テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事65~2月21日までの1週間の陽性率は2.8%(前週3.2%)、五輪開催の影がちらつく中、解除はどうなる?

2021年02月24日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事65~

2月21日までの1週間の陽性率は2.8%(前週3.2%)、だいぶ低くなりました、

週間陽性率が2%台に落ちるのは2020年10月末以来で、

先週の独酌酔言的予想=2.7~3.0%程度の下限近くまで落ちています、

これは昨秋の陽性率の下限近い数字で、

あの頃はGOTOキャンペーンもあり、また季節要因(冬の到来)もあり、

それ以上陽性率は落ちることはなく、9週間で再感染拡大に転じました

現状ではいつ非常事態宣言を解除するのか?が焦点ですが、

首都圏以外は2月末に解除されそうです、

首都圏はもう1週間頑張る、もしくはそれ以上、、、

◆緊急事態宣言を継続すると陽性率はもっと下がっていくのか?

陽性率はまだ下がるのか?

興味のあるところです、

現状の規制策が有効であるならもっと下がる可能性もありますが、

でも、そうでないなら、

下落傾向は緩やかになり、陽性率はこれ以上下がらないかもしれません、

独酌酔言的な予測として、、、

今週末までの陽性率はあまり下がらず『2.5%』くらいではないかと予測します、

現状の規制策ではこれ以上感染を押さえ込むのは難しいのかもしれません、

一定の効果はありますが、封じ込めるには至らない、という感触です、

完全に封じ込めるには中国武漢のような“完全なロックダウン”が必要なのかも、、、

9週間で再拡大に転じるとすると、5月初旬頃、

専門家も『現状で規制解除すると5月中に再拡大する可能性がある』とTVのインタビューで答えていました、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人  ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258  10035人

※厚労省発表日報から集計

◆ちらつく五輪開催の影

ワクチン接種や緊急事態宣言解除の動きに五輪開催の影がちらついています、

東京五輪は2021年7月23日(金)に開会式が予定されています、

ホントに開催できるのかも大きな課題ですが、それはちょっと置いておいて、

仮に3月7日で規制を解除して、

昨秋と同じように人の移動や夜の飲食が再開されると、、、

5月~6月頃に再感染拡大に転じ、

その後、さらに5~10週後に感染ピークを迎え、

ピークは4~5週間は続く、というシナリオが書けます、

つまり、、、

五輪開催時期と感染拡大ピークがピッタリ重なるのです、

無観客、海外客の入国断念、選手は選手村に隔離、

と方法論はいろいろと検討されるでしょうが、、、

感染拡大ピーク時に五輪競技をTVで観戦する、、、って、どんな気分なんだろう?

スポーツの気迫が勝ってやはり面白いような気もするけど、

感染で苦しんでいる人に勇気を与えられるのか?

それとも観戦するような空気ではなくなるのか?

日本よりも感染状態が酷い国では五輪をどう観るのか?

難しい判断ですが、

五輪開催よりは感染拡大防止を優先すべきなのは間違いないような気がします、

医療従事者という資源を五輪に差し向けるのも矛盾と感じます、

でも、莫大なお金が絡む(放映権料やキャンセル料)案件だけに一朝一夕では解決できない、

新しい組織委員会会長の英断に期待します、

◆ワクチン接種のスケジュールも

政府や組織委員会が切り札と期待しているワクチン接種、

このワクチン接種スケジュールを五輪開催が後押ししているように思えますが、

残念ながら思惑通りには進んでいません、

世界的なワクチン争奪戦の中、ワクチンの絶対量が足らないようです、

世界中で増産体制の構築が進んでいますが、、、

充足するのはまだずいぶん先のようです、

日本国内でもやっと接種が始まりましたが、

ワクチン接種担当大臣の発言は歯切れが悪い、

医療従事者への接種人数が370万人からさらに100万人ほど増えたりして、

その後の65歳以上の高齢者への接種を五輪開会式までに終了する、というスケジュールに影響が出ています、

◆3カ月でワクチン接種3600万人!!??

