今週も続きます、

ちなみに主な府県の予測ピークはこんな感じ、

人口比からの予測ピーク(東京都を100として)

東京都  1400万人     5773人(8月13日)
          人口   人口比 予測ピーク これまでのピーク
神奈川県 925万人  66.1 3816人 2584人
千葉県  628万人  44.9 2592人 1609人
埼玉県    735万人  52.5  3031人 1800人
大阪府    884万人  63.1  3643人 1828人
沖縄県    145万人  10.4    600人  752人

沖縄はすでに予測ピークを越える状態、

他の府県も予測ピークまでは増える可能性が十分にあるということです、

◆緊急事態宣言・まん延防止措置の延長と拡大も、効果は期待薄、

この壊滅的な状況を受けて、政府は緊急事態宣言・まん延防止措置の延長と拡大を検討、

間違いなく延長拡大されるでしょう、

しかし、8月からの緊急事態宣言下では(五輪開催があったとは云え)感染拡大を押さえ込むことは出来ませんでした

同じ手法の繰り返しでは、おそらくデルタ株には敵わない、

宣言措置を延長拡大しても、その効果は余り期待できません

自然ピークを迎えて減少に転じることを祈るのみか、、、

◆ワクチン接種はそれなりに進んではいますが、、、

8月15日(月)までのワクチン接種状況はこんな感じ、

(首相官邸HPから転載)

高齢者への接種はほぼ目標値に達しています

これからは働き盛りの20代~50代の方々への接種推進が課題、

この1週間の接種総回数は1026万回

発表期日のズレがあるので実際には10日間の数字

それでも1日@100万回接種が実現できています、

それなりの評価が出来ます、が、、、

現状の幹線対応の3本の矢

① ワクチン
② 感染予防基本動作(マスク・消毒・3密回避)
③ 酒類販売抑制

この3本ではデルタ株を押さえ込むことは出来ないのかもしれません、

なにか、第4の矢があれば良いのですが、、、

◆接種スピードとマスクを外せる日

いつマスクを外せるのか?

あまり変り映えはしませんが、今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月15日までの総接種回数約1億991万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-1億991万回接種済)÷1日100万回接種=91日

今日から91日後は、、、2021年11月14日です、

希望的観測ですが、、、

2022年念頭にマスク着用解除!!なんていうニュースが流れるかもしれません、

◆ところが、、、さらに強力なラムダ株も上陸!

まだ実力の詳細は不明ですが、南米由来のラムダ株も日本にすでに上陸しています、

実は7月20日にペルーから帰国した女性がラムダ株に感染していることを厚労省は把握していたのですが、

その発表がなされたのが8月6日、

意図的に五輪開催中の発表を避けて厚労省が隠蔽したのではないかと、各メディアが書いています

また出た!!忖度

ま、こういうつまらないテーマはここではスルー、

ホント日本の官僚は菅さんに牛耳られているようです、

映画『パンケーキを毒味する』でも、その辺りのことが分りやすく描かれていました、

しかし、ラムダ株の脅威はしっかりと認識しなければなりません

ラムダ株はデルタ株よりさらに感染力が強力で、重症化リスクも高く

さらに、未確認ながら『ワクチン無力化』の傾向もあるとか、、、

なんと、、、

3本の矢の中でもっとも日本政府が期待を掛けているワクチンをも無力化する!?

ラムダ株が国内で蔓延すると、上記の“マスクの外せる日”が来るのが確実に先延ばしになります、

しかし、有効な感染抑制手段を持たない日本

日本では出来ないと云われている都市封鎖・ロックダウンに向けての法整備も視野に入れないといけないのかもしれません、

そんな中、今度はパラリンピックが始まります、

◆病床不足の問題、今、やらなければならないのはさらなる病床の確保です、

コロナ病床不足から、場当たり的対応として行なわれている症状による入院規制、

大阪府もやんわりとはですが入院規制(入院基準の見直し)に入りました、

この件について云いたいことは先週書きました、

項目のみ再掲、

① これは政治判断です
この入院を重症患者に絞るという判断は、医学的科学的見地から下された判断ではありません、

② なぜ病床が逼迫しているのか?という問題の本質に誰も答えていない
昨年から問題視されているこの現象に、
政府も官僚も医師会も自治体も、明確に答えている所はありません、
☆一般治療との物理的な棲み分けが困難な小規模病院が多い
☆これまでの厚労省によるベッド数削減政策の影響
(保険支出削減、病院の療養施設化防止=これはこれで正しいのだが)
☆パンデミック対応を統括する組織がない日本の体制

