blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

仲がよいのはいいけれど

2012-11-03 23:22:05 | 休日
金曜も日中は忙しく過ぎたが木曜ほどではなく、1時間ほどの残業で帰ってこれた。
私の誕生日でもあるその日は富山市の真ん中にあるC店に出て飲むことになっていた。
仲がいいHちゃんには、お祝いだといってかなり前からスケジュールをガッチリ押さえられ、お店飲み→後メシという流れは決まっていた。

お店では自動的に閉店まで拘束となるから焦って足を運ぶ必要はなく、仕事が終わってからも寄り道をしながらダラダラ帰り、身だしなみもゆったりやって、夕食を自宅近くの店舗でとってからノンビリ行った。
お店ではとなりに何度か話したことのある若い男性が座った。
その彼は、その日呼ばれるはずの会に呼ばれなかったとボヤくことしきりであった。
ボヤくのはほかでもなく、その会のメンバーの中に彼が気にしている女性がいたからであるが、詳細をここで書いても仕方がない。
私としては、落ち込んでいる人間のそばでは気分が良くないから、時には歌もまぜつつ楽しむほうに持っていくようにはした。
一瞬でもその日のつらい出来事を忘れてくれたなら幸いだ。

行ってみて意外に思ったのは、C店のママであるEちゃんがその日私が来店することを当日になって知ったので何も準備できてなくてゴメンネという話であった。
そんな話はHちゃんがとっくに店の中で広めているものと思っていたのだが、Eちゃんからはまた日を改めてお祝いしたいから時間あるかなという話になり後日機会を作ることになってしまった。

Hちゃん自身はこういう節目節目は本当にマメで、それなりのプレゼントも用意してくれていたし、後メシの支払いも持ってくれたほどだから、お祝いしてあげなきゃという気持ちに偽りはなかっただろう。
節目ということでなくても声をかけてくれる回数が圧倒的に多いので、これまで先メシなどで会っている回数も群を抜いている。

こういう人が今の生活の一部にいることには私から見れば感謝しなくてはいけないが、友好店のW店のメンバーと合わせて比べてみても私と会う機会があまりにも突出しているのが気にはなる。
気にはなると他人事のように書くのは、Hちゃん自身がいわゆる人妻だからだ。
お仕事の関係でダンナ様は不在であることのほうが多い環境らしいので、本人は「なんちゃって夫婦」などと言っているくらいだが、日々の寂しさや不安は理解しても私にはその代理は務まらない。

私が好むツッコミ上手で会話は呼吸が合うし、女性としても十分魅力的なのだが、本人が今の生活に不満までは持っていない以上は、お互いに「手出し」までには絶対にならない。
ならないからこそ、普段から何かと私にいろいろ注いでくれる彼女のマメさが時に重く、また不思議にも感じられる。
単なる都合のいい存在ということならそれでもよい。
フトコロの許す範囲で気持ちよくダマされているのも悪くはない。
店飲みでは、店の女性と話す以外に、楽しく時には意外な出会いがあることも多いからである。

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