高齢者への接種はもともと3月下旬から開始する予定でしたが、

ワクチン不足と医療従事者優先で、高齢者への接種は15日~1カ月程度遅れる見込み

と、菅さんは答弁していますが、、、

そうなると五輪開会式まで3カ月~2ヶ月半しかありません、

高齢者の数は3600万人、最低限せめて1回目だけでも全員完了としても、

3600万人÷90日(長めにみて3カ月)=1日辺り40万人に接種する計算になります、
(2回目完了なら倍の80万人@1日)

これは医療従事者370万人(元の数字)なら10日間程度で接種終了!というスピードです、

現状ではとてもそんなスピードで接種は出来るとは思えません、

やりきれば、『日本の奇跡』と賞賛されるような偉業とも云えますが、

それでも五輪開会式が一つの目安になっている現状の予定案をなんとか堅持しようとする政府首脳の姿勢、

これはちょっと科学的でもないし、理性的でもない、

そろそろ現実を見据えた『ホントのワクチン接種計画』を発表してほしいものです、

五輪開催という呪縛から抜け出さない限り、

政府首脳の科学的で理性的な判断は望めないし、

科学的で理性的な政策も実現できないのではないか?と思っています、

◆ワクチン接種完了は2022年秋??

独酌酔言的な予測として、

『日本国内でのワクチン接種の完了時期』について、

おおむね国民の7割程度=約9000万人のワクチン接種が完了するのは、

2022年の9月頃ではないかと、ざっくり予測します、

今から1年半=18カ月、
=1カ月辺り500万人×2回接種=1000万回
=1日辺り33万回の接種

これでも相当ハードルは高いです、

ワクチン接種を望まない人たちもいます、

様々な問題でワクチン接種が困難な場合もあります、

ワクチン製造スピード、ワクチンの効果、免疫効果の期間など不確定因数がたくさんあります、

◆ホントに集団免疫は完成するのか?

政治家の中には“ワクチン接種”と“集団免疫”を関連付けて話される方がいらっしゃいますが、

ワクチン接種が行き渡れば『集団免疫』はホントに完成するのか?

これも、実はワタシはまだよく分かっていません

たぶん完成するのだと思いたいのですが、、、

国民の7割に接種するのに1年以上かかるとすると、

ワクチンによって出来た抗体が1年は持つことが条件になるような気がしますが、

現状ではまだ『ワクチンで出来た抗体が機能する期間の長さ』の臨床データがありません、これから確認されていく事柄です、

仮にワクチンで出来た抗体が半年ほどで消滅してしまうとすれば、どうなるのか?

よく分からないのですが、、、
(今後、勉強!!)

インフルエンザのワクチンは毎年接種されていますよね、

つまり、、、

インフルエンザワクチンによる抗体は1年以内に消滅、

生きている間に何度も感染する人がいるので、感染で出来た抗体もいつか消滅している!!

インフルエンザの集団免疫は獲得していない、
(毎年流行しているのだから、これも間違いない)

インフルエンザとヒトは共存しているのか!!

という視点から見ると、、、コロナとも、、、

いやいや、、、

なんとか、人類の叡智で、なんとかコロナ時代からの脱却を実現して欲しい!!と切に願います、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事64~2月14日までの1週間の陽性率は3.2%(前週4.3%)、そして『敵はデマ』な話。

2021年02月16日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事64~

2月14日までの1週間の陽性率は3.2%(前週4.3%)、

週間陽性率が3%台に落ちるのは2020年11月1日以来、

新規感染者数も1カ月前の30%以下に減りました、

感染拡大は、ある程度落ち着いた状態と云えると思います、

陽性率の減少傾向は緩やかになりますが、

それでも来週には2.7~3.0%程度まで下落すると予測します、

次は、いつ非常事態宣言を解除するのか?が焦点ですが、

概念論で云うと、

どこまで我慢できるのか?

長ければ長いほど感染再拡大を遅らせることが出来ます、

経済との兼ね合い、政治家の判断力が問われます、

数字で云うと、2020年秋頃の落ち着いた時期での陽性率は2.7%が底

そこから9週間で感染再拡大に転じました

この例に倣うと、2.7%くらいで解除するなら、

5月の連休の頃にまたもや感染が拡がるかもしれません、

きっちり押さえ込むなら1%台に落ちるまで腰を据えられるか?

ワクチン接種も始まるので、その効果がどれほど出るのか?

難しい判断です、

ここでは数字をまとめていませんが、重症者病床の稼働率も重要な指標です、

ただ、これは今後、政府自治体、医療機関の連携で病床を増やすことが出来ます、

そこはそこでしっかり対応していくことが必須、

問題はやはりCOVID-19の感染力です、

このまま終息する事はない、

という前提で、どこで経済との折り合いを付けるのか?