こちらの気でも少し触れられていますが、解決方法までは示されていません、

③ 自宅療養の実態は?
本当に本人や家族、少しの医療支援で実現できるのか?甚だ疑問です、

④ 自宅で重症化した場合の支援システムが日本にはない!
自宅療養の患者が重症化した場合の医療支援システムが日本にはないということです、

現実に自宅療養中の軽症者の病状急変で、死亡される例が散見(7月以降の数字)されます、

軽症・中等症の患者の容態が急激に悪化することがあるのはコロナの特徴の一つです、

急激な重症化、これに対応する(迅速な入院)一元的なシステムが日本にはありません

現実は保健所やかかりつけ医が個別に患者の容態を観察し、入院要請するしかないのです、

しかし、これだけ感染者が増えてしまうと、

すべての自宅療養者に観察・速効対応の目が行き届くとは思えない

菅さんは何度も『出来ることは何でもやる』と仰っています、

今こそ、病床の飛躍的な増床が必要です、

よく分りませんが、まだ出来ることはあるのではないでしょうか?

前述の映画『パンケーキを毒味する』を観て、菅さんの人となりを少し垣間見ました、

なかなかの実力の持ち主のようです、

政界を生き抜く手腕もあるようです、

そして(当りは柔らかいが)強面で非情な一面もある、、、

それでも期待します、

今こそ、病床を一気に増やすことが出来る政策を打ち出してください

それが出来るなら、ワタシもパンケーキは食べることにします


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事91~全国の陽性率は14.1%!完全な感染爆発、五輪開催中に東京都1日@5000人超!中等症では入院できない!?

2021年08月10日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事91~全国の陽性率は14.1%!完全な感染爆発です、五輪開催中に東京都1日@5000人超!中等症では入院できない!?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率が14.1%、、、もちろん過去最悪の数字です、

五輪開催中の東京都の1日@新規感染者数はついに5000人超

8月2日(月)緊急事態宣言発出も五輪ムードが押し切ったカタチ、

国内ワクチン接種は1億回に迫るも、

強力なデルタ株の勢力は治まらず、ラムダ株も登場、

政府は中等症患者を自宅療養にすると発表!!あら~、、、

2週間後にはパラリンピックが始まります、

◆陽性率はついに14.1%に

2020年春頃、WHOはたしか『陽性率が12%を越えると、その検査結果は必ずしも充分とは云えない』という意味のコメントを出しています、

陽性率が高いと、その結果は全体像を正確に示していない

検査の網に掛かっていない陽性者が他にもいる

という状態かもしれないと云うことです、

先々週の日本はこの状態の一歩手前でしたが、、、

先週はついに陽性率14.1%、

もうどれだけの人が感染しているのか?正確には分らない

市中感染も拡がっていく、、、そんな状態に入ってしまいました、

先週は検査数も少し増えていますが、陽性者は1.5倍に、もうこれは止められません、

単日ですが、8月9日(月祝)の陽性率はなんと33%!!

検査した人の3人に1人が陽性でした、、、

ワクチン接種の進行も、

基本的感染防止対策(マスク着用・3密回避・手指の消毒)も、

酒類販売抑制も、、、

デルタ株には敵わなかったカタチです、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414  19742人  
7月25日    7.0%     386623  27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346  61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%  646433 90958人 ※五輪閉幕
(厚労省HP日報から算出)

◆画に描いたような展開、東京の新規感染者は五輪に合わせて急拡大

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した東京の感染ピークは1日@1953人、

東京はこの予想ピークを軽々と越えて異次元へ、

8月5日には1日@5042人とピークを打ちました、

さらに今週はこれを越える可能性があります、

そろそろ減少に向かって欲しいという気持ちで一杯ですが、

五輪開催の心理的影響を考えると、残念ながら少なくとも今週も増え続けると考えます、

東京のピークを神奈川にあてはめると、仮想ピークは3326人、

まだまだ差がありますが、これは危険です、

神奈川も爆発的に増える可能性がある、と観るべきです、

首都圏はとっても危険な状態が続きます、

大阪は第4波レベルですが、これも一気に増えるかもしれない、

近隣の兵庫や京都、滋賀も過去最高を更新していますので危険な状態です、

◆ここまで拡大した要因は?

