blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

裏話

2007-08-30 20:27:47 | 音楽
夕日のページェントに出演したときに、ちょっとした驚きがあった。
たまたま会場に来ていた同級生の子供さんが、私の歌の「雨の魚津」という部分をつぶやいたというのである。
歌詞の中には「飲みましょう」という箇所もあり、決して子供向けの歌とは思わないが、1回歌っただけなのに一部でも覚えてもらえたのは嬉しい。

レコード大賞を取るような大ヒット曲でも、私を含めた一般の人間が1曲まるまる覚えているものはわずかだ。
雨が出たところで例に出して申し訳ないが、八代亜紀さんの「雨の慕情」をまるまる歌える人はどれくらいいるだろうか。
しかし、誰もがサビのあの有名なフレーズは知っている。
そこだけは、少なくとも私の世代以上の人間は誰でも知っている。

曲を作り人前で歌っていくことを決意した以上、曲が多くの人に親しんでもらえるに越したことはない。
ウケを狙うわけではないけれども、分かりやすさは正直意識する。
「雨の柿の木割り」なら、最もノーマルな4分の4拍子でテンポも110である。
これなら少なくとも難解ということはない。
最大公約数的な曲というのは実は難しいのだと思うが、結果的に小さな子供さんにも喜んでもらえたのなら、スタンダードソング化計画もあながち夢物語ではないようにも思える。
サビだけでも、ほんの一部でも、人々の心に残っていけばそれで十分だろう。

魚津にこだわらず、発表できる場所があればどこでも参上したいと思う。
もちろん、自分で場所を作っていく活動も必要だろう。

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