もう少し我慢するのか?

ワクチン接種開始の効果は?

今週末からの議論に注目です、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人  ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人

※厚労省発表日報から集計

◆災害避難と感染拡大防止

13日に東北地方で大きな地震が発生しました、

コロナ禍での大きな災害というあらたな局面です、

死者が出なかったのは不幸中の幸い、

それでも災害避難と感染拡大防止という、

相反する状況に対応しなければなりません

災害はこれからもやって来ます、

災害時の感染拡大防止策、このノウハウも今後蓄積していかなければなりません、

専門家のコメントでは、

『原則はまず避難、非難してから感染予防』

という順番で考えて良いそうです、

◆そして、またもやデマが!!

今回の地震でもいくつかのデマ・フェイクニュースが流され、

驚くほどの拡散を見せました、

「外国人が井戸に毒を投げ込んだ」という、

意図的に世間を欺きたい悪質なツイートも相当拡散したそうです、

もちろんこのデマは1923年の関東大震災で発生したデマの模倣です、

100年前と変わらないデマの発生、ホントに腹立たしい、

「千葉で工場地帯が爆発」は勘違いによるモノ、それでも拡散、

「人工地震」などというバカバカしいネタも拡散されました、

異常事態に人々を扇動する悪質なデマ、

こういうデマはCOVID-19のワクチン接種でもたくさん拡散されています、

◆ワクチン接種に関するデマ

前回も書きましたが、、、

ワクチン接種に関する最も壮大で荒唐無稽なデマは『人口削減陰謀説』です、

過剰な人口を減らすためにコロナを捏造、

ワクチンに不妊効果を混ぜ込み、世界中で接種させる陰謀である、

というデマです、、、

これははっきりと断言します、陰謀説はデマです

でも、先日、

『コロナ陰謀説を信じているのでワクチンは接種しません』と真面目に答えられた方に出会いました、

心底驚きました、デマは人の心を蝕むのです、

会話にもならないのでスルーしましたが、、、

◆日本でワクチン接種を望まない人は20%~程度

調査ではいろんな数字が出ていますが、

日本国内では「20%~40%くらいの人」がワクチン接種を受けない、もしくは躊躇しているという状態のようです、

日本ではワクチン接種は努力義務とされていますが、

個人の権利でもあるので、意見が分かれるのは当然として、

このワクチン拒絶反応は国によって相当の開きがあります、
(2020年12月の調査:世界経済フォーラム実施)

同意率が高いのはインド87%、中国85%、英国79%

低いのは米国64%、フランス54%、

日本はどちらかというとやや低位で69%、ま、そんな感じですかね、

それぞれのお国の事情が影響しています、

日本の場合は過去のワクチン禍の影響も指摘されていますが、

ここにはデマも関与しています、

◆コロナワクチンの安全性は?

ワクチン接種をためらう大きな要因の一つが安全性です、

これまでの情報を元にあえてハッキリと書くと、

超特急で造られたワクチンですが、

現状では安全性は相当高いレベルで確保されていると思います、

2020年10月に発表された日本国内の「インフルエンザワクチン」による重篤な副反応の発生率

接種回数約5650万回(推計)/重篤な副反応数333件/死亡6人

米国でのコロナワクチン接種での「アナフィラキシー」と呼ばれる重篤な副反応は、

20万回に1人との報告があります、
(全員その後快復)

上記、日本国内でのインフルエンザワクチンの場合、重篤な副反応発症の割合は17万回に1人

ほぼ同等のリスクと云って良いです、

頭痛や発熱・倦怠感などの軽微な副反応は約半数で見られるようですが、

いずれも生活に支障がない程度とされています、

日本に入ってくるコロナワクチンの安全性はなんとか担保されています、

◆そんなワクチンにもデマが

ワクチンに関するデマで多く見るのが、

『ワクチンを接種した直後に死亡した例』です、

ネットでも散見されます、

たしかに、ワクチン接種直後に死亡された方もいらっしゃるでしょう、

しかし、ワクチンの副反応で死亡が確認された例は今のところゼロではないでしょうか?
(世界中の情報を確認したわけではないのですが)

それでも、やはり『死ぬには嫌だからワクチンは打たない』という方もいらっしゃいます、

それも個人の権利なので同意するしかないです、

科学と数学で、リスクとメリットを個人個人が計るしかないです、

コロナでの死者は全世界で240万人、日本国内で6952人(0216現在)