文字通り、最悪のタイミングです、

先週と同じ内容ですが再掲、

強力なデルタ株!(感染力、重症化率とも心配) ⇒

五輪開催(無観客も気の緩みは否めない) ⇒

それによる20~50代の気の緩み(若い人たちも重症化しています!) ⇒

そして、その年代で遅れたワクチン接種
(もちろん高齢者からの接種は正しかったけど、、、)

強力な敵が出現したのに、防御姿勢が甘くなる気分高揚の五輪観戦、

長い不自由な生活に不満が溜まっていた働き盛り層の気が緩みました、

この3週間の東京都の年代別感染者割合、

先々週の東京の年代別感染比率、

先週の同じグラフ、

そして、今週のグラフ、

7月~8月の感染者の年代構成はほぼ固まりましたね、

20代~50代、働き盛りの方が感染のメイン

ワクチン接種が進行、感染回避志向が強い60代以上の感染がこれだけ少ないのが驚きです、

◆ワクチン接種、高齢者は5936万回

8月2日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5936万回(前週約5740万回)、

1週間の高齢者接種回数は約196万回(前週399万回、前々週390万回)、

高齢者に限った2回完了が80%となりました、

高齢者への対応は目標達成と云っても良いでしょう、

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
8月2日    約5740万回 399万回
8月9日    約5936万回 196万回 ※ここは4日間の数字、連休の影響?のんびりしています
(首相官邸HP発表数字)

◆全世代での接収数は9965万回

国内での総接種回数は約9965万回
(連休のためか、今日10日現在でも8月5日までの集計しか発表されていません)

2回接種完了者は約4156万人、全国民の32.7%に達しています、

ワクチン接種が進んで感染拡大に歯止めがかかると期待されていますが、

現状は真逆の感染拡大中、

20代~50代のワクチン接種が急がれますが、これがなかなか進まない、

総ワクチン量の問題というよりは、ワクチン接種忌避者への対応が課題かと考えます、

海外(米国やフランス)ではいろんなカタチで(限定的なシチュエーションで)ワクチン接種の義務化が試みられていますが、反対も多い、

もちろんワクチン接種は国民の権利であり、義務ではありません

日本でも強制はされていません、

しかし、ワクチン接種忌避者の中にはデマやフェイクニュースを盲信している方も少なくありません、

これは残念、

こういうパニックの時には必ずデマが発生します、残念です、

正しい情報を見分けるチカラ

ワクチン接種にかかわらず、これからの複雑な世界を正しく生きていくのに必要なチカラです、

◆接種スピードとマスクを外せる日

いつマスクを外せるのか?

あまり変り映えはしませんが、今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月8日までの総接種回数約9965万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-9965万回接種済)÷1日100万回接種=101日

今日から101日後は、、、2021年11月17日です、

希望的観測ですが、、、

2022年念頭にマスク着用解除!!なんていうニュースが流れるかもしれません、

◆でも、不安要素も

そんな希望的観測の前に立ちはだかるのがデルタ株です、

そのパワーはこんな感じ、

これも先週の再掲ですが、ワクチン接種がある程度進んだ国でも、再拡大が始まっています、

米東部の集団感染 4分の3はワクチン接種済 重症化例は少なく』、

ワクチン接種で重症化は防げるものの、感染自体は拡大するということです、

ワクチンの理屈ではそういうことなので正しいニュースです、

さらにデルタ株の後釜、ペルーで最初に確認され南米で拡がりつつある“ラムダ株”も発生しています、

ラムダ株の詳細は未だ不明ですが、、、

いやはや、COVID-19との闘いは持久戦になりそうです、

◆感染急拡大の中、入院できない中等症患者!?

