テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事70~3月28日までの1週間の陽性率は3.0%(前週2.3%)と反転上昇!!第4波襲来!!??

2021年03月30日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事70~

3月28日までの1週間の陽性率は3.0%(前週2.3%)と反転上昇!!

第4波が始まったと云って良いと思います、

◆陽性率が反転上昇!陽性者数も1万人超え、

これは感染拡大のピッチが上がったことを示しています、

検査態勢が整った現状では、充分な検査数が確保されています、

そのため、陽性率は(過去経験値からすると)低位で推移していますが、

これはもう安全証明にはなりません、

検査数が多いので陽性率は低いです、

でも、前週に比べて、

検査数はほぼ同じ36万検査ほど、

陽性者は前週から2500人ほど増えて11211人に、

この陽性率、検査数、陽性者数は2021年2月14日の週と同等の数字です、

6週間くらい前の状態に戻った、ということです、

来週も陽性者は増えると考えます、

検査数がどれくらいになるのか?

各地で無作為抽出検査も始まっているので、検査数自体は高位で推移するでしょう、

要点は陽性者数と陽性率、

来週の状況をcase別に観ると、

(case①) 陽性者数が増え、陽性率も上昇なら

これは確実に第4波に突入したという証だと考えます、

検査数が大幅に減ることは想定しにくいので、

どんどん検査をしたら、どんどん陽性者が見つかる!

そんな状況になっていると云うことです、

(case②) 陽性者数が増え、陽性率が下降なら

これは、検査が充分な数だけ行なわれているが、、、

感染拡大は確実に進行している、という意味になります、

無作為検査などで早めに陽性者を見つける、という対応は出来てはいるが、

感染拡大を抑制するには至っていない、ということです、

(case③) 陽性者は横ばい(もしくは減少)、陽性率は上昇したら

この状況も危険です!!

これは検査数が感染拡大に追いついていないことを示しています、

つまり、捕まえ切れていない陽性者がいることを示しています、

すぐにcase①に転じると予測されます、

(case④) 陽性者が減少、陽性率も下降なら

これは感染拡大に一定の抑制が効いている、と観ることもできますが、

こういう推移を示す可能性は少ないと思います、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計

◆なかなか賢いCOVID-19

今週は年度末、ワタシも少々忙しいですが、

世間では卒業旅行、春休み、入学式、スポーツ開幕、送別会、懇親会、引っ越しと、

人が集まったり、大勢が移動する時期です、

第3波が正月をピークに拡大したのと同じようなこのタイミング、

年度末~年度始めに掛けて第4波が襲ってきそうです、

この時期に緊急事態宣言を全面的に解除したので、仕方ないことではありますが、
(年末に緊急事態宣言発令のタイミングを逃したのと同じ)

そのチャンスを逃さず勢力を広げてくるCOVID-19、

なかなか賢い、したたかなウイルスです、

◆そんな中のトピック

今週は少々忙しく時間が取れないので(言い訳^^)

トピックをいくつか、

厚生労働省職員20数人で深夜まで送別会
何をか況んやです、

宮城で感染拡大、そして沖縄でも感染拡大
地域の事情も感染拡大の要件であることがハッキリしてきました、

大阪府、「まん延防止等重点措置」適用を政府に要請
先手先手は結構ですが、、、
緊急事態宣言解除も早かったし、

◆ワクチンも感染拡大抑制効果は無し、結局コロナ対策に決めてなし

結局、現状では感染抑制の決め手はないようです、

マスク着用、手指の消毒、密の回避、飲食店の時短営業、4人以上の宴会禁止

これでは第4波を抑制することは出来ない、というのが現実、

ワクチン接種も現状の計画ペースでは感染拡大抑制の効果は望めないようです、

というか、ワクチンに感染予防効果があるかどうかも未確認です、
(重症化予防には効果があります)

結局は昨年の今頃云われていた、

アクセルとブレーキを踏み分けていくしかない、

踏み方が上手になるしかない、

対処方法の上達、熟練化しかない、

きめ細かい工夫の積み重ね、

政府官僚の組織的な目詰まり問題の解消、

量的問題(PCR・ワクチン接種・重症者病床・マンパワーなど)の解消、

1つずつせっせと解決していく、

そんな地道な歩みしか、今のところは無いようです、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事69~3月21日までの1週間の陽性率は2.3%(前週2.3%)と横ばい、感染者数は増加。

2021年03月24日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事69~

3月21日までの1週間の陽性率は2.3%(前週2.3%)と横ばい

◆しかし、感染者数は増加

1週間の感染者数が1万人を切った2月21日の週から、

3週連続で7000人台だった感染者数は8765人に増加、

検査数も感染者数も同率で増えたという事になります、

低い陽性率でのこの現象、どう観るべきなのでしょうか?