ワクチン接種のもっとも大きな敵は・・・デマのような気がします、

◆国内でもやっと、17日から医療従事者にワクチン接種開始

いよいよ、明日17日(水)から国内でもワクチン接種が始まります、

今後、接種対象が拡がるにつれ、

接種現場の混乱、接種希望者のコーディネイト、優先順位などなど、

様々な課題がこれから発生します、

なにせ初めてのこと、

一つ一つが重要な課題であり、貴重なノウハウに繋がります、

とにかく死者数を最小限にする、一人でも多くの命を救う、

そのためにも、一人でも多くの人が賢明な判断をする必要があります


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事63~2月7日までの1週間の陽性率は4.3%(前週5.7%)、減少傾向がハッキリと。

2021年02月10日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事63~

2月7日までの1週間の陽性率は4.3%(前週5.7%)、

予想よりも速いスピードで陽性率は低下、減少傾向がハッキリとしてきました、

今週末には3%台、新規感染者は1万人を切るかもしれません、

あとはどこまで我慢するのか?

どこで緊急事態宣言を解除するのか?

次の感染拡大をどのように見積もるのか?

ここは専門家の方々の知見に期待します、

飲食業や旅行業他、壊滅的な打撃を受けている経済活動の再興との見合いですが、

このまま、陽性率の低下が続くなら、

再来週(2月22日頃)には解除の議論が高まると予想します、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人  ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 

※厚労省発表日報から集計

今週はちょいとバタバタしておりますので、サクッとダイジェストで、、、

2月9日現在、死者は6605人、感染者は40万人を越えました

死者は増え続け、重症者病床もまだまだ逼迫しています、

重症者病床の拡大は次の感染拡大までの宿題です、

抗体保持率は1%以下!!

2020年12月に行なわれた抗体検査の結果、

すべての都市で1%以下と低い数値となりました、

東京都が0.91%、大阪府は0.58%、愛知県は0.54%、福岡県は0.19%、宮城県は0.14%、

全人口で観ると、、、

2月9日現在、1億2557万人中、感染者約40万8346人=感染率約0.3%

抗体保持率の方が高いので、

無症状などで抗体検査を受けていない陽性者がそれなりにいる、ということですが、

『その差はあまり大きくない』という見解のようです、

たしかに、そんなに大きな差とは感じませんね、

昨年春に良く云われていた、

『巷には感染者がうじゃうじゃいる』というのはやはり杞憂、フェイクニュースでした、

しかし、集団免疫の概念からはほど遠い数字、

こうなるとやはりワクチン接種に焦点が絞られます、

◆ワクチン接種は本当に大丈夫か?

OECD加盟国37カ国中、ワクチン接種がまだ始まっていないのは5カ国だけ、

もちろん日本はこの5カ国に含まれます、、、悲しい、、、

コロナの事62で書きましたが、『ワクチン接種は一大イベント』です、

しかし、これまでの進行状況を見ていると“泥縄式”という言葉がピッタリ、

全体イメージが描き切れていないまま、パーツパーツが進行している感じ、

ワクチン生産、冷凍庫、輸送手段、接種優先順位、接種会場設営、接種スケジュールなどなど、

個別のニュースは流れてきますが、

接種の全体像については、未だほとんど掴めません、

ここに来て、やっとワクチン輸送や会場設営に関するガイドライン(マニュアル)を作り出しているそうです、

なんとまあ、、、

一大イベントなんですから、

もっと統合的に俯瞰で全体を管理する優秀なプロデューサー・ディレクターが必要ですね、

日本の注射器は国際規格外!!??

ファイザー社のワクチンは一瓶で6回接種が可能、という予定でしたが、

これが一瓶で5回に減るそうです、

原因は国が確保した注射器が使用後注射器内にワクチンが少し残るタイプだから、とのこと、

あらら、、、注射器がアカン奴でした、

いままでだれも接種の模擬演習をしていなかったのですね、

一大イベントなのに、リハーサルなしでのぶっつけ本番、

模擬演習無しでのいきなりの実戦、、、

これで勝算があるのか??とても心配です、

◆ここでもフェイクニュースが

ワクチンを接種は不妊を引き起こす、

こんなフェイクニュースが世界中でばらまかれています、

世界保健機関WHOは2月8日に正式にこれを否定、

でも、先日ある若い女性から驚きの言葉を聞きました、

コロナ自体が陰謀、

ワクチン接種を強制して不妊を引き起こすための陰謀、と教わった、

なので、ワクチンは接種しません、

う~ん、こんなフェイクニュースでも信じる人がいるんだと愕然、

ニュースの真偽を見極めるのがとても難しい時代、

でも、見極めなければ生きていけない、

はい、ガンバって分かりやすい真実を見極めたいと思っています、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事62~1月31日までの1週間の陽性率5.7%は(前週7.2%)、そして五輪とワクチン接種同時実施の難しさについて。

