テリー・イシダの『独酌酔言』。

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独酌酔言:素晴らしいスピーチでした、ノーベル賞授賞式での日本被団協 田中熙巳さんのスピーチ

2024年12月12日 | 世の中

昨晩(日本時間2024年12月10日夜)、

ノーベル平和賞を受賞した日本被団協 田中熙巳さんのスピーチを聴きました、

素晴しかったです、

自らの被爆体験を語られるパートで引き込まれました、

昂ることなく、淡々とでもなく、

おそらく、被団協が目指す核廃絶への確信と強い思いがあるからこそ、

あのような堂々とした、強い力を持った、

そしてある意味、清々しささえ感じさせるスピーチが出来たのではないかと思います、

ノーベル平和賞を受賞した、というそれ自体が素晴しいのではなく、

今回のスピーチが世界に向けて発信されたことこそが、

ノーベル平和賞受賞の意味だったのかと感じました、

広島と長崎から79年目、ロシアが度々核兵器使用の威嚇をする現在、

被爆者は高齢化し、10年後には被爆体験を語れる人はほんのわずかになります、

被爆者が途絶える『核の問題』も消滅するのかというと、そんなことは無い

スピーチの中でも『次の世代、若い人たちに核廃絶運動を引き継いでいかなければならない』という主旨の発言がありました、

そのためにも、今回の受賞会場でのスピーチは大きな影響力を発揮したのではないかと、期待しています、

NHK+とか、Youtubeでも視聴できるのではないでしょうか?

20分くらいのスピーチです、

個人的にはもっと長く感じられた中身の濃いスピーチです、

ワタシは特に核廃絶に向けて、何か行動を起こしている訳ではありませんが、

そんなワタシにも深く、鋭く突き刺さるスピーチでした、

ぜひ、聴いてみてください、

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