なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事36~東京型・埼玉型に変異!?ヒトには交差免疫がある!?
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感染拡大は収まりそうにありません、
政府の方針としては、これくらいの感染拡大ならこのままじっと我慢しながら経済活動を維持したい、というところですね、
これは東京都も大阪府も同じ、
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失業率が上がると自殺死が増える、という確固たるデータもあるそうです、
コロナでの死者と経済逼迫での死者、
ヒトの命を天秤に掛ける訳にはいかないので、ホントに難しい問題です、
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市民は、「自分の身は自分で守る」精神で3密を回避するしかないようです、
うむ、、、なんか釈然としませんが、これしかないのか、、、
夜の接客を伴う店へのピンポイント施策にも前向きではないようだしね、
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◆すでに東京型・埼玉型がある!?
さて、先々週に気になったワードが東京型・埼玉型!
(時間が経ってしまいました、恐縮)
東京の感染者が2日連続で記録更新した7月17日に、東京大学先端科学技術研究センターの児玉氏からコロナウイルスは『ゲノム配列の報告を見ると、東京型・埼玉型になってきている』との発言がありました、
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コロナウイルスは他のウイルス同様(インフルエンザウイルスの様に)頻繁に変異を繰り返すことは間違いないです、一説では細かく分類するとすでに5000程のタイプがあるとの話もあります、
したがって、東京型が発生しても不思議ではないのです、
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他に“エピセンター”という言葉も出てきました、
エピセンターについては、こちらで確認してください ⇒
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◆これまでのCOVID-19は大きく3タイプ
これまでのコロナの型は大きく3つありました、
呼び方はいろいろありますが、ここでは3月頃に書かれていた分かりやすい分類に従います、
(コロナウイルスの事⑮4月19日参照)
A型=COVID-19のプロトタイプ、コウモリ宿主の中国雲南省起源
B型=中国武漢で感染爆発を起こしたタイプ、LAへはこのタイプが渡った
C型=武漢から欧州に渡り変異、西洋人に対しての激しい感染力を持っている、NYへもこれが渡った
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日本へはまず2月に武漢からB型が、3月に欧州からC型が上陸、感染拡大したと云われています、
そして、7月に入って感染拡大しているのは、新しい型=東京型・埼玉型ではないか?というのが児玉さんの示唆であります、
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でも、いろいろ調べても東京型・埼玉型(この2つは違うらしいです)については詳しいことはまだよく分からない、
東京型はどんな特徴があるのか?埼玉型はどんな変異をしたのか?、、、とても知りたい!!けど、、、分からない、
ので、ここを追いかけるのは先延ばしにします、情報が入ればまた書きます、
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◆7月の流行は第2波なのか?
今の流行が第何波なのか?
その呼び方自体は重要ではないのですが、ある側面では意味を持つので少し書きます、
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私感としては、6~7月の流行は第1波の余波である、と考えています、第2波ではないと考えています、
理由は以下の3つ、
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1つ目の理由は、春の第1波は完全に終息していなかった、感染者数を観る限り少数ながら燻っていた、と考えているからです、
2つ目の理由は、過去の例(スペイン風邪)でいうと、第2波というのは半年以上経ってから大きな再流行が起こる事を指す、と定義したほうが分かりやすい、秋に再流行が起こった場合に第2波と呼ぶのが良いと考えていました、
3つ目の理由は、ウイルスが変異を起こしていないなら同じ波と考えるべき、秋に再流行した時には変異している可能性が高いと考えていたからです、
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この3つ目の理由が崩れているかもしれない、というのが児玉氏の指摘です、
もし、本当に東京型が現在猛威を振るっているとしたら、、、
これは第2波と呼んでも良いかもしれないと考えるようになりました、
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スペイン風邪が流行した100年前と比べると、ヒトの活動スピードが飛躍的に高まっている21世紀、
COVID-19の変異スピードが予想より早くてもなんの不思議もありません、
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◆7月の流行の特徴、若い年代、無症状、夜の接待、分かりやすい、でも、、、
この7月の流行の特徴、「若い年代が中心」、「無症状者が多い」、「夜の接待を伴う店での感染」、
この3つはなんとなく一貫性があって分かりやすいのですね、ね、
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『若い人が夜の街で感染⇒でも重症化しにくい・無症状の人も多い⇒感染拡大』
ウン、一貫性はあるし、分かりやすいですね、
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でも、実はそれだけではないような気がしています、、、なにかある、、、
不思議の1つは、、、
感染ルート不明者率が多い割に(東京都で57.8%:7月26日移動平均)は、年代間の感染が拡がっていないようにみえる、ということです、
(直近では家庭内感染とかはたしかに拡がって来ていますが)
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ここからは独酌酔言的な妄想です、
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◆やはりある!やはりあった!!東アジアで流行ピークが低い理由
交差免疫、また新しい単語の登場です、
6月から登場していたようですが、ワタシは最近になって認識しました、
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このBlogを書くことにした発端の1つ=なぜ東アジアでの流行ピークは低いのか?