2021年02月02日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事62~

1月31日までの1週間の陽性率5.7%は(前週7.2%)、

漸減傾向が続いています、少し、ちょっとだけ一安心^^)

想像以上に強力なCOVID-19もやっと減少傾向がハッキリと出てきました、

陽性率新規感染者数とも年末年始時とほぼ同じレベルに落ちてきました、

おそらく、今週もこのまま陽性率4~5%に低位に推移すると予測します、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951  39821人  ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人

※厚労省発表日報から集計

◆しかし、今回の感染拡大は最悪のシナリオだったのが分かります

しかし、今回の感染拡大は最悪のシナリオが現実化したことがよく分かります、

やはり、ピークは夏と同じ3週間ほど、

そのピークは正月明けからの3週間でした、

つまり、感染が急拡大したのは年末の可能性が高い、

で、年末年始はPCR検査数が前週の65%程度に減少、
(これはこれで情けない話ですが、、、)

つまり、、、

感染したけれども、PCR検査を受けなかった(受けられなかった)人がたくさんいた、

つまり、、、

検査数の減少がより感染を拡大した可能性があります、

さらに遡ると、、、

年末年始の検査・医療体制の減衰は、以前から指摘されていたわけですから、

そこに感染拡大のピーク(もしくはピークの始まり)を持ってこないようする工夫が必要だった、

年末年始の人の動きと、検査・医療体制の減衰をもっと重要視すべきだった、

という反省点が浮かび上がります、

現実には、政府が緊急事態宣言を出したのは正月明けの1月8日と14日、

つまり、もう感染爆発が起こってから緊急事態宣言を出したわけです、

理想的には感染爆発が起こる前に対応できればヨカッタわけで、、、

文字通り、『分かっていたのに、後手後手に回った』という誹りは免れられないと考えます、

◆非常事態宣言は継続か、、、

どうやら栃木を除く他のエリアは緊急事態宣言が1ヶ月延長されるようです、

これは致し方ないかな、

陽性率だけで観ると、少なくとも3%台に落ちるまでは続ける必要があるかな、

でないと、すぐにリバウンドが始まるような気がします、

コロナの事61で書いたように、

今回の感染拡大の減速が非常事態宣言の効果なのか?

それとも、COVID-19の生存戦略なのか?

ここは専門家の分析が必要です、

もし、COVID-19の生存戦略なら、非常事態宣言を解除するのも一つの選択肢です、

人の知恵などあまり関係なく、COVID-19は一旦休憩に入るのかもしれません、

ま、また、ぶり返しますが、、、

非常事態宣言の効果が認められるなら、

ここはもう一踏ん張り、宣言を延長した方が良いかなと思います、

そのなると政府の飲食業の方々への支援対応が絶対条件となります、

菅さん、腕の見せ所ですよ!!

◆TOKYO2020はどうなる?

アスリートの方々からも多様な意見が出るように名ってきっました、

もう『完全な形での五輪開催』にしがみつく状況ではなくなってきた、

世論はハッキリと五輪開催に疑問符をつけています、

アスリートの気持ちは複雑、、、それもよく分かる、、、

IOCや東京都、五輪委員会、日本政府は『絶対に開催する』という姿勢を崩していませんが、

完全な形での開催から一歩後退、

無観客開催も公然と取り上げられるようになってきました、

半年前より相当後退してきました、

日本も欧米も、開発途上国もほんとうにオリンピックに開催・参加する事が出来るのか?

今が一番の隘路、分水嶺です、

◆ワクチン接種を望まない人が20%~30%!!

ワクチン接種のスケジュールや具体策が徐々に明らかになってきました、

そんな中でワクチン接種を希望しない人が30%という調査結果がありました、

大阪府の調査でも、ワクチン接種を希望しない人は20%います、

意外と多いと感じます、

やはり、国内では過去のワクチン薬害などの影響がおおきいようです、

さて、希望しない人には、無理矢理接種するわけにもいかないし、、、

仕方ないのでしょう、、、

ま、次に書く全国民へのワクチン接種の困難さを考えると、

政府も希望しない人には積極的な勧誘はしないような気がします、、、

オリンピックとワクチン接種は、どちらも巨大イベント、両立は困難か?