この数週間書いていますが、

低い陽性率はすでに安心証明にはならない状況です、

しかし、これが上昇に転じた時は間違いなく感染再拡大が始まっている時、

逆に一定の検査数があり、陽性率が下がり始めると、

これは間違いなく一旦とはいえ収束に向かっている、と云えると思います、

低位の陽性率に動きがない現状は何を示しているのか?

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計

◆3月21日で緊急事態宣言は全面的に解除されました

新規感染者数が増加傾向、

東京都の直近7日間移動の前週比は106.6%(3月23日)と明らかに増加傾向を示しています、

そんな中、緊急事態宣言は解除されました、

個人的には継続されるのではないかと考えていましたので、これはちょっと意外でした、

病床使用率などが改善されたということもあるでしょうが、

やはり飲食店などへの経済的ダメージをこれ以上甘受できない、

という考えが優先されたのかと思います、

病床に関しては、質量共に昨年より相当充実してきているので、

使用率が低減してきていると思われます、

すなわち、多くの人の努力で少しずつ対コロナ対策の地力が上がってきている、ということです、

検査態勢についても同じ事が云えます、

◆低い陽性率は検査体制のキャパシティ内で増加を続けているから

陽性率が低位で横ばいなのに、新規感染者数は増加している、

これをどう観るのか?

もっともシンプルな説明は、

検査体制のキャパシティ内でCOVID-19が活動を続けているから、

ということになります、

すなわち、感染は再び拡がる傾向にありますが、

現状の検査態勢も充実してきており、しっかりと感染者を捕まえている、

と理解するのが良いと思います、

なにやら、良い状態のように思えますが、、、

そんなことはありません、

多くの方の努力で今のところは新規感染者をしっかり掴まえられていますが、

感染は再拡大する可能性が高い、

新規感染者が急増して、

検査態勢のキャパシティを越えると、、、

陽性率が一気に跳ね上がります

その時はすでに第4波(ホントは第3波)の感染拡大期に突入しているということです、

低い陽性率はすでに安全証明ではありませんが、

陽性率の増減は感染拡大の方向性とスピードを指し示してくれると考えます、

今後も陽性率は追っていきましょう、

◆緊急事態宣言の効果はあったのか?

緊急事態宣言が解除されてなにが変わったのか?

あまり変わっていない?