8月に入って政府はコロナ患者の入院処置対応についての方針転換を発表

軽症・中等症患者は原則自宅療養を打ち出しましたが、

野党はもちろん自治体、公明党や与党内からも反発が続出(そりゃそうでしょう)

一旦は強気に出た菅さんでしたが、世論に押されるカタチで再度方針転換、

中等症でも原則入院、軽症でも状況により入院と事実上の方針撤回となりました、

この経緯はどのメディアでもたくさん報道されているので、深追いはしませんが、

以下の4点を書いておきたいです、

① これは政治判断です

 この入院を重症患者に絞るという判断は、医学的科学的見地から下された判断ではありません

病床の逼迫という社会的事象に対して、官僚が発案し、政治家が決定を下した事案です、

つまり、菅さんの責任でこの施策を実施すると明言したわけです、

これだけでも、政治家としての技量・度量を疑うのに充分です、

ベッドが足らないから『重症の方を重点的に』というのは官僚の都合の良い考え方です、

実質は中等症以下の患者の方を切り捨てる、という事実が残ります

そこのところを菅さんは見誤った、、、残念な方です、

② なぜ病床が逼迫しているのか?という問題の本質に誰も答えていない

そもそも、なぜベッド数が足らないのか?

日本は1人当りのベッド数がダントツに多い国です、

コロナ患者の数も海外諸国に比べると、まだまだ少ない、

この状況でベッド数が逼迫するのはなぜなのか

昨年から問題視されているこの現象に、

政府も官僚も医師会も自治体も、明確に答えている所はありません

実はワタシも正確には分っていません、

今まで語られてきたのは、

一般治療との物理的な棲み分けが困難な小規模病院が多い
これまでの厚労省によるベッド数削減政策の影響
(保険支出削減、病院の療養施設化防止=これはこれで正しいのだが)
パンデミック対応を統括する組織がない日本の体制

他にも原因があるかもしれません、

どなたか、ここのところを解説して欲しいです、

できれば、統合的な解決政策を提案して欲しいです、
(今は自治体の努力でベッド数を増やしている)

③ 自宅療養の実態は?

一言で自宅療養と云っても、中等症患者となると寝ているだけでは治りません

薬の投与も必要だし、状況に寄れば診断機器や治療機器を使用しなければなりません、

これが本当に本人や家族、少しの医療支援で実現できるのか?

甚だ疑問です、

この自宅での医療支援システムを確立せずに、いきなり自宅療養というのは無茶というものです、

④ 自宅で重症化した場合の救済システムが日本にはない!

そして、もっとも危険なのがこの問題、

自宅療養の患者が重症化した場合の医療支援システムが日本にはないということです、

中等症の患者の容態が急激に悪化することがあるのはコロナの特徴の一つです、

急激な重症化、これに対応する(迅速な入院)一元的なシステムが日本にはありません、

現実は保健所やかかりつけ医が個別に患者の容態を観察し、入院要請するしかないのです、

これだけ感染者が増えてしまうと、すべての自宅療養者に観察・速効対応の目がいきとどくのか?

結果は目に見えています、

第4波の大阪や兵庫では多数の方が入院できずに亡くなっています

もちろん、根源的な問題はベッド数不足ですが、

それでも、自宅療養者がいる以上、重症化時の支援システムをしっかり作り上げるのが国と行政の責任です、

菅さんがいつも犯す間違いですが、

一見、正論に思える名文だけを淡々と発表して、

その裏・下層に潜む根源的な問題にまともに答弁しない姿勢が不信感を生んでいます、

今回はさすがに与野党共に、『中等症患者=自宅療養』にダメ出ししました、

当たり前と云えばそれまでですが、、、

こういうことさえ、なんとなくスルーしてしまう政権が出来上がってしまうこともあり得ます、

いつも反対反対だけの野党と批判されようが、

やはり、アカンことはアカン!!と叫んでください、

さて、2週間後にパラリンピックが始まります、

またもや、9月も緊急事態宣言延長!?となりそうな雲行きです、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事90~全国の陽性率は感染爆発級の10.5%!東京都1日@最大4058人!猛威を振るうデルタ株、ワクチン接種後も感染!!

2021年08月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事90~全国の陽性率は感染爆発級の10.5%!東京都1日@最大4058人!猛威を振るうデルタ株、ワクチン接種後も感染!!

【今週のまとめ】

全国の陽性率が10.5%に!!