具体的にワクチン接種のボリュームを数字で見てみましょう、

以下でオリンピックとワクチン接種の両立が如何に無謀かがよく分かると思います、

全国民にワクチン接種を行なうのは、オリンピックナ並の大イベントです、

いや、オリンピック以上の大イベントなのです、

単純計算では年内の接種完了は無理です、

最低でも1年は掛かると考えています、

希望しない人に接種しないなら、もう少し早まるかもしれませんが、、、

あと、国内には外国人の方も300万人以上いらっしゃいます、

この方たちへの接種はどうするのか?

菅さんがまた「自助」とかを持ち出しそうな案件です、

◆独酌酔言的に計算してみましょう、ワクチン接種の実態

さて、

日本の人口1億2600万人、仮に計算しやすいように12ヶ月で接種完了として、、、

1ヶ月に約1000万人接種=1日辺り33万人×1人2回接種ですから、

1日約67万回の接種となります、

これを1年間続けると全国民接種完了です、

具体的なワクチン接種には、

受付~予診(問診)票記入~医師の問診~看護師によるワクチン注射~接種済み証受け取り~副反応をみるために15~30分の経過観察、

と手続き要件がたくさんあります、

川崎市で1月27日に行なわれたシミュレーションの結果を参考に、

接種には1人あたり30分かかるとして
(少し長めに設定しています)

1人30分=1日10時間会場が稼働するとして20人

67万人÷20人=33500ラインが必要、 

1会場平均10ラインとすると、3350会場×200人=1日に67万人接種可能!!

これを365日続けると全国民接種完了です、

全国で3350会場(10ライン)を毎日1年間継続して運営する!!

これはもうとんでもない数字です、

話が前後してちょっと飛びますが、結論から書くと、、、

ワクチン接種会場の現場を運営するのは、自治体の方々ではなくて、

イベント業界の専門家が良いと考えています、

そのイベントディレクターが1会場辺り3人としても約1万人必要です、

これが1年間続くわけですから、延べ約365万人のイベントディレクターが必要です、

これも絶望的な数字ですが、

自治体の方が運営するより、イベント業界が参入した方が効率は相当上がります、

さらに医師や看護師、ボランティアに至っては一体何人必要なのか?

想像もつきません、

これはもうオリンピック並の、いや、オリンピック以上のイベントです、

ワクチン接種を医療行為として捉えると、絶対に失敗するような気がします、

ワクチン接種はイベントなのです、

そして、イベントにはイベントの専門家が必要です、

接種の主体は自治体になる訳ですが、

これだけのイベントを経験した、そして成功させられる可能性がある自治体は、、、

東京都くらいかな、大阪も愛知も怪しい、

その間に東京オリンピックをやるとすれば、

観客を入れる場合は、1万人の医療関係者が必要と云われています、

もちろん、イベントディレクターやボランティアも大量に動員するわけです、

これは明らかに人材の面でワクチン接種の妨げになります、

オリンピック・パラリンピック開催中の2ヶ月間ほどは、

ワクチン接種に必要な人材がオリンピックに割かれる、、、

そんなことで本当に良いのか?

人材という観点からみれば、、、

ワクチン接種と東京オリンピックという巨大イベントを同時に実施するのは無謀なように思えます、

今、仕事が少ないイベント関係者、

収入がないイベントディレクターがたくさんいらっしゃるわけですから、

この方たちをワクチン接種会場に投入するのが、

もっとも合理的で整合性が高いと考えます、

また丸投げ!!の非難が巻き起こるかもしれませんが、

ここは電通や博報堂、ADKなどの広告代理店、

イベント制作会社のノウハウを投入しても良いのではないでしょうか?

オリンピック・パラリンピックのスタッフ・ボランティアを一気にワクチン接種に転用するという大作戦です、

アスリートの方々には申し訳ないお話ですが、

こういう観点でワクチン接種やオリンピックを考えてみるのも必要かな、、、と、、、

面白おかしく考えているわけではありません、

真面目なお話です、

今のままでは自治体レベルでワクチン接種が崩壊しそうな気がしています、

如何でしょうか?