たしかに飲食店の営業時間が60分延長(20時⇒21時)、

酒類の提供時間は90分延長(19時⇒20時30分)されましたが、

それ以外に目立った生活様式の変更はありません

変わらずマスク着用、手指の消毒、密の回避、4人以上の宴会の自粛、

これらは最低限継続していき、自身の身体を守らなければなりません、

それでも、1月の最感染拡大期に比べると減った新規感染者、

でも、これ以上減りそうにない現状、

これらを俯瞰でみると、、、

ひょっとすると、現行の緊急事態宣言=(実質)飲食店への時短営業要請では、

これ以上はCOVID-19を封じ込める効果が無い!!のかもしれません、

施策の限界ということです、

緊急事態宣言を2度にわたり延長したにもかかわらず、

一旦収束せずに再拡大に向かう、

これは現行の飲食店の時短営業施策の限界を示しているのかもしれません、

そうであるならば、

現行の緊急事態宣言自体が無意味、ということにもなります、

皮肉な観方ですが、無意味なら解除しても良い、

ということだったかもしれません、

◆COVID-19を押さえ込む決め手はワクチンだが、、、

現状、我々が持っている武器、

マスク着用、手指の消毒、密の回避、飲食店の時短営業、4人以上の宴会禁止、

これだけではCOVID-19を押さえ込むのが難しいのであれば、他になにか武器が必要です、

もっとも有効と思われる中国式の徹底的な都市封鎖は日本では無理、

あれは一党独裁だから出来ること、

現状ではワクチンがその切り札ではありますが、

国内では相変わらずスピード感がありません、

政府が接種現場の仕切りを自治体に任せたことで、

各自治体の個別事情に合わせて接種現場(会場・人材・運営)のハード・ソフト両面のノウハウを自治体毎に手探りで作るという、

如何にも非効率的・非生産的なことが全国で行なわれています、

政府が接種現場のハード・ソフト両面の基本行動指針を具体的に出すべきだったと考えます、

ワクチン担当大臣の仕事は結局、

『海外からワクチンを買い付ける』事だけだったみたいです、

それなら商社でも出来ます、

ホントに危機管理能力が極端に低い日本の政府とお役所構造です、

民主的で強いリーダーシップが求められています、

◆想像以上に大きいワクチンへの不信感

そんな切り札のワクチンへの国内での不信感は想像以上に大きいです、

3月5日から行なわれた国際医療福祉大学の調査では、

ワクチンを信頼する(やや信頼も含む) 55.5%
ワクチンは信頼しない(やや信頼しないも含む) 44.6%

と拮抗しています、

これも想像以上の数字です、

さらに回答者の健康状態と信頼度のクロス集計では、

・自分を健康と思っている人の信頼度 62.0%
・健康に不安のある人の信頼度 34.5% 
 (同 信頼しない65.5%)

と、自らの健康に不安のある人ほどワクチンへの不信感が大きいことも分かりました、

持病などがある人の方がコロナ重症化リスクが高いのに、

そういう人の方がワクチンを信頼していない、という結果です、

ここはワクチンへの透明性を確保しながら、

国民への情報提供を高めて、ワクチン接種推進を進める必要があります、

◆ワクチンに対する疑義も

しかし、たしかにワクチンに対する疑義もあります、

アストラゼネカ社のワクチンで接種後の血栓発生が疑われる事例があり、

EUなどで一時(3月中旬)接種を見合わせる事態となりました、

その後、WHOが相関関係は無しとの発表を行ない、接種再開、

しかし、3月24日には同じくアストラゼネカ社が発表した臨床データに疑義があり、

米国NIAID(国立アレルギー感染症研究所)が正確なデータを公表するよう求めています、

アストラゼネカ社のワクチンは日本でも接種される予定です、

国民はワクチン銘柄を選べないので、これはちょっと不安になりますね、

◆日本も機構改革が必要

日本には米国NIAIDやCDC(米国疾病対策予防センター)のような強い権限を持つ専門組織がありません、

各省庁に分断されているCOVID-19対応の権限と責任

COVID-19のような全国民に害が及ぶ国難では、

(民主的で)強いリーダーシップとともに、

効率的・生産的に対応できる組織も必要です、

司令塔不在の自治体任せのワクチン接種、、、

なんとも情けない、、、

中期的な観点での感染症対策組織の機構改革も政府の大きな宿題です、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事68~3月14日までの1週間の陽性率は2.3%とわずかに反転上昇、再拡大の危険信号かも、、、

2021年03月16日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事68~

3月14日までの1週間の陽性率は2.3%(前週2.1%)とわずかに反転上昇

陽性率は低いレベルではありますが、

感染再拡大の兆しとみることも出来ます

先週も書きましたが、陽性率はすでに安心証明にはならない状況です、

◆検査数が増加、低い陽性率でも安心とは云えない

総検査数は先週より微減、

しかし感染者数は7216人から7917人へと700人ほど増加

感染拡大は下げ止まりから横ばいへ、

そして反転拡大へ??

これだけの検査数がありながらわずかでも陽性率が反転上昇したということは、、、

『感染再拡大』!リバウンドの兆しとみることも出来ます、

これまで感染拡大のピークは4週間ほど、

以降はなだらかな下降線を描いて2カ月ほど低位で推移しましたが、

今回は2カ月を待たずに増加に転じるかもしれません、

陽性率は安心証明ではなくなりましたが、

感染拡大の危険信号ではあり得ます

たくさん検査している中で陽性率が上昇に転じたら、、、

間違いなく感染再拡大の兆し=危険信号です、

今週の陽性率も注目です、

東京都の過去7日間の新規感染者の平均移動は107.7%(3月14日)

このまま増加に転ずるようならば、、、

首都圏の緊急事態解除は見送るべきかもしれません、


(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
※厚労省発表日報から集計

◆しぶといCOVID-19、変異株が影響しているのか?

