中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

2014年中学入試問題算数・栄東中学A・4番・解説

2014年01月26日 | 中学受験算数・解き方
(1)
(5+8)×(8-5)=13×3=39
答え 39

(2)
33=33×1
この場合、(十の位の数と一の位の数の和)を33にはできないのでありえません。

33=11×3
和が11で差が3ですから、和差算により、(11+3)÷2=7 11-7=4
二つの数は7と4ですから
答え 47 74

(3)
次のように分類して考えましょう。
「和か差が0か7の倍数になれば【A】が7の倍数になる」ということに気づけるかがポイントです。
2つの数をまず書き出していきます。
その数からもとのAにあたる数が一つしかできない場合と二つできる場合があります。

(その1)差が0の場合
1,1
2,2
3,3
4,4
5,5
6,6
7,7
8,8
9,9

それぞれの組みから一つずつの数しか作れないので、この場合は9個

(その2)差が7の場合
9.2
8,1
7,0

7,0からは70しか作れませんが、その他の組は二つずつできるので、この場合は5個

(その3)和が7の場合
0,7・・・これは(その2)の7,0と同じなので省く。
1,6
2,5
3,4

それぞれの組から二つずつできるので、この場合は6個

(その4)和が14の場合
9,5
8,6
7,7・・・これは(その1)に含まれるので省く。

それぞれの組から二つずつできるので、この場合は4個

以上の4つの場合を合わせます。
9+5+6+4=24

答え 24個





2014年中学入試問題算数・栄東中学A・4番

2014年01月13日 | 中学受験算数・問題
2けたの整数Aに対して、
【A】の値を(十の位の数と一の位の数の和)×(十の位の数と一の位の数の差)
とします。例えば
【17】=8×6=48
【60】=6×6=36
【44】=8×0=0
となります。
このとき、次の問いに答えなさい。

(1)【58】を求めなさい。

(2)【A】=33となる整数Aをすべて求めなさい。

(3)【A】が7の倍数になるような整数Aの個数を求めなさい。ただし、0は7の倍数として考えます。

2013年中学入試算数・桜蔭中学校1番(2)・解き方

2013年10月26日 | 中学受験算数・解き方
Aさんは6日で1周期、Bさんは5日で1周期です。
最小公倍数の30日が大きな1周期となります。

この大きな1周期で何個の製品ができるでしょうか。
大きな1周期の中に、Aさんは5周期、Bさんは6周期入っています。
Aさんが作る分は次のとおりです。
25個×5日×5周期=625個
Bさんが作る分は次のとおりです。
30個×4日×6周期=720個
二人合わせると1345個となります。

では、次に、10000個作るには何周期かかるか考えましょう。
10000個÷1345個=7周期あまり585個
7周期で、あとは半端が585個ということです。

この585個に何日かかるかを求めるのがすこし大変かも。
様々なアプローチがあると思いますが、ここは地道に考えてみましょう。

1日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(55個)
2日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(110個)
3日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(165個)
4日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(220個)
5日目Aさん(25個)Bさん(やすみ)合計(25個)累計(245個)
6日目Aさん(やすみ)Bさん(30個)合計(30個)累計(275個)
7日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(330個)
8日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(385個)
9日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(440個)
10日目Aさん(25個)Bさん(やすみ)合計(25個)累計(465個)
11日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(520個)
12日目Aさん(やすみ)Bさん(30個)合計(30個)累計(550個)
13日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(605個)

この部分は表のようなものにまとめてしまえば、もっと簡単にできます。
ここは理解しやすいように少していねいに書いてみました。

さて以上より、半端の13日目に10000個目ができると分かります。
つまり合計の日数は次のとおりです。
30日×7周期+13日=223日

4月1日から開始していますから、4月223日ということです。
これが実際には何月何日になるのか。
ここからも地道に行きましょう。

223日-30日=193日(5月193日)
193日-31日=162日(6月162日)
162日-30日=132日(7月132日)
132日-31日=101日(8月101日)
101日-31日=70日(9月70日)
70日-30日=40日(10月40日)
40日-31日=9日(11月9日)