これは過去最大値です、感染爆発と云っても良い状況です、

東京都の1日@新規感染者数は最大4058人、これも過去最高値です、

8月2日(月)よりまたもやの緊急事態宣言発出も、もはや決定的な効力は期待できません、

前週同曜日比や緊急事態宣言解除の目安数値は現状では意味が無くなったのでお休みします、

ここまでに至った原因は?

強力なデルタ株、五輪開催、それによる~50代の気の緩み、そしてその年代で遅れてたワクチン接種、

まさに負の連鎖がここでマックスになっています、

そして、、、ワクチン接種後も再流行する!?

◆陽性率は10.5%に、先週の陽性率7.0%から一気にレッドゾーンへ入りました

2020年初春、WHOはたしか『陽性率が12%以内なら検査数は充分である』といった主旨のコメントを出していました、

逆に云うと『陽性率が12%を越えると、その検査結果は必ずしも充分とは云えない』

検査の網に掛かっていない陽性者が他にもいるかもしれない、という状態かもしれないと云うことです、

先週の日本はこの状態の一歩手前、

検査数も大幅増(約1.5倍)でしたが、陽性者は2倍以上に、

これは、感染拡大に検査が追いついていない可能性があります、

2020年春頃によく云われた『市中には感染者がうじゃうじゃいるのでは?』という心配、

これは杞憂、実際の2020年はそんなことはなく、しっかりと陽性者を捕まえていたと考えますが、

2021年8月は、そんな恐怖感が生み出す人々の杞憂・疑心暗鬼が現実のものになるかもしれません、

このままでは検査数が感染拡大に追いつかない状態もあり得ます、

さて、これまで同様の飲食店での酒類販売規制の実効性は担保されるのか?

この感染拡大はホントに抑制できるのか?どうだろうか?

基本的な感染抑制習慣=マスク着用・3密回避・手指の消毒の励行精度は高いと思われる日本、

個人的にはそこが最後の希望の光のように感じます、

 

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414  19742人  
7月25日    7.0%     386623  27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346  61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数が予想ピークを軽く越えていきました

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した感染ピーク(1日@10万人当り14人程度)、

東京都に当てはめると、1日@1953人と予測していましたが、

今の東京はその予想ピークを軽々と越えて異次元の感染状況に突入しました、

1日@4000人超はイメージ出来ませんでした、

今後の焦点はこの過去最大第5波のピークがどのくらいの高さで、どのくらい続くのか?です、

これはなんとも云えないですが、

いったんは7月31日の4058人がピークと考えたいです、

これでも第4波の2倍の勢力

これからも増加が続き1日@5000人台となると、8月末の緊急事態宣言解除も難しくなります、

9月も巣ごもり、、、これは避けたい、

◆ここまで拡大した要因は?

文字通り、最悪のタイミングです、負の連鎖が始まりました、

強力なデルタ株!(感染力、重症化率とも心配) ⇒

五輪開催(無観客も気の緩みは否めない) ⇒

それによる20~50代の気の緩み(若い人たちも重症化しています!) ⇒

そして、その年代で遅れたワクチン接種(もちろん高齢者からの接種は正しかったけど、、、)

強力な敵が出現したのに、防御姿勢が甘くなる気分高揚の五輪観

長い不自由な生活に不満が溜まっていた働き盛り層の気が緩みました、

ワクチン接種もスピードダウン、働き盛り層を直撃!

先週と先々週の東京都年代別感染者割合も見てもそれは歴然、

先々週の東京の年代別感染比率、

先週の同じグラフ、

20代、30代が増加中、まさしく最大級の負の連鎖です、

仕込もうと考えても、この連鎖は仕込めません、なんとも不運というか、、、

◆今後のピークは?

神奈川県の例、

第4波の大阪の状況から予測した感染ピークは越えましたが、

東京はこの2倍のスケールです、

今後の神奈川県の感染がどこまで増えるのか?