COVID-19の変異株の話題が増えてきています、

“変異”自体は、インフルエンザでも繰り返し起っているもので、

むやみに怖れる必要はないのですが、、、

COVID-19の生存への執念みたいなモノは感じます

変異はCOVID-19の生き残りをかけた執念の変異かもしれません、

不謹慎かもしれませんが、、、

映画『シン ゴジラ』の驚異の進化を想い出しました、

現在、変異株は英国由来、南アフリカ由来、ブラジル由来などが確認されていますが、

2月末にはフィリピン由来の変異株も報告されています、

いずれも感染力が増していると考えられています、

首都圏の感染拡大の下げ止まり~横ばい~反転上昇にも、

これらの変異株が関与しているかもしれません、

また英国株は重症化率も高くなっているようです(英国株以外は不明)、

ちなみにフィリピンでは1日の感染者が5000人に迫り(3月14日4993人)、

感染拡大が再びピークを迎えています、

◆強力になる変異より怖いのが、ワクチンへの抵抗が始まった時の変異

変異でもっとも怖しいのは、

ワクチンの効果が減ずるような、ワクチン耐性を持つような変異です、

まず、あり得ないとは思いますが、

もしワクチンの効果を減ずるようなことがあれば、

根本的な戦略の変更を求められることになります、

ワクチンは現在大きく7つのタイプがあり、

その防御メカニズムはそれぞれのワクチンのタイプによって(製造社によっても)異なるので、

すべてのワクチンが一気に抗体製造不能に陥ることはありませんが、

それでもしぶといCOVID-19の『シン ゴジラ』的な変異が無いとは云えません、

人類とウイルスの究極の戦いです、

◆フィリピン株ではワクチン効果の低下も懸念されている!?

フィリピン株はワクチン効果を低減させる可能性もある?

という記事も見受けられますが、まだまだ可能性の段階です、

即、根本的な戦略をひっくり返されるような事態にはならないと思いますが、

“案外しぶといCOVID-19”

ここに来て、コロナとの闘いはやはり長期戦になるような予感がしてきました、

今ある日本国内の武器は、、、

とにかく、ワクチン接種を進めながら、

マスク手消毒の基本動作

3密の回避、そして、4人以上の宴会厳禁

はたして、これでCOVID-19に打ち勝てるのか?

予断を許しません、



なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事67~3月7日までの1週間の陽性率は2.1%(前週2.4%)とさらに低下、しかし感染は止まりません。

2021年03月09日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事67~

3月7日までの1週間の陽性率は2.1%(前週2.4%)とさらに低下しました、

陽性率を見る限り感染拡大は収まりつつありますが、

現実には首都圏の感染状況は予断を許しません、

◆陽性率だけでは感染拡大の実態を見極めるのが難しくなってきました

東京都の過去7日間の新規感染者発生率は90%台(3月8日で97.8%)と高いレベルで止まっています、
(つまり、感染者数はあまり減っていない)

東京都の陽性率も3.3%(3月8日)と低位ですが、感染者数は減っていません、

全国レベルで観ても感染者数は減っていない、

前週7233人 ⇒ 今週7216人

ということは、、、つまり、、、

感染はコンスタントに継続されている、ということです、

しかし、PCR検査体制が整ってきたので、

検査数が増えたことで、感染者数が変わらなくても、

陽性率は低下傾向にある、

という減少が起こっていると考えます、

関西などで無作為検査も始まり、検査数は今後も増えると思われます、

これまでクラスター周辺の濃厚接触者を中心に行なってきたPCR検査が、

新たなステージに入りつつあることで、陽性率の意味も変化していくと云うことです、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
※厚労省発表日報から集計