曜日も求めましょう。
223日÷7日=31週間あまり6日
火曜日から始まって6日あまりましたから、
火・水・木・金・土・日ということで、日曜日と分かります。

答え (11)月(9)日(日)曜日



2013年中学入試算数・桜蔭中学校1番(2)・問題

2013年10月15日 | 中学受験算数・問題
ある製品を、Aさんは1日に25個、Bさんは1日に30個作ります。
また、Aさんは5日続けて働いて1日休み、Bさんは4日続けて働いて1日休みます。
この2人が4月1日(火曜日)に働き始めたとすると、この製品が合計で10000個できるのは( )月( )日( )曜日です。

公倍数に関する文章題(複数の花火の打ち上げ回数と音の回数)・解説

2013年08月26日 | 中学受験算数・解き方
各設問に取りかかる前に、それぞれの花火の、最後の1発が何分後に聞こえるかをまず考えます。
「概要」で述べたように、植木算の考え方で求めます。

Aの花火
2分×(50-1)=98分後

Bの花火
3分×(50-1)=147分後

Cの花火
5分×(50-1)=245分後

では順に各設問を解いていきましょう。

(1)
Aは2分ごと、Bは3分ごとに聞こえるので、2と3の最小公倍数ごとに聞こえるということです。
最小公倍数は6なので6分ごとに聞こえます。
Aが先に終わるので、Aの最後の音が聞こえるまでの98分間について考えます。
98分÷6分=16あまり2分
植木算の考え方から、聞こえるのは16+1=17回です。
答え 17回

(2)
(1)と同様に解き進めます。
2と5の最小公倍数は10なので、10分ごとに同時に聞こえます。
Aが先に終わるので98分までについて考えます。
98分÷10分=9あまり8分
植木算の考え方から、聞こえるのは9+1=10回です。
答え 10回

(3)
(1)(2)と同様に解き進めます。
3と5の最小公倍数は15なので15分ごとに同時に聞こえます。
Bが先に終わるので147分までについて考えます。
147分÷15分=9あまり12分
植木算の考え方から、聞こえるのは9+1=10回です。
答え 10回

(4)
2と3と5の最小公倍数は30なので30分ごとに3発が同時に聞こえます。
Aが最初に終わるので98分までについて考えます。
98分÷30分=3あまり8分
植木算の考え方から、聞こえるのは3+1=4回です。
答え 4回

(5)
それぞれの花火について、次のような分類をしておくと分かりやすいです。

まずAについて考えてみましょう。
AとBが同時に聞こえる回数・・・17回
AとCが同時に聞こえる回数・・・10回
3発同時に聞こえる回数・・・4回【答えア】
以上より次のことが分かります。
AとBだけが同時に聞こえる回数・・・17-4=13回【答えイ】
AとCだけが同時に聞こえる回数・・・10-4=6回【答えウ】
さらに次のように考えます。
Aだけが聞こえる回数・・・50-(4+13+6)=27回【答えエ】

Bについても同じように考えていきます。
AとBが同時に聞こえる回数・・・17回
BとCが同時に聞こえる回数・・・10回
3発同時に聞こえる回数・・・4回【答えア】
以上より次のことが分かります。
AとBだけが同時に聞こえる回数・・・17-4=13回【答えイ】
BとCだけが同時に聞こえる回数・・・10-4=6回【答えオ】
さらに次のように考えます。
Bだけが聞こえる回数・・・50-(4+13+6)=27回【答えカ】

Cについても同じように考えていきます。
AとCが同時に聞こえる回数・・・10回
BとCが同時に聞こえる回数・・・10回
3発同時に聞こえる回数・・・4回【答えア】
以上より次のことが分かります。
AとCだけが同時に聞こえる回数・・・10-4=6回【答えウ】
BとCだけが同時に聞こえる回数・・・10-4=6回【答えオ】
さらに次のように考えます。
Cだけが聞こえる回数・・・50-(4+6+6)=34回【答えキ】

以上をまとめます。
(その1)1発の花火だけが聞こえる回数
【エ】+【カ】+【キ】=27+27+34=88回

(その2)2発の花火だけが同時に聞こえる回数
【イ】+【ウ】+【オ】=13+6+6=25回

(その3)3発の花火が同時に聞こえる回数
【ア】=4回

88+25+4=117

答え 117回

公倍数に関する文章題(複数の花火の打ち上げ回数と音の回数)