これに対する、1つの明確なエビデンス付きの説明です、
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なんども繰り返し書いてきましたが、またまた再掲、
日本での感染ピークが低い理由(候補)、
日本の特殊事情(最新追加まとめ)
① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
今読んでも、それぞれが何らかの関与をしているように思えます^^)
で、最近になって研究が進んだのが⑥です、
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◆やはり東アジアの人にはコロナの記憶があった
ここで出てくるのが“交差免疫”、詳しくはこちら ⇒
さて、ちょっと難しいので、上手に簡単に書けるかどうか、ガンバって書きます、
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交差免疫とは:
過去のコロナウイルスの仲間に罹った記憶を持っている細胞が体内にあり、今回のコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対して抗体反応を起こすことによって感染を防いでいる
という理屈です、
米国で研究結果が発表されており、エビデンスもあります(論文読めてないですが)、
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もうちょっと噛み砕くと、、、(砕けているのか?^^)
・コロナウイルスの仲間に風邪の原因となるウイルスが4つあるそうです!(知らなかった)
・そのうちの3つに対する交差反応がヒトで確認されました、つまり“コロナファミリー全体”を塊としてヒトの細胞が記憶している可能性が高い、ということらしいです
・4つの風邪コロナウイルスに繰り返し感染してきたことで、その記憶を持つ細胞=「広域交叉反応性メモリーT細胞」を獲得した可能性が高い
・この「広域交叉反応性メモリーT細胞」は世界中の人にあると考えられていますが、地域・国によって過去に流行したコロナウイルスの種類・程度が違うと考えられ、獲得している「広域交叉反応性メモリーT細胞」の性能も違う!
・この「広域交叉反応性メモリーT細胞」の性能が東アジア人は高いのではないか!!
(ここはまだ研究途中)
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つまりですね、
コロナウイルスの仲間(ファミリー)は昔からヒトの傍にいて、ヒトに感染して風邪とかを引き起こしていました、
ヒトの細胞の中にはその記憶があり、コロナウイルスをファミリーとしてとらえて、今回のCOVID-19の侵入に対しても、ある程度抵抗する「広域交叉反応性メモリーT細胞」が存在する(可能性がある)、
さらに、他地域に比べて、東アジアでは昔からコロナファミリーとの付き合いが濃厚なので、「広域交叉反応性メモリーT細胞」の性能も高いかも、、、ということです、
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とても魅力的で嬉しい研究結果です、
より、詳細の分析研究に期待します、
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◆東京型・埼玉型と「広域交叉反応性メモリーT細胞」
で、ここからが今回の独酌酔言的妄想の核心です、
・コロナウイルスは変異しているかもしれない(東京型・埼玉型)
・東京型・埼玉型の特徴は未だ確認できず
・7月の流行は若者中心、夜の街から、無症状者も多い、分かりやすい状況
・でも、感染ルート不明者が多い(=市中感染が広がっている)のに、年代的広がりが思ったより遅い
・ヒトには(とくに東アジア人には)「広域交叉反応性メモリーT細胞」がある可能性が高い
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この状況から出てくる妄想は、、、
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◆(独酌酔言的妄想)東京型・埼玉型は若者に感染しやすく変異したのかもしれない
風邪などの過去のコロナファミリー罹患経験が糧になる「広域交叉反応性メモリーT細胞」、
この「広域交叉反応性メモリーT細胞」の性能は経験豊富な60歳代以上では凄く良いのではないか?
もちろん、発症してしまえば重症化しやすい高齢者です、
でも、感染の水際での防御力はある程度持っているのではないか?
(もちろん濃厚接触すれば感染します)
コロナファミリーとの付き合いが浅い、若者の方が感染しやすいのではないか?
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COVID-19もそのことを知っていて、「広域交叉反応性メモリーT細胞」の性能がまだ低い若者にターゲットを絞って変異したのではないか?
C型(欧州型)もそれまでの東洋人ではなく、新しく出会った西洋人に感染しやすいように変異した、という説があります、
東京型・埼玉型も若者にターゲットを絞っても不思議ではありません、
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ま、これはあくまでも現状での妄想ですが、、、
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◆ピークは低く、若者中心の流行かもしれない、、、さて、どう対応するか・
ここで冒頭の課題に戻ります、
感染拡大防止と経済活動維持、この二律背反する課題をどう捉えてどんな戦略で臨むか?
とても難しい問題で、簡単に答えは出せませんが、
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もし「広域交叉反応性メモリーT細胞」が強く機能していれば、流行ピークはやはり低いかもしれません、
経済停滞のマイナス効果と、コロナ感染拡大のマイナス効果をどう捉えて、どんな戦略を選択して、どんな政策を実行するのか?
やはり、政治の微妙で絶妙な舵取りがとても重要です、
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そして、経済停滞と感染拡大のマイナス効果よりももっと重要なのは、
最も避けなければならない医療現場の崩壊、これが起きると救える命が救えなくなります、
医療体制の拡充と、(経営が難しくなっている)医療企業への支援救済、
この政策は矛盾なく正しい事なので、明晰な政策が打てるはずです、
まずはここからかな、安倍さんの仕事は、、、
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