◆陽性率は安全証明にはならなくなってきた

これまでは陽性率が下がると『感染拡大のスピードは弱まっている』証明書になっていましたが、

しかし、検査数が増え続ける現状では、この証明書は意味が無くなって行く傾向にあります、

検査数が増えることで『陽性率が下がり続けても一定の感染は続いている』という状態があり得るからです、

現実に首都圏は今そういった状況です、

◆しかし、陽性率は危険信号ではあり続けます

では、もう陽性率は追わなくて良いのか?というと、そうではありません、

危険信号としての陽性率はこれまで通り、いや、これまで以上に機能します

つまり、もし陽性率が再び上昇を始めたら、、、

検査数が増えているにも関わらず陽性率が上昇し始めたら、、、

これは、間違いなく感染拡大が再び始まったシグナルです、

母数(検査数)が増えているのに、率も上昇、これはとても危険な兆候

この場合、しばらく様子とかいう時間はありません、

瞬時に政策面での対応が必要な状況です、

もし、今度陽性率が反転上昇したら、様子見など必要ありません、

これまで以上のスピード感で対応対策が必要な状況になってしまった、

と、いうことだけは間違いないのです、

◆やはり、恐れるに値するCOVID-19

2020年末からの感染拡大(真の第2波)は相当のインパクトがありました、

数字になれてしまうと云うのは怖ろしいことです、

毎日、コロナによる死者が報告され続けたこの67日間、

いつの間にか国内の死亡者数は8253人(3月8日現在)にまで達しています、

コロナ発生から2020年12月31日までの11ヶ月間での死亡者数が3414人、

2021年の67日間で4839人の方がコロナで亡くなりました、凄まじいスピードです、

感染拡大が止まらなかったら、いったい何人が犠牲になるのか?と考えると、ぞっとします、

国内のインフルエンザによる死亡者は年間3500人ほどです、

これはこれで脅威ですが、、、

もし、COVID-19の流行を野放しにしたら、

確実にもっと多くの死者を出すことになるのは容易に想像がつきます、

理由は致死率です、インフルエンザの致死率が0.01%程度と云われているのに対し、

COVID-19は0.1%~4%程度、高齢者に限ると15%程度に達する場合もあるとされています、

3月8日現在の国内の感染者データを観ると、

陽性者数439992人、死亡者数8253人、単純に計算すると致死率は1.8%となります、

インフルエンザの180倍の致死率です、

やはり、COVID-19は怖れるに値する感染症なのです、

◆緊急事態宣言継続も人手は増加

緊急事態宣言が2週間延長された1都3県の人手は残念ながら増加傾向、

とくに夜の人手が増加しているようです、

3月6日(土)の人手の増加率(NHKニュースから)

すでに2ヶ月間の緊急事態下にある首都圏、

現状の緩やかな緊急事態宣言では、人の心の動きを抑えきれなくなってきています、

人の心の中にある、自由への欲求は何よりも強い、

民主国家として、なんとも難しい舵取りですが、

人の心に届くメッセージを国のトップが発信し続けることが大切だと思います、

科学的根拠と現実の様=数字などをしっかりと携えてメッセージを発することで、人の心に届くのだと思います、

もちろん、トップの人柄と語り口も大切です、

そこのところはよろしくお願いします、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事66~2月28日までの1週間の陽性率は2.4%(前週2.8%)、独酌酔言的な予測(2.5%)を下回りました。

2021年03月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事66~

2月28日までの1週間の陽性率は2.4%(前週2.8%)、

独酌酔言的な予測(2.5%)を下回りました、

週の感染者数も3カ月ぶりに1万人を下回りました、

これに伴い、首都圏の1都3県以外の緊急事態宣言は解除、

引き続き飲食店の営業時間規制はあります、
(大阪の場合、夜9時まで、酒類提供は8時30分まで)

会食は4人までを目処に、

もちろんマスク・手指の消毒などの感染予防対策を継続です、

しかし、首都圏の感染拡大は下げ止まりから、

横ばい傾向にも見える数字を出しています、

3月3日時点では3月7日からさらに2週間程度延長されるようです、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人  ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人    ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258  10035人
2月28日  2.4% 299619 7233人

