

山梨県立美術館にて、マリー・ローランサン と 東郷青児展が開催されております。ご案内を3月に頂戴してから、必ず行きたいと重いっていた美術展です。マリー・ローランサンといえば、淡く甘いパステルカラーの憂いをたたえたポエムのような、夢見る少女を連想させます。フランスのロマンティクで洗練させた画風は、 少女時代にステラも憧れの画家でした。
また、東郷青児の美しい女性も同じで誰もが知るところですね。
フランス、パリにその画風が共通する洗練された二人のよく知っている作品だけでなく、画風も構成もまったく違う二人の作品に出会えて新しい発見がありました。
久しぶりに少女時代、青年時代を思い出しながら、二人の作品を久しぶりにじっくりと観て参りました。
それでは、山梨県芸術の森の中にあります、山梨県立美術館と山梨県立文学館へご案内いたしましょう!


静かな季節折々のすばらしいお庭を散策するだけでも素敵です。今は、新緑の美しいお庭から周囲の山々が見えています。
南アルプス、富士山、八ケ岳・・・



山梨県立美術館は、ミレーの美術館としても有名で、ミレー館があり、ミレーの代表作(眠れるお針子・種を蒔く人など)を観ることができる数少ない美術館です。作品展が変わるごとに、お邪魔して、ミレーの絵を県内で見ることが出来る喜びに浸っています。



美術館と向かい合わせに建っているのが文学館です。




山梨県立文学館では、山梨にゆかりのある作家がこんなに大勢いたことに驚かされます。
今回の企画展は、石川啄木 愛と悲しみの歌です。「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる」
入り口に等身大の石川啄木が・・・かなり小さい・・でもこの時代だと・・・


文学館では、色々といつも面白い企画がされています。今回の参加型企画は、あなたが選ぶ啄木の一首!


二番目に多かったのは・・・「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざりぢっと手を見る 」

啄木は岩手県にうまれて、盛岡中学時代に詩人として出発します。文壇に認められない挫折と貧苦の中で生まれた名作や生涯が紹介されています。
どちらも6月24日までの開催ですので、ぜひいらしてみて下さいね。 静かな美しいお庭をお散歩しながら・・
山梨県立美術館 マリー・ローランサン と 東郷青児展 2012年4月28日~6月24日


山梨県立文学館 企画展 石川啄木 愛と悲しみの歌 2012年4月28日~6月24日


じゃ、またね。