2013年08月02日 | 中学受験算数・問題
A、B、C3種類の打ち上げ花火を、はじめ同時に打ち上げ、その後はAは2分ごと、Bは3分ごと、Cは5分ごとに1発ずつ打ち上げます。
それぞれ50発打ち上げました。
その間に聞こえた花火の打ち上げの音の回数を考えます。
ただし、どの花火も打ち上げた時に1回だけ音が聞こえ、同時に打ち上げた時も1回だけが聞こえるものとします。
このとき、次の問いに答えなさい。

(1)AとBの音が同時に聞こえるのは何回ですか。

(2)AとCの音が同時に聞こえるのは何回ですか。

(3)BとCの音が同時に聞こえるのは何回ですか。

(4)AとBとCの音が同時に聞こえるのは何回ですか。

(5)はじめの花火から最後の花火までで何回の音が聞こえましたか。


2013年中学入試算数・雙葉中学校5番・解説

2013年04月16日 | 中学受験算数・解き方
持っている金額と使った金額とを比較していきましょう。

初めの所持金。
130000円

使った金額(その1)。
250ドル

使った金額(その2)。
540ユーロ

残った所持金。
47284円

使った金額の合計を円で求めましょう。
130000円-47284円=82716円

つまり、使った金額について考えると次のようになります。
250ドル+540ユーロ=82716円

ドルとユーロについては問題文中に次のように書いてありました。
1000ドル=768ユーロ

ユーロと円の関係を問われているので、使った金額のうちの250ドルをユーロに直しましょう。
250ドルは1000ドルの四分の一なので、768ユーロ÷4=192ユーロ
つまり
250ドル=192ユーロ

使った金額の合計をユーロだけで表すと次のようになります。
192ユーロ+540ユーロ=732ユーロ
これが82716円と等しいので、1ユーロが何円かを出すには次の計算をします。

82716÷732=113

答え
113円

2013年中学入試算数・雙葉中学校5番

2013年03月31日 | 中学受験算数・問題
海外旅行に行きました。
13万円の所持金を、できるだけドルに換えて、残りは円のまま持っていました。
最初に250ドルを使いました。
次に1000ドルをユーロに換えると、ちょうど768ユーロでした。
540ユーロ使い、使わなかったドルもユーロも円に換えると、残りの所持金は全部で47284円でした。
1ユーロは何円でしたか。
お金を交換するときの比率は、旅行中は変わりません。
また、交換の手数料は考えません。
割り切れないときは小数第1位を四捨五入しましょう。

2013年中学入試算数・渋谷教育学園幕張中学校2番・解説

2013年02月06日 | 中学受験算数・解き方
(1)
二人の所持金の流れをチャートのようにまとめてみましょう。

真一        和子
4000円     4000円(初めの所持金)
-500円     -500円(初めのきっぷ代)

3500円     3500円(きっぷを買った後の所持金)
-2200円    -1100円(最初の買い物)

1300円     2400円(最初の買い物をした後の所持金)
-400円     -400円(昼食代)

900円      2000円(昼食後の所持金)
-550円     -1100円(次の買い物)

350円      900円(中央駅にもどった時の所持金)

以上の結果から、中央駅にもどった時、真一君は350円しか持っていなかったので150円足りないと分かります。
和子さんから借りた金額は150円です。
答え150円


(2)
この問題でのポイントは、最後に二人の合計金額を考えるということです。
では、チャートを作ってみましょう。
なお、最初の買い物の金額を〔1〕や〔2〕、次の買い物の金額を《1》や《2》と表します。〔2〕は〔1〕の2倍の金額という意味です。

真一         和子   
4000円      4000円
-500円      -500円(初めのきっぷ代)

3500円      3500円
-〔2〕       -〔1〕(最初の買い物)

3500円-〔2〕  3500円-〔1〕
-400円      -400円(昼食代)

3100円-〔2〕  3100円-〔1〕
-《1》       -《2》(次の買い物)