※厚労省発表日報から集計

◆ホントに難しい感染拡大防止と経済活動の両立

緊急事態宣言を解除すれば、いずれまた感染拡大が始まる、

この予測は間違いないと思います、

現状では2021年5月の連休頃から5月末に、再び陽性率が上昇を始める可能性があります、

1年前に云われていた“アクセルとブレーキ”、“ウイズコロナ”、

感染拡大防止と経済活動の両立を考えると、COVID-19を完全に封じ込めることは難しい、

という思想の元に使われ出したフレーズです、

日本の場合、この両立戦略が基本ですから、

結局は次の大きな感染拡大も覚悟しなければならない、

世界的に見ると感染拡大をある程度封じ込めた国もあります、

中国や、

台湾(累計感染者数955人)、ニュージーランド(累計感染者数2382人)など、

中国が武漢で行なった強力なロックダウン、

これは一党独裁の国だから出来ること、日本では無理があります、

台湾やニュージーランドでは指導者の叡智が際立っていました、

同じ島国の日本ですが、、、

残念ながら、COVID-19の機敏な動きに対策が後手に回り

アクセルとブレーキの操作も上手とは言えない結果でした、

これは欧州や米国(ここが一番酷かった)にも云えることであります、

自由主義、民主主義の国はコロナに弱い?のかもしれません、

◆ワクチン接種は進行中

2月より前倒しで医療関係者へのワクチン接種が始まっています、

次の大きな感染拡大抑止に(現状では)もっとも期待されるワクチン接種、

事前の情報通り、安全性も良好、

12000例で副反応3例(0.025%)が報告されています、
(2月24日現在)

国内で接種後に1人の死亡が確認されました(死因:くも膜下出血)が、

ワクチン接種との因果関係は確認中、

ワクチンとの関連はしっかり調べなければなりませんが、

これでワクチン接種が滞るようなことにはならないと考えます、

◆ホントにできるのか?五輪開催までに3600万人に接種

そんな中、ワクチン接種担当大臣が、

『6月末までに高齢者向けワクチン3600万回分を確保』と発表、

やはり、どうしても五輪開会までにこの案件を成功させたいようです、

しかし、具体的な接種の方法や時期となると、、、

それは自治体の責任・役目という感じ、

あとはお任せしました、という感じの発表でした、

先週のコロナのこと65でも書きましたが、

『90日間で3600万人に接種する』(1日@40万人)ということは、

かつて経験したことが無い国家事業、五輪に匹敵する国家的大イベントです、

なのに、接種会場の具体的なマニュアルや要領、接種券の発行などの事務手続き、医療人材・運営人材の確保などは自治体任せとは、、、

世界では国家総合的な指導力を発揮する指導者がいる中で、

やはり、日本の危機管理体制は脆弱で、

指導者の叡智は期待値を下回っているように感じます、

五輪開催に投入する予算と人材と情熱をすべてワクチン接種に投入したら、、、

どうしても、そんな独酌酔言的な妄想が浮かんで来ます、

◆特効薬の情報が初めて入ってきました、、、が、、、

そんな中、COVID-19の特効薬の情報が飛び込んできました!

もし、特効薬が開発されたら、、、

それはもう、コロナ禍を完全に押さえ込むことが出来ま

特効薬の話の前に少し戻って、

※ワクチンは身体の中に抗体を作って、発症を抑えたり重症化のリスクを軽減するモノです、いわば防御線を張る役割

※また、昨年注目されたレムデシベルなどは、肺炎などの重篤な症状を緩和するのに効果があると考えられています、対症療法

が、特効薬は違います、

今回の情報は寄生虫病に効果のある「イベルメクチン」という薬が、

COVID-19の治療と予防に(!!なんと、予防にも)効果があるのでは?という報告です、

① 患者の回復を早め軽症から中等症の患者の悪化を防ぐ
② 入院患者の回復を早め、集中治療室(ICU)入室と死亡を回避させる
③ 重症患者の死亡率を低下させる
④ イベルメクチンが広く使用されている地域では、コロナ感染者の致死率が著しく低い

という報告が米国の医師団によってなされた、というニュースが世界を駆け巡りました、

これに対応し、米国では臨床実験も始まるようです、

が、この元記事リンクを張ろうとしたら、、、

元記事らしい記事は削除されていました

どういう事情なのか?

マスコミでの取り上げ方も小さいです、

先走り記事でまだ効果の確認が不十分なのかもしれません、

でも、もし予防や治療に効く特効薬が開発されれば、

それは、コロナ禍の終息に直接的で劇的な効果を上げることが出来ます、

必殺の一撃です

今後の「イベルメクチン」のニュースに注目です、

ちなみに「イベルメクチン」を発見したのは日本だそうです、
(詳細確認できず)

もし、これが世界を救うなら、

日本もコロナ禍の世界の中で、それなりの役割を果たせるかもしれません、