まだまだ増えそうです、2500人くらいまで増える可能性があります、

3000人を越えると8月末の緊急事態宣言解除は難しくなります

◆前週同曜日比、解除の目安はお休みします

この2カ月ほど書いてきた前週同曜日比、解除の目安数すが、

現状ではいずれも無意味な数値になっているのでお休みします、

8月末頃にはこの数値を測れるようになっていることを祈ります、

◆高齢者のワクチン接種は5341万回、一定の効果が出ています

8月2日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5740万回(前週約5341万回)程度、

1週間の高齢者接種回数は約399万回(前週390万回、前々週596万回)と接収スピードは横ばい、

高齢者に限った接種率は2回完了が75.8%となりました、

菅さんの公約=7月末までの高齢者全員に接種は出来ませんでしたが、まずまずの成果と評価します、

実際、高齢者の感染者数が減っているのも成果の現れ、これはヨカッタ、

 

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
8月2日    約5740万回 399万回
(首相官邸HP発表数字)

◆全世代での接収数は

高齢者への接種に一応の目処が見えてきた、

第5波の感染者コアも考えると、これからは全世代での接種率を観る必要があります、

現在、国内での総接種回数は約8738万回

2回接種完了者は約3702万人、全国民の29.1%に達しています、

ワクチン接種率の向上が感染拡大抑制に大きく作用する

というのは、今のところ相当確度の高い科学的治験です、
(不安定要素もありますが、、、後述)

今後は一層の接種スピードアップが望まれます、

◆接種スピードの壁

一定の割合でワクチン接種忌避者がおられます、

ワクチン接種は「権利」なので、もちろんそれはそれで結構です、

とくに持病基礎疾患がある方、副反応が脅威の方は接種忌避も無理は無いと思います、

しかし、ワクチン接種に関するデマやフェイクニュースが溢れているのが実情、

一覧ではこんな感じ(8月3日毎日新聞M)

このデマやフェイクニュースが原因で不安になりワクチンは打たない、

フェイクニュースを頭から信じ込んでワクチンは打たない人も少なくありません、

これは残念ですね、ホントに、

一見明らかなフェイクニュースでも尾ひれが付いたり、

親しい友人から伝播されると、その価値は変わるものです、

この感じ、米国のトランプが作り出した選挙不正論とも似た感じ、イヤな感じ、

情報源の偏りはなるべく避けたいですね、

SNS岳の情報に頼ると、うっかりフェイクニュースを拡散してしまうこともあります、

SNS、ネット、新聞、TV、口コミ、情報をバランス良く摂取するのが良いと考えます、

◆接種スピードとマスクを外せる日

いつマスクを外せるのか?

今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

ただし、前提になる接種スピードが上がっていました、

先週まで1日@90万回で計算していましたが、

直近では週に1000万回ほどになっています、

これは計画実行性が高い2回目接種が進んでいる時期の特徴だと思います、

今後は上記のワクチン接種忌避者にも少しでも多く打っていただけるようにするのが政府の仕事です、

今後スピードが鈍るとしても、1日@100万回接種で計算、

さらに、後述のワクチン接種をしても感染拡大が治らない例が海外で出てきているので、

接種目標を全国民の80%(先週までは70%)に設定します

8月2日までの総接種回数約8738万回(前週7772万回・前々週7005万回)、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-8738万回接種済)÷1日100万回接種=113日

今日から113日後は、、、2021年11月22日です、

希望的観測ですが、、、

2022年念頭にマスク着用解除!!なんていうニュースが流れるかもしれません、

◆でも、不安要素も

そんな希望的観測を書いてはいますが、不安なニュースも流れてきています、

『米東部の集団感染 4分の3はワクチン接種済 重症化例は少なく』

ワクチン接種で重症化は防げるものの、感染自体は拡大する、というようなニュースです、

ワクチンの理屈ではそういうことなので正しいニュース、なのですが、

やはり、すこしガッカリします、

『感染再拡大のイスラエル 3回目のワクチン接種始まる』

ワクチン接種先進国のイスラエル、

一時は感染者が1日@一桁までに落ちましたが、

ここに来て再拡大、デルタ株の影響と考えられています、

そこで同種ワクチンの3回目の接種に踏み切りました、

3回目接種の効果については検証中のようですが、、、

やはりCOVID-19との闘いは一筋縄ではいかない、

国内のワクチン接種が進んだとしても、そう簡単にマスクを外せるわけではないかもしれません、

さて、2022年の正月を笑って迎えることはできるか?

いや、その前に笑って2学期のスタートを迎えることができるか?

目の前の喫緊の課題に集中するべき!時か、、、