中央駅にもどった時の所持金について確認します。
真一
3100円-〔2〕-《1》

和子
3100円-〔1〕-《2》

二人の所持金の合計は次のようになります。
6200円-〔3〕-《3》

ここで、この問題では、真一くんが最初の買い物に使った金額を最大にした場合いくらかと問われているので、最後の式の中の、〔3〕をなるべく大きくするということです。
つまり二人の最後の所持金は最小にするということです。
二人で500円のきっぷが2枚買えれば良いので、最小の所持金の合計は1000円となります。
そこで次の式が作れます。
6200円-〔3〕-《3》=1000円
式を整理すると次のようになります。
5200円=〔3〕+《3》
5200÷3=1733.3・・より
1733.3・・円=〔1〕+《1》

〔1〕を最大にするには、《1》を最小にすれば良いのです。
問題に「どちらの店でも2人はそれぞれ500円以上の買い物をしました」とあるので、《1》=500円となります。

1733.3・・-500=1233.3・・
つまり
〔1〕=1233.3・・
となります。
ここで真一くんは最初の買い物に〔2〕使ったので
1233.3・・×2=2466.6・・
となります。
真一くんが最初の買い物に使った金額は整数なので2466円です。
答え2466円

割合の数の入った式の処理が分からなくなったら、上皿天秤のイメージを使ったり、線分図を使ったりすれば、つかみやすくなります。





     

2013年中学入試算数・渋谷教育学園幕張中学校2番

2013年01月31日 | 中学受験算数・問題
ある日、真一くんと和子さんは、買い物に出かけました。
下の文章は、そのときの様子を表したものです。

はじめ、真一くんと和子さんはそれぞれ4000円ずつ持っていました。
まず、2人はそれぞれ500円のきっぷを買い、最寄り(もより)の駅から電車に乗って、中央駅でおりました。そして、最初に入った店で、真一くんは和子さんの2倍の金額の買い物をしました。
それから、2人はそれぞれ400円ずつ払って(はらって)昼食を食べ、次に入った店で和子さんは真一くんの2倍の金額の買い物をしました。
その後、中央駅にもどり、電車に乗って帰ろうとしたところ、真一くんはお金を使いすぎて、最寄り駅までのきっぷが買えないことに気づきました。
そこで、真一くんは和子さんからたりない金額の分だけお金を借りて、それぞれ500円のきっぷを買い、電車に乗って最寄り駅まで帰りました。
2人が買い物をした店は2つだけで、そのどちらの店でも2人はそれぞれ500円以上の買い物をしました。

このとき、次の各問いに答えなさい。

(1)和子さんが、2つの店でそれぞれ1100円ずつ買い物をしたとすると、帰りに真一くんは和子さんから何円お金を借りなければなりませんか。

(2)上の文章のとき、真一くんが、最初に入った店で買い物に使ったと考えられる金額は、もっとも多くて何円ですか。

1997年中学入試算数・駒場東邦中学校1番・解説

2013年01月20日 | 中学受験算数・解き方
第1グループ(1,3,8)合計12
第2グループ(2,4,12)合計18
第3グループ(3,5,16)合計24
第4グループ(4,6,20)合計30
第5グループ( , ,  )
第6グループ(6,8,28)
・・・・・・・
・・・・・・・

この数列の規則を見てみましょう。
左の数はグループ番号と同じ。
中の数は左の数+2
右の数は(グループ番号+1)の4倍


(1)解き方

以上より、聞かれているのは第5グループなので、
答え(5,7,24)


(2)解き方

右の数が最初に3桁になります。
100÷4=25
25-1=24
第24グループに初めて3桁の数(100)が出てきます。
答え 24番目


(3)解き方

各グループの合計を見てみると、第Nグループの合計は
(N+1)×6と表せます。
180÷6=30
30-1=29
第29グループと分かるので、
答え(29,31,120)


(4)解き方

3桁の整数だけで作られているグループについて考えてみます。

最初のもの
最後に3桁になるのは左の数なのでそこから求めます。
第100グループ(100,102,404)合計606

最後のもの
最初に3桁から4桁に変わるのは右の数なのでそこから求めます。
999÷4=249あまり3なので
第248グループ(248,250,996)合計1494

以上より等差数列の和の公式によって求められます。
(606+1494)×149÷2=156450
答え 156450


1997年中学入試算数・駒場東邦中学校1番

2012年12月10日 | 中学受験算数・問題
ある規則に従って、整数を3つずつ組み合わせて、次のように並べました。
(1,3,8)
(2,4,12)
(3,5,16)
(4,6,20)
( , ,  )
(6,8,28)
・・・・・・・
・・・・・・・

(1)上の空欄に入る組み合わせを書きなさい。

(2)はじめて3けたの整数が含まれる組み合わせがあらわれるのは、上から何番目の組み合わせですか。

(3)ある組み合わせに含まれる整数の和が180でした。3つの整数を求めなさい。

(4)3けたの整数だけで作られている組み合わせに含まれるすべての整数の和を求めなさい。

2012年中学入試算数・八雲学園中学校第1回・2番(7)・解説

2012年09月11日 | 中学受験算数・解き方
最もシンプルなのは問題の通りに書き出してみることでしょうか。
容器Aと容器Bの容積の差は120立方センチメートルという条件が与えられていますが、Aだと7はい目の途中、Bだと12はい目の途中でいっぱいになるのですから、Aの方が容積が大きいと分かりますね。
ですから、A1はいを、(B1はい+120立方センチメートル)と考えます。〔条件1〕

水そうの容積について、問題文から、次の二通りに表せます。

まず一つ目の表し方。
容器Aの7はい目に100立方センチメートル残ることから
A7はい-100立方センチメートル
となります。
これは〔条件1〕により、次のように置き換えられます。
A7はい=B7はい+120立方センチメートル×7なので
(B7はい+120立方センチメートル×7)-100立方センチメートル
整理しましょう。
B7はい+840立方センチメートル-100立方センチメートル
B7はい+740立方センチメートル〔条件2〕

次に二つ目の表し方。
容器Bの12はい目に160立方センチメートル残ることから
B12はい-160立方センチメートル〔条件3〕

〔条件2〕と〔条件3〕はどちらも水そうの容積を表していますから等しいです。
つまり
B7はい+740立方センチメートル=B12はい-160立方センチメートル
線分図に表してみましょう。

180立方センチメートル×12-160立方センチメートル=2000立方センチメートル
答え2000立方センチメートル

このほか、面積図によって解くのも良いやり方だと思います。


2012年中学入試算数・八雲学園中学校第1回・2番(7)

2012年09月03日 | 中学受験算数・問題
ある水そうに水を入れます。
容器Aで水を入れると7はい目の途中でいっぱいになり、容器Aに水が100立方センチメートル残ります。
また、容器Bで水を入れると12はい目の途中でいっぱいになり、容器Bに水が160立方センチメートル残ります。
容器Aと容器Bの容積の差は120立方センチメートルです。
この水そうの容積は何立方センチメートルですか。

2012年中学入試算数・法政大学中学校6番・解説

2012年08月06日 | 中学受験算数・解き方
3人乗りのリフトと4人乗りのリフトが同じ10秒間隔で同時にスタートするということをしっかりつかんでおきましょう。

(1)
使った台数の比は、3人乗りと4人乗りですから、逆比で4:3です。
出発した瞬間に着目して考えます。
3人乗りリフトだけを使った場合と4人乗りリフトだけを使った場合の、合計時間の差を求めます。12分-10分=2分です。
これはそれぞれのリフトが1台目から最後まで出発するのに掛かった時間の差でもあります。
2分=120秒なので、120÷10=12を計算します。
3人乗りのリフトは4人乗りのリフトより12台多く使ったと分かります。
4:3の差が実際には12台なので、3人乗りのリフトの合計台数は12台×4=48台です。
3人×48=144人
答え 144人

(2)
3人乗りのリフトは48台使ったので、スタートに掛かった時間の合計を求めます。
1台目がスタートしてから48台目がスタートするまでの時間を求めるには、植木算の考え方が必要です。
10秒×(48-1)=470秒=7分50秒
この時間と12分との差が、最後の1台が出発してから山頂に着くまでに掛かった時間です。
12分-7分50秒=4分10秒
さて、ここでは3人乗りと4人乗りリフトを同時に使う場合について問われています。
ですから7人乗りのリフトを使うと考えていきましょう。
144人÷7人=20余り4人
余りの4人は4人乗りリフト1台にのるので、合計21台分を使えば良いと分かります。
出発に掛かる時間を求めます。
10秒×(21-1)=200秒=3分20秒
これに最後の1台の山頂までの時間を足せば答えです。
3分20秒+4分10秒=7分30秒
答え 7分30秒